2010年03月09日

熾烈な4強争い

4強争いがもつれています。

残り4試合で枠は2つ。

16勝8敗の堺を13勝11敗が豊田合成、
12勝12敗のJTとサントリーが追っています。

今週末、堺が一勝すれば一抜けということに。
目が離せません。

3月13~14日
東レ、サントリー、パナソニック、豊田合成は交野市立総合体育館で。

大分三好、JT、堺、FC東京は別府市立総合体育館と日田市総合体育館で。

勝敗はもちろんセット率もかかわってくる大事な試合。
注目したいと思います。

さて、先日Vチャレンジリーグを見に行った際に、
プレミアとチャレンジの差はなんだろうと考えました。

いちばん大きな差はブロックの戦術だと思います。
基本をリード、勝負どころでコミットを使うチームが多いプレミアに比べ
チャレンジはほとんどがコミットです。

そういったチームを相手にするとなれば、おのずと攻め方も変わってきます。

前々節、つくばユナイテッドが富士通に敗れましたが
チャレンジの中では(身長的に)高いブロックを誇るつくばが
富士通のセッター、北沢選手のトスに翻弄されていました。
逆に、つくばは大型セッターの王選手が、サイドを中心のバレーで対抗。
ところが、読みで勝った富士通のブロックがその攻撃を阻み
最後、競り勝ったという印象を受けました。

セッターの配球が極めて大きなカギを握るのは、プレミアと同じですが
コミットで1枚になる確率が高いであろう相手ブロックを考えると
そこで確実に決められる技術を持ったアタッカーを要するチームが
チャレンジでは強いのではないかと思います。

そして、逆に考えれば1枚ブロックで決めることに慣れているアタッカーが
チームが昇格し、プレミアで戦うことになると、
リードブロックでスパイクの邪魔をしようと手を出してくるシステムに
なかなか対応できず、決定力を落とすことになります。

そんな「システムの差」に個々の選手が慣れていないのも
FC東京が苦戦している要因のひとつだと考えられます。
今シーズンの結果をチームと各個人がどう受け止めるかという点で
わたしは来シーズンこそ彼らの真価が問われるのではないかと感じました。

ちなみに、わたしはチャレンジリーグを見る際に一度、頭の中をリセットするようにしています。

プレミアや国際大会では当たり前だと思っていること…
アタッカー1人に対してブロック1枚ならアタッカーが断然有利。
ラリーポイント制では3~4点差を追いつくのが難しい。
そんな概念が必ずしも正しいとは言い切れないからです。
個人の能力のせいでしょうか、1枚ブロックでも捕まるアタッカーは多いですし
逆に1枚でもプレッシャーをかけ、ポイントを取るブロッカーもいます。
ですから、サーブ権を持っていないチームのほうが、
得点が取れるチャンスだという定説も一旦、忘れなければいけません。
ラリーが多く、となると、ラリーでの決定力の高いチームが有利です。
おのずとラリー中のクイックや、コンビ攻撃も必要になります。

セッターにとってはとても重要な勉強の場になると感じています。

上に名前を出したつくばの王選手。
まだそのチャレンジの戦い方に慣れていない印象を受けました。
彼の場合も今季の経験をどう生かすか。注目したいと思います。

さて、チャレンジの順位決定戦も気になりますね。
どちらのリーグにもごひいきのチームがあるファンにとって
セミファイナルと入れ替え戦が重なる日程もつらいと思います。

わたしも体がふたつ欲しいです。

ではまた。

posted by 市川忍 |18:00 | 試合の感想 | コメント(0) | トラックバック(1)
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2010年01月17日

