2012年02月03日
いよいよオリンピックイヤーとなった2012年。男子・女子ホッケー日本代表は、ロンドンオリンピック出場権獲得に向けて、絶対に負けられない戦いが始まります。
恒例となった京都・八坂神社への新春祈願。今年は1月20日に、吉田大士協会会長を始め協会役員30数名が出席して執り行われ、女子代表「さくらジャパン」にとっても2004年にアテネ五輪出場を祈願して以来9度目。以後、御礼、祈祷、北京五輪出場権獲得御礼などを行ってきましたが、今年はなんといっても悲願である五輪男女同時出場を祈願しました。
「目的はひとつ。三度目の五輪出場。必ず出る」と安田善治郎女子代表ヘッドコーチ。4月25日から岐阜県各務原で開催されるロンドン五輪最終予選。ここにきて参加国に変更があり、トリニダート・トバコに替わって、オーストリア(FIHランク29位)の参加が決まりました。格下とはいえ、どの国も威信を賭けて『打倒ジャパン』を旗頭に挑んでくるだけに油断はできません。
ここまでは体力づくり重視したトレーニングを行ってきましたが、今後は組織力を強化したホッケーをどこまで完成させるかが課題。「まだまだ試行錯誤の部分が多い。特にディフェンスが弱いので、ベテランを招聘した」と安田HC。そのためにアテネ、北京を戦ってきたCAP数300以上の超ベテランDF加藤明美選手をメンバーに加え、ストッパー、後方からの司令塔としての役割を期待します。「(加藤選手を)全ての時間に出場させられるわけではないが、ベテランらしい判断の早さでディフェンスをまとめあげて貰いたい」と、最後のワンピースが入って、2012年さくらジャパンの全体像が次第に出来上がってきました。
さくらジャパンは八坂神社での新春祈願の翌日には、FIHチャンピオンズトロフィー2012(アルゼンチン・ロザリオ/1.28~2.5)出場のため日本を出発しました。世界のベスト8が集まるこの大会で、どのように戦っていくのかに注目が集まります。
出場国は、前回優勝のオランダ(FIHランク1位)、前回準優勝でホスト国のアルゼンチン(同2位)をはじめ、ドイツ(同3位)、イギリス(同4位)、中国(同5位)、ニュージーランド(同6位)、韓国(同8位)と強豪揃い。現在FIHランク9位の日本にとっては全て格上の相手であると同時に、日本以外の国は全てロンドン五輪への出場権を決めており、五輪大会では直接のライバルとなる国々です。
「失点をしないしっかりとしたディフェンスとサークルに入ったら得点できるフォワード。今までの課題を確実にクリアしてそれらを試しながら、ひとつでも上位の成績を勝ち取っていきたい」と、主将MF山本由佳理選手。五輪予選大会への経験値だけではなく、まずはこの大会で「結果を残す」意気込みで挑みます。
日本の予選ラウンドはプールA。オランダ、イギリス、中国が当初の対戦相手となります。初戦の相手は1月28日、現地時間12時30分開始のイギリス戦。北京五輪では1-1の同点で終始押し気味に試合を進めながらも、試合残り時間1分のPCでメダルへの最後の望みを断ち切られた相手。
「(五輪の)開催国だけにどこよりも強化が進んでいると思う。いろんな事にもトライしてくると思う。それだけに先ずは初戦突破。ここで弾みを付けることが出来れば、上の4つ(上位リーグ)に入ることも見えてくる」(山本主将)。
今回は上位チームばかりが相手なだけに守りの時間帯が増えてくることが想定されます。「ディフェンスを固めながら、どのように攻めに転じていくか、点と取っていくか。守備を固めながら攻撃に転じる組織力。そういったことを意識していきたい。それが予選大会への準備にも繋がる」と安田HC。
いよいよカウントダウンの段階に入る五輪最終予選までの日々。去る1月6日には、日本オリンピック委員会(JOC)によって、さくらジャパンが、2012年大会のシンボルアスリートに引き続き選ばれました。
期待は高まります。地元開催の利を活かしながら三回目の出場権を是が非でも勝ち取り、日本のホッケーを広く認識して貰うためにも頑張ってほしいものです。
posted by garfy |12:05 |
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2011年12月02日
