2008年05月14日
《個性を生かす》
皆様、おはようございます。 なぜこんなに早い時間に更新しているかと言いますと、 西武ライオンズを見習って「アーリーワーク」を取り入れてみようかと、ふと思いつきました。 昨年までは「居残り練習」が圧倒的に多かった西武ですが、 新体制になった後は「疲労がないときに練習したほうが身につく」(大久保コーチ) という提案などもあって、居残り練習が早出練習へと変わりました。 以前ならナイター終了後、室内練習場へ向って何時間もバットを振っていた若手選手も、 現在は全体練習の前に球場へやってきて練習しています。 (それでも試合に出られなかった数名の選手は室内練習場に向いますが) それに影響を受けた(?)のと、 就寝前にパソコンをいじると持病の首痛に悪いと担当医師からも止められたので、 午前中にこうしてパソコンを開いてみたわけです。 いつまで続くかわかりませんが、少しの間、 午前中に執筆作業をしてみて、効果を見ようと思います。 ここ数日、上の話にも出た西武ライオンズの取材に行っていたのですが、 野球に詳しいかたならご存じのように西武は今季、ここまでダントツの1位を走っています。 昨年は26年ぶりのBクラスに低迷し、首脳陣が総入れ替えとなりました。 シーズン開幕前、わたしがいちばん懸念していたのは、 この首脳陣総入れ替えによって、選手がこれまで信頼し、 指導を仰いできたコーチ陣の顔ぶれが変わってしまうことでした。 今季、開幕から3番を打ち3割近い打率に本塁打9本、 打点31(ともにリーグ第3位)と好調な中島裕之選手に聞くと 「新監督を初め、新しいコーチ陣は今までの僕のやり方、目指すスタイルを尊重してくれて、 その中で、迷うことがあったときだけアドバイスをくれる」と話していました。 渡辺新監督は就任直後から「個性派集団を作りたい」とおっしゃっていましたが、 そういう意識が選手の育成にも生かされているのだと感じます。 数日前のコメントに「個性を生かしつつ 世界標準に近づけるのが重要ではないか」というお返事を書きました。 野球とバレーでは競技人口に差があるため選手が育つ土壌も違いますし、 団体競技でありながら、個の力が勝敗を左右する野球と、 組織力が重視されるバレーを単純に比較することはできませんが、 「個性を生かしつつ、強いチームを作ろうとしている」ライオンズの姿を見て、 改めて個性を殺さない育成とは何かと考えさせられました。 それからもうひとつ。 野球ではオフシーズンに、ハワイで行われるウィンターリーグに 若手選手を派遣する制度があります。 西武から昨年オフ、ハワイ行きを命じられた星秀和選手との雑談の中で お聞きした話が印象的でした。 ウィンターリーグのチームには、メジャー球団からコーチが派遣されてきているそうなのですが、 星選手が驚いたのは、そのコーチ陣が 「こちらから聞きにいかない限り何も言わない」ことだったとか。 リーグが始まってだいぶ経ってから、通訳を引っ張ってコーチのもとに赴き、 やっと、そこで初めてバッティングフォームについてのアドバイスをしてもらえたそうです。 本人が切実に「変わりたい」とか「解決したい」と考えている悩みに対し、 手を差し伸べるのがメジャーのスタイルなのではないかと星選手は話していました。 さて、全日本男子は今日で堺での合宿を終え、いよいよNTC入りですね。 NTCでの練習は完全非公開なので様子を知りえませんが 堺合宿までを見た印象を、次回更新までにまとめておきたいと思います。
posted by 市川忍 |08:55 |
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この記事に対するコメント一覧
《個性を生かす》
先日はコメントへの返信ありがとうございました。
表現が稚拙だったので、意図が正確に伝わってなかったかもしれません。
>>Gravitisさん、こんにちは。