チャレンジリーグ

皆さま、こんにちは。

今週はチャレンジリーグを見に行ってきました。
何年ぶりか…思い出せないほど久しぶりです。
当時はまだ2部リーグとか、V1などと呼んでいた気もします。

場所は立川泉体育館。

つくばユナイテッド対トヨタ自動車、
ヴェルディ対警視庁の試合を観戦しました。

注目したかったのは、つくばユナイテッド・サンガイア。
加藤陽一選手が入ってどんなチームになっているかという点です。

それとヴェルディのホームゲームということで、
その運営やお客さんの入りなどについてもいろいろと観察してきました。

ホームゲームについては、また次の機会に触れることにして。

つくばユナイテッドの試合は…
セッターの岩田岳大選手とMBの石川健選手のコンビが
とてもよく練習を積んでいるなぁという印象を受けました。
試合前に見た成績表の石川選手のアタック決定率が、なんと94.4%。
いくらまだ2試合しか戦っていないとはいえ
そして1部に比べ対戦チームのブロックが、
システム化されていないことが予想されるチャレンジとはいえ
この数字は驚異的です。18打数17決定ですから。

試合を見て、その決定力の高さを実感しました。
A、B、Cのクイックに加え縦のBクイック、
ブロックを避けるためのターン打ちに、タイミングを外しての軟打、
一人時間差と、とにかく攻撃の手が多い印象でした。

途中からトヨタ自動車も石川選手に2枚ブロックで対応するのですが
それでも封じることができず…。
高い数字を残している理由がわかりました。

そして加藤選手。
攻撃面ではまだまだ本調子とはいえませんが、ブロックやレシーブ、
そして相手のコートの誰もいないところに打つフェイント気味のスパイクなど
彼らしいプレーも見ることができました。
これからもっと状態は上がってくるのではないでしょうか。

ちなみにつくばユナイテッドは試合当日の朝、
貸切バスでつくば市を出たそうです。
会場に着いて、十分な練習の時間もないまま試合。

開催地に前々日入りし、前日には会場練習の時間も与えられている
1部リーグ時代とは大きく環境が違います。
それでも加藤選手は
「大変ですけど、そのバスを借りるお金も、みんな自分たちで稼いだお金。
そう思うと経費は大切に使わなきゃいけないって痛感してます」と語っていました。

上に書いた石川選手も普段はパートナー企業であるスポーツ店で
販売の仕事をしているそうです。そのアルバイトが週に3日。
そしてチームサンガイア(子供たち)と家庭婦人のバレー教室の講師が週に3日。
そういった地道な活動がすべてチームの収益につながっています。

以前、加藤選手の記事をスポーツナビで書かせていただいたとき
冒頭に松田CEOのコメントを使用させていただきました。

「バレーで食べられる人を日本に増やしたい」

実際に「バレーだけではライター業が成り立っていない」わたしも
その言葉を実現することの大変さを痛感しています。

しかし、理想は掲げ続けないと実現しません。

そんなことを思い起こさせてくれるチャレンジ観戦でした。

これからもつくばユナイテッドの動向には注目していきます。




posted by 市川忍 |20:43 | 試合の感想 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2009年12月21日

天皇杯【雑感】

皆さん、天皇杯、観戦&応援お疲れ様でした。

決勝は本当に見応えのある試合でしたね。

準決勝もそうでしたが「やりたいこと」が明確なチーム同士の対戦は
本当に見どころがいっぱいで、ワクワクします。

今大会ではJTのセッター、井上選手の活躍に目が行ってしまいました。
「ゴメスだけに頼らないバレーを」という課題を克服しようとしている姿勢を
この大会を通じて確かめることができました。

そしてブロックも素晴らしかったです。
1セットスタート直後、清水選手のライトからのスパイクを
甲斐選手が立て続けに2回、ワンタッチを取ってチャンスボールにした場面。
清水選手に対して、そして宇佐美選手のトスに対して
よく研究して、準備をしてきたなぁと感じました。
粘り強くワンタッチを取られることが
相手のスパイカーにとってどんなにストレスになるかということを
JTのブロッカー陣には改めて実感させられました。

