2008年08月26日
北京オリンピック日選手団の福田富昭団長は、
今回のオリンピックの総括の記者会見で
「オリンピックは強い選手を集めて、ちょいちょいと練習して
勝てるような、そんな甘いもんじゃない。
1年前から同じ釜のメシを食って強い連帯感と
コンビネーションプレーをやらないと勝てない」
というような発言で、サッカーの反町ジャパンも含めた
一部団体球技について批判したようですが、
僕の意見は、この福田発言は間違っていると思っています。
この福田富昭さんは元アマチュアレスリング選手。
レスリングのように、オリンピックが全ての競技と
野球やサッカーのようなプロとしての興行が
日常的にある世界では、オリンピックに対する想いが
まったく違っているはずです。
はっきりいって、オリンピックに参加しているプロの選手たちは
オリンピック本来のアマチュア精神で参加してます。
なぜなら、彼らは、自分の収入を削ってでも
オリンピックのメダルを目指したのです。
水泳や、陸上、柔道などの競技は、オリンピックで
メダルを獲れるかどうかで、その後の人生が
まったく違ってくるはずです。
彼らは、4年間をオリンピックに捧げているプロのようなもの。
3位と4位の差は、その後人生を変えてしまうくらいのものでしょう。
でも、野球やサッカー、競輪、テニスなどのプロ選手たちは
オリンピックでメダルを獲ることで、そこまで人生が
変わることはありません。
実際、サッカー界ではW杯や大陸選手権のような大会に
出場している選手のクラブには、補償金が支払われています。
選手に給料を払っているクラブは、何の見返りのなしに選手を使われ
挙句の果てに、怪我でシーズンを棒に振ってしまうような
事態になったら大変な損失なのですから。
実際、今回もオリンピックに参加したプロ野球選手の中には
無理してオリンピックに出場したために、残りのシーズンに
出場できない選手がでています。
では、オリンピック委員会は、彼らに対して何らかの
保障をしているのでしょうか??
言い方は悪いですが、プロ球団にとって選手は資産です。
プロとして興行が成り立っている世界と、
オリンピック至上主義の世界では、その論理が違って
当然なのではないでしょうか。
posted by j-sports |10:34 |
北京オリンピック |
2008年08月24日
アメリカは、誇りともいえるバスケットボールの
オリンピックでの金メダルを奪回すべく、今回は
NBAの本当のトップ選手を集めて代表チームを
結成してきました。
その、代表チームが決勝でスペインと対戦しましたが
彼らが本気で戦っても、ぎりぎりの他界を強いられるほど
世界のバスケットボールの勢力図は変わってきています。
ドリームチームと呼ばれ、プロが初参加した
アメリカ代表チームのメンバーには、前回のオリンピックで
初めて失った金メダルを奪回すべく、マジックやバード
ジョーダン、ユーイングなど早々たるメンバーが参加しました。
その当時に比べ、アメリカとその他の国の実力差は
急速に縮まってきており、今ではNBAのオールスターチームで
戦っても楽に勝つことはでいないでしょう。
でもある意味、この状態は、NBAのスーパースター達の
すごいプレーを引き出してくれるので見ている分には
すごく楽しめます。
今日の決勝戦など、コービーは、NBAファイナルに負けないくらい
すごい集中力を保ち、しびれる局面で何度のシュートを
決めていました。
今後の世界最高のバスケットリーグが、NBAであることは
変わることはないでしょうが、世界最高のバスケット選手が
アメリカ以外の国から生まれる日は、直ぐそこまで
きているのかもしれません。
posted by j-sports |21:17 |
北京オリンピック |
2008年08月21日
昨日の日本女子ソフトボールの戦いは、
見ていて手に汗を握るものすごい熱戦でした。
午前中のアメリカ戦と午後のオーストラリア戦。
ともに延長を投げきった上野選手の球数は300球以上。
彼女の金メダルにかける思いが、日本を決勝戦へと
導いたのでしょう。
ソフトボールは、アジア地域やアメリカ、オーストラリアなど
