2009年12月30日

ご挨拶

皆さま、こんにちは。

早いもので今年も残すところ、あと2日となりました。

まだまだ微力であるわたしの記事に、今年も
高い関心を寄せてくださり、本当にありがとうございました。

わたしにとっての2009年は…
16年ぶりにオリンピック出場を決めた2008年に比べると
静かで落ち着いた1年だったような気がします。
そのせいか、じっくりと、国内リーグの再生と人気復活について
取材し、考えることができました。

NECと武富士の休部は、決して忘れてはいけない出来事です。
その取材によって得た知識、情報、関係者の思いなどは
今後のバレー界のため、きちんと書き記したいと考えています。

さて、1年を振り返り、わたしの選んだベストゲームは
国際大会ではワールドリーグ東京大会、日本対ブルガリア戦。
国内大会では1月の天皇杯決勝、東レ対パナソニック戦でしょうか。

先日の天皇杯(こちらは12月開催の)記事にも書きましたが
「チームとしてやりたいことが明確で、その戦略通りに選手が動けている」試合は
本当に見ていて楽しいですね。

また来年もワクワクするような試合を期待しています。

ではまた。
皆さま、どうぞ、よいお正月をお迎えください。

posted by 市川忍 |09:00 | 近頃思うこと | コメント(1) | トラックバック(0)
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2009年12月21日

天皇杯【雑感】

皆さん、天皇杯、観戦&応援お疲れ様でした。

決勝は本当に見応えのある試合でしたね。

準決勝もそうでしたが「やりたいこと」が明確なチーム同士の対戦は
本当に見どころがいっぱいで、ワクワクします。

今大会ではJTのセッター、井上選手の活躍に目が行ってしまいました。
「ゴメスだけに頼らないバレーを」という課題を克服しようとしている姿勢を
この大会を通じて確かめることができました。

そしてブロックも素晴らしかったです。
1セットスタート直後、清水選手のライトからのスパイクを
甲斐選手が立て続けに2回、ワンタッチを取ってチャンスボールにした場面。
清水選手に対して、そして宇佐美選手のトスに対して
よく研究して、準備をしてきたなぁと感じました。
粘り強くワンタッチを取られることが
相手のスパイカーにとってどんなにストレスになるかということを
JTのブロッカー陣には改めて実感させられました。

「やはりブロックは決定本数ではなく効果で判断ですよー!」
と叫びたい衝動にかられました^_^;

そして、その組織的なブロックのうしろで拾いまくっていた酒井選手。
パナソニックの南部監督が「個人技で勝った」とおっしゃっていたように
組織力、そしてチーム力ではJTが上回っていた印象です。

優勝したパナソニックについては
清水選手、福澤選手の精神的な強さに今さらながら感服しました。
どのチームもパナソニックと対戦するときには
福澤選手をサーブでねらい、清水選手をブロックでマークするという
徹底した戦略を貫こうとしてきます。

あれだけサーブで狙われても、気持ちが崩れない福澤選手。
あれだけブロックにマークされても、大事なところで決められる清水選手。
頼もしい若者たちだなぁと思いながら見ていました。

さて、週末にはVリーグが再開されます。
堺市金岡での試合には堺、パナソニック、東レ、JTと
この天皇杯で4強入りしたチームが集結します。
熱い試合が見られそうですね。

ではまた。

posted by 市川忍 |19:27 | 試合の感想 | コメント(7) | トラックバック(0)
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2009年12月18日

天皇杯ファイナル1、2日目【雑感】

初日の1日4試合(チラ見も入れると8試合)はさすがにキツかったです。

さて、大会前から注目していた豊田合成対東海大は
皆さん、ご存じのように3対1で東海大が勝利しました。

これまでも黒鷲旗や天皇杯で、大学チームがVチームを相手に
「善戦」するとか「食い下がる」という場面は多々ありました。
しかし、勝つまでにはなかなか至らない。
その辺りがVと大学の「力の差」なのではないか
だとすると、その「差」は具体的に何を指すのだろうと思いながら
試合を見ていたのですが…
結果は「食い下がる」どころか大金星でした。

本日は惜しくもパナソニックに敗れましたが
ワクワクするようなプレーが随所に見られ、楽しませていただきました。

しかし、そう考えると黒鷲旗でベスト4に入ったときの東海大や
準優勝したときの東海大は、すごかったんだなぁと改めて実感。
こんな試合を何度も続けて勝ち上がっていったのですから。