「やはりブロックは決定本数ではなく効果で判断ですよー!」
と叫びたい衝動にかられました^_^;

そして、その組織的なブロックのうしろで拾いまくっていた酒井選手。
パナソニックの南部監督が「個人技で勝った」とおっしゃっていたように
組織力、そしてチーム力ではJTが上回っていた印象です。

優勝したパナソニックについては
清水選手、福澤選手の精神的な強さに今さらながら感服しました。
どのチームもパナソニックと対戦するときには
福澤選手をサーブでねらい、清水選手をブロックでマークするという
徹底した戦略を貫こうとしてきます。

あれだけサーブで狙われても、気持ちが崩れない福澤選手。
あれだけブロックにマークされても、大事なところで決められる清水選手。
頼もしい若者たちだなぁと思いながら見ていました。

さて、週末にはVリーグが再開されます。
堺市金岡での試合には堺、パナソニック、東レ、JTと
この天皇杯で4強入りしたチームが集結します。
熱い試合が見られそうですね。

ではまた。

posted by 市川忍 |19:27 | 試合の感想 | コメント(7) | トラックバック(0)
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2009年12月18日

天皇杯ファイナル1、2日目【雑感】

初日の1日4試合(チラ見も入れると8試合)はさすがにキツかったです。

さて、大会前から注目していた豊田合成対東海大は
皆さん、ご存じのように3対1で東海大が勝利しました。

これまでも黒鷲旗や天皇杯で、大学チームがVチームを相手に
「善戦」するとか「食い下がる」という場面は多々ありました。
しかし、勝つまでにはなかなか至らない。
その辺りがVと大学の「力の差」なのではないか
だとすると、その「差」は具体的に何を指すのだろうと思いながら
試合を見ていたのですが…
結果は「食い下がる」どころか大金星でした。

本日は惜しくもパナソニックに敗れましたが
ワクワクするようなプレーが随所に見られ、楽しませていただきました。

しかし、そう考えると黒鷲旗でベスト4に入ったときの東海大や
準優勝したときの東海大は、すごかったんだなぁと改めて実感。
こんな試合を何度も続けて勝ち上がっていったのですから。

話は昨日の豊田合成対東海大に戻ります。

豊田合成は途中からリベロをリーグ戦に常時出場している古賀選手に戻し
外国人選手もコートに投入しました。
それでも勝てなかったのは、何があっても負けられない、
大学生相手に負けるわけにはいかないという
心理的なプレッシャーが働いたからではないかと思います。

試合の終盤、トラジションボールをクイックに上げたり、
マークが厳しいであろう八子選手ではなく、あえて
ライトにいる小澤選手に上げたりと、攻めるトス回しができていたのは
東海大のセッターだったような気がします。

対する合成は終盤、攻撃がサイド頼りに。
気持ちが守りに入ってしまっていたのではないかと感じました。

最後の2点はアンジェルコ選手のレフトからのスパイクが
東海大のブロックにかかった2点。
マンマークでストレート側に跳んだ小澤選手と、
クロスに打った際に通過点が低くなることを予測して
諦めずに手を出したMBの近選手の作戦勝ちでした。
大きなプレーだったと思います。

そういえば今年は4年生を含めた旧チーム(?)で
天皇杯に臨んでいた大学が多かったようです。
東海大の深津兄選手が第3セットの終盤、ピンチサーバーで出たり…
順天堂大の今村選手が、試合で敗れたあとチームメイトと離れ
そのまま体育館に残って堺の応援をしていたり…
インカレでシーズンを終えるのとはまた違った雰囲気がありました。

さて、明日はベスト4の対戦です。
男子は16時から東京体育館にてスタート予定。

前年度覇者の東レは、今日の試合で恐ろしいほどのブロック力を見せつけたJTと。
そしてVリーグで全勝を誇るパナソニックは、堺と。

どちらも楽しみなカードですね。

ではまた。

posted by 市川忍 |23:42 | 試合の感想 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年12月07日

