2008年10月29日
掲載のお知らせです。
10月30日、木曜日に発売する「Number」(文藝春秋社)にて
JTサンダーズを紹介する記事を書いています。
主題から逸れるため、記事にはできなかったのですが
取材の際、ゴードン監督のこんな言葉が印象に残りました。
「毎朝、体育館の横にある監督室に来て真っ先に思うのは、
これは自分のセカンドチャンスなんだということ。
これを逃したら二度とチャンスはないと自分に言い聞かせている」
監督は毎日、誰よりも早く体育館に姿を見せているそうです。
チャンスを逃すまい、そして何としても成果を見せようという、
監督業にかける思いの強さを垣間見た気がします。
そして取材では集合写真の撮影現場にも立ち合いましたが、
表情を和らげるため、他の選手から
「なんかおもしろいこと言って笑わせて」と頼まれ
困っていた井上選手の反応が楽しかったです。
「おもしろいことを言う」ってなかなか難しいですよね。
「難しい」といえば…
上のNumber誌も含め、通常、記事のタイトルとリード
(よくタイトルの側に、その記事の内容を紹介する
短い文章がついていますが、それをリードと呼びます)は、
書きあがったわたしの記事を読んだ担当編集者さんがつけてくれています。
オリンピック前にNumberに掲載された宇佐美選手と朝長選手の記事
「二つの個性、二つの戦略」などは、出来上がったページを見て
「なるほど!」と本文を書いた張本人が大納得した、素敵なタイトルでした。
こうして、さまざまな人の力が結集してひとつのページが出来上がっています。
ただし、媒体によってはそのタイトルとリードを自分で考える場合もあります。
この作業が、実は苦手なんです。
記事は書きあがっているのに、タイトルが思い浮かばず
うーん、うーんと唸っている間に1時間、2時間が平気で過ぎていくことも…。
自分が書いた記事を、客観的に見て、
最も伝えたいことを表題にする作業はかなり難しいものです。
編集者さんの存在をありがたく感じる瞬間です。
このブログのタイトルにもいつも苦労しています。
スポナビプラスの新着記事のところを見ると、皆さん、
思わずクリックしたくなるようなタイトルをうまく付けていらして、
非常にうらやましい限りです。
今日もこれから最後にタイトルを考えて更新しますが、
おそらく無難なものになると思います(^_^;)
さてさて、朝方はかなり冷え込むようになりましたね。
毛布にくるまって目覚めることが多くなりました。
皆様もお風邪などめしませんよう
どうぞ、温かくしてお過ごしください。
ではまた。
posted by 市川忍 |19:24 |
メディア掲載のお知らせ |
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2008年10月26日
皆様、こんにちは。
今日は巨人が、そして22日には西武が
日本シリーズ進出を決めました。
22日は堺ブレイザーズ、朝長孝介選手の引退会見の日。
西武ドームにも行きたい、でも堺にも行きたい。
行きたい場所は2つ。
でも体はひとつ。
胴上げは今後、何度でも見られますが
大事な選手の引退会見は一度きり。
…ということで、迷わず堺に向かいました。
ご本人からのコメントは公式HPなどでもご紹介されている通りです。
そこでわたしは、
朝長選手に出会ったころの印象を書き止めておきたいと思います。
初めて会ったのは彼が大学3年生のころでしょうか。
高校時代から取材をさせていただいていた北島武選手が筑波大に進学し
それをきっかけに毎週、大学リーグに足を運ぶようになりました。
そして筑波大にも練習を見に行きました。
そんなとき、北島選手の居残りスパイク練習に
必ず付き合ってくれているセッターがいました。
それが朝長選手でした。
納得するまで練習をやめない北島選手に対し
いつもいつも朝長選手が黙って相手をしてくれているので
最初はてっきり同じ学年の選手だとばかり思っていました。
