2009年11月24日

クラブの伝統とスタイル

 Jリーグにおいて、スタイルと伝統をもっているクラブは非常に少ないでしょう。
個人的には、鹿島アントラーズだけだと思っています。
スタイルという意味では、ガンバ大阪やサンフレッチェ広島も素晴らしいスタイルをもっていると言えます。
ただこれは、優れた監督が一人で築いたものであり、次の監督になれば失われてしまう可能性が高いものでしょう。
実際に、ペドロビッチ監督は監督が変わればスタイルも変わってしまうだろうとおっしゃってました。

 自分達はどう戦いたいか、どんなサッカーをしたいかを表現するのがスタイルです。
そのスタイルをクラブのフロントが常に持ち続け、そのための監督人事や選手集め、ユースの育成をしていくことで伝統にまで昇華される。
まだJリーグが誕生して20年未満。
スタイルが伝統まで昇華するには短すぎる期間ですが、その間に(沈んでいる期間でも)スタイルを貫き伝統にまで昇華させている鹿島アントラーズというクラブは、やはり素晴らしいと思います。

 しかし、期間は短いとは言え伝統にまで昇華させられそうなクラブが他にあまり見られないのは、何だか寂しいですよね。
何故、伝統にまで昇華できないのか?
以前のエントリーとも被ってしまう部分はありますが、それは、
「結果をすぐに求めること」
が原因だと思います。

 オシムさんがゲーム雑誌のインタビューでクラブについて語っている記事がありました。
サカつくの最新版の記事で、だったかな?
内容もうろ覚えですが、確かその中に、
「(人もクラブも)成長には時間がかかる、日本人は結果をすぐに求めすぎる、時間はお金ではかえない」
とか何とかおっしゃっている言葉がありました。

 いや、私も意味はわかっているつもりでしたが、オシムさんの言葉を読むと改めて反省させられました。
結果はすぐ出ないですよね。
選手だってすぐには成長しません。
なのに、結果ばかり求めてしまう。
育てるには時間がかかるという話をすれば、すぐに「それでJ2に落ちたらどうする」的な極端な議論に走りがちになる。

 育つ・育てるには時間が必要。
時間だけではなく忍耐が必要。
そこを排除して目先の結果ばかり求めると、それは凋落の一途しか辿らなくなる。
・・・今のジュビロ磐田もその悪しき事例の一つでしょうか。

 そしてそれは多くのクラブでも言えることです。
相手の良さを消すことばかりに腐心した「破壊のサッカー」に流れ、自らのスタイルを築こうとしないクラブが多いとは思いませんでしょうか?
自ら多くの美しさ・楽しさを生み出す「創造のサッカー」の方が遥かに魅力的だと思いませんか?
(念の為ですが決して、ポゼッションは美しい・カウンターは美しくないとは思いません。開幕戦における鹿島アントラーズのカウンターは非常に美しかった・・・。ああいったカウンターならば、常に見ていたと思います。)

 スタイルとは「軸」です。
試合の展開次第で攻守は様々変わります。
それでも、「軸」がブレなければやりたいサッカーからは外れることがないでしょう。
例え攻め込まれていても、守りながらも攻撃的な美しさを感じるサンフレッチェ広島のように・・・。

 「軸」が続けば「伝統」に変わる。
個人的な見方ですが、鹿島アントラーズの伝統は「機能美」だと思っています。
現実的・合理的な判断をできる選手達が、その時にもっとも効率的な判断を無駄なくする。
機械的な美しさを感じます。
長中短自在なパス・・・特に中のパスの使い方が上手いな~と。

 多くのクラブがスタイルと伝統を築いていって欲しいですが、そのためにはフロントが明確なビジョンをもつことが不可欠。
・・・親会社におんぶ抱っこでは限界がきてしまうことは明らかだと思います。
この100年に1度と言われる不況は、クラブも厳しいですが企業はもっと厳しい。
もしかしたら、自らの足で歩く、自立のための苦しみ耐えて成長する期間なのかもしれません。
それはもちろんジュビロ磐田もですが。
現実はそんなこと言ってられない状況かもしれませんが、もしこの時に自立を決断し行動できるクラブがあったとしたら、それはきっと近い将来大きく羽ばたくクラブになるのではと思います。


