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宿命のライバル決戦ここに実現 フェデラーVSナダル 全豪オープン2017決勝

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第5セット第8ゲーム、ナダルは2つのミスとスマッシュでダブルのブレイクチャンスを握られた。この時既に日付は変わり4時間40分が経過していた。一進一退の攻防、意地と意地のぶつかり合いとはこのような死闘のことを言うのか。正直これでナダルとフェデラーの頂上決戦は消滅してしまうのではないかと思った。しかし、ナダルの攻撃的なしぶといテニスはこの最大のピンチを凌いだ。第9ゲーム遂にナダルはブレイクを奪う。そしてナダルのサービングフォーザマッチ、遂にマッチポイントの時が訪れる。アドコートからのサーブはワイドではなくセンターでもないボディをついた。凌がれる。アドコートからの2つ目のマッチポイント、ここでもボディ。凌がれる。アドコートからの3つ目のマッチポイント、センターへ、ラリーからディミトロフのバックハンドがベースラインを割る。ナダルは前のめりに倒れ込む。

4時間56分の死闘はこうして幕を引きました。第1セットはナダルが、第2セットのブレイク合戦はディミトロフが、第3セットのタイブレイクはナダルが、第4セットのタイブレイクはディミトロフが取りました。第3セットの第5ゲームにディミトロフが4つのUEでブレイクを奪われ、第6ゲームにナダルが4つのUEでブレイクを奪い返される。その後はサービスキープを繰り返します。ファイナルセットに入っても互いに譲らない、集中力と執念のぶつかり合い、息の詰まる展開が続きますが、最後には勝負を決しなければなりません。負けはしましたがディミトロフは覚醒しました。紛れもなく強いです。フイジカル的にもメンタル的にもGS初制覇をしても何ら不思議ではありません。ミスは少なく素晴らしいウイナーを決めてきます。ここで敗退するのは無念でしょうが、今シーズンは確実に期待が持てるでしょう。ナダルからみるとデュースコートから始まる1stの精度、アドコートからのワイドはディミトロフを追い出し効果的ですがセンターとの駆け引きが見所でした。バックハンド側を攻めていましたが浅く入るとバックハンドのDTLを決められていました。得意のフォアハンドの逆クロスは決まっていました。

これで、誰もが予想してなかったであろう全豪オープンの決勝のカードが決定しました。フェデラーとナダルの激突となりました。復活できるのかと心配と期待をかけていたこの二人がです。マレーとジョコビッチではなくフェデラーとナダルです。ついこの前にシーズンNO1を賭けてぶつかり合った二人の後は、この二人の元NO1同士のぶつかり合いとなる訳です。ビッグ4は偉大です。マレーにしても、フェデラーにしても、ナダルにしても、何故ゆえにこうして這い上がってこれるのでしょうか。

マレーとジョコビッチは36回の対戦、ナダルとジョコビッチは49回の対戦、フェデラーとジョコビッチは45回対戦していますが、フェデラーとナダルとの対戦は35回目と意外に少ない感じがします。対戦成績はナダルの23勝11敗です。ここでフェデラーとナダルのグランドスラムでの対戦内容を見てみます。

2014全豪SF ナダル:7-6,6-3,6-3 2012全豪SF ナダル:6-7,6-2,7-6,6-4 2011全仏F  ナダル:7-5,7-6,5-7,6-1 2009全豪F  ナダル:7-5,3-6,7-6,3-6,6-2 2008WBF  ナダル:6-4,6-4,6-7,6-7,9-7 2008全仏F   ナダル:6-1,6-3,6-0 2007WBF  フェデラー:7-6,4-6,7-6,2-6,6-2 2007全仏F  ナダル:6-3,4-6,6-3,6-4 2006WBF  フェデラー:6-0,7-6,6-7,6-3 2006全仏F  ナダル:1-6,6-1,6-4,7-6 2005全仏SF ナダル:6-3,4-6,6-4,6-3

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