日本は個人の能力に頼るバレーをしているとのご指摘ですが、「戦略ありき」の考え方は、選手層の薄い日本では、首脳陣の自己満足で終わってしまう恐れもあります。
日本は個人の能力に頼るバレーをしているという指摘でもないんです。単純に、「なぜ馬鹿の一つ覚えに高い2段トスあげるねん」って思っただけです。
あれだけ高い2段トスがあがると、余裕を持って2枚ブロックで対処できます。完璧な状態の2枚ブロックを打ち破るのは、よほどの打点の高さが無い限り崩すのは無理です。国内のVリーグレベルだから、まだそれで許されますが、世界のレベルのブロックでは通用しないでしょう。さらに、強烈なサーブでくずされて必然的に二段になるケースが増え、高い2段トスをあげるとまさに相手の思うツボです。NECのレオナルドなんか見てて無残でした。あんだけ打点高いのに、トスが高いから、ブロックは間に合うしタイミングも取りやすい。かなりのシャットアウトをくらってました。
個人の能力云々でも組織の云々でもなく、単純にプレイヤーの発想として、なぜ早くて高い平行、パイプ、2段でも平行をしないのかという疑問です。世界のバレーの流れがそうなのは、そういう風にしないと通用しないというのを国際大会を通じて身にしみてるからでしょう。パイプや平行は生み出されらんではなく、そうせざるをえないってことだからだと思います。
選手が自ずから実践しないなら、監督が導けばいいと思いますが、そんなバレー感を持つ人は男子バレーではいないのかなぁという気がします。女子監督の真鍋さん、セリンジャーさん、吉田さんあたりはまだ考えてそうですが。
>>何度かこのブログでも書かせていただきましたが、個の能力を生かしながら、世界標準にも近づけようとしていたのがパナソニックの今季の戦いだったように感じています。
結局はフェリッペが自分のやりたいことをしただけの気がします。フェリッペがあんだけ早くて高いトスを追求してても、山本は相変わらず高いトスしか打てませんし(若干マシになったかも?)。岩田と川村くらい(少し、大竹もかな?)じゃないですか?フェリッペの影響を受けていたのは。フェリッペがパナソニックを去った後、同じバレーをするか注目したいです。
フェリッペは決してダントツの高さを持ってないですよね。日本なら高さでも圧倒できるかもしれませんが、恐らく本人がブラジル時代に自分の高さでは世界に通用しないと身にしみてるんじゃないでしょうか。だからこそ、普段から早さを追求してるのかと思えました。
またも、だらだらコメントしてすいません。
posted by Gravitis | 2008-05-15 08:09
《個性を生かす》
> 単純にプレイヤーの発想として、なぜ早くて高い平行、パイプ、2段でも平行をしないのかという疑問です。
近づきたいという思いがありながら、技術が追いつかず、まだ体現できていない選手も多いのかと思います。
実際、速さを追求する練習方法を取り入れているチームも存在します。
ただ、2段トスの多さは、おっしゃるように「2段トスを上げていても国内では勝てる」という意識があるのだとわたしも思います。コンビミスが失点につながりやすい速い攻撃よりは、高いトスでアタッカーにブロックを見る余裕を与え、ブロックアウトやリバウンドをねらうほうがリスクは少ないですから、試合展開によっては高いトスも必要だと思います。日本の戦いは総じて「できるだけリスクの少ないほうを選ぶ」という傾向が強いかもしれませんね。それと、現状で企業の首脳陣が求められているのは「国内で勝つ」ことです。そうやって勝利を求めなければ企業のバレー部の存続自体が危ぶまれる時代です。もちろん、理想は、世界を見据えた指導者、首脳陣、選手の育成だとわたしも思いますが、そのためには企業スポーツに多く見られる「数年で交代」してしまう首脳陣人事の問題から解決しなければいけません。
企業スポーツの問題点を語りだすと、非常に長くなりそうですので、いずれまとめて親記事にさせてください。
posted by 市川忍 | 2008-05-18 10:10



