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錦織の初戦 足りない何かより修正点へ 全仏オープン2017 R128

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全仏オープン初戦、錦織はコキナキスを4ー6、6ー1、6ー4、6ー4の逆転勝利をし2回戦へと駒を進めました。

2016年全米マレー戦のマレーのサービスポイント(エースを除く)は7+4+5+2+5=23でセット平均は4.6、ツアーファイナルのマレー戦では12+10+7=29でセット平均は9.6となりマレーにリベンジを許しています。全米マレー戦の勝利はこの錦織のリターンがいかに大きかったかを物語っています。

コキナキスのサービスポイントは13+3+4+9です。第1セットはコキナキスのサービスに対するリターンに錦織は苦心しました。196cmから放たれる200kmを超える1stと190kmを超えるダブルファーストに錦織はリズムを奪われました。キリオスと同様にダブルファーストを繰り出してきました。サービス、フォアハンドを得意とする選手のイメージはあったにしろ、ダブルファーストの準備は出来ていなかったのではないでしょうか。 第1セットポイント内訳です。(ウイナー数+FE数+UE数、サービスポイントはFEにカウントされます)

錦織:11+15+13=39 コキナキス:13+20+9=42

ローマのデルポトロ戦後、速やかにジュネーブOP参戦を決めました。今思えば周到なスケジュールだったのかもしれないと推測したりします。このとき錦織は「足りない何かを求めて」とコメントしました。今回は、「修正しなくてはいけない点はいっぱいある」としています。

第2セットに入ると錦織は修正してきました。ポイントはコキナキスの攻撃を奪ったことです。 デルポトロ戦でも見られた繋ぎのフォアハンドが甘く入り打ちごろの球となっいました。フォアハンドの繋ぎの展開になると、一旦コキナキスのバックハンド側のコーナー付近にコントロールしバックハンドラリーに切り替えます。錦織のバックハンドはフラット系で時間を奪えます。よってコキナキスは回り込むことが出来ないのです。バックハンド側コーナーを意識させることにより、フォアハンド側へのショットの効果が上がります。この、繋ぎのフォアハンドをバックハンド側コーナーへ運ぶ精度が鍵になってくるのではないかと思います。バックハンドラリーでは、時間を奪い、深く、よりコーナーにコントロールするのがポイントで回り込ませてはならないことです。第3セット以降はコキナキスのフォアハンド側へミス誘発のショットを振っていました。

ウイナー数とUE数です。 錦織:47ー24 コキナキス:41ー41

錦織のセット毎です。11ー9、8ー3、11ー8、17ー4

コキナキスはリスクをとったショットをフォアハンドを放ってきロングします。錦織はリスクはとっていません。オープンスペースへコースをとったフォアハンドやバックハンドのDTLを決めてきます。気になったのはフォアハンドのバックアウトですが第2セット、第4ゲームに2本だした等でしたが修正できています。もう少しの修正が必要です。サイドアウトは減少しています。セットにUE5を可能と出来そうです。第1セットの9と10以下であれば良いと言うものではないようです。

攻撃面ではフォアハンドのクロス、回り込みのDTLを逆クロスとあわせて使用しています。バックハンドのクロスとストレートは相手にとっては、何方にくるのか読みづらさがあるようです。フォアハンドも同様でしょう。バックハンドのストレートも威力と時間を奪えていました。全米マレー戦のように、バックハンドストレートの返しをフォアハンドの逆クロスに見事に決めました。

守備面では、フェレール戦、デルポトロ戦と錦織のフォアハンド側を狙われています。安易に回り込みフォアハンドとするとフォアハンド側のオープンスペースが空いてしまいます。相手の攻めを奪うと同時にフォアハンド側へ振らせない展開力が要求されそうです。

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