Vリーグ開幕節 雑感

週末は応援、観戦お疲れさまでした。

広島大会はJTと東レが2勝、
FCと大分が2敗ずつと明暗がはっきり分かれたようですね。

大阪はパナソニックが順調な滑り出しを見せました。

大阪会場で試合を見ていて感じたのは…。

チームが好調で、波に乗っているときに
「素晴らしく見える選手」はけっこう大勢います。
「素晴らしい選手」に見えるマジックが
いろいろ、あるのだと思っています。

ですから、日ごろから、チームが勝っているときだけや
形勢の良いときだけを見て
選手の評価をしないようにしています。

チームが苦しいときに踏ん張って
いい意味で目立てる選手はなかなかいません。

サントリーの金子選手はそんな選手だとずっと思っていましたが
サントリーに加わって、彼の長所がより引き立つように感じます。

金子選手は初日、奪われた1セット目も、コートの中で
他の選手一人一人に声をかけ続けていました。
NEC時代と全く変わらないプレースタイル。
その声に応えるようにチームは勢いを取り戻しました。

金子選手はチームが好調なときほどあまり目立たないのですが
それだけ「裏方」に徹している証拠なのかもしれませんね。

それからこの2日間を通じて、
堺の石島選手の踏ん張りにも心を動かされました。

これまでの石島選手は、勢いに乗っているときには強いものの
一旦、リズムを崩すとそのまま意気消沈してしまうところがありましたが
この2戦は、試合序盤にスパイクが決まらなくても、サーブが入らなくても
レセプションでミスをしても、なんとか気持ちを立て直し、
我慢して我慢して、踏ん張っているように見えました。

徐々にさまざまな技術的な修正をしている姿も見られました。

ボールにくらいつく彼の姿を見て
目の前の試合に全力投球しようという心構えも伝わってきました。

シーズンは長く、いいときばかりではありません。
(コンディションの良いまま1シーズン乗り切れるのがベストですが)
悪い時にどう対処するのかにも注目していきたいと思います。

記者という仕事をしていると、当然のことながら
選手やチームの「いい状態」ばかりに立ち会えるわけではありません。
そんなときに大切になってくるのが
「いいとき」も「悪いとき」も「悩んでいる」ときも含めて
その選手の何を、どこまで信頼できるかという
「判断基準」を日ごろから作っておくことだと思っています。

日常会話や、会見でちょっとした言葉を交わし相手を知ること、
そして練習を見てその姿勢などを知る必要があるのは
そういった自分なりの「判断基準(ものさし)」を作るためです。

そうやって、徐々に相手を知り、
信頼できる何かがある選手を追い続けている気がします。

金子選手の、自分のスタイルに対する信念や、
石島選手の「勝ちたい」と思う気持ち、
彼らに心惹かれる「理由」みたいなものを実感した2日間でした。

さて、サントリーさんのHGならではの様子や観客の入りなどについては
取材を進めて、追ってちゃんと記事に書き記したいと思っています。

そのHGのことも含めて、このブログと媒体へ寄稿する記事との違いについて
わたしの考えを記した過去の記事を「はじめに」というカテゴリに分けておきました。

最近、このブログを知ってくださったかたに
さまざまなことが説明不足にならないよう、わかりやすく
過去記事のほうもいろいろ整理していきたいと思っています。

あと、会場へ行かれて不便だった点、よかった点なども
もし御意見があれば教えてください。

ではまた。

posted by 市川忍 |11:30 | 試合の感想 | コメント(12) | トラックバック(0)
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2009年12月03日

Vリーグ男子開幕まで2日

こんにちは。
いよいよVリーグ男子大会開幕まであと2日となりました。

そこで大阪会場、広島会場での私的見どころを記しておきたいと思います。

まずは大阪会場。
グラチャンで活躍した清水選手、福澤選手が登場するパナソニックですが
清水選手のグラチャンでの疲労度やコンディションを考えると、
早々に山本隆弘選手の出番もあるのではないでしょうか。