 さて、スタイルと伝統についてジュビロ磐田はどうか。
「美しいパスサッカー」というスタイルは捨てずに眠っています。
正直、ここ数年はまったくそんなスタイルで戦っていません。
それでも、ずっとこのスタイルを目指していることは評価できます。
サポーターの中にも、選手の中にも、クラブの中にも想いとして強く残っている。
伝統に昇華するためには、例え今できなくともこの想いをもち続けることは大切です。
耐えなければいけない時期に、しっかりともち続けられるということは、そうなれる可能性は大いにあるということです。

 そしてジュビロ磐田の最大の強みは人材にあります。
名波選手、藤田選手、中山選手などなど・・・。
他にもたくさんの名選手がいました。
彼らがまたジュビロ磐田に戻ってきてくれるのであれば・・・スタイルを熟知していますから、クラブに継続性をもたらせてくれます。
バルサにおける、クライフさん、ライカールトさん、ペップ監督の系譜のように。
黄金時代をもたらしてくれた人材たちが、また新たな時代を築いていく。
これは、他のクラブにはない強みです。
ここを生かさなくては、ジュビロ磐田に未来はありません。

 今は鹿島アントラーズに遅れをとっていますが・・・大きな遅れではありますが、また共に頂点を競え合えるクラブになるためにも、伝統を自らの手でつくり上げるためにも、ジュビロ磐田の系譜は大切にして欲しいです。


 って、感じで今回のエントリーは終わりです。
次は、ビッグクラブについて書くつもりですが、本当はそっちが本題です。
今回のはそのためのまあ、前菜といった感じでしょうか。
なので、よければ次回のもご覧下さい~^^

posted by ittyo1 |23:13 | ジュビロ磐田 | コメント(14) | トラックバック(0)
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クラブの伝統とスタイル

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永遠の好敵手と思っている磐田の方に言って貰えると、
・・・なんだかむずがゆいです^^

ライバルたるサックスが川崎では無く磐田に戻る日を待っています。
またかつてのチャンピオンシップや、
99年のGWの国立の様な熱い日々が到来する日を夢見て。
日本の2強が吹田・大宮の南の方と言われて久しいですが、
また再び磐田・鹿島2強体勢と言われる時代が来て欲しいものです。

posted by syu | 2009-11-25 01:52

クラブの伝統とスタイル

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ちょっと待って下さい。
確かに、鹿島は2000年代にはいっても、スタイルを維持しているように見えます。しかし、小笠原、本山などが抜けても維持出来ますか?

若いといわれた野沢も、ベテランの域に達しています。
そんな中で、彼等の後の世代、育っていますか?オリヴェイラは、次世代を担う選手に、経験を積ませていますか?、、僕は「NO」だと思います。

3年後、鹿島は降格争いを演じているかもしれませんよ。小笠原、本山、野沢(中田もいれちゃっていいかもしれませんが)といったレベルの選手が、そうそう現れるものではないです。

磐田は、藤田、名波などが去ってから、おかしくなりましたよね。鹿島がそうならない保証はどこにもありません。

posted by parapa | 2009-11-25 03:46

クラブの伝統とスタイル

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>parapa

何を言ってるんだか・・・。ココで先のことを言ってもしょうがない。そんなの誰にも分からないからね。
そりゃー凋落する可能性はある。どのクラブにだって。

それにクラブの新陳代謝の問題は、スタイルや伝統とは直接関係ない。
そんなのは、選手が入ってきた後の問題で、入ってきた選手にクラブの伝統を植え込んでいくのは鹿島の場合フロントの役目だ。
少なくとも鹿島のフロントはどこぞのクラブみたいになじめそうにない選手は採らないように人選するよう努めているしね。

現時点においては、藤田・名波と同時期に黄金期を築いた秋田・本田・相馬・名良橋を放出しながらもスタイルと伝統を維持している。
そういうことでしょ。

>オリヴェイラは、次世代を担う選手に、経験を積ませていますか?、、僕は「NO」だと思います。

どれだけ経験を積ませているかというのは程度の問題だから個人差があるだろうけどね。

posted by さくら | 2009-11-25 07:57

クラブの伝統とスタイル

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中盤の世代交代問題は、鹿サポなら誰もが懸念している課題ですなぁ・・・・

