2010年01月02日
天皇杯
天皇杯の準決勝と決勝を観てちょっと気になったことを書きます。 あ、あけましておめでとうございます(笑 まずは準決勝と決勝を観ての名古屋グランパス、小川選手のプレー。 特に準決勝においてですが、いつから彼はあんなに仕掛けない選手になったのでしょうか? 危険なプレーよりも確実なプレーに傾いてきているように感じます。 小川選手が名古屋グランパスの中心選手であり、相手のマークも厳しく、そして攻守において多くの役割を任せられたり、ポイントつくりに奔走させられているのは見ていて感じました。 それでも昨シーズンまでに見られた、スピードに乗ってのプレーがほとんど見られなかった。 これはリーグ戦においても感じていたことです。 ・・・日本人選手の特徴の一つですよね。 リスクを冒すプレーを行わなくなる。 才能ある若手ほど、その傾向が強い。 怖さよりも上手さに傾いてしまうこの傾向には、暗澹たる思いがしてしまいます。 準決勝におけるガンバ大阪、遠藤選手のプレー。 たしか、後半20分手前くらいの時間帯のプレーでした。 4~5人に囲まれた中でキープし、左に流したパスのシーンです。 みなさんはこのプレーにどう感じたでしょうか? 私は、 「上手い!」 と思ったのと同時に、 「何故シュートという選択肢が含まれていないのか!?」 とビックリしてしまいました。 解説の方は非常に褒めていましたが、このプレーを手放しで褒めてしまう状況が、日本人のシュート意識の低さを現しているのかなと思います。 あの時の遠藤選手のプレー、スロー再生で見てみると、ボールの置く位置がシュートやドリブルがすぐに出来る場所にありませんでした。 はじめから、パスという選択肢しかない持ち方です。 (トラップした位置がたまたまあそこになってしまったのかもしれませんが) そしてパスを出すときも、シュートや仕掛ける素振りも見せていない。 あの状況でいくら遠藤選手が上手いとはいえ、パスしか出せない状況というのは問題があると思います。 あの状況がもし、W杯だったら・・・。 パスコースは確実に読まれていて、通らなかったでしょう。 いや、その前に、パスを出す溜めの時間すら許されずに詰め寄られ、削られ、ボールを奪われるのではないでしょうか? あのときあの場所で何も工夫も出来なかった遠藤選手に、不安を抱いてしまいます。 ・・・これは決してあそこでパスをしたことを否定しているのではありません。 パスの選択しかないような持ち方、プレーの仕方をしていた、幅の狭さに対して否定しています。 でもその遠藤選手も、決勝では2得点取りました。 特に1点目の突破からのミドルは凄かった・・・。 いや、スーパープレーです。 でも本当に評価したいのは2点目。 1点目のプレーみたいなことは、日本人選手も時々やります。 ・・・ただ単に成功しないだけで。 山崎選手も、フォローが無ければ突っかかって行って、ミドルを打っていたりしていました。 まあ、シュートの質は低かったのですが。 遠藤選手の2点目は、胸トラップがシュートを打てる位置に落とし、相手DFが突っ込んできても慌てずに最高の体勢をキープしていた。 日本人選手のパターンでは、最高の胸トラップが出来たとしても、相手DFが突っ込んできた時点で、ボールを下手に動かしシュートの体勢を自ら崩してキーパーに詰められて外すという風になると思います。 正直、あの瞬間に私は、遠藤選手は左にかわそうとして結果的にキーパーに詰められるだろうな、と予想しました。 でも遠藤選手は微動だにせず、シュート体勢に集中していた。 その動かなかったという神経の図太さを、評価したいなと思います。 新年の一発目はこんな感じで終わります。 名古屋グランパスをACLでもう一回見たかった悔しさ半分、サンフレッチェ広島をアジアに披露できる嬉しさ半分です。 名古屋は来シーズン、ACLという負担も無くなり躍進が期待できると思っています。 (小川選手がよりアグレッシブにプレーできれば優勝もありうるかな~と。) そして次のシーズンではまたアジアの戦いへ・・・。 サンフレッチェ広島は、たぶん物凄く苦しむシーズンになるでしょうね。 降格争いにも絡んでくるかもしれない。 でも、来シーズンの苦しみを乗り越えれば、選手もクラブもさらに成長する。 ペドロビッチ監督の魂をクラブに注ぎ込むためにも、我慢の来シーズンを戦いきって欲しいなと思っています。 最後に、勝者のガンバ大阪。 ACLは頼みました。 Jリーグの誇りと素晴らしさをどうかアジアに、そして世界により広めていって下さい。
posted by ittyo1 |23:08 |
Jリーグ |
コメント(13) |
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この記事に対するコメント一覧
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天皇杯
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グラファンです。
遠藤の決勝ゴールは見事でしたね。
ゴール前へ切れ込むシーンは昔の天皇杯のPIXYと
ダブって見えました。
グランパスは優勝を逃しましたが、
ACLの負担がなくなり正直少しほっとしています。
なんとしてもリーグ優勝して欲しいものです。
posted by KX | 2010-01-03 06:42
天皇杯
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少なくとも、遠藤著の「自然体」を読んでから批判してもらいたいものですな。
選手のプレー心理を知らずに勝手なことを書くな!