話は昨日の豊田合成対東海大に戻ります。

豊田合成は途中からリベロをリーグ戦に常時出場している古賀選手に戻し
外国人選手もコートに投入しました。
それでも勝てなかったのは、何があっても負けられない、
大学生相手に負けるわけにはいかないという
心理的なプレッシャーが働いたからではないかと思います。

試合の終盤、トラジションボールをクイックに上げたり、
マークが厳しいであろう八子選手ではなく、あえて
ライトにいる小澤選手に上げたりと、攻めるトス回しができていたのは
東海大のセッターだったような気がします。

対する合成は終盤、攻撃がサイド頼りに。
気持ちが守りに入ってしまっていたのではないかと感じました。

最後の2点はアンジェルコ選手のレフトからのスパイクが
東海大のブロックにかかった2点。
マンマークでストレート側に跳んだ小澤選手と、
クロスに打った際に通過点が低くなることを予測して
諦めずに手を出したMBの近選手の作戦勝ちでした。
大きなプレーだったと思います。

そういえば今年は4年生を含めた旧チーム(?)で
天皇杯に臨んでいた大学が多かったようです。
東海大の深津兄選手が第3セットの終盤、ピンチサーバーで出たり…
順天堂大の今村選手が、試合で敗れたあとチームメイトと離れ
そのまま体育館に残って堺の応援をしていたり…
インカレでシーズンを終えるのとはまた違った雰囲気がありました。

さて、明日はベスト4の対戦です。
男子は16時から東京体育館にてスタート予定。

前年度覇者の東レは、今日の試合で恐ろしいほどのブロック力を見せつけたJTと。
そしてVリーグで全勝を誇るパナソニックは、堺と。

どちらも楽しみなカードですね。

ではまた。

posted by 市川忍 |23:42 | 試合の感想 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年12月16日

天皇杯 ファイナルラウンド開始

いよいよ17日から天皇杯ファイナルラウンドが始まります。

男子の日程はこちら

東京体育館にて(千駄ヶ谷駅下車徒歩1分)

初日の見どころ
Aコート第一試合
東レ 対 大阪商大 12時スタート

去年の天皇杯は阿部選手の活躍で優勝した東レ。
今シーズンは近藤選手を主戦セッターとして起用しています。
そのあたりのチーム状態をしっかり見てみたいと思います。

Bコート第四試合
豊田合成 対 東海大

大学リーグに行けていないので、こういう機会に
ちゃんと大学の試合を見たいと思っています。
昨年は確か、新チームで戦う大学が多かったように思います。
今年はどうでしょうか?
小澤選手のプレーを見たいのですが ←わがまま(^_^;)

ではまた。
1日4試合のバレーづくし、楽しみましょう。
↑自分が見られるであろう「限界数」を書きましたが
男子の試合は全部で8です。

posted by 市川忍 |00:16 | 試合の予定 | コメント(2) | トラックバック(1)
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2009年12月13日

修正能力

皆さま、こんにちは。

第二節が終わり、着実に勝ち星を増やしているチームと
残念ながらいまだ初勝利に届かないチームに分かれているようですね。

さて唐突ですが
わたしは「好きなプロ野球選手は?」と聞かれたときに
必ずソフトバンクホークスの和田毅投手の名前を挙げています。

早稲田大学時代から取材をさせていただいていて
何度も神宮でそのピッチングを拝見しました。

和田投手は毎試合のように、各校のエースと投げ合ってきました。

1球だけを比べれば、和田投手より球速の速い投手や
球威のある投手は、当時の東京六大学には本当に大勢いました。
むしろ、はっと目を引くようなボールを投げるのは
和田投手より、相手のエースである場合のほうが多かった気がします。

ところが、そんな対戦でも、最終的にゲームを作り
勝っているのは和田投手なのです。

なぜだろう?
あんなに良いボールを放っていた相手のエースはなぜ勝てないのだろう。
では和田投手が「勝てる理由」は何なのかとずっと不思議に思っていました。

もちろん、高速スライダーとか、
打者からボールの出所がみにくいフォームだとか
直球と変化球を同じフォームで投げられるとか
いろいろな長所があるとは思うのですが、それ以上に、
和田投手を取材させていただいているうちに
彼には試合の中で自分の調子を立て直す「修正能力」があることに気付きました。