ここ何年かの成功は数少ない国内移籍獲得選手で、はずれを引かなかった
からな訳で、外人助っ人獲得・新人育成ともに合格点はあげられません。
(マルキーニョスは国内移籍の範疇ですよ、勿論)
今のままなら、低迷期が訪れる可能性も十分考えられますね。

そろそろブラジルから当りの選手引いて欲しいんですが・・・・
W杯終わったらジョルジーニョに電話するのかな?

posted by 鹿親父 | 2009-11-25 08:31

クラブの伝統とスタイル

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今のサッカーを見てる世代の日本人って、世界的に見ても恵まれて育ってきた環境の人が多いですからね。我慢強いとか辛抱、忍耐なんて言葉は、戦争を経験した世代の日本人が生み出したものであって、現代の日本人には当てはまらないんですよね、実は。
でも意外と勘違いしている人は多くて、他人の評価を気にしたりして行動や実行に移せないことを我慢強いとか表現されたりしてる気がします。普通に考えたら、私達の育った環境で我慢強くなる訳がないんですがね…。笑

話が少し逸れましたが、Jのクラブを見ているとそういった日本人が作った日本人らしいクラブといえる部分が良く表れてませんかね?すぐに結果を求めるから長続きしないし、殆んどのクラブは軸になるビジョンがない。あるいは曖昧だから、窮地に陥った時に帰る場所、スタイルがないので自信を失ってしまうと落ちる所まで落ちる。歯止めが利かないというか。

逆に広島などは、一度J2に落ちた時もその時点では成功するか失敗するかある意味賭けみたいな物だった訳で…。ただ、その賭けに出る勇気すらほとんどの日本人のアマチュアフロント陣にはない訳で…。基本的にスタイルの違う監督にドンドン変えるわけです。
失礼な表現で恐縮ですが、当時の広島だから逆に成功した(賭けに出ることが出来た)とも考えられる訳です。

そもそも広島の成功部分にしか光が当たらないことが、日本にサッカーにスタイルが根付かない原因の一つでもあると私は思います。光の部分には必ず裏に影があります。
それこそ管理人さんが仰るような、磐田の失敗部分のような部分にこそスポットライトが当てられるべきであり、そういうことから学ぶことの方が、実は多いのです。

光の中でしか育ったことがない我々日本人には、影の部分を見ることを嫌います。格好悪いとかそういう風潮が知らない内に出来ています。
本当に大切なことは、影の部分に沢山埋もれてますし、これは日本という場所柄、仕方のないことなのかもしれませんね。長々と失礼しました。

posted by 日本人ですから | 2009-11-25 09:53

クラブの伝統とスタイル

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広島サポです。広島は昨年のJ2時代にもバックパスを拾われたり、GKがボールを取られてピンチという場面を幾つも経験してきました。今も偶にありますけど。
そういう信じられない、他チームのサポから見たら笑っちゃうくらいのポカの一つも、今の広島に繋がっています。というか大事な経験の一部です。

日本人ですからさんが上で書かれていますが、今の日本では成功したことしか注目されません。スタイルを構築するのはとても忍耐が必要であり、大変なことです。何より成功の保障がない。いつ実るかも分からない。その中で応援してきた気持ちなど、何処ぞやのビッグクラブには到底理解出来ないものだと私は思うのです。
今の日本でそれが出来るのでしょうか。
そういった事を含めて、広島は色々な面で運が良かったとも考えられるのです。

posted by 広島人 | 2009-11-25 10:11

クラブの伝統とスタイル

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弱小チームは必死に結果を求めることから始めるべし。
本山や野沢は勝ち続けることで、より成長してきたと思うよ。
時間をかけて育てるにしても、負け続けて成長させるのは難しいと思うよ。

posted by kdoo | 2009-11-25 14:56

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広島は大型補強とかしないし(できないのか?)森崎兄弟や駒野(来年は広島に帰ってくるはず)や柏木、槙野、高萩、高柳、平繁、GKの佐藤といったユースから選手が育っているので好きです。
こういった姿勢をこれからも続けてほしいです。
今のペトロビッチ監督も攻撃的サッカーでいいですし。

posted by hk | 2009-11-25 19:51

クラブの伝統とスタイル

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ジュビロには今も生きている伝統があるではありませんか!