posted by パイン | 2010-01-03 12:32
天皇杯
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>KXさん
はじめまして。
私もPIXYのことを思い出しました。
あれはすごかったですね。
posted by クロノ | 2010-01-03 13:49
天皇杯
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遠藤に関しては、それはそれでいいかなと・・・年のこともありますし
2点目は素晴らしかったですね、一点目もよかったですが、あの2点目の絶妙さ
小川に関しては、激しく同意します。
見る機会は少ない選手なので、何とも言い難いですが、中途半端な選手だなぁと思いました。
いるべきとこにいるのはいた気がしますが・・・影が薄かった・・・
posted by なしあ | 2010-01-03 15:25
天皇杯
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そういえば大久保も何か丸くなった気がします。昔の尖ったプレーが懐かしい。あの彼はどこに行ってしまったのでしょうかね。
日本にいて多くの日本人と練習し試合をしていても、危険な選手には成長出来ません。
日本という土壌や日本人のサッカーに対する考え方が大きく影響しているのでしょう。
森本や本田のプレーには危険な匂いがします。常に「まずは自分が」得点を狙っている。その姿勢が守っている相手からしたら一番厄介なんですよね。
日本ではそういうプレーよりも、献身的な、忠実なプレーこそ一番評価されますから。
シュートを外したら、次のプレーで「もう一回俺によこせ」なんて言う選手が今の日本では育ちません。
若いうちにサッカーの見方を変えて、意識改革をすることは大切です。だからこそ、若ければ若いほど海外挑戦をして欲しい。
吉田麻也もいい経験を積んで成長することでしょう。
確かに今の遠藤もいい選手ですが、世界的に見てもスーパーな選手ではない。きっと世界では良い所止まりの選手でしょう。
若いうちに海外に挑戦していたらもっといい選手になっていたんじゃないかと考えると、実は勿体無い選手が日本にも結構多いんですよね…。
posted by 日本人ですから | 2010-01-03 16:18
天皇杯
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>日本人ですから
あなたこそ一番日本人らしい。
「何か丸くなった」大久保さんは、「若いうちにサッカーの見方を変え」に出掛けましたが・・・
海外に出れば解決、出なければ意識改革など不可、若くなきゃ駄目なんてオール・オア・ナッシングで言われてもねえ・・・
じゃあ全員国内リーグなんか捨てて、海外行っちゃおうぜー!?
posted by ただのかぶれ | 2010-01-03 17:24
天皇杯
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ガンバの皆様「天皇杯二連覇」を心からお祝い申し上げます。
いくつか、遠藤選手につい手が語られているのが見受けられたが、
遠藤の海外?
海外に出るのが全てではないだろうが、挑戦は無いよりも有った方がいいよね。
ところで、遠藤は三十路の今まで外国からオファーが有ったっけ?
そこで何故、彼に海外移籍の話題が無かったのか、次のような疑問が沸く。
1.そんなにすごい選手ならば、海外のチームがほっとかないはず?
2.実は彼には海外でプレーする自信が無い?
3.小笠原のような扱いされるのが怖い?
4.国内のプレーだけで、諸国の強豪チームに対抗できる自信があるの?
