2012年02月03日

さくらジャパン新春祈願。そしてチャンピオンズトロフィー出場へ。

 いよいよオリンピックイヤーとなった2012年。男子・女子ホッケー日本代表は、ロンドンオリンピック出場権獲得に向けて、絶対に負けられない戦いが始まります。

 恒例となった京都・八坂神社への新春祈願。今年は1月20日に、吉田大士協会会長を始め協会役員30数名が出席して執り行われ、女子代表「さくらジャパン」にとっても2004年にアテネ五輪出場を祈願して以来9度目。以後、御礼、祈祷、北京五輪出場権獲得御礼などを行ってきましたが、今年はなんといっても悲願である五輪男女同時出場を祈願しました。

新春祈願


 「目的はひとつ。三度目の五輪出場。必ず出る」と安田善治郎女子代表ヘッドコーチ。4月25日から岐阜県各務原で開催されるロンドン五輪最終予選。ここにきて参加国に変更があり、トリニダート・トバコに替わって、オーストリア(FIHランク29位)の参加が決まりました。格下とはいえ、どの国も威信を賭けて『打倒ジャパン』を旗頭に挑んでくるだけに油断はできません。
 ここまでは体力づくり重視したトレーニングを行ってきましたが、今後は組織力を強化したホッケーをどこまで完成させるかが課題。「まだまだ試行錯誤の部分が多い。特にディフェンスが弱いので、ベテランを招聘した」と安田HC。そのためにアテネ、北京を戦ってきたCAP数300以上の超ベテランDF加藤明美選手をメンバーに加え、ストッパー、後方からの司令塔としての役割を期待します。「(加藤選手を)全ての時間に出場させられるわけではないが、ベテランらしい判断の早さでディフェンスをまとめあげて貰いたい」と、最後のワンピースが入って、2012年さくらジャパンの全体像が次第に出来上がってきました。

 さくらジャパンは八坂神社での新春祈願の翌日には、FIHチャンピオンズトロフィー2012(アルゼンチン・ロザリオ/1.28~2.5)出場のため日本を出発しました。世界のベスト8が集まるこの大会で、どのように戦っていくのかに注目が集まります。
 出場国は、前回優勝のオランダ(FIHランク1位)、前回準優勝でホスト国のアルゼンチン(同2位)をはじめ、ドイツ(同3位)、イギリス(同4位)、中国(同5位)、ニュージーランド(同6位)、韓国(同8位)と強豪揃い。現在FIHランク9位の日本にとっては全て格上の相手であると同時に、日本以外の国は全てロンドン五輪への出場権を決めており、五輪大会では直接のライバルとなる国々です。

山本由佳理選手
 「失点をしないしっかりとしたディフェンスとサークルに入ったら得点できるフォワード。今までの課題を確実にクリアしてそれらを試しながら、ひとつでも上位の成績を勝ち取っていきたい」と、主将MF山本由佳理選手。五輪予選大会への経験値だけではなく、まずはこの大会で「結果を残す」意気込みで挑みます。  日本の予選ラウンドはプールA。オランダ、イギリス、中国が当初の対戦相手となります。初戦の相手は1月28日、現地時間12時30分開始のイギリス戦。北京五輪では1-1の同点で終始押し気味に試合を進めながらも、試合残り時間1分のPCでメダルへの最後の望みを断ち切られた相手。  「(五輪の)開催国だけにどこよりも強化が進んでいると思う。いろんな事にもトライしてくると思う。それだけに先ずは初戦突破。ここで弾みを付けることが出来れば、上の4つ(上位リーグ)に入ることも見えてくる」(山本主将)。  今回は上位チームばかりが相手なだけに守りの時間帯が増えてくることが想定されます。「ディフェンスを固めながら、どのように攻めに転じていくか、点と取っていくか。守備を固めながら攻撃に転じる組織力。そういったことを意識していきたい。それが予選大会への準備にも繋がる」と安田HC。  いよいよカウントダウンの段階に入る五輪最終予選までの日々。去る1月6日には、日本オリンピック委員会(JOC)によって、さくらジャパンが、2012年大会のシンボルアスリートに引き続き選ばれました。  期待は高まります。地元開催の利を活かしながら三回目の出場権を是が非でも勝ち取り、日本のホッケーを広く認識して貰うためにも頑張ってほしいものです。


posted by garfy |12:05 | 【女子代表】 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2011年12月02日

さくらジャパン。いよいよ本格強化へ!