「ベテランを訳の分からない順番で切る」が。

無理矢理10番や7番を空けてそこに人が育ったか。息づくサッカーを引き継げたのか・・・?お陰で今年はお互い困った“生きた化石”に、今日もまた(昨年に引き続き)経験が大事な後ろの方が。

みんな帰る気あるのかな?

posted by 褪水色 | 2009-11-25 21:01

クラブの伝統とスタイル

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 おはようございます。愛球人です。

 一口に、「スタイル」といっても、その内実は多様です。
 戦術、布陣、戦術、サッカー観、等々。

 世界で、「スタイル」を有するクラブはどこか。
 まず、マンU。「機能美+絶対的な個」。
 ユベントス。「組織的パスサッカー」。
 バルセロナ。「高速ポゼッション+サイドアタック」。
 ブレーメン。「ファンタジスタを軸とするチーム作り」。
 アヤックス。「ウィングを軸とする、ピッチを広く使うサッカー」。

 勿論、多少の微修正はありますが、いま挙げた5つのクラブは、根っこの理念は、少なくともここ10年間は不変のものです。

 では、日本で、変わらない「スタイル」を有するクラブはどこか。
 率直に言って、鹿島だけでしょう。
 「4-4-2によるポゼッションサッカー」。
 Jリーグ創設期から、この理念をほぼ貫徹しております。
 資金力がないのを逆手にとって、有望な高卒や大卒の新人を育てる、トップチーム内部での育成機能が充実している。このことが、鹿島の強みでしょう。
 ただ、今冬の移籍市場から、「護送船団方式」を解体して、「国際ルール化」、つまり、「弱肉強食方式」になる。
 そう考えると、鹿島にとっては、これから数年が大きな岐路になるかもしれません。
 むしろ、「国際ルール化」により、資金力に優れるG大阪、名古屋、浦和が、いよいよ真の「ビッグクラブ」への道を歩むか、というのが、現時点での自分の予想です。

 しかし、浦和は、あろうことか、闘莉王退団が確実という。
 これが、闘莉王の意志であるならば、本人の考えを尊重したい、と思います。
 しかし、どうも、「資金捻出」及び「指揮官、クラブとのサッカー観の相違」による「放出」といわれている。
 これが事実であるならば、おい、浦和、闘莉王放出とは、血迷うのか、と悲しくなります。
 個人的には、フィンケ監督のサッカー観、若手育成手腕には、共感するところが多いです(尤も、個々の起用法には、疑問を抱くところもない訳ではないが)。
 ただ、闘莉王を放出して、後釜を育てられるのか?(堤は今季を完全に棒に振った。近藤は高卒5年目なのに、未だにまともに試合に出られない有様〉それに、森重(大分)、村松(湘南)を獲得できる可能性も、正直厳しい。
 いま、浦和に願うことは、山田直、原口、高橋峻等の若手を辛抱強く育てて欲しい、そして、「流麗なパスサッカー」の実現を叶えて欲しい、ということです。
 4節から12節までの浦和のサッカーには、強い可能性を感じましたから。「Nボックス越え」を叶え得る可能性を秘めるのは、個人的には、現在の浦和のみ、と強く考えておりますので(ただし、山田直が「10番」として大成することが前提)。

 続きを次レスにて記します。

posted by 愛球人 | 2009-11-26 07:38

クラブの伝統とスタイル

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 「スタイル」を不変のものにする可能性を秘めるクラブ。

 第一に、G大阪。
 「中盤の支配力+個人能力による流麗なパスサッカー」を構築し得る種はまかれている、と考えます。
 ただ、その中心に君臨する遠藤、橋本英。いずれ衰えが来るでしょう。彼らの後継を育てることができるか。
 倉田、武井、横谷(現在、愛媛にレンタル中)が、その候補といえますが、G大阪が、「不変のスタイル」を勝ち取れるかは、世代交代の成功の是非に掛かっていると考えます。

