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錦織はクレーでは勝てないのか リオ・オープン2017 

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錦織を破ったベルッシに退け勝ち上がってきたモンテイロを6ー2、7ー6のストレート勝利をしたルードはノルウエー出身、18歳(1998.12.22)183cm、ランキング208位です。サービス速度は190kmほどですが精度がよくエースを奪れフェデラーをイメージできます。ストロークは若いわりに落ち着いていて安定的に深くプレイスメントされておりミスを誘発します。ジョコビッチをイメージできます。しかし、チャンスはしっかりと叩いてきます。次は初のSFです。期待を持てる若手がまた一人現れてきました。

錦織戦は録画で観戦しました。敗因は脇腹によるものではないかと心配していましたが、影響を感じさせない動きを確認できて安心しました。それでは敗因は何かということですが、ミスです。ベルッシが好調であったことがあるにしてもミスが多すぎたという事です。それでは何故ミスが多いのかということですが、複合的な要素があるものと見ています。
錦織はMS・GS制覇を上を目指して今シーズンに臨んでいます。よって、2016年シーズンより進化したテニスの構築を目指し、不足している部分の強化を図っていたのだと思います。そこに全豪R16での敗退が待ち受けていました。この敗戦にはフイジカル的な要因がありました。そして2つのクレー大会に臨んだわけですが、大会に臨むにあたり以前は「打ち負けてはならない」ことを第一にあげていました。今も変わらないはずですが、それを唱えることに躊躇してしまいます。体力面と怪我によるフィジカル面の不安とフェデラーの早い攻撃的テニスによる敗戦があります。この敗戦により攻められる前に攻めなければならない早い攻撃的なテニスを錦織は課題として捉えたのだと思います。

2016年シーズン後半以降、錦織は振り切るフォアハンドという武器を備えることができました。このフォアハンドはウイナーとせずとも相手のミスを引き出すことが出来ます。錦織はこのショットを得たことでテニスが変わりました。センターを中心とした展開を可能とし、ベースラインを確保し前に出るウイナーを奪るテニスからFEを奪るテニスです。全米マレー戦はその一つです。 この振り切るフォアハンドがクレーではどのような威力を発揮するかが大きな焦点でした。あくまでも私の中でです。それは懸念していた悪い形で出てしまいました。浅く入る、深くステイトメントしようとするとロングするという結果でした。ここに錦織の戸惑いがあったのではないでしょうか。決め手のショットがないということです。錦織が得意と思われていたクレーでの戦法戦術を見失ってしまったのです。このままでは錦織は自身のテニスに自信を失い負のスパイラルに陥るのではないかと心配していました。

2016年シーズンは壁が待っていました。「ミスをしない」という課題でした。全豪QFジョコビッチに敗退しここから闘いが始まりました。ベースラインに固執したテニスからの脱却、振り切るフォアハンドが解放させたのでした。ところが、この振り切るフォアハンドはクレーにおいて錦織を導いてはくれませんでした。錦織がクレーで成果を出してきたのはベースラインをキープし更に前に入り込んで時間を奪うテニスでした。錦織はこの前に出るテニスの復活を期してベルッシ戦に臨んだのだと思います。

立ち上がりは、その効果が早速機能します。バックハンドのクロス、ストレートと水を得た魚のように映りました。第8ゲーム0−40からデュースに持ち込みますがミスをしキープされます。それは第9ゲームに引きずり3つのUEをだしてブレイクを奪われます。これは最近の錦織の傾向です。リターンゲームのミスがサービスゲームに影響します。何故に繰り返すのか、おそらく焦りがでてしまっているのだと思います。決め切れないこと、ブレイクを奪えないこと、よって更にギアをあげて攻撃的にでる。そしてミスをする。このような構造になっているのではないかと見ています。振り切るフォアハンドはミスを減少させましたが、クレーではミス多発状態に逆戻りしてしまったのです。

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この記事へのコメントコメント一覧

錦織はクレーでは勝てないのか リオ・オープン2017 

すいません。気をつけます。

錦織はクレーでは勝てないのか リオ・オープン2017 

asquithさん

ご指摘ありがとうございます。
情けないかぎりです。日本語から勉強し直します。

「錦織はクレーでは勝てないのか リオ・オープン2017 」へのコメント

ところどころ間違えてる(笑)
まあがんばって

「錦織はクレーでは勝てないのか リオ・オープン2017 」へのコメント

素晴らしい考察を為されているために、このようなことを申し上げるのは恐縮ですが、もう少し「てにをは」の使い方に気を遣って頂けるとより文章が読みやすいように思います。なお、ステイトメント→placementではないでしょうか。

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