 2011年度女子ホッケーの最後を飾る第72回全日本女子ホッケー選手権が、去る11月17日から20日までの4日間に渡って開催されました。社会人選手権、学生選手権をそれぞれ勝ち抜いた上位8チームが日本一賭けて戦う大会です。
 今年の会場は、福井県の越前町立ホッケー場。このホッケー場は今年の7月15日に1000人収容のスタンド棟が完成したばかりで、同日の落成式には女子日本代表「さくらジャパン」と丹生高男子が記念試合を行った場所です。
 越前町は、2005年からホッケーを活かした街づくりを計画。隣接する県立ホッケー場と合わせ、人工芝コート3面や室内練習場などを完備した競技施設を整備し、日本屈指の規模を誇ります。来年のインターハイや2018年福井国体など全国大会の開催も予定されており、北陸のホッケータウンとして今後ますますの発展が期待されるところです。

越前町立ホッケー場


 大会は、それぞれ予選リーグを全勝で勝ち抜いたコカ・コーラウエストレッドスパークス(予選リーグA組1位)とソニーHC BRAVIA Ladies(B組1位)との4年連続の決勝戦となりました。
 前半折り返して、互いにPCからの得点で1-1の同点と一進一退の攻防で迎えた後半66分。ソニーHCのキャプテンで、さくらジャパンのキャプテンでもある山本由佳理選手からのアシストを受けた中川未由希選手が勝ち越しゴールを決め、2-1でソニーHC が勝利。6年連続14回目の全日本選手権制覇を成し遂げました。

 これにて国内大会の全日程が終了し、女子ホッケー日本代表・さくらジャパンは、2012年4月25日より岐阜県グリーンスタジアムで開催されるロンドン五輪予選に向けての集中した強化日程がいよいよ始まります。
 11月15日に五輪予選参加国の発表があり、日本会場には、アゼルバイジャン(FIHランキング15位)、チリ(17位)、ベラルーシ(22位)、マレーシア(23位)、トリニダート・トバコ(35位)の参加が決定しています。
 世界ランキングでは9位の日本が圧倒的に優位な状況ですが、「どこの国も国家の威信を賭けて勝ちに来るだけに油断は出来ない」と安田善治郎ヘッドコーチ。特に先頃カナダで行われた4ヶ国大会(7/20-24、カナダ、チリ、トリニダート・トバコ、日本が参加)では、チリと2回戦って2回とも引き分けている(第2戦1-1・第4戦0-0)だけに予断を許しません。安田ヘッドコーチも「当面のライバル。細かくつないで攻めてくるスペインのようなホッケーをするチーム。PCの戦術もある」と、話します。

視察する安田HC


 強化日程としては、まず12月8日より29日までの長期合宿などでチームの基礎固めを行います。その前後に海外遠征(韓国・中国など)を挟みながら、1月末にアルゼンチンで開催されるチャンピオンズトロフィー(1/28-2/5)に備えます。
9月に中国で開催された第2回アジアチャンピオンズトロフィー(9/3-11、中国、インド、韓国、日本が参加)では、中国(日本0-3中国)と韓国(日本0-1韓国)に勝利することが出来ませんでした。
 「大きな違いはパワーの差。これは歴然としている。ボールスピード、パススピード、コンタクトプレーなど相手の方が1つ上。技術や戦術で勝っても個々の戦いになったときに差が出てしまう」と、安田ヘッドコーチ。そのために徹底したフィジカルトレーニングの重視を考えています。「ここからまず4ヶ月間、根気よく徹底して行いたい。合宿も午前中はフィジカルトレーニングにあてるなどして、身体的な強さ、スタミナをより強化する。そのことから生まれる自信もメンタル面の強化に直結する」と、さくらジャパンのバージョンアップを図ります。

FW三橋


 代表候補のメンバーも12月の合宿に向けてほぼ絞られてきました。最前線のFW陣には、大塚志穂(天理大)、藤尾香織(旧姓;千葉/ソニーHC)、三橋亜記(山梨学院)、柴田あかね(グラクソ)。ここに故障から復帰の新井麻月(コカ・コーラW)、若手の山田明季(山梨学院)、永井友理(東海学院)らが加わってのポジション争いとなります。
 昨年の第1回アジアチャンピオンズトロフィーからさくらジャパンに参加し、最近はレギュラーの座を獲得しつつあるFW三橋選手は「ジャパンの中で戦っていて、まだまだ自分の力は足りないけど、確実に自分が成長している」と、手応えを感じています。「4月まで本当に時間がないので、日々を大切にして自分の課題を克服し、チームに貢献できる選手になりたい」と、目を輝かせました。