 第二に、京都。
 「組織的堅守を基礎とするサイドアタック」。
 この種は、まかれてはいる。ただ、これをより高い次元に昇華できるかは、今冬の移籍市場次第でしょう。
 中堅クラブではあるが、資金力はある。だから、恐らく大型補強に走ると考えます。
 ただ、渡邉大を慰留できるか(今季で契約が切れる。だから、今冬の目玉)。これに掛かっているといえるでしょう。
 もともと、柱谷政権から、「サイドアタック」を掲げてきて、美濃部政権を経て、加藤政権で、「組織的堅守」が加わりました。
 まだ、むらはありますが、「組織的堅守」の良さは、随所に見られるようになりました。だからこそ、よりサイドアタックを強化できれば、「不変のスタイル」を手に入れ得るのでは、と考えております。

 第三に、横浜FM。
 このクラブの場合、あまり好きではないですが、揺るぎない「伝統」があるとおもいます。
 「フィジカルと読みに裏打ちされる堅守」。
 横浜FMサポには申し訳ありませんが、「つまらない守備的サッカー」を伝統にできる、日本唯一のクラブ、の自分は考えております。
 だって、井原、小村、松田、中澤佑、栗原。
 いずれも、日本サッカー界有数のCBです。
 「CB王国」。これこそ、横浜FMが、自慢にしてよいこと、と考えます。
 とはいえ、「質の高いCB」にものを言わせるだけでは、「美しいサッカー」とは、いつまでも対極のままです。
 いま、横浜FMがするべきことは何?
 「より支配力の高いスピードサッカーの構築」ではないか?と自分は考えます。
 幸いなことに、渡邉千という、稀代の「万能型FW」が、向こう10年は健在でしょう(ずっと横浜FMでエースとして君臨してくれると信じています)。だからこそ、渡邉千を支える攻撃的タレントの育成が重要になってきます。
 その意味で、下部組織出身の水沼、斎藤学よ、殻を破って欲しい。山田直、原口に水をあけられて燃えないのか?と。
 持っている潜在能力は高いと感じます。だからこそ、経験から学ぶ姿勢を大切にして欲しい。私は、山田直、原口にあって、水沼、斎藤学にまだ足りないのは、「失敗から学ぶ姿勢」と考えます(これは、松浦、上田、カレンにも言えること。次レスにて述べるが、特に、松浦は、失意の今季にたいして、悔しい、これをばねにしてやる、という強い気持ちを持てないと、いつまでも「未完の大器」のままで終わってしまうと危惧します)。

 すみません。三連投になりますが、続きを次レスにて記します。

posted by 愛球人 | 2009-11-26 08:01

クラブの伝統とスタイル

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 ここまで、言いたいことは、日本においては、「不変のスタイル」を勝ち取るためには、若手の成長(勿論、クラブ、指揮官が若手を辛抱強く使い続ける姿勢が必要と思います)に掛かっている、ということです。

 そして、磐田。
 「Nボックスによる流麗なパスサッカー」。
 これが、「誇り」ではなくて、「呪縛」になっている。
 確かに、「重圧」かもしれない。しかし、磐田に生きる人間(選手、指導者、フロント、ファン)一人一人が、「時間がかかるかもしれないけど、より流麗なパスサッカーを我が物にするのだ。」という強い思いを持つことが、苦しい現在だからこそ、大切にするべきではないでしょうか?
 「日本版トータルフットボール」。つまり、流動性、連動性、頭脳、スピード、テクニック。これらを最大限に融合し得るサッカー。これを勝ち取るのは、磐田に他ならない。それを「不変の理念」としてうたい続け、その具現化に向かって不断の努力を続けることこそ、磐田に与えられた使命でしょう!?と自分は思うのです。