2011年度女子ホッケーの最後を飾る第72回全日本女子ホッケー選手権が、去る11月17日から20日までの4日間に渡って開催されました。社会人選手権、学生選手権をそれぞれ勝ち抜いた上位8チームが日本一賭けて戦う大会です。
今年の会場は、福井県の越前町立ホッケー場。このホッケー場は今年の7月15日に1000人収容のスタンド棟が完成したばかりで、同日の落成式には女子日本代表「さくらジャパン」と丹生高男子が記念試合を行った場所です。
越前町は、2005年からホッケーを活かした街づくりを計画。隣接する県立ホッケー場と合わせ、人工芝コート3面や室内練習場などを完備した競技施設を整備し、日本屈指の規模を誇ります。来年のインターハイや2018年福井国体など全国大会の開催も予定されており、北陸のホッケータウンとして今後ますますの発展が期待されるところです。
大会は、それぞれ予選リーグを全勝で勝ち抜いたコカ・コーラウエストレッドスパークス(予選リーグA組1位)とソニーHC BRAVIA Ladies(B組1位)との4年連続の決勝戦となりました。
前半折り返して、互いにPCからの得点で1-1の同点と一進一退の攻防で迎えた後半66分。ソニーHCのキャプテンで、さくらジャパンのキャプテンでもある山本由佳理選手からのアシストを受けた中川未由希選手が勝ち越しゴールを決め、2-1でソニーHC が勝利。6年連続14回目の全日本選手権制覇を成し遂げました。
これにて国内大会の全日程が終了し、女子ホッケー日本代表・さくらジャパンは、2012年4月25日より岐阜県グリーンスタジアムで開催されるロンドン五輪予選に向けての集中した強化日程がいよいよ始まります。
11月15日に五輪予選参加国の発表があり、日本会場には、アゼルバイジャン(FIHランキング15位)、チリ(17位)、ベラルーシ(22位)、マレーシア(23位)、トリニダート・トバコ(35位)の参加が決定しています。
世界ランキングでは9位の日本が圧倒的に優位な状況ですが、「どこの国も国家の威信を賭けて勝ちに来るだけに油断は出来ない」と安田善治郎ヘッドコーチ。特に先頃カナダで行われた4ヶ国大会(7/20-24、カナダ、チリ、トリニダート・トバコ、日本が参加)では、チリと2回戦って2回とも引き分けている(第2戦1-1・第4戦0-0)だけに予断を許しません。安田ヘッドコーチも「当面のライバル。細かくつないで攻めてくるスペインのようなホッケーをするチーム。PCの戦術もある」と、話します。
強化日程としては、まず12月8日より29日までの長期合宿などでチームの基礎固めを行います。その前後に海外遠征(韓国・中国など)を挟みながら、1月末にアルゼンチンで開催されるチャンピオンズトロフィー(1/28-2/5)に備えます。
9月に中国で開催された第2回アジアチャンピオンズトロフィー(9/3-11、中国、インド、韓国、日本が参加)では、中国(日本0-3中国)と韓国(日本0-1韓国)に勝利することが出来ませんでした。
「大きな違いはパワーの差。これは歴然としている。ボールスピード、パススピード、コンタクトプレーなど相手の方が1つ上。技術や戦術で勝っても個々の戦いになったときに差が出てしまう」と、安田ヘッドコーチ。そのために徹底したフィジカルトレーニングの重視を考えています。「ここからまず4ヶ月間、根気よく徹底して行いたい。合宿も午前中はフィジカルトレーニングにあてるなどして、身体的な強さ、スタミナをより強化する。そのことから生まれる自信もメンタル面の強化に直結する」と、さくらジャパンのバージョンアップを図ります。
代表候補のメンバーも12月の合宿に向けてほぼ絞られてきました。最前線のFW陣には、大塚志穂(天理大)、藤尾香織(旧姓;千葉/ソニーHC)、三橋亜記(山梨学院)、柴田あかね(グラクソ)。ここに故障から復帰の新井麻月(コカ・コーラW)、若手の山田明季(山梨学院)、永井友理(東海学院)らが加わってのポジション争いとなります。
昨年の第1回アジアチャンピオンズトロフィーからさくらジャパンに参加し、最近はレギュラーの座を獲得しつつあるFW三橋選手は「ジャパンの中で戦っていて、まだまだ自分の力は足りないけど、確実に自分が成長している」と、手応えを感じています。「4月まで本当に時間がないので、日々を大切にして自分の課題を克服し、チームに貢献できる選手になりたい」と、目を輝かせました。