 中盤MF陣は、駒澤李佳(コカ・コーラW)、中川未由希(ソニーHC)、山本由佳理(ソニーHC)ら不動の3選手に、ベテランの岩尾幸美(Green Deer's)、片峯美里(グラクソ)、田中泉樹(山梨学院)、阿久津智恵(グラクソ)、西村綾加(天理大)、佐藤雅子(ソニーHC)らがサブメンバー候補としてしのぎを削ります。
 チームの主戦として文字通りチームを支えるキャプテンMF山本選手は「12月から鍛え直していきたい。ジャパンのメンバーとしてみんなが同じ意識を持つことが大切」と、話します。「チャンピオンズトロフィーの高いレベルの中で、どこまで自分たちが通用するのか積極的にトライして、チームの強みや課題を判断していきたい」と、明確な目標を語ってくれました。

MF山本


 ディフェンスを担うFB陣には、村上藍(ソニーHC)、林なぎさ(ソニーHC)、小野真由美(コカ・コーラW)に、ドラッグシューターとしても安田ヘッドコーチが期待を寄せる坂井志帆(東海学院)らが名を連ねます。
 「課題はGK」と安田ヘッドコーチ。現在は、浅野祥代(ソニーHC)をメインに大家涼子(グラクソ)が控えますが、「浅野を脅かすような3人目の選手が欲しい」とのこと。五輪本大会は16名エントリーなのでGKは1名だけですが、高いレベルでのポジション争いが、この先もさらに必要だということです。

 「日本が勝っていくためには、組織を活かしたパスホッケーの確立。そのためのシンプルでスピーディなパスワーク。1つのボールに対して、一人ひとりが戦況を予測しながら意図を持って全体としてどう動けるか、ゲームの中でそういった理解と判断が必要」と安田ヘッドコーチ。さらに「全体的にもっと気持ちの激しさが欲しい。これはチームのムードをあげる重要な要素」と、考えています。
 いよいよ正念場を迎えるさくらジャパン。ロンドンへの道はここから始まります。


posted by garfy |17:22 | 【女子代表】 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2011年07月25日

さくらジャパン ~2011CCⅠ編~

 女子ホッケー日本代表「さくらジャパン」は、アイルランドのダブリンで行われた第7回チャンピオンズチャレンジⅠで、最終日(6月26日)にアメリカと優勝争いのゲームを戦い、これに3-2で逆転勝利。2011年FIHチャンピオンズチャレンジⅠの金メダルを獲得すると共に、2012年にアルゼンチンで開催される世界8強大会・チャンピオンズトロフィーへの出場権を獲得しました。(最終順位;1位日本、2位アメリカ、3位スコットランド、4位スペイン、5位南アフリカ、6位アイルランド、7位インド、8位アゼルバイジャン)

優勝トロフィー


 「FIHランキングの上では日本が一番上、最悪でもベスト4。普通に戦えれば優勝して当たり前の大会」と、女子代表の安田善治郎ヘッドコーチ(以下、安田HC)。とはいえ、全ての参加国が「打倒JAPAN」を掲げて臨んできた大会だけに、そこを勝ち抜くのは並大抵のことではありませんでした。
 さらにこの大会は、予選リーグA・Bプールの4チーム同士が、もう一度8チームによるビッグトーナメントで順位を争うという特殊な方式で実施されました。実際、決勝に進出した日本は予選Aプールで3位(1勝1負1分)、アメリカはAプール4位(0勝2負1分)からの勝ち上がりでした。
 「コンディションをうまく調整しながら(決勝トーナメントの始まる)4試合目からピークに持ってくる、そう言うチームプランが必要だった。これはアメリカも同じ考えだったと思う」と、安田HC。
 しかしながらこの方式は、若手と中堅を中心にチーム再編成をしたさくらジャパンにとって大変好都合でした。予選リーグで喫した南アフリカ戦での大敗(日本1-5南ア)もむしろ収穫。身体の大きい相手にパワーとスピードで押し切られ、相手のペースで試合が進む。このことには十分に対策してきたはずでしたが「これからの課題があらためて浮き彫りになり、選手達も意識が変わった」(安田HC)と、巻き返しを図るきっかけにもなったようです。逆に後半になっても運動量を落とさずチャンスメイクするさくらジャパン本来の強みも確認できたといいます。


