2010年01月08日
新・さくらジャパンの挑戦-さくらジャパンのチームビジョン2010-
昨年は、新しい日本女子代表チーム「さくらジャパン」のスタートの年となりました。春から夏にかけて合宿などの準備期間を経て、10月より本格的に国際大会へと参戦。南アフリカで行われたチャンピオンズ・チャレンジⅠ(10/11~10/18)を皮切りに、タイ・バンコクでのアジアカップ(10/30~11/7)、12月には香港で行われた東アジア大会(12/6~12/13)を戦い、その間に国内ではインカレ(10/21~10/25)や全日本選手権(11/20~11/23)などの主要大会を行いながらという強行スケジュールを駆け抜けましたが、「いまのチーム状況としてはよく戦えたと思う。全体を通して(ライバル国と)接戦が出来るレベルにはある」と、安田善治郎代表監督は評価しています。![]()
特にCAP数「0」の選手10名を含む陣容となったフレッシュな顔ぶれの新チームは、ライバル各国の間でも話題となりました。チームとしては、アテネ、北京と2回の五輪大会を経験したベテラン選手を含む経験組と、初めてシニアの国際舞台に立つ若手と、経験値のギャップを埋めるのが最大の課題でした。実際、初参加の若手達からは「大会期間中のコンディショニングや、試合に臨むまでのモチベーションのもっていき方とか、初めて知ることばかりで、大変勉強になった」との声があがっています。また滞在先でも、経験組による対戦国の戦力分析などの勉強会がしばしば行われ、「自分が何も云わなくても、ベテラン達が本当によくやってくれた」と、安田監督も目を細めます。チームして共に過ごして初めて判るトッププレーヤーの経験則は、若手選手達にも確実に伝わっているようです。 しかし「いいゲームは出来ても勝つためには不十分」と、安田監督。チャンピオンズ・チャレンジⅠでは、地元・南アフリカに敗れた以外は、大会優勝国のニュージーランドを予選リーグで破るなど、4勝1敗1分(3位決定戦含む)の戦績を残しましたが、直接のライバルとなる中国、韓国には、アジアカップ、東アジア大会を通じて勝利することが出来ず、中国には0勝2敗、韓国には0勝2敗1分(両大会通算、順位戦含む)の戦績となっています。しかも「韓国はベストメンバーだったが、中国はまだ余力のあるメンバー構成」と、北京大会銀メダルの実績を誇る中国がさらに力をつけてきています。 またアジアカップでは、組み合わせ違いにより直接対決のなかったインドが、順位戦で韓国を破って決勝進出(最終2位)を果たすなど「(インドは)戦力が非常に充実してきている」と、安田監督も警戒感を高めています。 このような状況を踏まえて、さらに強力な「新・さくらジャパン」を結成するために、昨年末の12月18日から22日にかけ、岐阜県グリーンスタジアムで、日本女子代表選考会が実施されました。選考会には40名の選手がエントリーされ、2009年シーズンを戦った代表候補をはじめ、日本リーグ参戦チーム、強豪大学や高校などから選りすぐりの選手達が参加して、自らの技量を披露しました。この中から、1月9日より山梨学院で実施される新チームの合宿に最終候補選手が招集され、強化練習に突入します。 「2010年の3月末を目処に、今度の代表候補チームの中からベストメンバー18名を絞り込み、最終的にロンドンを目指すチーム体制としたい」。 安田監督の描く2010年のチームビジョンとしては、新年の1月から3月を候補選手の選抜テストを含む特別強化期間と考え、2月から3月にかけては、インドやアメリカなどの海外ナショナルチームを招聘して、交流戦の実施も計画しています。![]()
新・さくらジャパンの初陣となるのは、4月17日から25日にかけてロシアで行われるW杯最終予選。直近の目標としては「この予選を勝ち抜き、本大会への出場権を獲得する」こととなります。 参加国は、アゼルバイジャン(FIHランキング14位)、イタリア(同17位)、ウェールズ(同28位)、ベラルーシ(同24位)と地元・ロシア(同20位)です。現在、FIHランキング8位の日本が優勝候補筆頭であることは間違いないですが、各国とも「打倒・ニッポン」を目標に挑んでくるだけに、タフな戦いになることが想像されます。 2010年はその後に、アジアチャンピオンズ・トロフィー(中国、インド、韓国、日本の4ヶ国大会・6/17-6/20@韓国)、W杯(8/30-9/12@アルゼンチン)と続き、ロンドン五輪出場権のかかった第16回アジア大会(11/12-11/27@中国)を迎えることとなります。この日程からも伺えるように、チーム強化のためには「W杯出場は必須課題」。そのための強化準備期間がもう始まっています。 着実な成長過程を経て、今年の秋には大きな実りとなるように。新・さくらジャパンの応援を宜しくお願いします。
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posted by garfy |11:40 |
【女子代表】 |
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