等など、代表に呼ばれる選手だからこそ、詳しく知りたいところだね。
posted by 余所者 | 2010-01-03 19:03
天皇杯
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>ただのかぶれ様
私は管理人さんのご意見が聞きたかっただけで、貴方の様な方に理解していただこうと思いコメントしたわけではありません。出来れば、私の書いた意味をもう少し読み取っていただく努力をしていただけると有難いのですが、そうもいかないみたいですね…。
私の見解はあくまで確率論ですのであしからず。貴方は本田があそこまで成長すると考えていましたか?グランパスのファンでも、今の本田を想像していた方は少ないと思います。ただ単に伸びる確率は若いほど高い。吸収力が違いますからね。ただ、海外に行くとプレー以外の面でも支障がある場合もある。
要するに、海外移籍はリスクを負ってまで本人がサッカー選手として成長したいかどうか、という簡単な問題です。
そこでは貴方の言う大久保、そして水野のように失敗して出場機会を失う危険もあるが、本田のように日本にいたら決して得ることのできない経験をし、大きく成長する可能性もあるわけです。
一度きりの人生です。ちなみに貴方ならどうしますかね?
国内リーグなんか捨てているかどうかわかりませんが、選手が海外に行っているオーストラリアが強い理由はそこにあります。言葉の問題が日本人より少ない部分も大きいですがね。
ただ報じられないだけで、その中には海外移籍に失敗した多くの選手達もいます。それこそ、去年の大久保のような選手もね。
ブンデスで大久保はポジション争いに負けました。その後の海外挑戦よりもW杯を重視して帰国しました。彼の人生で、それが彼の下した決断ですから、それ自体が悪いとは思いません。
ただ私はあくまで、若い頃から日本人らしくない彼の性格やプレーが好きで見ていた人間ですから、少し勿体無い気がしたのです。もう少し凄い選手になれたのに、彼自身の努力とかよりも、その環境が彼の周りになかったなぁと。
環境が変われば人は変わります。良い方にも悪い方にも。
日本がサッカーで世界トップクラスの国だったら、それは国内に留まっていても構わないかもしれません。ただ実際はそうではないんですよね。日本国内で良い選手になっても、世界との真剣勝負ではそれは意味をなさないということなのです。残念ながら。
本物のW杯で結局は1勝も出来ていない、今の日本の現状がそれを物語っています。
エントリーとは関係ない長文駄文、管理人さんには本当に申し訳ございませんでした。
posted by 日本人ですから | 2010-01-04 12:30
天皇杯
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みなさんコメントありがとうございます。
新年早々コメントいただけまして、非常に嬉しいです。
いや、今年は去年よりもいいことあるかも(笑
> KX さん
お互いに素晴らしいサッカーをしていましたね。
名古屋グランパスが優勝していたっておかしくなかった。
そう思わせる内容でした。
来シーズンは期待がもてると思います。
小川選手の更なる発展と共に、名古屋グランパスが実りのシーズンとなることを願っています。
・・・でもジュビロ磐田には勝たないでね(笑
>パインさん
あなたは私のブログをすべて読んでいますか?
私が読んだ本や観たテレビや観戦した試合をすべて見ていますか?
私の考えを理解していますか?
そんなことは絶対にありませんよね。
なのに何故あなたは私の意見を非難するのですか?
遠藤選手の本を読んでいないから非難するなという意見がまかり通れば、上記のような考えをまかり通ります。
「知らなければ批判できない」
というのはおかしい。
もちろん、情報0での批判は間違っています。
ですが私もこれまで見た試合、読んだ本は様々あり、そこから自分なりのサッカー観なりを築いています。
それに沿って考え、書いています。
私の考えがおかしいと思われるならば、堂々と矛盾点をご批判下さい。
そうでなければ、私も応えられませんので。
できることならもう一度冷静に書かれた部分をお読み下さい。
> クロノ さん
ピクシーももしかしたら、自分のプレーを思い出したかもしれませんね。
それくらいすごかった・・・。
>なしあさん
遠藤選手のパスに関しては、本文でも書いているように、パスを批判しているわけではありません。
もしあの場面がW杯だったら。
そう考えて見ると、どうでしょうか?