中盤MF陣は、駒澤李佳(コカ・コーラW)、中川未由希(ソニーHC)、山本由佳理(ソニーHC)ら不動の3選手に、ベテランの岩尾幸美(Green Deer's)、片峯美里(グラクソ)、田中泉樹(山梨学院)、阿久津智恵(グラクソ)、西村綾加(天理大)、佐藤雅子(ソニーHC)らがサブメンバー候補としてしのぎを削ります。
チームの主戦として文字通りチームを支えるキャプテンMF山本選手は「12月から鍛え直していきたい。ジャパンのメンバーとしてみんなが同じ意識を持つことが大切」と、話します。「チャンピオンズトロフィーの高いレベルの中で、どこまで自分たちが通用するのか積極的にトライして、チームの強みや課題を判断していきたい」と、明確な目標を語ってくれました。
ディフェンスを担うFB陣には、村上藍(ソニーHC)、林なぎさ(ソニーHC)、小野真由美(コカ・コーラW)に、ドラッグシューターとしても安田ヘッドコーチが期待を寄せる坂井志帆(東海学院)らが名を連ねます。
「課題はGK」と安田ヘッドコーチ。現在は、浅野祥代(ソニーHC)をメインに大家涼子(グラクソ)が控えますが、「浅野を脅かすような3人目の選手が欲しい」とのこと。五輪本大会は16名エントリーなのでGKは1名だけですが、高いレベルでのポジション争いが、この先もさらに必要だということです。
「日本が勝っていくためには、組織を活かしたパスホッケーの確立。そのためのシンプルでスピーディなパスワーク。1つのボールに対して、一人ひとりが戦況を予測しながら意図を持って全体としてどう動けるか、ゲームの中でそういった理解と判断が必要」と安田ヘッドコーチ。さらに「全体的にもっと気持ちの激しさが欲しい。これはチームのムードをあげる重要な要素」と、考えています。
いよいよ正念場を迎えるさくらジャパン。ロンドンへの道はここから始まります。
posted by garfy |17:22 |
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2011年09月21日
9/21(水)開催予定の全日本社会人ホッケー選手権大会の最終日は、荒天のため中止となりました。
最終結果は、下記の通りです。
男子
優勝 名古屋フラーテルホッケーチーム、小矢部RED OX
第3位 福井クラブ、RIVERSOUL岐阜
女子
優勝 ソニーHC BRAVIA Ladies、コカ・コーラウエストレッドスパークス
第3位 南都銀行、グラクソ・スミスクライン
posted by JHA |09:09 |
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2011年07月25日
女子ホッケー日本代表「さくらジャパン」は、アイルランドのダブリンで行われた第7回チャンピオンズチャレンジⅠで、最終日(6月26日)にアメリカと優勝争いのゲームを戦い、これに3-2で逆転勝利。2011年FIHチャンピオンズチャレンジⅠの金メダルを獲得すると共に、2012年にアルゼンチンで開催される世界8強大会・チャンピオンズトロフィーへの出場権を獲得しました。(最終順位;1位日本、2位アメリカ、3位スコットランド、4位スペイン、5位南アフリカ、6位アイルランド、7位インド、8位アゼルバイジャン)
「FIHランキングの上では日本が一番上、最悪でもベスト4。普通に戦えれば優勝して当たり前の大会」と、女子代表の安田善治郎ヘッドコーチ(以下、安田HC)。とはいえ、全ての参加国が「打倒JAPAN」を掲げて臨んできた大会だけに、そこを勝ち抜くのは並大抵のことではありませんでした。
さらにこの大会は、予選リーグA・Bプールの4チーム同士が、もう一度8チームによるビッグトーナメントで順位を争うという特殊な方式で実施されました。実際、決勝に進出した日本は予選Aプールで3位(1勝1負1分)、アメリカはAプール4位(0勝2負1分)からの勝ち上がりでした。
「コンディションをうまく調整しながら(決勝トーナメントの始まる)4試合目からピークに持ってくる、そう言うチームプランが必要だった。これはアメリカも同じ考えだったと思う」と、安田HC。