 いまのままでは、「コンビネーションサッカー」を掲げる浦和に、「日本版トータルフットボール」の称号をさらわれかねないぞ!?と。「闘莉王退団」の苦境を乗り越えて、山田直が、「走るファンタジスタ」として大成すれば、「Nボックス越え」を、浦和にさらわれてしまうぞ!?と。
 まあ、大成すれば、と述べましたが、2009年5月のチリ戦でのアシストは、まさしくスーパーアシストと考えます。ですから、山田直にとっては、不安は技術面よりも、「故障癖の克服」であろう、と思いますが。あと、浦和に願うのは、いずれ山田直が国外移籍になるかもしれないが、少なくとも、2014年W杯までは、浦和でプレイさせる努力をして欲しい、ということです(いずれ国外でプレイしたいという思いが芽生えれば、本人の意志が尊重されてしかるべきだが、2014年W杯での国外移籍でも、タイミングとしては遅くないと思います)。

 話を磐田に戻しますが、「Nボックス越え」の実現の絶対条件は何か。
 私は、残された答えは一つである、と考えます(「7人の女弁護士」の主人公の決め台詞を引用してみました)。

 松浦が「ファンタジスタ」として大成すること。
 何故、自分が、今季、不本意な結果に終わっても、松浦に期待するのか。
 ドリブル、トラップ、足技の技術に、潜在能力の高さを感じるからです。
 ただ、不安視しているのは、松浦が、精神的な弱さを抱えているのではないか?指揮官が松浦に起用法を見いだせないのは、松浦の精神的な弱さへの危惧の念からではないか?このことを、自分は抱くのです。そして、松浦自身が、自分は精神的にまだ弱い人間であることに、そもそも気付いているのか?とも思うのです。

 厳しい言葉を浴びせますが(これはカレンにも言えることだが)、「サッカーができる喜び、感謝」を大切にして、誰よりも練習を積んで欲しい、と強く思うのです(選手名鑑を読むと、「へらへら」と書かれているが、それが無意識で練習で現れているのか、と危惧している。「初心忘れるべからず」ができているかいないかが、山田直と松浦の差でありと思うが)。
 期待するからこそ、気に掛かるのです。松浦しかり、上田しかり、カレンしかり。このままで終わるような、やわな人間ではないはずだ!と。

 何が言いたいかといえば、磐田は、松浦、上田、成岡、山本康、山本脩、船谷、カレンと、CH、OH、WGに、有能なタレントを多く擁しています。
 「流麗なパスサッカー」を我が物にできる種は、まかれているはずだ、と思うのです。
 前田遼を1トップにして(前田遼はずっと磐田にいてくれる、と自分は信じています。その後継として山崎が育てばなおよい)、両WGに成岡(または山本脩)、カレン、OHに松浦、CHに上田、山本康(または船谷)による、「4-2-3-1」。
 これで、「黄金の中盤」が蘇るはず。あとは、クラブ、指揮官が、「3年計画」で、「黄金の中盤を基礎とする流麗なパスサッカーによるNボックス越えの具現化」を実現する覚悟を持てるか、と考えます(ただ、それができるには、名波監督、福西ヘッドの実現を待たねばならないかもしれないが…)。

 要するに、磐田が「不変のスタイル」構築の実現のためには、若手の成長(特に、松浦、上田、カレン)が絶対不可欠、というのが、自分の考えです。
 そこで、管理人さんに伺いたいことは、松浦、カレンは、何故今季これほどまでにもがいているのだ?そして、松浦、カレンが大成するためには、何を身につける必要があるのか?と(表向きは故障癖が理由と伺っていますが、どうも自分は、松浦、カレンは、精神的な弱さが真の理由に思えてならない。上田については、純粋に故障が理由と思いますし、パスセンスは非凡と思いますが。しつこいようで申し訳ありませんが、期待するからこそ気に掛かってならないことを御理解頂けると有難い訳です)。

 長文申し訳ございません。
 管理人さんのコメントを是非とも伺えると有難いです。
 よろしく御願い申し上げます。

posted by 愛球人 | 2009-11-26 08:39

クラブの伝統とスタイル

コメント投稿者ID :

 みなさんコメントありがとうございます。

>syuさん
 ありがとうございます(泣
戻りますとも、あの素晴らしかった日々に。
鹿島アントラーズと競え合えた時代は本当に楽しく、そしてサッカーの質も高かった。
技術だけでなく、精神的なものも含めてレベルが高かった。
今のJリーグも高い・・・2強時代よりもレベルは高いと思いますが、選手の精神力はあの頃の方が凄まじかったですよね。

