2010年04月27日
男子種目の特徴と見方
男子種目を知って、観戦をより楽しんでください。 写真提供:セノー株式会社 ◆ゆ か: [広さ]12m×12m 通称「フロア」といい、フロア全体では縦横15mほどの大きさです。一般的なフロアは 外周枠とその内側にできた正方形のエリア(12m×12m)を2色に色分けし、この内側の エリアで演技を行わなければなりません。演技は70秒を超えることなく、演技面の スペースを偏りなく使います。外周枠との境界線を踏み越えたり、時間の超過がない ようにアクロバット的な跳躍技をメインにして、力技、バランス技、柔軟技、倒立技など を組み合わせて演技を構成していきます。 *競技の見方(着眼点) ①一つ一つの技にキメがあるか → ミスなく、美しく・大きく・安定した技の実施 ②連続される技、一連の流れがスムーズでリズミカルであるか ③技の変化や異なるシリーズが多彩であるか ④演技の難易度や高度さがあるか → 単独技よりも連続技、1回よりも2回 (宙返りやひねり)、かかえ込みよりも屈身姿勢、屈身よりも伸身姿勢、後方よりも 前方が難しい◆あん馬: [高さ]床面から馬体上まで115cm、マット上から105cm 馬体の上に取っ手が2つ付いています。これを通称「ポメル」や「把手(はしゅ)」といい ます。この2つのポメルを基準にして馬体は3つの部分に分けられ、両ポメルよりも 外側の部分を「馬端(ばたん)部」、両ポメルの間を「把手間」といいます。演技では、 これらの3部分をフルに使って演技を構成しなければなりません。 あん馬の演技は腕だけの支持によって、閉脚や開脚での旋回、片足振動技や 交差技などを組み合わせ、演技を静止することなく行います。運動の流れを停滞 させるような力による技は認められません。最近では、倒立を経過させる技が認め られるようになりました。 *競技の見方(着眼点) ①旋回運動 → 理想とされる旋回運動とは、上半身から下半身までが一直線となり、 まるでヘリコプターのプロペラのように地面と水平に回わすこと。 ②振動技 → 理想は、空中に舞い上がるような弾みと高さ、開脚の大きさと 美しさがあること。 ③技の変化や連続性 → 3部分をフルに使い、演技中に馬体への接触、停滞や 停止、落下などがなかったか。また、倒立を経過する技など、空間を大きく使って いたか
◆つり輪: [高さ]床面からリングまで280cm、マット上から260cm 連結された支柱の天辺から2本のケーブルが吊り下げられ、その末端に取り付け られたリング(輪)を握って演技を行います。演技は、振動、力および静止技をほぼ 同じ割合で構成し、またこれらを多様に組み合わせて「静から動」、「動から静」と 変化をもたせて実施するのが特徴です。 また、演技は懸垂、支持、倒立などの姿勢で行い、ただし、それらは両腕をまっすぐに 伸ばした伸腕での実施が優先されなければなりません。ケーブルの揺れやケーブル の交差は認められません。 *競技の見方(着眼点) ①一つ一つの技にキメがあるか → 垂直姿勢、水平姿勢にしっかり納まって いること ②静から動、動から静など一連の流れがスムーズか ③力技の連続や高度で難しい力技の構成があるか