しかしながらこの方式は、若手と中堅を中心にチーム再編成をしたさくらジャパンにとって大変好都合でした。予選リーグで喫した南アフリカ戦での大敗(日本1-5南ア)もむしろ収穫。身体の大きい相手にパワーとスピードで押し切られ、相手のペースで試合が進む。このことには十分に対策してきたはずでしたが「これからの課題があらためて浮き彫りになり、選手達も意識が変わった」(安田HC)と、巻き返しを図るきっかけにもなったようです。逆に後半になっても運動量を落とさずチャンスメイクするさくらジャパン本来の強みも確認できたといいます。
4月に実施されたサンディエゴ(アメリカ)での遠征で、アメリカ代表との交流戦を繰り返し、この大会ではアメリカとの初戦、決勝と重要な試合を、接戦で勝利できたのも大きな成果といえるでしょう。
特に決勝のアメリカ戦は、前半終了間際まで0-2のビハインドと厳しい展開。しかし35分、MF阿久津智恵(グラクソ・スミスクライン)からのセンタリングのこぼれ球を、走り込んだFW柴田あかね(グラクソ・スミスクライン)がヒットシュートで決めた起死回生の得点は「相手を気力と体力で上回った結果のFG。優勝への望みを繋いだ」と、安田HCも高く評価します。
また選手個々の動向や成長もありました。新キャプテンとなって初めての国際大会となったMF山本由佳理(ソニーHC BRAVIA Ladies)は、「記者会見(4月4日/東京)で、絶対優勝すると宣言したこともあって、意識し過ぎてちょっと様子がおかしかったが、予選リーグを1勝1敗1分で終え、4戦目のトーナメント初戦のインド戦あたりからようやく吹っ切れたようだ」と安田HC。むしろ前キャプテンのMF駒澤李佳(コカ・コーラウェストレッドスパークス)は、「やはり気が楽になったのか攻守に大活躍。ずっと好調だった」と、安田HCも目を細めます。特に両選手とも、決勝のアメリカ戦は「ベストゲームだった」と、ここ一番の勝負強さを発揮しました。
またDF村上藍(ソニーHC BRAVIA Ladies)がPCのドラッグシューターとして成長したことも大きな成果です。「シュートの精度も威力も増した、これは大変明るい材料。PCの成功率は3割近い(PC19回/5得点)数字で村上は4得点、しかもスペイン戦やアメリカ戦など、決勝点となる大事な場面で決めてくれている」(安田HC)。
今後はさらに第2のシューター育成を念頭に置きつつ、より効率的な攻めを目指していきます。
「いまのチームのままでチャンピオンズトロフィーに出場しても結果は出ない。さらなるフィジカルアップ、身体をつくりながら、試合を通じてスペースワークのためのフリーランニングを全力で継続できる体力が必要」と、安田HCは総括します。
今大会での結果を受けて、FIHランキングで日本(9位)が、インド(10位)、スペイン(11位)、アメリカ(13位)を上回ることが確定し、このことは2012年4月に岐阜県で行われる五輪最終予選の組合せに大いに影響します。
「現在の状況だとかなり有利な組合せとなる。8月のユーロ(ユーロホッケーネイションズ・チャンピオンシップ)の結果如何で、全体の組合せも見えてくるだろう」と、安田HC。
来るべきロンドン五輪最終予選に向けて、チーム戦力の向上を図りながら、さくらジャパンの挑戦の日々は続きます。
posted by garfy |10:42 |
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2011年07月22日
4月4日(月)に東京の岸記念体育会館で日本ホッケー協会・ホッケー日本リーグ機構の記者発表会がおこなわれました。
会見の冒頭では、日本ホッケー協会の内藤正武副会長より「東日本大震災にて多くの被災者が出ていることに大変心を痛めている」と、被災地への思いを寄せた気持ちが表明されました。
折りしも震災当日は、全国の理事が東京に会して理事会の最中。内藤副会長は「2度の揺れで全員が避難、皆で眠れない夜を過ごした。震災の恐ろしさ、気持ちが通じるだけに、協会としても義援金を全国で募るなど、1日も早い復興に向けて協力をしていきたい」と、現在の心境を語りました。
さて今年度のホッケー日本リーグは、東日本の復旧状況など様々な社会情勢を確認しながら、当初の予定より約1ヶ月遅れとなりましたが、間もなく開幕を迎えます。
男子リーグは5月4日(岐阜・埼玉)、女子リーグは5月20日(山梨・奈良)の開幕となり、男女とも1回戦総当たりで順位を競い、男子は10月22、23日のプレーオフ、女子は10月15、16日(男女いずれも岐阜)のプレーオフで今年度の優勝チームが決まります。