先輩(それも2学年も)だと知ったのは、しばらくしてからです。
リーグ戦で初めてプレーを見たときは
正直言って、お世辞にもうまいとは思えませんでした。
着地して丁寧に上げたトスが相手コートに流れてしまったこともありました。
ごく最近、「まさか朝長君が全日本に入るとは、
しかもオリンピックに出場するとは、当時は考えていなかった」
「なんと、わたしの見る目の甘かったこと!」と頭を下げると
「いいですよ、だって僕も思っていませんでしたもん」とニコニコ。
どれだけ彼が努力を重ねてきたのか。
彼の成長度を見れば、積み重ねてきた努力の大きさが予測できます。
そして、朝長選手の功績は自身の成長だけに留まりません。
「トス、お願いします」と頼まれれば絶対に断らない朝長選手のおかげで
おそらく大勢のアタッカーがたくさんの技術を習得し
日本屈指のプレーヤーに育っていったことと思います。
オリンピックに出場したことはもちろんですが
そういった「朝長選手の陰の努力」が日本に残した功績は多いはずです。
大学時代から取材をさせていただいていた選手が引退するのは
正直、時間の流れの速さを感じてとても寂しいのですが
新しい職場でも持ち前の根性で、指導者のプロとして頑張ってほしいと思います。
さて、開幕まで2週間となりました。
こっそり頭の中で戦力分析をして、やはり頭の中で順位予想などをして
開幕を楽しみにしているところです。
当たったところで何のメリットもないので、ただの趣味なんですけどね(・_・;)
皆様も独自の楽しみ方などを持っていらっしゃるのでしょうか。
ではまた。
posted by 市川忍 |00:24 |
思い出話? |
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2008年10月18日
いつ来るか、いつ感じることができるのかと
待っていた「オリンピック効果」。
先日、行った大学バレーの会場で、やっと感じることができました。
清水、福澤選手にとっては最後のリーグ戦。
会場となったNECニューライフプラザは超満員で、
立ち見のお客様がぐるりと体育館を一周するほどでした。
大学バレーには熱心なファンが多いことは以前から感じていましたが
今回はちょっとお客様層も変わっていたように見えました。
東海大の優勝で幕を閉じた秋季リーグ。
清水、福澤両選手が目当てで観戦に来た人の中から
大学バレーの魅力に気づき、彼らが卒業したあとも、
リーグ戦に足を運んでくれる人が一人でも増えるといいと思います。
毎年毎年、メンバーが変わる中で、
その大学の「スタイル」を継承していくという大学バレーは
長く観察すれば、きっと長く見ただけの面白さがあるでしょう。
実際、わたしのように、たまにしか足を運ばない人でも
成長期に当たる大学生の、個人の成長や
チームの向上が見えて楽しいものだと感じます。
そして。
こちらもオリンピック効果といえるのかどうかわかりませんが
夏場過ぎから西武ライオンズ、中島裕之選手の周りにいる
報道陣の数がすごいことになっています。
いつも、誰かしら、10名近い記者が周りにいる状態。
1対1で話すのは至難の業です。
彼の場合は終盤の首位打者争いや、
チームの優勝なども絡んでいるのでしょうが
2軍から上がったばかりのころを知る者としては
今の彼を取り巻く状況にとても驚いています。
そんな中でも中島選手はいつも変わらず
穏やかで、悠々としていて、タイトル争いを繰り広げるような選手になっても
周囲に対する気配りや優しさは
ファームにいたころから一切、変わりません。
それが何よりうれしいです。
変わることも必要ですが、変わらぬ部分を持ち続けることも大切なんだなと
彼と接するたびに痛感します。
それが人間的な質の部分なら、なおさら。
えーと、話がまとまりませんが、いろいろなところで
わたしは「オリンピック効果」を感じています。
皆様の周りではまだオリンピックが話題になることはあるでしょうか?
