2010年01月24日
皆さま、こんにちは。
いつも多くの関心をありがとうございます。
なかなかお返事を書けずすみません。
コメントはひとつひとつ、すべて読ませていただいています。
ありがとうございます。
さて、今回は先日のチャレンジリーグ観戦のときに感じたこと、
そして以前からいろいろと考えていたことを書きたいと思います。
まずは少しサッカーの話から。
わたしの自宅の最寄り駅前のバスロータリーは
一本一本の柱にヴェルディの小旗が取り付けられています。
もともと練習場が近いことや
東京ヴェルディの前身が川崎ヴェルディ ヴェルディ川崎だったこともあり
ちょうど東京と川崎の境目にあるわたしの自宅付近は
昔からヴェルディのホームというムードが強かった気がします。
ヴェルディのジャージを着たジュニア(ユース?)の子供が
電車に乗って練習場に通っていたり、やはり電車の中で、
ヴェルディのTシャツを着たサポーターらしき人もよく見かけます。
しかし、この駅から電車でほんの5分ほどの土地では
その風景が一変します。
今度は駅の周辺でFC東京の小旗がはためいているのです。
同様に近年、車で10分ほどの近所に
フロンターレ川崎 川崎フロンターレの練習グラウンドが移転してきました。
家の前の道路をフロンターレのバスが通ったり
至る所で選手の顔写真入りポスターも見かけるようになりました。
こうなるとわたしの住んでいる土地はどこのチームのホームなのか、
よくわからないというのが最近の正直な気持ちです。
当然、チーム側はポスターの掲示や旗の設置など
細かくルールを指導されていて、それを守っているのでしょうが
住んでいるほうとしては、市で分けられようと、路線で分けられようと
そんなことはあまり関係なく、大まかに「うちの近所」になるわけです。
前置きが長くなりましたが、「ホーム」というのはチーム側の意識はもちろんですが
それよりも、むしろサポーターを含めた地域住民がどう感じるかが
とても重要な「制度」なのではないかと感じました。
どれだけそのチームや選手を身近に感じることができるか。
そのためにチームは地域活動(市民祭りなどのイベント)に参加したり
キッズスクールを開いたりして、「身近なもの」になろうと努力します。
さて、では先日、ホームゲームに足を運んだヴェルディのケースはどうでしょうか。
体育館にはスタッフジャンパーを着たボランティアのかたがたくさんいて、
会場案内も、お客様への対応も、統制が取れていたと感じます。
体育館は駅の目の前ですし、体育館に入った場所にはスタッフが1名いて
土足禁止であること、そして自分の靴を入れるビニール袋の置き場所も
すぐに分かり、スムーズに会場に入ることができました。
そういった「運営」に関しては、成功だと思います。
ただ、ヴェルディが今後も立川などの「都下」をホームとして活動するならば
プレミアリーグでのFC東京や、同じチャレンジリーグの警視庁が、
それぞれ、どうやって住み分けをするのか。
そんな疑問が頭をかすめました。
関東以外のかたは分かりにくいかもしれませんが
サッカー同様にバレーのヴェルディもFC東京も
極めて近い圏内で「地域密着」を掲げているように見えるのです。
競技人口が多いサッカーに比べ、バレーはスポンサーにしても、
サポーターにしても、バレー教室の対象者にしても、
クラブ同士で少ないパイを奪い合う結果にもなりかねません。
その辺りのチームの「運営に対する展望」を
今後はぜひ取材して行きたいと考えています。
皆さまは自分の住んでいる土地が何かの競技のホームだということを
普段の生活で意識しますか?
また意識するとしたら、どんなときでしょうか?
