2009年07月01日

キューバ戦雑感

皆様、こんにちは。

ご存じのとおり前節のキューバ戦は連敗で終了しました。
この時期は試合内容を重視すべきだと思いますので
勝敗についてはあまり言及したくないのですが
それにしても会場で応援したかたには、何とも言い難い
残念な内容だったのではないでしょうか。

キューバは確かに高さのあるチームです。
ただし、ブロックシステムは各アタッカーの正面に1名ずつを配置する
スプリットコミットと呼ばれるシステムだったように感じます。
日本が攻撃を仕掛ける際は1対1になるチャンスが多いシステムです。
攻撃する側からすれば、相手の高さは言い訳になりません。

そのシステムを見据えて、初戦の序盤はセンターのクイックが中心。
その後、相手のブロックマークを振ろうとMBを動かしたり、
サイドの選手もコートの中央に走り込んだりと
機動力を使った攻撃で得点を重ねました。
定石通りだったように感じます。

ところが第一セット、21対21と競ったサイドアウトの場面で
日本は清水選手のバックアタックをシャットアウトされ
キューバに引き離されました。

マンマークのブロックですから
相手のMBはクイックを警戒して日本のMBの正面にいます。
サイドへのトスに対しては若干遅れ気味になりますので
ブロックが2枚、きれいにそろう可能性は低いと思います。
ところが清水選手が選択したコースはストレート。
正面にいるブロッカーに止められました。

結果論になるかもしれませんが
1対1のシステムでMBが遅れることを想定すれば
ストレートより、クロスのコースを選択するなど
「より得点を取りやすい」攻撃があったのではないか。
そんな風に感じました。

2試合を通じれば6セット×25失点(第2戦は27失点していますが)。
清水選手のシャットアウトは150失点中のたかが1点です。
ですが、その1点を取れるか取れないかで
そのセットはもちろん、次のセット、次の試合にも影響を及ぼします。
とても重要な1点だということを、感じながら戦ってほしいと感じました。

勝負強い選手というのは、たとえトータルでのスパイク効果率が低くても
「ここで点を取れば流れが変わる」という勝機では確実に得点を取ります。
そして、そんな選手こそが「エース」と呼ばれる資格があるのだと思います。

清水選手はストレートにも、クロスにも、高いトスも速いトスも
器用に打ち分ける能力のあるアタッカーです。
だからこそ、ここぞの1点にもっとこだわってほしいと感じました。

今週末のブルガリア戦を楽しみにしたいと思います。

posted by 市川忍 |10:59 | 試合の感想 | コメント(7) | トラックバック(0)
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