福澤選手の対角、守備的WSの位置に新外国人選手。
ただし、彼はどちらかというと攻撃的WSのような役割だと感じますので
ここでも守備のうまい川村選手などの出番があるかもしれません。
いずれにせよ代わりの選手がいるという選手層の厚さが
パナソニックの強みである気がします。

個人的にはまだまだ頑張ってほしい山本選手のプレーに期待しています。

そして広島会場はJT。
取材でうかがった際に、話を聞いたほぼすべての選手が
「今年はゴメスに頼り過ぎないバレーを」とおっしゃっていました。
その目標が実現すれば、本当に侮れないチームになると思います。
引き続き長身セッターの井上選手には注目したいのですが
同時に移籍組でありながら、妙にグリーンのユニフォームが似合っていた
菅選手(たぶん大学時代の印象でしょう)にも注目したいと思います。

堺対新生サントリーもおもしろそうですし(荻野さんにももちろん注目)
新規参入のFC東京の戦いも気になります。
本当に楽しみです。

さて、前回の記事にもたくさんのコメントをありがとうございました。

Gravitisさんの質問に対してですが。
以前、これから記事にしたい、紙面で書きたいと思って取材していることに関しては
先にこのブログで触れることはできない…というお話をさせていただいたと思います。

全日本のチーム作りに関してはいまだいろいろと取材中なのと
自分の考えをまとめている最中ですので
各大会ごとの印象を述べる程度に、今のところ、させておいてください。

ただ、皆さまのご意見はフムフムと思いながら読ませていただいております。

そしてアララットさんのコメントにありましたチケット種別ですが。

野球もよく女性を対象にしたチケットなどを売り出しています。
そういった「ひとひねり」があってもいいとわたしも感じます。

ファンサービスは平等であるべきと考える人も多いと思いますが、
以前も書きましたが「優遇されてもいいファン」もいて
それが長きに渡って応援してくれる人だったり
サポーター会員だったり、少年少女など若年層のファンだったりと
「チームが大切にしたい」客層であっても構わないとわたしは感じています。

ファンサービスについては今後もずっと考え続けていきたいと思います。

ではまた。
開幕戦に行かれるかたは観戦、楽しんでください!

posted by 市川忍 |09:45 | 試合の感想 | コメント(3) | トラックバック(0)
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2009年11月29日

グラチャン2009いろいろまとめ

大会期間中はたくさんのコメントありがとうございました。
体の心配までしてくださるかたもいて、感激です。

さて、大会中、なかなか時間が取れず、お返事できなかった件についてです。

まずはキューバのユニフォームですが。
yukiさん、まめよさんからご質問がありましたが、
大会委員がプロトコール開始の段階で間違っていることに気付き
その後、チームに通達して本来の「青ユニ」を用意するよう言ったようです。
試合前に日本チームの代表者を加えて審判が協議していましたので
日本側が承諾して、このまま試合を始めるという判断が下されたのではないかと。

WCブラジル戦のときも、その試合の責任審判が判断を下し
ああいった措置をとったと試合後の会見で説明がありました。
今回の場合も、この試合の担当審判の判断によるものだと思います。
おそらく対戦相手の日本チームの承諾があってのことだと思いますが
どうも経緯を見ると、具体的なペナルティが決まっていないことに関しては
その試合を仕切る審判の手腕にゆだねられているような気がします。
もう一度、FIVBのルールを読みなおしてみますね。

それから
全日本の課題については、以前も書きましたが
「なぜ克服できないのか」という現実と向き合わなければ
一向に改善しないと思います。

イラン戦でしたか、松本選手のクイックがシャットアウトされた直後、
ライトの福澤選手のスパイクが1枚になり
それを確実に決めて得点を挙げたシーンがありました。

どうも日本の攻撃は目の前の1点を失うことを
必要以上に怖がっているように見えます。
1点失ったら、それを布石に倍の点数を取ればいいのだと
割り切って考えられるような意識改革も必要ではないでしょうか。