◆跳 馬: [高さ]床面から135cm(馬体部中央で) 跳馬の演技は助走(25m以内)から開始されます。跳躍板は両足をそろえて踏み 切り、馬体上では片手または両手で突き放し、その後、空中で前方や後方への 宙返り、あるいはそれにひねりを加えるなど、姿勢を変化させて跳越技を行い ます。跳越技にはそれぞれの難しさに応じて価値点が決められています。 種目別予選と決勝では、採点規則に跳越技のグループが定められおり、異なる 跳越グループで、かつ異なった空中局面の跳越技を2つ跳ばなければなりません。 それ以外の団体戦や個人戦では1つの跳越技を跳ばなければなりません。 着地マットは2色に色分けされ、その中央部が「着地エリア」です。そこから外れて 着地してしまうと減点されてしまいます。 *競技の見方(着眼点) ①跳越技の難しさ → 美しく・ダイナミックに実施されていたか ②着地の正確さ → 着地エリア内に高い姿勢でピタリと止まれば良い評価に つながる
◆平行棒: [高さ]床面からバーまで200cm、マット上から180cm 2本の棒または単棒で、支持技、腕支持による振動技、長懸垂・逆懸垂の振動技、 空中局面を伴う技などを連続させて組み合わせ、さらに棒上から棒下へ、または 棒下から棒上へと空間を広く使って、変化に富ませた演技構成をします。 *競技の見方(着眼点) ①一つ一つの技のキメ → ミスなく、美しく・大きく・安定した技の実施 ②連続される技、一連の流れがスムーズであるか ③技の変化や異なるシリーズが多彩であるか
◆鉄 棒: [高さ]床面からバーまで280cm、マット上から260cm 順手、逆手、大逆手、片手などの様々なバーの握りで、バーから離れたり、 あるいは近づいたりしながら行う振動技や、さらにそれらにひねりを加えたりなど、 また手放し技によって空中に身体を投げ上げたり、持ち替えたり、流動的に技を 連続させてダイナミックに、しかもリズミカルに演技を行わなければなりません。 *競技の見方(着眼点) ①一つ一つの運動の経過 → 車輪系の技が鉄棒真上で倒立をきちんと経過しているか ※時計の針と同様、真っすぐの倒立姿勢で「12時」を経過できたかどうか ②連続される技やシリーズの流れ → スムーズでリズミカルであること
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posted by 事業委員長 佐久間裕司 |12:18 |
体操トリビア |

◆あん馬: [高さ]床面から馬体上まで115cm、マット上から105cm
馬体の上に取っ手が2つ付いています。これを通称「ポメル」や「把手(はしゅ)」といい
ます。この2つのポメルを基準にして馬体は3つの部分に分けられ、両ポメルよりも
外側の部分を「馬端(ばたん)部」、両ポメルの間を「把手間」といいます。演技では、
これらの3部分をフルに使って演技を構成しなければなりません。
あん馬の演技は腕だけの支持によって、閉脚や開脚での旋回、片足振動技や
交差技などを組み合わせ、演技を静止することなく行います。運動の流れを停滞
させるような力による技は認められません。最近では、倒立を経過させる技が認め
られるようになりました。
*競技の見方(着眼点)
①旋回運動 → 理想とされる旋回運動とは、上半身から下半身までが一直線となり、
まるでヘリコプターのプロペラのように地面と水平に回わすこと。
②振動技 → 理想は、空中に舞い上がるような弾みと高さ、開脚の大きさと
美しさがあること。
③技の変化や連続性 → 3部分をフルに使い、演技中に馬体への接触、停滞や
停止、落下などがなかったか。また、倒立を経過する技など、空間を大きく使って
いたか
◆つり輪: [高さ]床面からリングまで280cm、マット上から260cm
連結された支柱の天辺から2本のケーブルが吊り下げられ、その末端に取り付け