 ジュビロ磐田は再生まで時間がかかります。
どうかそれまでの間、鹿島アントラーズは常勝でいてください。


>parapaさん
 そうですね、今のベテランがいなくなったら厳しいというのはあるかもしれませんね。
でも鹿島ならきっと、それでもまた再び常勝軍団に返り咲くでしょう。
そのためのスタイルと伝統をもっているのですから。
鹿島は現に、一度おかしくなってから這い上がっています。
それが何よりの証ではないでしょうか。


> さくら さん
 どこぞのクラブとは・・・もしかしてジュビロ!?
ではないでしょうが、そこはわからないのでわからないままでいます。
とりあえず言えるのは、「鹿島すげー!」ってことだけです。


>鹿親父さん
 それでもしっかりとした土台とサポートがありますから、簡単に低迷期は訪れないでしょう。
まあ、世代交代はいつするの?と思う部分はありますが。
でもそれをいったら、ガンバ大阪はもっと怖い気がします・・・。
あと、鹿島のブラジルホットラインは抜群ですから、きっといい選手を連れてきますよ^^


>日本人ですから さん
 我慢強さは育たないですよね。
そして今の子どもたちはもっと・・・。
ああ、恐ろしや恐ろしや・・・。

 「帰る場所がない」というのはまさにその通りだと思います。
フラフラしてしまっているクラブが少なくないのが現状でしょうね。
まあ、他人事ではないのですが。

 広島が賭けにでた、選手もその心意気に応えたというのは、ドラマチックであり素晴らしい歴史の1ページですよね。
そうしたチャレンジを起こす事例をつくってくれたことは、Jリーグ全体が感謝しなくてはいけないと思います。
光の部分は光の部分として、褒め称えていいのではないでしょうか?
そうしたチャレンジを他のクラブもしてくれればと思います。

 そして陰の部分を褒めていただき、ありがとうございます。
ちょっと複雑ですが(笑
どんなこと(例えば監督人事にしても)でも、失敗を日本人は毛嫌いしすぎかなと思います。
おっしゃるように、失敗から学ぶことは本当に多い。

 反町監督はオリンピックでさんざん叩かれましたが、その失敗を生かして湘南でいいサッカーをしている。
でも未だにオリンピックのことばかりを言われ、現在を正確に評価されることが少ない。

 個人的には、シャムスカさんが大分を解任された瞬間にジュビロにはオファーを出して欲しかった。
現実的には無理なのはわかっています。
でも、多くを経験したシャムスカさんを簡単に日本から手放したのはJリーグ全体における大きな損失であったと思いますし、ジュビロが飛躍するチャンスを逃した場面だとも思っています。

 もっと陰を大事にしていれば・・・まだまだ語りつくせぬことは多いですが、身にしみて感じさせられますよね。

posted by 管理人 | 2009-11-27 22:17

クラブの伝統とスタイル

コメント投稿者ID :

> 広島人さん
 ええ、GKのポカは数多く見てきましたね。
ほんと、びっくりするミスも少なくなかった(笑
それでもやり続けた監督、選手、フロント、そして支え続けたサポーターは本当に素晴らしいと思います。
いや、最高のチームワークですよね。
マジで羨ましいです。
こんな何回も書くくらい羨ましいです(笑

 中林選手も本当に上手くなった。
この前の試合観ていたら、感動しちゃいました。
シーズン開始直後と比べると雲泥の差ですよね。
辛抱が実ってますよね。

 ペドロビッチ監督は、見事にスタイルを築いてくれました。
サポーターも見事に耐え続けている。
できることなら、長期政権をして欲しいですよね。
それで、森崎選手辺りがペドロビッチスタイルを物にして、次の監督として広島を率いて欲しい。
そうすれば、伝統に変わるでしょう。
これだけ素晴らしいサッカーをしているのですから、どうか伝統として受け継いでいってもらいたです。


