2008年04月20日

カレッジフェスティバル

宣言通り、昨日は久しぶりに大学バレーを見に行きました。
インカレ以外でこうして大学バレーを見るのは2年ぶりくらいでしょうか。

パっと見たところ、全体的に選手が小粒になったなぁという印象です。
背の高さに目を引かれてパンフレットでプロフィールを確認すると、
それほど高身長ではない、180㎝台後半。
190㎝台の選手が本当に少なくなったのだなと痛感しました。
バレーボールの将来にとっては、危機的状況です。

そんな中、心惹かれたのは順天堂大の16番の選手。
小柄ですが機敏で、守備でも攻撃でも、相手のプレーの先を読んで動いていました。
それと、日本体大の2人のミドルブロッカーは、まだまだ伸びしろのある選手だと思います。

ただ、残念ながら「成長を見逃すわけにはいかない」と感じて、
毎試合、足を運びたくなるほど吸引力のある選手は見つけられませんでした。

わたしが最も大学バレーに通っていたのは
北島武選手が筑波大に在籍していた4年間でした。
上級生には篠田歩選手、朝長孝介選手、山村宏太選手、柴田恭平選手らがいて、
同級生は勝野裕士選手、下級生には石島雄介選手がいました。

リーグ戦はもちろん、大学まで練習も見に行きました。
いったい、どういう練習をして試合に臨むと、
これほど見ている人の心を動かすプレーができるのか。
その裏側を覗いてみたくなるくらい、心身ともに強い選手が揃う、強いチームでした。

NECの金子隆行選手のいたころの東海大も同様です。

金子選手が2年生の春リーグでしたか。
試合の直後、がっくりと肩を落としている東海大の選手たちに遭遇しました。

金子選手はうずくまって、床を叩いて涙を流していました。

勝った試合なのに?
4年最後のインカレではなく、まだ2年生なのに?
しかも春のリーグ戦の初戦なのに?

あとで聞いたところによると、「試合内容に納得ができなかったから」だそうです。
この選手はいったい、どれほどひとつの試合、
ひとつのプレーに執着しているのだろうとビックリしました。

サポーターの皆様が何かのきっかけで特定の選手のファンになるように、
わたしの仕事にも「この選手を見続けて行きたい」と思う瞬間が存在します。

そもそも「主観を排除しない文章を書き慣れたい」と、このブログを始めたわたしですが、
どの選手を取材したいとか、この選手の記事を書きたいと感じている時点で、
わたしの文章には今までも、多かれ少なかれ主観が含まれていたのかもしれません。

取材対象との大切な出会いに、これからも敏感でいたいと思います。

posted by 市川忍 |10:37 | コメント(2) | トラックバック(1)
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[VBall]ずっと見たいと思うひとの成長を見守りつつ 【/ja あやつる YmrDhalmel】

…というような見方を、最近大学界隈ではあまりしていないなぁ、ということに、この記事読んで気がついた。 ブコメにちらっと書いたけど、当方がそんなにバレーを数観ていない頃に、初めて大学で目を釘付けにさせた選手が選手だったからなぁ…っつーのはある。その選手を見

2008-05-05 17:05 | 続きを読む
この記事に対するコメント一覧
Re:カレッジフェスティバル

市川さんこんばんは。


北島選手の名前が出ていましたのでうれしく思いコメントさせていただきました。


「復活」の書籍にも各選手の筑波大時代の内容が記載されてましたので、北島選手が活躍していた時期は本当に選手層の厚い黄金期であったことは納得できました。


当時のメンバーは現在全日本で活躍している選手もたくさんいるので、北島選手が久しぶりに全日本メンバーに選ばれたことをとてもうれしく思います。


市川さんのコメントを拝見すると大学時代の北島選手を見たかったなと思いました!


今回の大学試合では心を揺さぶられる?!選手は残念ながらいなかったとのことですが、そのような逸材とはなかなか出会えないのかもしれませんね。


北島選手にはぜひOQTで活躍してもらいたいと切に願っているわたしです。

posted by こず | 2008-04-20 19:57

カレッジフェスティバル

こずさん、こんにちは。
大学時代の北島選手は…
チームが勝っても自分のプレーに納得できなければ不機嫌。
自分が結果を出せても、チームが勝てなければ不機嫌。
当然、チームが負けて、自分のプレーに不満であれば不機嫌。
と、圧倒的に不機嫌な日が多い選手でした。
でもわたしはその不機嫌な顔を見ると、いつも、すごく安心しました。
満足しないということは、高い目標を持っている証拠だと思ったからです。
ぜひ悔いの残らない合宿を送ってほしいと思います。

posted by 市川忍 | 2008-04-22 23:57

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