られたリング(輪)を握って演技を行います。演技は、振動、力および静止技をほぼ
同じ割合で構成し、またこれらを多様に組み合わせて「静から動」、「動から静」と
変化をもたせて実施するのが特徴です。
また、演技は懸垂、支持、倒立などの姿勢で行い、ただし、それらは両腕をまっすぐに
伸ばした伸腕での実施が優先されなければなりません。ケーブルの揺れやケーブル
の交差は認められません。
*競技の見方(着眼点)
①一つ一つの技にキメがあるか → 垂直姿勢、水平姿勢にしっかり納まって
いること
②静から動、動から静など一連の流れがスムーズか
③力技の連続や高度で難しい力技の構成があるか
◆跳 馬: [高さ]床面から135cm(馬体部中央で)
跳馬の演技は助走(25m以内)から開始されます。跳躍板は両足をそろえて踏み
切り、馬体上では片手または両手で突き放し、その後、空中で前方や後方への
宙返り、あるいはそれにひねりを加えるなど、姿勢を変化させて跳越技を行い
ます。跳越技にはそれぞれの難しさに応じて価値点が決められています。
種目別予選と決勝では、採点規則に跳越技のグループが定められおり、異なる
跳越グループで、かつ異なった空中局面の跳越技を2つ跳ばなければなりません。
それ以外の団体戦や個人戦では1つの跳越技を跳ばなければなりません。
着地マットは2色に色分けされ、その中央部が「着地エリア」です。そこから外れて
着地してしまうと減点されてしまいます。
*競技の見方(着眼点)
①跳越技の難しさ → 美しく・ダイナミックに実施されていたか
②着地の正確さ → 着地エリア内に高い姿勢でピタリと止まれば良い評価に
つながる
◆平行棒: [高さ]床面からバーまで200cm、マット上から180cm
2本の棒または単棒で、支持技、腕支持による振動技、長懸垂・逆懸垂の振動技、
空中局面を伴う技などを連続させて組み合わせ、さらに棒上から棒下へ、または
棒下から棒上へと空間を広く使って、変化に富ませた演技構成をします。
*競技の見方(着眼点)
①一つ一つの技のキメ → ミスなく、美しく・大きく・安定した技の実施
②連続される技、一連の流れがスムーズであるか
③技の変化や異なるシリーズが多彩であるか
◆鉄 棒: [高さ]床面からバーまで280cm、マット上から260cm
順手、逆手、大逆手、片手などの様々なバーの握りで、バーから離れたり、
あるいは近づいたりしながら行う振動技や、さらにそれらにひねりを加えたりなど、
また手放し技によって空中に身体を投げ上げたり、持ち替えたり、流動的に技を
連続させてダイナミックに、しかもリズミカルに演技を行わなければなりません。
*競技の見方(着眼点)
①一つ一つの運動の経過 → 車輪系の技が鉄棒真上で倒立をきちんと経過しているか
※時計の針と同様、真っすぐの倒立姿勢で「12時」を経過できたかどうか
②連続される技やシリーズの流れ → スムーズでリズミカルであること
この写真ではわかりませんが、テーブルに受験番号が貼られていて、
決められた席に着席します。
まずは、採点試験です。
各種目の演技を見てDスコアやEスコアをつける試験です。
これは、1種資格は持っていてもD審判認定を取得したい人と資格の継続
手続きとして受験する人も含まれます。
徐々に緊張感の高まる会場。
まるで、大会の決勝に挑むかのようです。
そんな中、審判本部の先生方から私が誘導された席は・・・
すみっこ。
はい、すみっこは大好きです♪
しかし・・・
会場の前方???