 4月に実施されたサンディエゴ(アメリカ)での遠征で、アメリカ代表との交流戦を繰り返し、この大会ではアメリカとの初戦、決勝と重要な試合を、接戦で勝利できたのも大きな成果といえるでしょう。
 特に決勝のアメリカ戦は、前半終了間際まで0-2のビハインドと厳しい展開。しかし35分、MF阿久津智恵(グラクソ・スミスクライン)からのセンタリングのこぼれ球を、走り込んだFW柴田あかね(グラクソ・スミスクライン)がヒットシュートで決めた起死回生の得点は「相手を気力と体力で上回った結果のFG。優勝への望みを繋いだ」と、安田HCも高く評価します。

 また選手個々の動向や成長もありました。新キャプテンとなって初めての国際大会となったMF山本由佳理(ソニーHC BRAVIA Ladies)は、「記者会見(4月4日/東京)で、絶対優勝すると宣言したこともあって、意識し過ぎてちょっと様子がおかしかったが、予選リーグを1勝1敗1分で終え、4戦目のトーナメント初戦のインド戦あたりからようやく吹っ切れたようだ」と安田HC。むしろ前キャプテンのMF駒澤李佳(コカ・コーラウェストレッドスパークス)は、「やはり気が楽になったのか攻守に大活躍。ずっと好調だった」と、安田HCも目を細めます。特に両選手とも、決勝のアメリカ戦は「ベストゲームだった」と、ここ一番の勝負強さを発揮しました。

安田HC


 またDF村上藍(ソニーHC BRAVIA Ladies)がPCのドラッグシューターとして成長したことも大きな成果です。「シュートの精度も威力も増した、これは大変明るい材料。PCの成功率は3割近い(PC19回/5得点)数字で村上は4得点、しかもスペイン戦やアメリカ戦など、決勝点となる大事な場面で決めてくれている」(安田HC)。
 今後はさらに第2のシューター育成を念頭に置きつつ、より効率的な攻めを目指していきます。
「いまのチームのままでチャンピオンズトロフィーに出場しても結果は出ない。さらなるフィジカルアップ、身体をつくりながら、試合を通じてスペースワークのためのフリーランニングを全力で継続できる体力が必要」と、安田HCは総括します。

 今大会での結果を受けて、FIHランキングで日本(9位)が、インド(10位)、スペイン(11位)、アメリカ(13位)を上回ることが確定し、このことは2012年4月に岐阜県で行われる五輪最終予選の組合せに大いに影響します。
 「現在の状況だとかなり有利な組合せとなる。8月のユーロ(ユーロホッケーネイションズ・チャンピオンシップ)の結果如何で、全体の組合せも見えてくるだろう」と、安田HC。
来るべきロンドン五輪最終予選に向けて、チーム戦力の向上を図りながら、さくらジャパンの挑戦の日々は続きます。


posted by garfy |10:42 | 【女子代表】 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2011年01月12日

さくらジャパンの2011年 ―日本代表候補選考会を開催!―

 女子ホッケー日本代表「さくらジャパン」のロンドン五輪出場権が懸かった第16回アジア競技大会(2011/11/13~24)は、順位決定戦で難敵インドを延長戦の末、1-0で破り、第3位の戦績で終了。2位以上での五輪出場権獲得にファンの期待は集まりましたが、あと一歩及びませんでした。
 しかしながら、戦況を振り返りますとまさに満身創痍でのタフな戦い。ベストメンバーで戦えない状態で、3位に踏みとどまったのは大健闘でした。また後述しますが、ここでインドを上回る戦績を残せたことが、来るべき五輪予選への大きな収穫となっています。