男子バレーファンさんにご指摘いただいたように
監督候補が3名に絞られたようですね。
日本代表にとってベターではなく、ベストな選択をしてほしいと思います。
ではまた。
ちなみに、西武ドームはこの時期、日中どんなに暖かくても
陽が落ちたとたん、ものすごいスピードで冷え込みます。
CSを見に行かれるかたは絶対に、一枚はおるものを
もしくはブランケットなどをお持ちになってください。
ベンチ内で選手が着るために、フリースが支給されるのは
ライオンズと東北楽天くらいだと思います。
posted by 市川忍 |22:17 |
近頃思うこと |
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2008年10月12日
皆様、いろいろなご意見ありがとうございます。
> プロ化議論の際、親会社はいつも「時期尚早」と繰り返します。これは、
> 選手の地位を不当に低く押さえ込んでいる現状の雇用形態が、
> 企業にとって都合がいいからにほかなりません。
わたしが取材している男子のフィールドでは、むしろ会社は
「生涯賃金を支払うよりプロ契約のほうがコストが低くてすむ」
「プロ契約歓迎」という考え方に移行しつつあるように見えます。
ただし、わたしが不思議に感じているのは、こういった議論が上るたびに、
いつも「まずは体制を…」という案が聞かれるのですが、
当事者である選手始動型の「提案」や「改革」というものが
ほとんど見られないことです。
たとえば体制が変わっても、実際にプレーする選手に
何んの意志もないのであれば、体制だけが独り歩きし、
中身が伴わない危険があるのではないかとわたしは思います。
それとも、わたしの知らない女子バレー界では、
改革の意志を掲げている選手がいるのでしょうか。
バレー界の悪い習慣として、上には逆らえないといった
古き体質がまだまだ残っています。
ですから選手から何んらかの行動を起こすのは
難しいことなのかもしれませんが、でも、自分が
100%の力を発揮できるよう環境を維持するのも「プロ」の仕事だと思います。
雇用形態の改善にしても、プロ化にしても、
ただただ決定事項に選手が従うだけでは、
今の状況とさほど変わらない気がしてなりません。
> 企業自体がもっと選手を雇用し、選手同士競わせないと
> そういう意識は生まれないのでは?と思います。
わたしは「プロ意識」とは「競争意識」によって生まれるものだと常々思っています。
野球はリトルリーグのトライアウトの時点から、
常に○か×かの評価を受け続け、ふるいにかけられています。
競技人口に差があるバレー、しかも雇用人数にも限界がある企業スポーツでは、
組織の中で競争意識を育むのが難しいのかもしれませんね。
そこで海外行きやプロ契約といった選択肢が生まれてきたのだと思います。
それと、とーこさん、こんにちは。
越川選手がボールを拾っていたのは、
後片付けのときだったとわたしは記憶していますが。
試合に出られないのに明るく振舞っていたので、
そんな彼の様子が伝わればいいなと思って書かせていただきました。
さて、皆様はどんな連休をお過ごしでしょうか?
わたしは今日、野球のCSを楽しみに、テレビ観戦しようと
夕方までに速攻で帰宅したところ
ナイターじゃなくてデーゲームだった!という失態を犯しました。
明日以降はスケジュールをしっかりチェックしなければ。
ではまた。
posted by 市川忍 |00:19 |
バレーボールの未来 |
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2008年10月07日
皆様、こんにちは。
いつも、たくさんのコメントありがとうございます。
Vリーグ開幕まで、いよいよ30日を切りました。
日曜日には大阪の3チームが出場するイベント、
「TOWERS2008」を見に行ったのですが
オリンピック以来、初めてバレーの試合を見たことで、
やっとわたしも戦闘モードに入りました。
さて、今回はイシダさんに以前、書きこんでいただいたコメントを読んで、
ずっと前から考え、いつかは
ちゃんと書き残したいと思っていたことを記しておこうと思い立ちました。
バレーのプロ化についてです。
プロ化は必要か、否かというのはここ数年、
バレー界でずっと繰り返されてきた議論です。
こうして常に「プロ化か否か」の話題がのぼるのは、
プロ化することによって選手に「ハングリー精神」が芽生え、
それが日本のバレーの底上げにつながると考える人が多いからでしょう。
わたしがバレー選手に数多くのインタビューをさせていただいてきた中で、
頻繁に選手の口から聞かれる単語がありました。
「プロ意識」という言葉です。
皆さんも何度か記事で読まれたことがあるのではないでしょうか。
ただし、バレーと同じくらいの年月、プロ野球の取材もしてきましたが
彼らの口から「プロ意識」という単語を聞いたことが、
わたしは今まで一度もありませんでした。
そこで「プロ意識」とは何かという疑問が、いつも頭の片隅にありました。
考えているうちに気づいたのは
おそらくプロ野球選手にとって「プロ意識」とは、