ポジション的には、まるで試験官のようになっています。
私に向かって、「たすけて」と口でパクパク言ってくる参加者もいますが、
残念ながら、私は神でも仏でも試験官でもなく、ただの探検隊長です。
試験、開始。
ここからは当然写真は撮れません。
内容も、語れません。
本番で審判をするときと同じ条件、Dスコアは1演技につき90秒で出し、
Eスコアは20秒以内に出すということを行っていきます。
ちなみに私も一応チャレンジしました。
・・・が、これを書いているということは、早々にギブアップしたということです。
採点試験、終了。
ほぼ全員がくらーい表情をしています。
「あ゛ー」
と言う声と、
「難しかったー」
という声があちこちから漏れてきます。
しかし、勉強家の参加者のみなさんですから、実際は合格者が多く出る
でしょう。
保留解除(更新)とD審判認定の人は、この採点試験のみで終了です。
(新規に1種を受ける人は、このあと理論試験もあります。)
全員揃った場面の最後ということで、竹内輝明本部長から挨拶がありました。
心打たれる言葉があったので、ご紹介します。
「今回の試験では、多少のミスは許容します。しかし、実際の審判業務では、
0.1の間違いも許されません。」
審判員への道。
それは、試験に合格することはただのスタート地点に立ったに過ぎず、
資格を取得してから始まるもの。
日々の努力を重ね、真の審判員への道を歩んでゆく・・・。
穏やかな竹内先生の言葉の中に、重みを感じました。
その後、理論試験も滞りなく行われ、すべての日程が終了しました。
男子体操オフィシャルブログは、「男子」という言葉が入っていますが、
体操競技そのものをひも解いていき、多くの方にそのおもしろさを知って
いただくことを第一に考え制作しています。
選手がメインになるのは当然ですが、体操競技は陰で支えてくださって
いる方々がいなくては、選手がどんなにがんばって練習してもそれを
実らせることができません。
審判講習会をとおして、審判の存在・その重要性を一人でも多くの方に
知っていただければ、今後体操への見方や楽しみ方が広がるのではと
あえて今回の講習会に注目しいろいろなことを発信してまいりました。
採点競技である体操に、審判の存在は欠かせません。
先日、DスコアとEスコアについての記事を掲載しましたが、大会を観戦
する上では、みなさまにはあれだけ知っておいていただければ十分です。
ただ、そこには、研鑽を重ね体操をこよなく愛する審判が必ず存在して
いるんです。
男子体操競技審判本部員の先生方。
大変お疲れさまでした。
参加者のみなさん、合格とその後の発展をお祈りいたします。
そして・・・
思いっきり言い忘れていましたが、明日からは同じこの味の素ナショナル
トレーニングセンターで、男子の強化合宿が行われます。
内村家は、父と息子が入れ替わりです。
残った参加者はスクリーンの前に集まっています。
実際の大会での演技映像がたくさんたくさん流れます。
繰り返し、採点練習を行います。
いわゆる、Dスコアをつける練習ですね。
審判本部員が親身になって指導します。
ルールがあっても生身の人間が演技するのですから、常に何が起こるか
わからないのが体操競技です。
佐野友治さんは、
「ミスがあると焦りますね。そこまで順調に難度を付けられていても、
落下や転倒があると急にパニックになるんですよ。」
どんなときでも冷静に演技していた名選手がこう言うのです。
審判員への道の険しさを感じます。
皆でさまざまなケースを検証します。
会場を使えるギリギリの時刻まで勉強会は続きました。
参加者の感想を聞いてみましょう。
「あん馬と鉄棒が難しいです。」
「なぜ?」
「ほら、他の種目と違って静止がなく流れで演技するでしょ、書くのが
追いつかないんですよ。」
なるほど。
関口選手は審判ならではの速記に慣れていないため、頭ではわかって
いるのに手が追いついていかないのですね。
さて、あん馬といえば・・・
講義中も全日程終了後も、
「あん馬は難しいですね~!」
と困り顔だった参加者が。
あん馬で世界にその名をとどろかせた、鹿島コーチです。
鹿島コーチの「?」の顔に、こちらが「???」となってしまいました。
難しい演技構成をほとんど減点するところなく行っていた世界のカシマの
言葉に、1種審判員の資格のレベルの高さを改めて知ることができました。
ちなみに私は男子の技をまだまだ覚えきれていないので、採点練習は
まったく歯が立ちませんでした。
(私が採点するとわからない技の難度認定ができず、得点がとても低く
なってしまうという選手に大変申し訳ない結果になってしまいます、現段階)
諦めて途中から「選手あてゲーム」に趣旨を変更、映像を見てその選手の
顔と体格、姿勢の特徴から名前を思い出す訓練?をしていました。
採点ができないので、世界各国の一流選手の演技を堪能することに
したのです。
「リ・ジョンソンの『リ・ジョンソン』ってすごーい」
とか、
「あ、セラツライさんのあん馬♪」
とか、そんな調子でした。
春から男子種目を勉強し始めてわかるようになったのは、その程度だと
思い知らされました。
しかし、ちゃんといい収穫もありましたよ。
審判資格を取ろうとする人は、人間的に素晴らしい人が多いことにも
気づいたのです。
謙虚で一生懸命な参加者の姿に、
「こういう方々が審判になると、日本の体操はますます発展するだろうな」
と嬉しい予感がしました。
明日の試験、参加者のみなさんがんばってください!!!
