2010年01月08日
求む、スーパーエース
まず今回の記事のタイトルを見て、 過去の私のさまざまな記事を読んでくださっているかたは なんだ、市川らしくないじゃないか と首をかしげるかもしれません。 以前からスーパーエース不要論を唱えてきましたが もちろん、それは「スーパーエース」という 試合の勝敗を一人で握るような責任重大な役割や たった一人のアタッカーに得点力を頼る戦術では 日本は欧米諸国に勝てないという意味であって でも、当然ながら、やはりセッター対角に入る、 前後衛ライトからの決定力が高い選手は絶対に必要です。 …と思ってバレー界を見回してみると…。 そういう選手って少ないんですね。今さらですが。 JTには直弘選手というSAがいらっしゃいますし パナソニックには山本選手、清水選手。 ただし現Vプレミアリーグのチームの中で 日本人選手をSAのレギュラーとして起用するチームは パナソニックとFCしかありません。 全日本経験のある直弘選手を擁するJTもそうですが、 セッター対角に外国人選手を置くチームが多いせいか 大学時代はSAだったけれど、企業に入ってからは出番がなく レフトプレーヤーに転向したり芽の出ないまま引退してしまったり…と。 もはやSAは絶滅危惧種だなぁ…と昨年の全日本の合宿や Vリーグの試合を見て感じていました。 長身セッターについても同じことがいえますが 高校、大学、企業などの各チームが 「勝利至上主義」だけで選手のポジションを決めると 世界に通用する選手は育ちにくくなります。 なんとか広い視野を持って選手を育てていただきたいと思います。 (外国人選手の招へいが少ないチャレンジリーグのほうが、 そういう日本人アタッカーを育てやすいのかもしれませんね。 今後はチャレンジからSA召集!などということが起こり得るかもしれません) そして、逆に考えると… もし「全日本にどうしても入りたい」という、今はウィングスパイカーや ミドルブロッカーとして登録されている選手がいたら ライトからの攻撃力に磨きをかけて、なおかつ 2段トスを打つ技術をアップすれば、 おのずと代表チームから必要とされる選手になれるのではないかと感じました。 なぜそんなことを思いついたかというと、ここ数日、 新春イベントやら契約更改、自主トレ、新人選手の入寮と さまざまなプロ野球選手と接する機会がありました。 自分が「こうありたい」という意図を持ってプレースタイルを変えていく、 チームにおいて生き残るために「売り」を探して行くことを 当たり前のようにやっている選手がとても多いことにいつも驚かされます。 バレー界にも、チーム事情で行う転向ではなく そんな風に長期的なビジョンを持って 自分を変えていく選手が現れてほしいというひとつの願いを抱きました。 さて、最後になりましたが新しき年のご挨拶をさせてください。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 2010年がバレー界にとって、そして皆さまにとって良い一年でありますように。
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posted by 市川忍 |00:41 |
バレーボールの未来 |
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