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錦織との再戦を強烈に望む レジェンド対決第2戦 フェデラーVSナダル BNPパリバ・オープン2017R16

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IW4回戦、フェデラーとナダルの今シーズン2回目の対戦、通算36回目の対戦となりました。フェデラーが6ー2、6ー3のストレート勝利としビッグ4唯一のQF進出となりました。通算成績はフェデラーの13勝23敗となりナダルに対して3連勝となりました。

この対戦前にジョコビッチはキリオスに4ー6、6ー7のストレート敗退をしており、キリオスとの対戦成績は0勝2敗となりました。既に第1シードのマレーは初戦でポシュピシルに敗退しており、全豪に続き主要大会で第1シード、第2シードがQF進出しないという事態となりました。よって、ビッグ4ではフェデラーのみQF進出することとなりました。

全豪の続きのような緊迫した雰囲気の中試合が始まりました。フェデラーの大勝のように映りますが、ナダルは決して悪かった訳ではありません。フェデラーの超攻撃的で精度の高いテニスがナダルを寄せ付けなかった結果です。先に1st確率、1stポイント獲得率、2ndポイント獲得率をみます。

第1セット  フェデラー:54ー71ー67、ナダル:67ー61ー44 第2セット フェデラー:58ー82ー88、ナダル:52ー50ー69 マッチ計 フェデラー:56ー76ー75、ナダル:59ー56ー59

目立つのはフェデラーの2ndポイント獲得率の高さです。高く跳ねるキックサービスにナダルは効果的なリターンを返すことが出来ませんでした。続いてウイナー数とUE数をみます。

第1セット フェデラー:15ー 6、ナダル: 6ー 5 第2セット フェデラー:11−11、ナダル: 4ー10 マッチ計 フェデラー:26ー17、ナダル:10−15

UE数はほぼ同じと言ってよいでしょう。注目されるのはウイナー数です。全豪と同様です。ナダル戦というよりは錦織戦に近いかもしれません。それ以上の精度があったようにも感じました。兎に角打てる隙(隙でもないが)があれば打つ。オープンスペース側に打つ。普通であれば繋ぐであろう場面でも打つ。凄まじい重圧がナダルに襲いかかります。ナダルは回り込みフォアなどを打つ余地はありません。ナダルのテニスをさせてもらえません。ナダルも深くショットを返しますが、フェデラーはお構い無しです。ダウンザライン、バックハンドの鋭角なクロスが決まります。そんなに深くではなく、サイドライン際ではなく、オープンスペースへ放つのでリスクを取っているイメージではありません。あえてリスクを取るといえば、そんな場面で、そんなコースに打てますか、といった感じです。しかし、本人にとってみれば何もなかったようにショットを放つのです。足の動き、軸がぶれない、驚異的な集中力が可能としているのでしょう。ここで驚くべきショットが登場します。SABR(セイバー)でした。何だ今のはという感じでした。完全に忘れていました。第1セット第7ゲーム、ナダルの40ー0からのショットでした。ナダルも不意討ちをくらった様にサイドアウトしてしまいます。この勝利はフェデラーがナダル対策としてイメージしたテニスを完璧なまでに遂行した結果なのでしょう。繰り返しになりますがナダルのテニスが悪かった訳ではありません。フェデラーの超攻撃的、天才的テニスがナダルをねじ伏せたのでした。

試合の展開は第1セット、第1ゲーム、第5ゲームにフェデラーがブレイクを奪い第1セットを奪り、第2セットは第3ゲーム、第9ゲームにフェデラーがブレイクを奪い勝利しました。

8月8日に36歳になろうとするこのスーパーレジェンド、一体どこを目指して走り続けているのでしょうか。まさか、全豪に続き1000ポイントを手中に収めようとしているのではないでしょうか。まさか、今一度頂点を目指そうとしているのではないでしょうか。イメージしたテニスを現実としてしまうこの男。想像を超える夢を現実としてしまうのでしょうか。