そして、これだけの講習会を開催している審判本部の先生方も、しっかり
休んでくださいね!
(日本の男子体操審判の世界では、万全の体調で正確な採点ができるよう
大会前日は12時前就寝を約束事にしているそうですよ。知りませんでした!)
その名のとおり、「採点規則」というルールブックです。
各種目の細かい決まりごとや、認定されているすべての技の名前と難度が
表記されています。
2009年度版は、全179ページあります。
体操競技のルール改正は4年に1回行われます。
(採点規則の発刊も、4年ごとになります)
その間、刻々と進化・変化する体操競技。
国際体操連盟から発信される最新情報を伝達するものとして、
「男子体操競技情報」という冊子があります。
(女子にもあります)
採点規則と男子体操競技情報をしっかり頭に入れて、準備完了、やっと
実際の審判業務のノウハウを勉強できるようになるんですね。
講習会の様子です。
審判本部員が講師として各種目を担当し、講義を行います。
どの講師も工夫を凝らした講義・・・内容は難しいけれど、わかりやすいです。
ルールの重要事項や難しい点を解説し、また、演技の映像を見ながら
採点の練習をしていきます。
実際の演技の映像が流れます。
目線は演技に向け、手は技や難度、技のグループを書いていくのは、
慣れていないととても難しい作業です。
Dスコアは演技終了後90秒以内に算出しないといけません。
正しく早くというのは、本当に大変です。
ビデオカメラを持ち込んでいる参加者もちらほら。
今晩帰ってからの試験対策勉強、そして資格取得後の継続的な勉強に
生かすことができますね。
大会時に見る審判員はスラスラ作業をしているので、それがどれだけ大変な
ことかよくわかりませんよね。
しかし、2種有資格者が講習会で苦戦している姿を見ると、審判界のリーダー
たちの不断の努力と勉強、大会時の体力や集中力のすごさを感じることが
できます。
今回の参加者も同じ思いのはず。
さて、日本のトップの審判員を輩出する講習会、参加者の顔ぶれも豪華です
金メダリスト発見。現在は男子の強化スタッフを務める鹿島丈博コーチ。
長年日本の体操界をリードし、昨年の国体で引退した佐野友治さん。
現在の日本代表、そしてKONAMIのキャプテン関口栄一選手の姿も。
世界レベルの面々が続きますね。
我らが「男ブロ」アドバイザー、田中光さん。
光さんは資格の更新のための参加です。
1種資格を持っていても、ルール改正のたびに講習会を受けなければ
なりません。
光さんのように資格の継続のために参加される人も多いです。
こちらは、世界王者・内村航平選手のお父さん、和久さん。
ナショナル強化指定選手、KONAMI所属の森赳人(もり・たけひと)選手の
お兄さんもいました。
体操界には、
「1種資格は持っているけど、D審判認定もちゃんと取りたい!」
という人たちもいます。
明日の試験になると、さらに多彩な顔ぶれになるのでしょうね。
本日の講習は17時半頃終了しますが、その後は自習したい人たちの
勉強会が続きます!
採点は厳しく、心はとても温和な竹内先生☆
ご丁寧に解説いただきありがとうございました!
入り口です。
これがまさに「審判員への道」の入り口なのでしょう。
中に入ってみると・・・
すごい人数ですね!
