2009年10月31日
【女子代表】新生・さくらジャパンの挑戦(1)
10月30日からタイ・バンコクで開催された第7回アジアカップ。JHA公式サイトにも、さくらジャパンの活躍ぶりが日々届いてきています。 それに先駆け、10月11日から18日まで南アフリカで行われたチャンピオンチャレンジⅠ。新生・さくらジャパンにとって初陣となるこの大会では、4勝1敗1分の好戦績を残しました。 「今回は出来すぎ!」との第一声は安田代表監督。実際、「CAP数・0」の選手10名を擁するフレッシュな顔ぶれの日本女子代表は、各国のホッケー関係者からも注目の的だったそうです。地元・南アフリカ(大会2位)には惜しくも敗れたものの、今大会優勝のニュージーランドには予選プールで勝利。3位決定戦でも集中力を発揮して、強敵のスペインを破り第3位を獲得。時間を上手く使いながら、知的に組織的に攻めてくる日本女子ホッケーの強さを、あらためて世界に見せつけました。 帰国後、休む間もなく全日本学生選手権に出場したさくらジャパンの学生選手達。そんなハードスケジュールの中、4年連続4度目のインカレ優勝を勝ち取った山梨学院大学の永山加奈選手、佐藤雅子選手、伴田久美選手に、「CAP数0で挑んだ初めての国際大会」の印象を伺ってみました。 <永山写真>![]()
「(外国人選手は)身長も高いし、足も長いので、相手の1歩が自分の2歩、3歩ぐらい。早いドリブルで切りかえしたつもりでも、相手のリーチに引っかかるので、自分のホッケーを修正していかなければならなかった」と、話すのは永山選手。そのためには「スピードに頼るのではなく、相手をわざと引き寄せてスピードを変えてみるとか、そういう工夫をしてみた」と、世界の壁にぶつかって自らのスキルを高めるための、貴重な経験を得たようです。 新戦力FWとして、全試合にスターター出場した永山選手。「ドリブルで抜くことが出来ても、その後がキチンと出来ていないとなんにもならない。状況と相手を見て、パスを出したりシュートまで持って行ったりと、最後まで責任あるプレーをすることが大切だし、自分自身の課題です」。今後の成長がますます楽しみです。 <佐藤写真>山梨学院大でも、流れを読んだ攻撃で試合を組み立てるなど、ホッケーIQの高いプレーが光る佐藤選手。さくらジャパンでは前線から中盤までをこなせるユーティリティな交替選手として機能しています。 「相手の方が大きい、身体では敵わない。じゃあ、そこは頭で勝負。いかに賢いプレーが出来るか、そういうことを意識していた」と、佐藤選手。滞在中に先輩達が実施してくれた勉強会がずいぶんと参考になったそうです。「私たちと先輩達とのギャップが相当あった。その部分での共通理解を得るためのミーティングで、技術や経験の差を痛感した」と、云います。 なにより「分析力がとにかく凄い。相手のチームを一目見ただけで、相手はこういうことをやろうとしている、だから自分たちは何をしなければならないのか、とポジション毎に課題が出てくる」と、先輩さくらジャパン達の経験値の凄さに舌を巻いたようです。 <伴田写真>![]()
持ち味である力強いストロークで、長距離パッサーとして、PCのヒッターとしても、将来が期待される大型FBの伴田選手。チャンピオンチャレンジⅠでは、チリ戦の後半で初の国際試合出場を果たしました。 「試合の雰囲気もまるで違うし、ずいぶん緊張してしまって、自分のプレーが満足に出来なかった」と、ほろ苦いデビューとなったようです。しかし「相手は大きく、力も強いので、常に100%以上の力を出し続けていないと負けてしまう」と、得るべきものは得てきました。「もし次に出してもらえる機会があれば、もっとゲームや周囲の状況をよく読んで、自分に与えられた仕事を自分らしくキチンとこなしたい」と、リベンジを誓います。 伴田選手の目標は、同じFBの大先輩である三浦恵子選手。「中学生の時に見たアテネ五輪から憧れの存在で、プレーも凄いし、人間的にも尊敬出来る人」。一緒にいて誇りを感じさせるチームメイト、これ以上の模範はないでしょう。「試合に向けての気持ちの持っていき方とか、日頃からのコンディショニングや身体のケアとか、自分たちとは全然違う」と、学べることも多かったようです。 「とにかく早くバンコクに行ってホッケーがしたい、いまから楽しみ!」と、出発前に語っていた永山選手。「どんなにDFが守ってくれても、中盤が組み立ててくれても、自分のFWのところで点が取れなかったら試合には勝てない。決められるところは自分の仕事をしてキッチリと決めたい」との意気込みを持って、いままさに挑戦の真っ最中。 がんばれ!さくらジャパン。
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posted by j-hockey |22:16 |
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