何らかのアクションを自ら起こさなければ、パスさえもままならなかったと思われませんでしょうか?
>日本人ですから さん
大久保選手も怖さが消えている気がします・・・。
日本だから駄目だとは思いませんが、どこか日本の文化やサポーターがオールマイティを望んでいて、選手がそれに応えようとして怖さがなくなっているような感じがしています。
・・・これは次のエントリーでテーマにしたいと思います。
>ただのかぶれさん
海外、若さが異常に持ち上げられている感じは私もします。
その一方で、日本人ですからさんのおっしゃっていることもわかる。
これは相反する問いではないのではないでしょうか?
海外で学ぶことはそれはそれで大切。
そのために挑戦できる選手は挑戦すべきだと思います。
と同時に、如何にJリーグ、日本サッカー界全体をレベルアップの場としてより優れたものにしていくか。
育成やリーグの強化もすべきです。
この二点を少しずつでも整備していって発展させることが大切なのかなと思います。
> 余所者さん
遠藤選手の本当の心理はわかりませんね。
でも、ガンバ大阪が離さないってのはあると思います。
そしてそれに応えなければいけないという遠藤選手の責任感も・・・。
遠藤選手の発言としては、海外に挑戦したいというコメントはよく残していますよね。
>日本人ですから さん
再度コメントありがとうございます。
海外とJリーグの違いは本田圭佑選手や長谷部選手がよくコメントに残しています。
甘えが許されない環境だということは、二人の言葉としてよく聞きますね。
そこが一番大きなポイントかもしれない。
ですから、海外に出ることには賛成です。
と同時に、上記と同じことの繰り返しとなりますが、Jリーグや日本サッカー界の状況をどうしていくか。
このこともやらなくてはいけない。
これは、日本で戦うことを決意した選手たちの使命でもあると思います。
ですから、同時進行。
これこそが一番の近道だと思います。
・・・そのためにサポーターが何をするかについては、以前も書きましたが、また書きたいな~という気持ちになってきました。
ケンカというか、言い争いはちょっと・・・というい感じですが、しっかりとした意見のぶつけ合いなら大歓迎ですので、エントリーから多少関係なくとも気にしないで下さい^^
今回のお二人のやり取りは、もう少し丸く表現していただければ大歓迎というのもでしたよ、当ブログでは。
posted by 管理人 | 2010-01-04 23:32
天皇杯
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シーンが分からないので何とも言えませんが、
パスコースを消されるといわれますが、ゴール前ならパスコース塞ぎに、前に出てくれたら、サイドの裏狙えるのでは?裏を抑えにひいてくれたら、プレイエリアが広がって、体勢を変えれるのでは? とおもいます。
とはいえDHでの出場かつ長谷部のバランスとりに探すことが多い を考えると、遠藤がそのシーンになる機会自体あるかどうか・・・
たしかに、他の日本人選手が遠藤でなければ(遠藤はかなり難所でも落ち着いてさばけるので)、「パスします」のような持ち方をしたら、すぐにつぶされてしまいそうですが・・・
posted by なしあ | 2010-01-05 00:20
天皇杯
コメント投稿者ID :
>なしあさん
コメントありがとうございます。
ゴール前というかペナルティエリア内での出来事だったので。
裏を狙うような状況ではありませんでした。
あるかどうかのシーンなのは確かですね。
でもこうしたシーンにもっと関わって欲しいという思いはあります。
ボールの置く位置って、結構日本人選手の弱点かな~と思うので、遠藤選手だけの問題ではないのでしょうけどね・・・。
posted by 管理人 | 2010-01-07 21:31
天皇杯
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確かに、
内部なら、打つ選択も視野に置いてほしいですね。
Jの試合見てるとトラップミス多くて、何だこりゃと思うことがあります。
posted by なしあ | 2010-01-07 22:28
天皇杯
コメント投稿者ID :
>なしあさん
再度コメントありがとうございます。
相手のいないときのトラップはJリーグの選手も見事です。
そりゃあもう、スペシャルなトラップをよく目にしますよ。
でも、ゴール前、特にペナルティエリア内やスピードに乗った状態でのトラップは・・・。
劣りますよねぇ・・・世界にもアジアにも。
posted by 管理人 | 2010-01-08 23:43
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