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錦織との再戦を強烈に望む レジェンド対決第2戦 フェデラーVSナダル BNPパリバ・オープン2017R16

kenkenさん

おっしゃる通りです。テニススタイルは変わっていません。今大会はです。これは、あくまでも私の見解と推測です。変わっていないと言うよりは戻したと言うことです。そこにはクレイ2大会が要因しています。錦織のスタイルは変わりました。振り切るフォアハンドを武器として戦い方が変わりました。しかし、この振り切るフォアハンドは浅く入ります。クレイや遅いサーフェイでは逆に打ちごろの球質となるようです。リオ後一定の時間を錦織は得ることができました。陣営も戦略等について考えたのだと思います。そこで遅いサーフェイではコースを丁寧に狙うことが重要と判断したのだと思います。よって、スタンスをどちらかと言うとオープンスタンスとしベースラインをキープする以前のスタイルに戻したのです。しかし、マイアミではおそらくまた戻すものと予想します。ご指摘の通り錦織のテニスに雑さが見られます。ここが課題です。ヤング戦ではかなりの迷いを見せていました。振り切るフォアハンドも見せたし、ベースラインをキープもしました。しかし、ここに進化があります。以前の錦織ではありません。BIG4に勝てるか、これは疑問です。遅いサーフェイでは特にです。その時、錦織はどのような戦い方を見せるのか。楽しみです。期待の試合となれば改めて記事にしたいと思います。

肝いりのコメント、ありがとうございました。

錦織との再戦を強烈に望む レジェンド対決第2戦 フェデラーVSナダル BNPパリバ・オープン2017R16

今回もBIG4には勝てないでしょ?昨年から言われている、「テニスを変えない」とBIG4には勝てないと。その後、錦織のテニスはほとんど変わっていない。むしろゲームによっては雑になって、課題のサーブの進歩は見られない。
ひょっとすると、今がピークかもしれないかと思うようになってきた。

「錦織との再戦を強烈に望む レジェンド対決第2戦 フェデラーVSナダル BNPパリバ・オープン2017R16」へのコメント

tenniswatchholicさん

「誰と対戦しても勝てると思ってるし、またナンバーワンになれると思っている。そうでなければこの場にはいないさ。」このコメントの存在はしりませんでした。やはり目指すところは一つでしょうか。

>ま、それは錦織にも言えることだと思います。4、5位でいいや、と思っていたら、とっくの間に陥落してます。全く、その通りと思います。同感です。

>優勝するためには、超アグレッシブに攻め、短時間で試合を終わらせる。でないと決勝まで体力が持たないと感じてるはずです。
このご意見には、若干異論があります。フェデラーとて、そんなに簡単に勝てるとは思っていないと思います。だからこそ全豪でのコメント「すべてを出し尽くす。ここから5カ月、歩けなくなったとしても構わない」があると思います。全豪では、錦織、ワウリンカ、ナダルとフルセットを戦い抜いての勝利は驚異的ですね。しかし、NO1を目指すのであれば絶対条件なのかもしれません。覚悟をもって闘っているものと思います。おっしゃる通り、短時間で終わらせることは間違いなく考えているはずです。

キリオスも好調を維持しています。油断は出来ません。明日のSF2戦も見逃せません。

コメント、ありがとうございます。





錦織との再戦を強烈に望む レジェンド対決第2戦 フェデラーVSナダル BNPパリバ・オープン2017R16

cahnge-the-flowさん、いつも楽しみに記事を読んでます。フェデラー、すごかったですね。往年のフェデラーよりさらにアグレッシブさが増してます。
フェデラーは、「誰と対戦しても勝てると思ってるし、またナンバーワンになれると思っている。そうでなければこの場にはいないさ。」とおっしゃっております。
ま、それは錦織にも言えることだと思います。4、5位でいいや、と思っていたら、とっくの間に陥落してます。
ただ、フェデラーのあの超アグレッシブスタイルは、年齢によるフィジカルの衰えからくる諸刃の剣のような気がします。
全豪も、フェデラーが勝つなら3-0だと思ってました。ま、結果は大きく予想を外れましたが。
優勝するためには、超アグレッシブに攻め、短時間で試合を終わらせる。でないと決勝まで体力が持たないと感じてるはずです。(全豪は、フルセット3回も戦いましたが、それはそれということで。だめ?)
その代償として、ドバイの早期敗退があると思います。

それにしても、フェデラーの試合は見ていてわくわくします。これからもがんばってほしいです。

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