特に女子リーグのプレーオフでの決勝は初の実施となり、各チームとも今までとは違った戦い方が求められそうです。
来る2012年4月26日より岐阜県グリーンスタジアムにて行われる男女同時開催のロンドンオリンピック最終予選大会。この日は、決戦まであと1年となった男女ホッケー日本代表チームの新体制や代表候補選手、年間強化計画などの発表が行われました。
男子ホッケー日本代表チーム「さむらいジャパン」は、昨年11月に中国で開催されたアジア競技大会で6位という不本意な戦績となりましたが、その結果を受けて韓国からデビットカーン(David Kang)氏を新ヘッドコーチとして招き、4月1日より新チームとして強化活動を再開しております。
会見でカーンHCは、「男子チームの弱点はクリアになっている。五輪出場を目指し、自分自身も持てるものを全て出し切って、勝てるチームを創っていきたい」と決意を述べました。強化のポイントとしては、試合開始から終了まで、ハイスピードを出し切れる基礎体力の向上を第一に挙げ、具体的なことでは「PCでのディフェンスに弱点がある」(カーンHC)ことを重視し、GKのレベルアップと併せて、PCでの阻止力のアップを最重要課題としています。
主将・川上啓選手(名古屋フラーテルホッケーチーム)は、「2月に(代表チームが)解散して選手にとまどいもあったが、選手個々に大事なのはパフォーマンスをすること。なによりいま足りないのは“チーム力”。大きな国際大会でチームとしての力が出すことが出来るように、あと1年の代表合宿を大切に過ごしていきたい」と、意気込みを語りました。
アジア競技大会での五輪出場権獲得に期待が集まった女子ホッケー日本代表「さくらジャパン」でしたが、出場権獲得のための上位2枠にあと一歩の3位の戦績となり、こちらも来春の各務原での最終予選が決戦の舞台となります。
最大の課題は決定力不足。特にアジア競技大会での中国、韓国戦では、PC取得数、シュート数などでデータ的には日本が上回っているにも関わらず、勝ちきれない結果となりました。つまり決定的なチャンスで正確なシュートが打てない、またベースラインから回り込んでチャンスを作っても、パッサーやレシーバーのポジショニングが曖昧で多くの得点チャンスを潰していた点などが挙げられます。
それを克服するためには、個々のプレーの質はもちろん、チーム内のコミュニケーション能力を高めて、戦術を理解した意図的なプレーの展開が求められるところです。
アジア競技大会後に行われた代表候補選考会の結果、選ばれたさくらジャパンの新チームは、思い切って若手を軸にしたフレッシュなメンバー構成となりました。
「あと一年の間で何をやるのか、やれるのか。70分以上を走りきれる体力づくりもさることながら、若い選手に失敗しても思い切ってプレーさせる環境をつくって、経験を積ませていきたい」と、安田善治郎ヘッドコーチ。「チームとしては五輪予選突破は当然のこと。ロンドン五輪での6位以内の入賞を狙っていきたい」と、目標を掲げました。
海外遠征や国際大会出場なども含みながら年間180日ぐらいの強化日程となりますが、「代表候補としてひとまずのメンバーを選出したが、これからの大会なども見ながら(メンバーを)入れ替えていくこともある。実際、他にも何人かは期待している選手がいる」と、最終出場メンバーの絞り込みも、ここからがスタートとなりそうです。
新チームの主将を担う山本由佳理選手(ソニーHC BRAVIA Ladies)は、「新メンバーも迎えてここからがスタート。いつまでもベテランだけに頼るのではなく、しっかりとフォローしていきたい」と、新しいチーム作りへの決意を語ってくれました。
最終予選まであと一年。待ったなしのラストイヤーを全力で駆け抜け、さむらいジャパンとさくらジャパン、悲願の男女アベック出場をなんとしても実現して欲しいものです。
posted by garfy |19:49 |
【記者発表】 |
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2011年01月12日
女子ホッケー日本代表「さくらジャパン」のロンドン五輪出場権が懸かった第16回アジア競技大会(2011/11/13~24)は、順位決定戦で難敵インドを延長戦の末、1-0で破り、第3位の戦績で終了。2位以上での五輪出場権獲得にファンの期待は集まりましたが、あと一歩及びませんでした。