そして試合以外の雑感も。

今回、会場でスタンドを見渡してみて感じたのは
見に来ているお客さんの年齢層の低さでした。
10代~20代が圧倒的に多かった気がします。
国際大会は総じて、年齢が若い気がしますが。

いつも感じるのは、その「浮動票」だと思われる年齢層に
Vリーグにも来てほしいと望むのはなかなか難しいのでは…ということ。
(チケットの高さ、全国各地で開催される方式などを考えても)

会場でのチラシ配りなど、なんとかこの盛り上がりを
リーグへつなげようとしている努力は素晴らしいと思います。

ただ、Vリーグに興味を持ってくださる人は
その中の少数なのだと認識して、国際大会は国際大会、
そして、VリーグはVリーグと気持ちを切り替え、
地元のファンや家族ぐるみのサポーターをコツコツと増やす方法も
同時進行で進めていかなければいけないと感じています。

テレビでもVリーグの告知があったとのこと。気づきませんでした。
教えてくださってありがとうございます。

何試合かVTRを見ましたが、今大会の中継は
試合のカットも少なく(ほぼ無いでしょうか?)
実況もシンプルで、ここ何大会かの中では
観戦を楽しみにしている人の立場に立った優良な中継だったと思います。

皆さんはどう感じられたでしょうか?

そして、小牧大会もそうですが、愛知会場のスタッフの皆さんは
とてもお仕事がスムーズで、丁寧で、かつ感じがよく
各場所に立っている案内係の人まで礼儀正しくて
本当に気持ちよくお仕事をさせていただきました。
ありがとうございました。
観客のかたも同じ待遇、いえ、さらに良い待遇を受けて
気持ちよく観戦されたことを願っています。

ではまた。
次はVリーグの見どころなどにも触れたいと思います。

posted by 市川忍 |00:49 | 試合の感想 | コメント(6) | トラックバック(0)
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2009年11月24日

グラチャン2009ブラジル戦【雑感】

皆さま、応援お疲れ様でした。
グラチャンは3勝2敗の3位という結果で終わりました。
表彰台の上の選手の笑顔は素直にうれしかったです。

表彰台に上がる姿…なんせ見るのは初めてですので
これはしっかりと目に焼き付けなければ!と思いました。

さて、ブラジルはセッターがブルーノ選手に代わり、
リカルド選手よりは付け入る隙があるのでは?と淡い期待を抱きましたが
スパイカーの個人の能力はさすがでした。

第2セット終盤がこの試合のいちばんの見どころでしたね。
久しぶりに元気で、伸び伸びプレーする石島選手が見られた気がします。

あとは…いなくて痛感する存在の大きさ。
2007年WCブラジル戦で善戦できたのは、
やはり越川選手の力によることろが大きかったですね。
一日も早い回復を祈っています。

試合後の植田監督のコメントによりますと
「あくまで目標はロンドン五輪」だそうですので、
越川選手は海外で腕を磨き、石島選手は伸び伸びプレーして
八子選手、古田選手はこの経験を糧に……。

何より清水選手、福澤選手は故障に気をつけて
WSの底上げができるよう頑張ってほしいと思います。

さて、次はVリーグ開幕です。
実はこちらも楽しみで仕方ありません!