> kdoo さん
 成長のために負けは許されるかといえば、そうではないですよね。
勝ちを求めることも、プロならば当然必要不可欠。
ただ、勝ちにこだわるあまり、安易な破壊のサッカーに走ってしまえば、目先の結果のみで後は続かない。
衰退が待つのみです。
結果と成長のバランスが大切であり、今のJリーグは結果に比重が偏りすぎているのではないかと、懸念しています。


>hkさん
 育てて育つ。
素晴らしいですよね。
クラブの育成技術とペドロビッチのスタイルが上手く噛みあっているのが、本当にうらやま・・・ではなく、素晴らしい。
クラブ自体ももっと評価しないといけませんよね。


>褪水色さん
 はははははははは・・・・(乾いた笑


> 愛球人さん
 ビッグクラブについては・・・次のエントリーなのでノーコメントでいきます(笑

 闘莉王選手の退団は悪い面も多いですが、新生浦和レッズとするためには必要な痛みなのかな~とも思います。
2~3年は力を蓄える期間が必要でしょう。
主力を切るという行為は、サポーターにそうした態度を明確に示す役割もあるのではないかなと感じます。
ですから、私は闘莉王選手のチャレンジのためにも、クラブが新しい方向に進むためにも、(結果的に後から見れば)プラスのことかなと。

 ガンバはおっしゃるように、世代交代をいつの時点で本格的に取り組むのか。
そして西野監督がいつまでやってくれるのか+後釜に同じような思想の監督を呼んでこれるのか。
その2点が私も不安です。
あのスタイルは監督の信念がなければできないものだと感じます。
・・・伝統にまで昇華させるのは並大抵の苦労ではないと思いますが、どうか今のスタイルを伝統にまでして欲しいですね。

 京都はしっかりと監督の世代交代をしていければ、継続できるスタイルですよね。
選手と監督をどうそろえるか。
移籍市場でどう動くか楽しみですね。

 ごめんなさい、横浜FMはよくわからないです(笑
良くも悪くも、プレミアリーグに一番近いクラブというイメージです。
木村新監督がスタイルを変えそうな気がしてなりません。
でも、CB王国なのは確かですし、その伝統はこれからも続いて欲しいですね。
そして若手を中心に攻撃勢がスピード系の選手が多い。
ここら辺のタレントを上手く組み合わせれば、面白いサッカーをしてくれそうな気がします。

 ジュビロに関しては、「呪縛」に打ち勝たねばならないですね。
ほんと、頭脳で負けてはいけない。
美しさで負けてはいけない。
今はあれでも、いつか必ず素晴らしいサッカーを表現してくれる。
そう信じています。

 ジュビロの選手に関しては贔屓が入りまくっているので語りません(笑
なので、山田直輝選手についてちょっと。
浦和レッズが流麗なサッカーをするためには、名波選手のようなタイプが欠けているのかなと思います。
山田直輝選手はどちらかと言えば、藤田選手のようなタイプ。
走って狭いスペースで戦える選手。
ならばそこを使える選手が必要になると。
でなければ、山田直樹選手は今以上に光れないのだと思います。
そして、簡単に、そして正確に使ってくれる選手がいれば、無理なランニングも身体をぶつけるプレーも減り、それだけ怪我にも悩まされなくなる。
山田直輝選手の怪我は孤軍奮闘の傷跡だと思っているので。
浦和レッズはそこをどのように解決するのか?
実は注目していたりします。

posted by 管理人 | 2009-11-27 22:48

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「他サービスID/メールアドレス」で投稿する場合は、そのID/メールアドレスは表示されず、当サービス専用の固定のコメント投稿者ID「英数+連番」に変換され表示します。

※コメント投稿手順
(1)上記リストから希望のIDを選択する。
  例: Yahoo! JAPAN IDでコメント投稿
(2)Yahoo! JAPAN上の本人確認画面でIDとパスワードを入力する。
(3)スポーツナビ+blog側のコメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」

※コメント投稿手順
(1)上記リストからログイン/メールアドレスのどちらかを選択する。
  例: ログインしてコメント投稿
(2)plus-blogのアカウントとパスワード/メールアドレスを入力する。
(3)コメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」