 様々な悪条件が重なり、大会途中からさくらジャパンは大幅な戦力ダウンに陥っていました。
 まずは主戦であり、2列目の要のMF駒澤李佳選手(コカ・コーラ)を大会直前の負傷で欠場を余儀なくされたこと。さらにバックアップとして起用した眞鍋敬子選手(南都銀行)も、大会途中で足首を痛めるアクシデントに襲われます。このため前線の永山加奈選手(山梨学院)を一つ下げて、山本由佳理選手(ソニーHC)に駒澤選手のポジションを担って貰うという苦肉の策もとられました。
 また大一番の中国戦で、ここまで温存してきた三浦恵子選手(ソニーHC)を出場させますが、前半終了間際に足を痛めて負傷退場。悪いことは重なり次の韓国戦では、攻撃陣の一角を支えていた新井麻月選手(天理大)が、左手の指を骨折して戦列を離れます。
 「控えの選手がほとんどいない状態で(3位決定戦のインド戦は)よく戦って、しかも勝てた。眞鍋の決勝ゴールは値千金」と、安田監督も薄氷の勝利を振り返ります。

+++インド戦+++
インド戦


 大会でのターニングポイントとなった中国戦と韓国戦。シュート数、PC数とも相手を上回り、ゲームプランとしては悪くない戦いをしました。しかし「個人の決定力がまだまだ弱かった。これは千葉にしても永山にしても。チャンスは何度もあったが攻めきれず、逆に相手に切りかえされる場面も多かった」と、安田監督。
 「自分の(ファンダメンタルな)スキルが世界のトップと比べてどうなのか。激しいプレッシャーの中で、それを常に出し切れるのか。そう言うことを日頃から心がけて取り組んで欲しい」。ストローク、筋力、サークルトップでのアプローチなど、個人レベルでのベーシックなスキルを、一人ひとりがより高いものにあげる必要があるといいます。

 さらに課題となったPCでの決定力不足。安田監督は「バリエーションが不足している。小手先の技よりも、より強力なフリックシュートを打てる若手を育てることも必要」。ここは大型DFで代表候補でもある坂井志帆選手(東海学院)ら、若手の台頭に期待を寄せています。

+++坂井選手+++
坂井選手


+++アジア大会+++
アジア大会


 2011年のさくらジャパンは、1月12日より10日間の日本代表候補選考会合宿に入り、新チームを結成します。「国内の高校、大学、社会人選手を対象に、今までのメンバーも全てリセットして選考会を行う。“ジャパンで戦いたい”という強いモチベーションを持った選手を集めたい」と安田監督。よりやる気のある選手を集めて層を厚くし、チーム内でのライバル関係が出来るようにしていきたいと話します。
 具体的には、日本女子代表候補を新たに28名程度選抜し、2月から3月にかけて2週間程度の強化合宿を実施、海外遠征や外国チームを招聘しての国際試合も計画されています。「本番の国際大会だけではなく、試行錯誤しながら海外のチームと戦う機会をもっと増やしていきたい」と安田監督。当面の目標は、6月18日よりアイルランドで行われるチャンピオンズチャレンジⅠが照準となります。
 その後は、多少のメンバー増減を加えながら、2012年4月25日から岐阜県各務原で行われるロンドン五輪予選(2012/4/25~5/7@岐阜県グリーンスタジアム)で戦うチームの育成が最大の目標です。

 そのロンドン五輪予選。現在は日本、インド、アゼルバイジャンの3ヶ国で開催が予定されており、それぞれの開催国に6ヶ国が集い、各優勝チームが五輪出場権を手にするというもの。開催国グループのFIHランキングでは、日本(Rank9)がインド(Rank11)を上回り、インドの下位にアゼルバイジャン(Rank14)、という構図です(ランキングは2010/9発表のもの)。
 予選の組み合わせで最も気になるのが、開催国以外の参加チームでランキング上位のチームがどこに割り当てられるのか。現在は、スペイン(Rank10 )、アメリカ(Rank13)、アイルランド(Rank15)という順列になっています。この順列は下位から割り当てられ、現在のランキングですと、開催国のアゼルバイジャンにスペイン、インドにアメリカ、日本に来るのはアイルランドとなります。
 「アジア大会でインドを上回ることが出来たので、よほどのことがない限りこの組み合わせは変わらないと思う。五輪予選は優位な組み合わせで戦えそうだ」(安田監督)と、アジア競技大会でのインド戦にこだわった理由はここにあります。

+++安田監督+++
安田監督
 「五輪には当然出るのだという意識をしっかりと持つ。頭を真っ白にして、自ら伸びよう、常に前進しようという強い意志を持った選手を集めたい。いまのさくらジャパンに一番足りないのは、そこなのです」(安田監督)。  2011年はチーム作りの勝負の年。翌2012年の春、各務原の地に満開の“さくら”を花咲かせるための第一歩が始まります。


posted by garfy |10:53 | 【女子代表】 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2010年11月24日

アジア大会 さくらジャパン第3位!