たとえば序盤に大量失点をしても、その後、立ち直り
徐々に味方が反撃して、試合が終わってみれば完投していた…というような
イニングを追うごとにどんどん調子を上げてくる試合が多いのです。

どんなことに気をつけて投げていたのかと、あとで尋ねると
「なんとなく左右の体のバランスが悪い気がしたので
グラブのヒモをきつく縛り直してみた」などと、
こちらがびっくりするような「些細なこと」に気を配っていました。

おそらくグラブのヒモは一例で、彼の頭の中には
「修正するための方法」がたくさんストックされているのだと思います。

試せることはなんでも試してみて、踏ん張り
責任回数を投げ切ろうという思いが伝わってきました。

今シーズンこそ4勝に終わりましたが
ルーキーイヤーから5年連続で2ケタ勝利を上げられた裏側には
そんな「考える努力」が関わっていたのかもしれません。

バレー選手にも、そしてわたしの職業にも共通して言えますが
大事なのは「すでに犯してしまった失敗」を
どれだけ冷静に認めることができるか。
いつも飄々としている和田投手を見ると、そう気付かされます。

冷静に分析し、修正する方法を模索するからこそ、
失敗は「ただの失敗」に終わらず、次の試合に生かされるのです。

そして、Vリーグの話です。

たとえば、開幕当初は失敗が目立った選手でも
きちんと失敗と向き合い、修正方法を模索すれば
リーグ終盤にはまた違った姿を見せてくれるかもしれません。

ミスを減らす、失敗を生かすと口で言うのはたやすいのですが
その方法を本気で突き詰めて考えている選手、首脳陣がどれくらいいるか。

そんな個人の変化、そして
それによって起こるチームの変化にも注目していきたいと思います。

今週はいよいよ天皇杯です。
見どころなどはまた追って記事にしたいと思います。
ではまた。

posted by 市川忍 |23:29 | 近頃思うこと | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年12月07日

Vリーグ開幕節 雑感

週末は応援、観戦お疲れさまでした。

広島大会はJTと東レが2勝、
FCと大分が2敗ずつと明暗がはっきり分かれたようですね。

大阪はパナソニックが順調な滑り出しを見せました。

大阪会場で試合を見ていて感じたのは…。

チームが好調で、波に乗っているときに
「素晴らしく見える選手」はけっこう大勢います。
「素晴らしい選手」に見えるマジックが
いろいろ、あるのだと思っています。

ですから、日ごろから、チームが勝っているときだけや
形勢の良いときだけを見て
選手の評価をしないようにしています。

チームが苦しいときに踏ん張って
いい意味で目立てる選手はなかなかいません。

サントリーの金子選手はそんな選手だとずっと思っていましたが
サントリーに加わって、彼の長所がより引き立つように感じます。

金子選手は初日、奪われた1セット目も、コートの中で
他の選手一人一人に声をかけ続けていました。
NEC時代と全く変わらないプレースタイル。
その声に応えるようにチームは勢いを取り戻しました。

金子選手はチームが好調なときほどあまり目立たないのですが
それだけ「裏方」に徹している証拠なのかもしれませんね。

それからこの2日間を通じて、
堺の石島選手の踏ん張りにも心を動かされました。

これまでの石島選手は、勢いに乗っているときには強いものの
一旦、リズムを崩すとそのまま意気消沈してしまうところがありましたが
この2戦は、試合序盤にスパイクが決まらなくても、サーブが入らなくても
レセプションでミスをしても、なんとか気持ちを立て直し、
我慢して我慢して、踏ん張っているように見えました。

徐々にさまざまな技術的な修正をしている姿も見られました。

ボールにくらいつく彼の姿を見て
目の前の試合に全力投球しようという心構えも伝わってきました。

シーズンは長く、いいときばかりではありません。
(コンディションの良いまま1シーズン乗り切れるのがベストですが)
悪い時にどう対処するのかにも注目していきたいと思います。

記者という仕事をしていると、当然のことながら
選手やチームの「いい状態」ばかりに立ち会えるわけではありません。
そんなときに大切になってくるのが
「いいとき」も「悪いとき」も「悩んでいる」ときも含めて
その選手の何を、どこまで信頼できるかという
「判断基準」を日ごろから作っておくことだと思っています。

