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それでも前を向いて進むしかない 錦織がフォニーニに完敗 マイアミ・オープン2017QF

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マイアミ・オープンQF、錦織はフォニーニに4ー6、2ー6のストレートで敗退しました。

優位に試合をすすめる為には、圧をかけ続けなけらばなりません。錦織のテニスはスピードを生かしたスタイルであり、攻撃的に錦織のペースに引き込む展開が必要です。しかしながらこの試合では圧を掛けることは出来ませんでした。

大きな要因はフォアハンドにあります。4回戦のデルボニス戦で左膝あたりを痛めましたが、右手首を痛めていたようです。だとしたならば、この試合内容は理解できる部分はあります。

錦織は勇気をもって攻め入ることが出来なかったようでした。第1セット第4ゲーム、錦織はフォアハンドをネットにかけるUEと、バックアウトするUEを出してしまいブレイクを献上します。ベースラインのやや後でスタンスはベースラインに平行にとります。ためがない為、強く深く打つとバックアウトします。抑えようとするとネットに掛けてしまいます。よってミスのリスクに強打てきずに勇気をもった攻めの攻撃が出来なくなります。また、球に伸びがなくミス誘発や優位な展開に引き込むこともできません。フェデラーもオープンスタンスをとるのですがバックアウトは少ないです。打点が高いのと、ライジングぎみに打点を前で捉えるためスピンがかかります。ネットに掛けるバックアウトとするリスクがあるのですが、ミスを恐れずに集中力を高めてハードヒットします。

第7ゲーム、錦織はフォニーニの2つのミスで30ー0としブレイクバックのチャンスとします。ここで、錦織は同様の2つのUEをだしブレイクチャンスを逃してしまいます。フォニーニが錦織のフォアハンド側に振ります。ここで本来の錦織であれば、クロスに打つのですが、ストレートぎみに打ち、ここでもまたスピンが効かずにバックアウトするのです。選択ミスなのか、打てないのか、手首を返せないのかです。手首の影響があるとすれば理解できます。この試合錦織は振り切るフォアハンドも見せませんでした。

フォニーニはフォアハンド側へ振るショットを多用しました。フォアハンド側へ振り、返球をフォアハンドの逆クロスが決まっていました。第1セットのウイナー数とUE数は錦織の6ー8に対してフォニーニの11ー10でした。FEもフォニーニの11に対して錦織の9とフォニーニが攻撃的に優位な展開であったのが分かります。

第1セット、錦織がみせたのは第8ゲーム、ブレイクを狙うには布石が必要です。フェデラーがサービスゲームをラフゲームキープするように、錦織はラフゲームキープします。続く第9ゲームにフォニーニのミスもありブレイクバックします。しかし、錦織は第10ゲームに再度ブレイクを奪われ第1セットを失います。錦織は1stが入りません。フォニーニはピンチにサービスポイントで凌いでいましたが、錦織はここぞという時に1stが入りませんでした。しかも、このセット2ndポイント獲得率は38%と1stが重要となっていました。

第2セットに入っても流れは錦織に向きませんでした。第2ゲーム、錦織のフォアハンドのバックアウトのUEとフォニーニのドロップショット、パッシングウイナーが決まり、いきなりブレイクを奪われます。錦織は何とか流れを変えようと、ドロップショットやネットを取ろうと試みますが、錦織が圧力をかけられていない状況の中では効果が上がらず、逆にパッシングウイナーを決められるなどしていました。

錦織はブレイクバックどころか第6ゲームに、今度は2つのフォアハンドがサイドアウトするUEをだし再びブレイクされます。第7ゲーム、一矢を報いるブレイクバックをしますが、第8ゲームに再びブレイクされ敗退しました。

第2セットのウイナー数とUE数は、錦織が4ー13に対してフォニーニの7ー8でした。これまで悪いなりに、どうにか勝ち上がってきましたが、これだけミスがあると勝てません。

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この記事へのコメントコメント一覧

それでも前を向いて進むしかない 錦織がフォニーニに完敗 マイアミ・オープン2017QF

ukk_chu_renさん

私もGAORAで観戦していましたので、手首が致命的要因との確信は感じとれていないままの記事となっています。
左臀部、脇腹の怪我は振り切るフォアハンド多用によるものであり、今回の手首の怪我は振られた場合の対応強化、遅いサーフェイス対応のスピンを効かせるために無理をしたためではないかと推測しています。今大会のミスの多さは手首の影響があったのかもしれません。陣営としては織り込み済みの結果であった、であれば、そこまでの心配はないと受け止めたいのですが・・・
西岡も大変心配です。頑張りすぎました。見守るしかないですね。

「それでも前を向いて進むしかない 錦織がフォニーニに完敗 マイアミ・オープン2017QF」へのコメント

jigyakutekiさん

右手首ですね、、。
肘の手術で苦しんだ年がありましたが、最近では手首に来る事が多くなって来たでしょうか。また最近は、ふくらはぎ、臀部、脇腹など筋肉系が多かったですが、関節系は怖いです。本当にしっかり治して欲しいですね!
西岡選手はこれからという時に本当にかわいそうです。1年くらいはかかるかもしれませんが、きっとカムバックして活躍してくれると、祈っています。
コメント見ました。有難うございます。
応援していきましょうね!

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