【第16回広州アジア競技大会】

女子 3位決定戦

 日本 1-0 インド

 (前半0-0、後半0-0、延長1-0)


【得点】
 眞鍋敬子 (PC)

posted by JHA |17:20 | 【女子代表】 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2010年11月24日

アジア大会 さくらジャパン第6戦結果

【第16回広州アジア競技大会】

女子プールマッチ 第6戦

 日本 0-2 韓国

 (前半0-0、後半0-2)


【得点】
 なし

posted by JHA |10:31 | 【女子代表】 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2010年11月22日

アジア大会 さくらジャパン第5戦結果

【第16回広州アジア競技大会】

女子プールマッチ 第5戦

 日本 8-0 タイ

 (前半2-0、後半6-0)


【得点】
 三橋亜記 (FG)
 大塚志穂 (PC)
 山本由佳理 (PC)
 山本由佳理 (FG)
 新井麻月 (FG)
 村上藍 (PC)
 千葉香織 (PC)
 千葉香織 (FG)

posted by JHA |10:17 | 【女子代表】 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2010年11月19日

アジア大会 さくらジャパン第4戦結果

【第16回広州アジア競技大会】

女子プールマッチ 第4戦

 日本 1-3 中国

 (前半0-3、後半1-0)


【得点】
 村上藍 (PC)

posted by JHA |17:41 | 【女子代表】 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2010年11月18日

さくらジャパンの挑戦 オリンピック決めるか。アジア競技大会、開戦中!

 女子ホッケー日本代表・さくらジャパンが快調です。現在、中国広州で行われている第16回アジア競技大会で3戦を終えて、目下3連勝。特に11月16日には安田善治郎代表監督も「なにがなんでも突破しなければならない最初の山場」としていた難敵・インドに3-0の快勝。W杯で痛い黒星を喫した相手にリベンジを果たしました。
 先頃、アジア競技大会の結果による女子の出場枠が2ヶ国であることも決定し、2位以上の戦績なら、ロンドン五輪への切符が手に入ります。

 大会直前まで順調に合宿を行っていたさくらジャパンでしたが、10月21日から岐阜で実施したオーストラリアとの親善試合でアクシデント。23日に行われた第2戦の後半にMF駒澤李佳選手(コカ・コーラ)がPCでの浮いたシュートを顔面に受けて負傷。約10日間の入院治療を余儀なくされました。「よりによってキャプテンで、MFで、攻守の主軸が・・・」と、さすがの安田監督も蒼くなったと云います。
 ここから急遽、チームの立て直しを図りました。新キャプテンに経験豊富なMF山本由佳理選手(ソニーHC)を任命、運動量とパワーのあるFB眞鍋敬子選手(南都銀行)をMFの位置にあげたり、キープ力のあるFW永山加奈選手(山梨学院大)を状況に応じてさげるなど、まさに総力を結集して駒澤選手の穴を埋める調整をしました。
 新キャプテンの山本選手は「コマ(駒澤選手)が出ても、出られなくても対応できるように準備をしてきた。ポジションや役割分担も修正したが、なんとかカタチは出来上がったと思う。最初は不安だったがなんとかイケるのではないかと言う状態になった」と、大会前に話してくれました。
 「ベストの状態には出来なかったが、危機感の中で山本がしっかりとリーダーシップをとって危機感をチームの一体感に持っていってくれた。セクションごとの意見交換も盛んに行い、全体のムードは良くなってきた」と安田監督。しかし「メンバー的にはギリギリの状態。疲れが蓄積して戦術に歪みが出ないように、コンディショニングに気を使いながら大会を戦わねば」と、予断を許さない厳しい状況であることには変わりはありません。
 その駒澤選手ですが、治療の経過も順調で11月4日から再びチームに合流。もちろんすぐにフル出場できる状態ではありませんが、重要なコーチングスタッフとしてチームを支えつつ、「回復状況を見て起用を考えていきたい」と安田監督も期待を寄せます。