今回は全国各地から141人が参加申し込みがありました。(+1名探検隊長)
講師はスライドを使って説明するため、前列はちょっと暗いですね。
しかし、この中にびっくりするような人たちも参加しているんですよ♪
あとで紹介しますね。
体操競技は、審判の存在なくして成り立ちません。
選手とコーチだけいても、大会はできないのです。
大会では黒いスーツを着ていて目立ちませんが、とっても大事な役割を
果たしています。
今回は、日本最高峰・最新鋭の講習会&試験。
体操競技を支える審判にスポットライトをあて、どのように新人審判が
誕生するのかに迫ります。
体操ファンの代表として、この未知の世界を探っていきますね。
嬉しいことに、主催の日本体操協会男子体操競技審判本部の先生方は
非常にウェルカムモードで私を迎えてくださっています。
(男子審判は紳士でなくてはならないというきまりがあるのですが、
本当にみなさん優しくて温かい方ばかりなんです。)
最初に本部長から参加者に対し、ご紹介までいただきました。
しかし!
このような厚待遇にもかかわらず、実は未知との遭遇にドキドキの私。
(昨日の晩から心臓がバクバクしていました)
講習会&試験は今日と明日の2日間。
探検隊長、かなり緊張気味ですが、体操を新しい角度から捉えられるよう
がんばります!
(なんで火織ちゃんが緊張しているの、とみんなに突っ込まれています 笑)
4.Dスコアについて
「体操の得点はきれいさやダイナミックさで決まるんじゃないの?
ほかにつけるスコアなんてないと思うけどな。」
いえ,ほかにもあります。
さきほど,自分で答えをあげていましたよ。
「技の難しさ(=Dスコア)」です。
このDスコアは,技のできばえのEスコアとはまったく別に,
どんな技が行われたかによって計算されます。
難度は表のようにアルファベットのAからGまでで表されます。
A難度の技には0.1の価値点が与えられ,
もっとも難度の高いG難度では0.7が与えられます。
たとえば,ひとつの演技には最高で10の技(下り技+それ以外の技)
を行えますので,
A難度の技だけ10行えば,難度点の合計は1.0になります。
以上の合計がDスコアになります。
こういう風に決定されるんだね!」
「なんか跳馬を跳ぶのを待ってる選手のとなりに,
ぺらぺらめくる得点板があるよ!
でも,“D”とも“E”とも書いてない。」
審判はそれぞれの技のできばえを,ルールにしたがって,
上の表のような4段階で評価します。
ひざを伸ばさないといけない技で
「少しひざが曲がってしまった」とかは「小=0.1」
「ものすごくひざが曲がった」とかは「大=0.5」になります。
そして,各技の減点を合計し,それをもともと与えられている
10.0点から引いたものがEスコアです。
*注意しましょう*
減点の仕方は上のように4段階に決められているので,
「この技は『小』と『中』の中間くらいで『0.2』の減点しよう!」
ということはありません。
「9.7!高いEスコアだ!!!
ものすごくきれいって評価されたんだね。
・・・あれ!?」
「うわぁ!生で観る体操は臨場感もあるし,やっぱり違うなぁ!
初めて来た甲斐があるよ。
こんなに会場が広いとも思わなかった。
・・・あっ,選手の演技が終った!
得点が出てくるぞ…(ドキドキ)」
「!?」
「…数字がいっぱい…
一番大きい黒いのが得点っぽいけど,
それでいいのかなぁ。
どれを見ればいいんだろう?」
こんにちは。ようこそ,体操の大会へ!
よかったら,お兄さんが説明しますよ。
体操は得点の見方がわかりにくいですもんね。
ここです(黄色い丸のところ)!
1万5200点ではありません。15.2点です。
これが選手の演技に対する点数で,いわゆる「得点」です。
ある種目のチャンピオンを決めようという大会(種目別選手権)であれば,
単純にこの数字のもっとも大きい選手が優勝です。
先日,ロンドンで開催された世界体操において内村航平選手が
優勝した個人総合選手権(男子全6種目の合計得点で競う)の
場合は,各種目におけるこの箇所の数字の合計がもっとも大きい
選手が優勝となるわけですね。
つまり,この数字だけチェックしていれば問題ない!ということです。
ちなみに,右上の数字はゼッケン番号で,どの選手の得点であるか
を示しています。