しかしながら、戦況を振り返りますとまさに満身創痍でのタフな戦い。ベストメンバーで戦えない状態で、3位に踏みとどまったのは大健闘でした。また後述しますが、ここでインドを上回る戦績を残せたことが、来るべき五輪予選への大きな収穫となっています。
様々な悪条件が重なり、大会途中からさくらジャパンは大幅な戦力ダウンに陥っていました。
まずは主戦であり、2列目の要のMF駒澤李佳選手(コカ・コーラ)を大会直前の負傷で欠場を余儀なくされたこと。さらにバックアップとして起用した眞鍋敬子選手(南都銀行)も、大会途中で足首を痛めるアクシデントに襲われます。このため前線の永山加奈選手(山梨学院)を一つ下げて、山本由佳理選手(ソニーHC)に駒澤選手のポジションを担って貰うという苦肉の策もとられました。
また大一番の中国戦で、ここまで温存してきた三浦恵子選手(ソニーHC)を出場させますが、前半終了間際に足を痛めて負傷退場。悪いことは重なり次の韓国戦では、攻撃陣の一角を支えていた新井麻月選手(天理大)が、左手の指を骨折して戦列を離れます。
「控えの選手がほとんどいない状態で(3位決定戦のインド戦は)よく戦って、しかも勝てた。眞鍋の決勝ゴールは値千金」と、安田監督も薄氷の勝利を振り返ります。
+++インド戦+++
大会でのターニングポイントとなった中国戦と韓国戦。シュート数、PC数とも相手を上回り、ゲームプランとしては悪くない戦いをしました。しかし「個人の決定力がまだまだ弱かった。これは千葉にしても永山にしても。チャンスは何度もあったが攻めきれず、逆に相手に切りかえされる場面も多かった」と、安田監督。
「自分の(ファンダメンタルな)スキルが世界のトップと比べてどうなのか。激しいプレッシャーの中で、それを常に出し切れるのか。そう言うことを日頃から心がけて取り組んで欲しい」。ストローク、筋力、サークルトップでのアプローチなど、個人レベルでのベーシックなスキルを、一人ひとりがより高いものにあげる必要があるといいます。
さらに課題となったPCでの決定力不足。安田監督は「バリエーションが不足している。小手先の技よりも、より強力なフリックシュートを打てる若手を育てることも必要」。ここは大型DFで代表候補でもある坂井志帆選手(東海学院)ら、若手の台頭に期待を寄せています。
+++坂井選手+++
+++アジア大会+++
2011年のさくらジャパンは、1月12日より10日間の日本代表候補選考会合宿に入り、新チームを結成します。「国内の高校、大学、社会人選手を対象に、今までのメンバーも全てリセットして選考会を行う。“ジャパンで戦いたい”という強いモチベーションを持った選手を集めたい」と安田監督。よりやる気のある選手を集めて層を厚くし、チーム内でのライバル関係が出来るようにしていきたいと話します。
具体的には、日本女子代表候補を新たに28名程度選抜し、2月から3月にかけて2週間程度の強化合宿を実施、海外遠征や外国チームを招聘しての国際試合も計画されています。「本番の国際大会だけではなく、試行錯誤しながら海外のチームと戦う機会をもっと増やしていきたい」と安田監督。当面の目標は、6月18日よりアイルランドで行われるチャンピオンズチャレンジⅠが照準となります。
その後は、多少のメンバー増減を加えながら、2012年4月25日から岐阜県各務原で行われるロンドン五輪予選(2012/4/25~5/7@岐阜県グリーンスタジアム)で戦うチームの育成が最大の目標です。
そのロンドン五輪予選。現在は日本、インド、アゼルバイジャンの3ヶ国で開催が予定されており、それぞれの開催国に6ヶ国が集い、各優勝チームが五輪出場権を手にするというもの。開催国グループのFIHランキングでは、日本(Rank9)がインド(Rank11)を上回り、インドの下位にアゼルバイジャン(Rank14)、という構図です(ランキングは2010/9発表のもの)。
予選の組み合わせで最も気になるのが、開催国以外の参加チームでランキング上位のチームがどこに割り当てられるのか。現在は、スペイン(Rank10 )、アメリカ(Rank13)、アイルランド(Rank15)という順列になっています。この順列は下位から割り当てられ、現在のランキングですと、開催国のアゼルバイジャンにスペイン、インドにアメリカ、日本に来るのはアイルランドとなります。