写真①


岐阜合宿最終日より


 アジア競技大会の初戦はカザフスタンとの開幕戦となりました。開始早々からさくらジャパンは積極的に相手陣内に攻め込み、9分にPCを獲得すると、「直前の合宿で一番成長した。PCのシューターとしても彼女がナンバーワン」と、安田監督が評価するFB村上藍選手(ソニーHC)が先制のドラッグシュートを決めて幸先のいいスタート。
 さらに17分には、相手のパスをインターセプトした眞鍋選手からパスを受けたFW三橋亜記選手(山梨学院大)が、ドリブルからリバースシュートを放ち、相手GKが弾いたボールを自ら拾うと、ゴール右下にヒットシュートを決めて追加点。「スピードは申し分ない。課題はシュート力」(安田監督)という評価に答えを出す代表初ゴールを決めて、ムードを盛りあげます。
 その後も、村上選手のセンタリングにFW中島史恵選手(山梨学院大)がタッチシュートで合わして3点目。29分には再び村上選手がPCからのドラッグシュートを決めるなど、想定していた若手がデザイン通りの活躍をして、初戦でオープニングゲームという重圧をはねのけて、危なげない勝利をおさめました(11/13・JPN4-1KAZ)。

 2戦目は「中国、韓国、インドに次ぐ難敵。独特のホッケーをする」と安田監督も警戒していたマレーシア戦。
 この試合では「彼女は本能で攻撃するタイプ」(安田監督)のエースストライカー千葉香織選手(ソニーHC)に火がつきます。千葉選手は、開始早々の2分にPCからタッチで合わせ先制点を奪います。12分には千葉選手がサークルトップでシュートの体勢に入るとマレーシアDFがたまらず倒してしまい、追加点のきっかけとなるPSを得ました。
 後半、マレーシアもカウンター攻撃を軸に反撃。61分には2-2の同点に追いつかれますが、さくらジャパンはあわてることなく攻め込み、62分にPCを獲得すると村上選手が放ったドラッグシュートのリバウンドを、再び千葉選手が押し込んで勝ち越し。終了間際にもMF中川未由希選手(ソニーHC)がPCからのヒットシュートを決めてダメ押し点を決めました(11/14・JPN4-2MAS)。


写真②


インド戦写真


 3戦目は、独特のスティックワークとホッケースタイルに、W杯では「ディフェンスが修正する前に隙をつかれ、突破されてしまった」(安田監督)という難敵・インドとのリベンジマッチ。前回負けたことをバネに、チャレンジ精神をもって戦いに臨みました。
 前回の立ち上がりを教訓に、開始早々から早めのプレスを仕掛け試合の主導権を握るさくらジャパン。10分、右サイド深くへの切り込みから出てきたボールを、サークル手前で拾った中川選手が、そのままサークルトップまで運んで自らリバースシュート。「サークルトップからのシュートが狙えるようにやってきた。バッチリ練習通りに決めることが出来た」と中川選手自身も会心のゴールが決まって先制点を奪います。
 31分にも、右サイドからのプレスでボールを奪うと、FW大塚志穂選手(天理大)のセンタリングに、千葉選手がスライディングタッチシュートを決めて追加点。さらに試合終了間際69分には、LCから大塚選手がセンタリングを通すと、FW新井麻月選手(天理大)がダメ押しのリバースシュートを叩き込み、3点目。守ってもGK浅野祥代選手(ソニーHC)の好セーブとDF陣の組織的な守備で、個人技で攻め込むインドを完封に抑え込み、W杯の雪辱を果たしました(11/16・JPN3-0IND)。
 「最後までよく集中して戦った。今日負ければ明日はない。最初の大きな山場をチームが一体となってクリアできた。戦術に対する規律、チームのやろうとすることの90%は出来たと思う。最大の課題はこのカタチを維持すること」と、安田監督も納得する会心の勝利です。

 11月19日にはいよいよ中国との一戦を迎えます(現地時間15時)。「中国と韓国のいずれか、もしくは両方に勝ってゴールドメダルマッチに出場することが最大の目標」(安田監督)とする天王山は目の前。「ここで(五輪出場権を)取りに行けるように、結果を出す気で決勝まで進みたい」と、山本新キャプテンも決意しています。
 中国広州の地で、熱く戦うさくらジャパンにご声援を!


posted by garfy |18:31 | 【女子代表】 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2010年11月17日

アジア大会 さくらジャパン第3戦勝利!

【第16回広州アジア競技大会】

女子プールマッチ 第3戦

 日本 3-0 インド

【得点】
 中川未由希 (FG)
 千葉香織 (FG)
 新井麻月 (FG)

posted by JHA |09:37 | 【女子代表】 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加