日常会話や、会見でちょっとした言葉を交わし相手を知ること、
そして練習を見てその姿勢などを知る必要があるのは
そういった自分なりの「判断基準(ものさし)」を作るためです。

そうやって、徐々に相手を知り、
信頼できる何かがある選手を追い続けている気がします。

金子選手の、自分のスタイルに対する信念や、
石島選手の「勝ちたい」と思う気持ち、
彼らに心惹かれる「理由」みたいなものを実感した2日間でした。

さて、サントリーさんのHGならではの様子や観客の入りなどについては
取材を進めて、追ってちゃんと記事に書き記したいと思っています。

そのHGのことも含めて、このブログと媒体へ寄稿する記事との違いについて
わたしの考えを記した過去の記事を「はじめに」というカテゴリに分けておきました。

最近、このブログを知ってくださったかたに
さまざまなことが説明不足にならないよう、わかりやすく
過去記事のほうもいろいろ整理していきたいと思っています。

あと、会場へ行かれて不便だった点、よかった点なども
もし御意見があれば教えてください。

ではまた。

posted by 市川忍 |11:30 | 試合の感想 | コメント(12) | トラックバック(0)
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2009年12月05日

いよいよです!

大阪、広島にお住まいの皆さん、
まだ間に合います!

わたしは新幹線の中です。

初めて携帯から更新してみました。
なかなか難しいものですね。
タイトルのところに本文を書いてしまい大変なことになってしまいました(^^;

では。
楽しい試合が見られますように。

posted by 市川忍@新幹線 |09:23 | 近頃思うこと | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年12月03日

Vリーグ男子開幕まで2日

こんにちは。
いよいよVリーグ男子大会開幕まであと2日となりました。

そこで大阪会場、広島会場での私的見どころを記しておきたいと思います。

まずは大阪会場。
グラチャンで活躍した清水選手、福澤選手が登場するパナソニックですが
清水選手のグラチャンでの疲労度やコンディションを考えると、
早々に山本隆弘選手の出番もあるのではないでしょうか。

福澤選手の対角、守備的WSの位置に新外国人選手。
ただし、彼はどちらかというと攻撃的WSのような役割だと感じますので
ここでも守備のうまい川村選手などの出番があるかもしれません。
いずれにせよ代わりの選手がいるという選手層の厚さが
パナソニックの強みである気がします。

個人的にはまだまだ頑張ってほしい山本選手のプレーに期待しています。

そして広島会場はJT。
取材でうかがった際に、話を聞いたほぼすべての選手が
「今年はゴメスに頼り過ぎないバレーを」とおっしゃっていました。
その目標が実現すれば、本当に侮れないチームになると思います。
引き続き長身セッターの井上選手には注目したいのですが
同時に移籍組でありながら、妙にグリーンのユニフォームが似合っていた
菅選手(たぶん大学時代の印象でしょう)にも注目したいと思います。

堺対新生サントリーもおもしろそうですし(荻野さんにももちろん注目)
新規参入のFC東京の戦いも気になります。
本当に楽しみです。

さて、前回の記事にもたくさんのコメントをありがとうございました。

Gravitisさんの質問に対してですが。
以前、これから記事にしたい、紙面で書きたいと思って取材していることに関しては
先にこのブログで触れることはできない…というお話をさせていただいたと思います。

全日本のチーム作りに関してはいまだいろいろと取材中なのと
自分の考えをまとめている最中ですので
各大会ごとの印象を述べる程度に、今のところ、させておいてください。

ただ、皆さまのご意見はフムフムと思いながら読ませていただいております。

そしてアララットさんのコメントにありましたチケット種別ですが。

野球もよく女性を対象にしたチケットなどを売り出しています。
そういった「ひとひねり」があってもいいとわたしも感じます。

ファンサービスは平等であるべきと考える人も多いと思いますが、
以前も書きましたが「優遇されてもいいファン」もいて
それが長きに渡って応援してくれる人だったり
サポーター会員だったり、少年少女など若年層のファンだったりと
「チームが大切にしたい」客層であっても構わないとわたしは感じています。

ファンサービスについては今後もずっと考え続けていきたいと思います。

ではまた。
開幕戦に行かれるかたは観戦、楽しんでください!

posted by 市川忍 |09:45 | 試合の感想 | コメント(3) | トラックバック(0)
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