「アジア大会でインドを上回ることが出来たので、よほどのことがない限りこの組み合わせは変わらないと思う。五輪予選は優位な組み合わせで戦えそうだ」(安田監督)と、アジア競技大会でのインド戦にこだわった理由はここにあります。
+++安田監督+++
「五輪には当然出るのだという意識をしっかりと持つ。頭を真っ白にして、自ら伸びよう、常に前進しようという強い意志を持った選手を集めたい。いまのさくらジャパンに一番足りないのは、そこなのです」(安田監督)。
2011年はチーム作りの勝負の年。翌2012年の春、各務原の地に満開の“さくら”を花咲かせるための第一歩が始まります。
posted by garfy |10:53 |
【女子代表】 |
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2010年12月10日
第84回全日本男子ホッケー選手権大会・第71回全日本女子ホッケー選手権大会が岡山県にて、12/9(木)より開催されております。
岡山県ホッケー協会のホームページでも、試合結果が掲載されております。
URL http://www9.plala.or.jp/okahockey/alljapan.html
連日、熱戦が繰り広げられておりますので、ぜひ会場に足をお運び下さい。
また男子の決勝戦はテレビ放映されますので、ご覧下さい。
posted by JHA |09:28 |
【JHA】 |
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2010年11月26日
大会もクライマックス、男女とも最終戦を迎えました。
さくらジャパンは3位決定戦、インドとの対戦。交代できるメンバーがわずか2人という、まさに満身創痍のチーム状態でしたが、延長戦でのゴールデンゴールで見事に銅メダルを獲得しました。(詳細はこちら→http://www.hockey.or.jp/pdf/2010/sakura/asiangames/sakura_asiangames2010_match07.pdf)
決勝戦は地元・中国対韓国。ファイナルらしい非常にエキサイティングなゲームになりました。スコアレスのまま延長戦でも決着がつかず、PS戦で争われた結果、中国が2大会連続の金メダルを獲得しました。
サムライジャパンは5位決定戦で中国と対戦。日本は優位な時間帯が多かったものの、中国に少ないチャンスを確実に決められてしまいます。結果、残念ながら0-2で敗れ、第6位で今大会を終えることとなりました。(詳細はこちら→http://www.hockey.or.jp/pdf/2010/samurai/asiangames/samurai_asiangames2010_match06.pdf)
男子の決勝戦はパキスタン対マレーシア。勝ったチームがロンドン五輪の出場権を獲得するとあって、緊迫したゲームになりました。結果は、前半にPCで先制し、後半立ち上がりに加点したパキスタンが2-0で勝利しました。また、3位決定戦はインドが1-0で韓国を下し、銅メダルを獲得しました。
13日間にわたる大会を終え、残念ながら男女ともロンドン五輪出場権を獲得するには至りませんでした。今後は2012年4月に岐阜・各務原で男女共催される五輪最終予選での出場権獲得に向けて、また新たなスタートをきることになります。
posted by JHA広報委員 |09:13 |
【話題】 |
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2010年11月26日
【第16回広州アジア競技大会】
男子 5位決定戦
日本 0-2 中国
(前半0-1、後半0-1)
【得点】
なし
posted by JHA |09:11 |
【男子代表】 |
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2010年11月24日
【第16回広州アジア競技大会】
女子 3位決定戦
日本 1-0 インド
(前半0-0、後半0-0、延長1-0)
【得点】
眞鍋敬子 (PC)
posted by JHA |17:20 |
【女子代表】 |
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