「意識せずとも備わっているもの」で、逆にバレー選手にしてみれば
「意識しないと保てないもの」なのではないかと感じるようになりました。
その違いが彼らのコメントに表れているのではないかと思えたのです。
数年前まではわたしも「プロ化」が日本バレー強化への
最短距離だと考えていました。
ただ、最近は少し考え方が変わってきています。
取材でさまざまな選手と接している中で、雇用形態は母体企業の社員でも
精神はプロとなんら変わりない選手をたくさん目にしてきました。
サントリーの荻野正二選手などは、まさにその代表だと思います。
皆さんご存知のように彼のバレーへの執念はプロ並み、いえ、プロ以上です。
わたしが数多く接するチャンスのあるプロ野球選手と比べても、
全く引けをとりません。彼ほどひとつの勝敗、
レギュラーをとることに執着心を持っている選手はなかなかいないと思います。
と考えると、重要なのは雇用形態ではなく、
個々の選手の「精神」なのではないかと感じます。
その「意地」といいますか「負けん気」というものがどうしたら育つのか。
プロ化なのか、海外行きなのか、わたしの中でも明確な答えが出ていません。
ただし、ひとつわかったのは、向上心のある選手というのは、どんな環境下でも
自分がうまくなるためには何が必要かと常に考えているということです。
海外リーグへの挑戦が自分のためだと思えば、
思い切って日本を飛び出すでしょうし、
それがプロ契約なら、契約を求めて会社に掛け合うでしょう。
逆に、ひとつのチームにこだわり、あえて自分で自分に試練を与えて、
乗り越えるすべを学ぼうとしている選手もいます。
そういった「うまくなるための手間」を惜しまない選手こそが、
いざという場面で頼れる「精神」を持った選手に育つのではないかと
わたしは思っています。
そういう選手が代表に増えることが、
代表チームの強化につながるのではないでしょうか。
Vリーグにプロ契約選手が増える中、今度は、
プロとそれ以外の選手の考え方の相違や、
同じチーム内にいかにして共存していくかなど、
さまざまな問題が浮上してくることと思います。
何がベストな形なのか、これからも取材を通じて、
その答えを見つけていきたいと思います。
ちなみに「TOWERS2008」はとても楽しかったです!
リハビリ中のため、試合に出られない越川選手が
「だって暇なんですもん!」と言いながら
イベントの球入れ競争で散らばった無数のカラーボールを
懸命に拾い集めていたのが印象的でした。
顔を合わせるのがオリンピック以来初なのでしょうか?
控え室前でバッタリ会った宇佐美選手と朝長選手が
ギュウギュウ抱き合っている姿も見られました。
posted by 市川忍 |00:51 |
バレーボールの未来 |
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2008年10月02日
皆様、こんにちは。
無事、広島から戻りました。
できれば練習見学も…と取材が決まった当初は考えていたのですが
午前練習のみの日の、午後に取材を受け入れてくださったようで
取材が終わったころには、体育館には誰も残っていない状態。
ですので、インタビューの終了とともに、
担当編集さんと即、体育館を後にしました。
残念です!
宮島、厳島神社、最後の広島市民球場…
そして奥田民生のベース投げ人形(欲しかった!)等々、
さまざまなものに後ろ髪を引かれながら帰途につきました。
今度こそ、ゆっくり練習見学と、できれば観光もしたいと思います。
掲載日等は間近になりましたら、お知らせいたします。
取材で受けた印象にも、記事が出たあとにこちらで触れたいと思います。
そして、代表監督の公募が締め切られました。
ニュースによるとVプレミアリーグの監督の中からも応募があったとか。
選考委員会のかたには、ぜひ
「OQTより強い全日本を作るには」というビジョンを持って
新監督を選んでいただきたいと思います。
それにしても、選考委員会は
「数名の理事で構成された理事会」と公表されているものの
どうも、実像が浮かび上がってきません。
普段から取材をしているわたしですら、顔が浮かばないくらいですから
ファンのかたからすれば、もっと「自分たちの知らないところで
どんどん決まってしまっていく」感があるのではないでしょうか。
これからの4年間を誰に任せるのか、
そんな重大なことを決める人たちです。
HP上でもいいので、実名を公表すべきではないかと感じています。
そして、できればなぜその人物に投票したのか理由も知りたいものです。
選ぶ人がどんなバレー観を持っているのか
いったいどんな人が、どんな理由で監督を選んでいるのか
会長だけではなく、JVA理事一人一人の考え方を
ファンにアピールする、よいチャンスだとわたしは思うのですが。
わたしは営業の失敗(!)にもくじけず
この件を記事にできる機会をうかがいたいと思っています。
posted by 市川忍 |00:57 |
近頃思うこと |
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