前回の記事のタイトルを「V開幕戦」に変えますので
日程を知りたいかたは過去記事を参照してください。
ではまた。

posted by 市川忍 |01:00 | 試合の感想 | コメント(7) | トラックバック(1)
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2009年11月23日

Vリーグ開幕戦

グラチャンを見てVリーグに興味を持ってくださったかたへ
Vリーグ開幕戦の日程を書いておきます。


Vリーグ男子開幕戦
12月5日(土曜日) 大阪府立体育館
第一試合 13時5分~
サントリー対堺
グラチャン出場選手・松本慶彦、石島雄介、井上裕介(堺)

第二試合
パナソニック対豊田合成
グラチャン出場選手・宇佐美大輔、枩田優介、福澤達哉、清水邦広(パナソニック)

12月6日(日曜日)
第一試合 13時5分~
サントリー対パナソニック

第二試合
堺対豊田合成

12月5日(土曜日) 広島県立総合体育館(グリーンアリーナ)

第一試合 14時~
東レ対大分三好
グラチャン出場選手・田辺修、阿部裕太、米山裕太、富松崇彰(東レ)

第二試合
JT対FC東京

12月6日(日曜日) 

第一試合 13時~
東レ対FC東京

第二試合
JT対大分三好

チケット情報はこちら

全日本大学バレーボール男女選手権大会(通称・全日本インカレ)
11月30日より東京体育館ほかで開催
大会日程はこちら

グラチャン出場選手・古田史郎(法政大)、八子大輔、安永拓弥(東海大)

posted by 市川忍 |11:03 | 試合の感想 | コメント(3) | トラックバック(0)
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2009年11月22日

グラチャン2009キューバ戦【雑感】

皆さま、連日の応援お疲れ様です。

さて、本題に入る前に…スポナビニュースの
「ゴッツ石島とゴリ清水が勝利の雄たけび」というタイトルを見て
なんの競技だかわかるのか?と笑ってしまいました。
リングネームみたいですよね。

以前、清水選手に「ゴリと呼ばれるの嫌じゃない?」と聞くと
「うれしいっす」とニコニコしていたので、まぁ、いいでしょう。
本人が気に入っているのなら(笑)。

キューバ戦雑感です。
キューバはWLで見たときよりサーブが強力になっていました。
レオン選手もミスが少なく、安定した印象。
数か月で、これだけチームを仕上げてくるとはさすがです。
(というか、それが当たり前なのかもしれません)

内容でも得点でも完敗です。

ミスをしてくれないキューバに対して
ミス(それもサーブの)が多すぎました。
これではリズムに乗れなくても当たり前です。

サーブには、「ミスを恐れず打つべき選手」と
「ぜったいにミスをしてはいけない選手」
そして前者でもときと場合によっては
「ミスをしないよう、慎重に打たなければいけない場面」があります。
その状況判断ができていたのは昨日の試合で活躍した米山選手(東レ)と
本日の試合に出場した石島選手(堺)だけだったように見えました。
サーブローテも戦略のひとつですので、
福澤選手ジャンプ→松本選手フローター→清水選手ジャンプ→
石島選手ジャンプ→富松選手ジャンプ→宇佐美選手フローター
となると、フローターの選手が予期せぬミスをした場合、
本来なら攻めるサーブを打たなくてはいけない他の選手が
慎重に入れて行かなければなりません。
よってチーム全体のサーブ力が弱まる、
もしくは心理的プレッシャーでミスが重なる場合もあります。

ただし、今日の日本はディフェンスが良かったですね。
ブロックポイントこそ目立ちませんでしたが
粘り強くワンタッチを取って、よく拾っていたと思います。
今大会、こういった粘るディフェンスが非常に目立ちました。
サーブで攻めているため(今日はミスが多かったですが)
相手のレシーブが乱れ、ブロックが的を絞りやすくなる。
よって、後ろのレシーバーも位置取りを決めやすい。

こうして考えると、つくづくバレーはチーム競技で、それぞれが
お互いの命綱を持って戦っているのだと痛感します。

さて明日は最終戦です。
今年度の集大成といえる試合ですので
悔いのない闘いをしてほしいと思います。

posted by 市川忍 |23:53 | 試合の感想 | コメント(6) | トラックバック(0)
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