ではまた。
posted by 市川忍 |23:48 |
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2010年01月17日
皆さま、こんにちは。
今週はチャレンジリーグを見に行ってきました。
何年ぶりか…思い出せないほど久しぶりです。
当時はまだ2部リーグとか、V1などと呼んでいた気もします。
場所は立川泉体育館。
つくばユナイテッド対トヨタ自動車、
ヴェルディ対警視庁の試合を観戦しました。
注目したかったのは、つくばユナイテッド・サンガイア。
加藤陽一選手が入ってどんなチームになっているかという点です。
それとヴェルディのホームゲームということで、
その運営やお客さんの入りなどについてもいろいろと観察してきました。
ホームゲームについては、また次の機会に触れることにして。
つくばユナイテッドの試合は…
セッターの岩田岳大選手とMBの石川健選手のコンビが
とてもよく練習を積んでいるなぁという印象を受けました。
試合前に見た成績表の石川選手のアタック決定率が、なんと94.4%。
いくらまだ2試合しか戦っていないとはいえ
そして1部に比べ対戦チームのブロックが、
システム化されていないことが予想されるチャレンジとはいえ
この数字は驚異的です。18打数17決定ですから。
試合を見て、その決定力の高さを実感しました。
A、B、Cのクイックに加え縦のBクイック、
ブロックを避けるためのターン打ちに、タイミングを外しての軟打、
一人時間差と、とにかく攻撃の手が多い印象でした。
途中からトヨタ自動車も石川選手に2枚ブロックで対応するのですが
それでも封じることができず…。
高い数字を残している理由がわかりました。
そして加藤選手。
攻撃面ではまだまだ本調子とはいえませんが、ブロックやレシーブ、
そして相手のコートの誰もいないところに打つフェイント気味のスパイクなど
彼らしいプレーも見ることができました。
これからもっと状態は上がってくるのではないでしょうか。
ちなみにつくばユナイテッドは試合当日の朝、
貸切バスでつくば市を出たそうです。
会場に着いて、十分な練習の時間もないまま試合。
開催地に前々日入りし、前日には会場練習の時間も与えられている
1部リーグ時代とは大きく環境が違います。
それでも加藤選手は
「大変ですけど、そのバスを借りるお金も、みんな自分たちで稼いだお金。
そう思うと経費は大切に使わなきゃいけないって痛感してます」と語っていました。
上に書いた石川選手も普段はパートナー企業であるスポーツ店で
販売の仕事をしているそうです。そのアルバイトが週に3日。
そしてチームサンガイア(子供たち)と家庭婦人のバレー教室の講師が週に3日。
そういった地道な活動がすべてチームの収益につながっています。
以前、加藤選手の記事をスポーツナビで書かせていただいたとき
冒頭に松田CEOのコメントを使用させていただきました。
「バレーで食べられる人を日本に増やしたい」
実際に「バレーだけではライター業が成り立っていない」わたしも
その言葉を実現することの大変さを痛感しています。
しかし、理想は掲げ続けないと実現しません。
そんなことを思い起こさせてくれるチャレンジ観戦でした。
これからもつくばユナイテッドの動向には注目していきます。
posted by 市川忍 |20:43 |
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2010年01月08日
まず今回の記事のタイトルを見て、
過去の私のさまざまな記事を読んでくださっているかたは
なんだ、市川らしくないじゃないか
と首をかしげるかもしれません。
以前からスーパーエース不要論を唱えてきましたが
もちろん、それは「スーパーエース」という
試合の勝敗を一人で握るような責任重大な役割や
たった一人のアタッカーに得点力を頼る戦術では
日本は欧米諸国に勝てないという意味であって
でも、当然ながら、やはりセッター対角に入る、
前後衛ライトからの決定力が高い選手は絶対に必要です。
…と思ってバレー界を見回してみると…。
そういう選手って少ないんですね。今さらですが。
JTには直弘選手というSAがいらっしゃいますし
パナソニックには山本選手、清水選手。
ただし現Vプレミアリーグのチームの中で
日本人選手をSAのレギュラーとして起用するチームは
パナソニックとFCしかありません。
全日本経験のある直弘選手を擁するJTもそうですが、
セッター対角に外国人選手を置くチームが多いせいか
大学時代はSAだったけれど、企業に入ってからは出番がなく
レフトプレーヤーに転向したり芽の出ないまま引退してしまったり…と。
もはやSAは絶滅危惧種だなぁ…と昨年の全日本の合宿や
Vリーグの試合を見て感じていました。
長身セッターについても同じことがいえますが
高校、大学、企業などの各チームが
「勝利至上主義」だけで選手のポジションを決めると
世界に通用する選手は育ちにくくなります。
なんとか広い視野を持って選手を育てていただきたいと思います。
(外国人選手の招へいが少ないチャレンジリーグのほうが、
そういう日本人アタッカーを育てやすいのかもしれませんね。
今後はチャレンジからSA召集!などということが起こり得るかもしれません)
そして、逆に考えると…
もし「全日本にどうしても入りたい」という、今はウィングスパイカーや
ミドルブロッカーとして登録されている選手がいたら
ライトからの攻撃力に磨きをかけて、なおかつ
2段トスを打つ技術をアップすれば、
おのずと代表チームから必要とされる選手になれるのではないかと感じました。
なぜそんなことを思いついたかというと、ここ数日、
新春イベントやら契約更改、自主トレ、新人選手の入寮と
さまざまなプロ野球選手と接する機会がありました。
自分が「こうありたい」という意図を持ってプレースタイルを変えていく、
チームにおいて生き残るために「売り」を探して行くことを
当たり前のようにやっている選手がとても多いことにいつも驚かされます。
バレー界にも、チーム事情で行う転向ではなく
そんな風に長期的なビジョンを持って
自分を変えていく選手が現れてほしいというひとつの願いを抱きました。
さて、最後になりましたが新しき年のご挨拶をさせてください。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2010年がバレー界にとって、そして皆さまにとって良い一年でありますように。
posted by 市川忍 |00:41 |
バレーボールの未来 |
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