1部の地域でしか普及していないため、北京オリンピック後は
オリンピックの実施競技から外れてしまいます。
恐らく、次のロンドンでは、ソフトや野球のような
ヨーロッパであまり行なわれていない競技は、
新たな施設建設が必要なことや、視聴率が取れないこと
を理由にはずされたのでしょう。
いずれにせよ、次にオリンピックでプレーできる日が
いつくるか分からない彼女たちの、今回のオリンピックに
かける思いは、並々ならないものがあると思います。
そして、今夜は、日本女子サッカー”なでしこジャパン”が
悲願のメダル獲得をかけてドイツとの3位決定戦に挑みます。
マイナー競技といわれる種目は、オリンピックでの活躍が
競技の普及やスポンサー獲得など、その後の活動に
大きな影響を与えます。
それぞれのチームの目標は違いますが、彼女たちは
今日のために4年間の全てを費やしてきたといっても
言い過ぎではないはずです。
彼女たちの努力が、結果として報われるよう
TVの前で精一杯応援してあげましょう。
頑張れ、ニッポンの女子。
posted by j-sports |11:45 |
北京オリンピック |
2008年08月15日
昨日、新聞でこんな記事を見かけました。
”男子サッカーと野球は、オリンピックにいらないのでは??”
この記者は、他のオリンピック種目の選手は、
4年間の全てを、この日のために費やしていて、
オリンピックが世界最高峰の場であるのに対し、
サッカーと野球は、オリンピックが世界最高峰の戦いの場では
ないので、オリンピック競技から除外して良いのではないか
といっていました。
私は、この意見に賛成です。
オリンピックが最終目標ではない競技がオリンピックに参加する
意味というのがいったいどれだけあるのでしょうか。
もし、世界への普及という意味があるとしても、結局は
メジャーや日本のプロ野球のスカウトの場としてしか
機能しないのではないかと思うのです。
ましてやサッカーは、この時期、ヨーロッパの大陸選手権があり
ヨーロッパ各国は、本気で選手を送り込む気はまったくありません。
IOCはサッカーのフル代表の参加を望んでいますが、
サッカー界の最高峰はあくまでW杯であり、これは今後も
変わることはないでしょう。
プロがしっかり機能している競技においては、
オリンピックというのは単なる通過点でしかありません。
テニスだって、4大トーナメントを犠牲にしてまで、
オリンピックに参加する選手はいないはずです。
商業主義に大きく傾いている今のオリンピックは
視聴率獲得やスポンサー獲得のため、オリンピックを
最高の競技の場にするために、プロの参加を容認しています。
ですが、プロになれなかった選手の次の目指す場として
オリンピックがあってもいいのではないでしょうか。
posted by j-sports |10:32 |
北京オリンピック |
2008年08月12日
北島選手の金メダル獲得に沸く北京オリンピックで
奥村選手が、200M自由形で決勝に進出しました。
決勝は、7位に終わりましたが、日本人として初の決勝進出は
快挙といっていいでしょう。
近年、水泳や陸上などの短距離種目で日本人選手は
決勝に残る事ができず、メダル獲得は夢といわれていました。
しかし、前回のアテネでは、110Mハードルで
中国の劉翔選手が金メダルを獲得。
そして北京オリンピックでは韓国の朴泰桓選手が400M自由形で
金メダル、200M自由形では銀メダルを獲得しています。
同じアジア人がメダルを買う得している以上、
日本人選手ができないはずがありません。
その意味で、奥村選手の決勝進出というのは
日本人でも自由形で勝負できるんだということを
示したものだと思います。
オリンピックでは、どうしてもメダル獲得のことが
話題となってしまいます。
しかし、このような日本人としての壁を突破した選手のことも
もっと注目すべきでしょう。
このように日本人の壁を突破した選手のノウハウや姿が
落ちのメダリストを生む原動力となっていくのですから。
posted by j-sports |13:58 |
北京オリンピック |