2008年03月27日

V・プレミアリーグ男子雑感 《予選終了②》

皆様、こんにちは。
プロ野球が開幕し、午後6時からテレビに張り付きつつ、そのあと、
録画した他のチームの試合を見るという毎日が始まりました。
(もちろん球場に行くこともありますが)

セミファイナルについて、軽々しく「観戦、楽しんでください」
などと書いてしまいましたが、テレビ放映がないとは!?
てっきり放映するものだとばかり思っていました。

セミファイナル終了後、試合内容についてはできるだけ詳しくアップしたいと思います。

Mさんのおっしゃるように、
サントリーはセミファイナルを視野に入れた戦いをしてきましたね。
ホームゲームゆえに思い切って主力を休ませることができなかったパナソニック、
堺(土曜日の1試合)、東レに対し、選手の疲労度という面では
サントリーがやや「有利」かもしれません。

ただし選手によっては「試合に出続けたほうがコンディションがいい」と言う人もいるので、
前節の試合内容が本番にどんな風に影響するのか(影響しないのか)注目してみたいと思います。

さて、前回は豊田合成について書かせていただきましたが、今回はJTです。

今季のJTの敗因は、サイド中心の単調な攻撃にあったとわたしは感じています。

そこで、数字的な裏づけができないかと記録を見てみると……。

レセプションの成功率は8チーム中2位と、高い数字です。

ところがセンター陣の打数がトータルで465本と、
他のチームに比べて極めて少ないのです。

比較すると
レセプション成功率1位の東レのセンター総打数は501本(107セット)、
3位の大分三好は526本(104セット)です。
豊田合成はレセプション成功率が最下位ながら
センター陣が525本(110セット)のスパイクを放っています。

センターのクイックが少ない上に、
JTはパイプ攻撃も少ないチームだという印象を、
今シーズンは抱いていました。
実際、パイプ攻撃の中心と考えられるパンテレイ選手と徳元選手の
バックアタック打数を見ると、パンテレイ選手が167に対し徳元選手は10。
これは、徳元選手が後衛にいるローテーションであれば、
ブロッカーが「パイプ攻撃を警戒する必要ナシ」と判断できる数字です。

これらの数字からも、JTの攻撃がサイドに偏っていたことがわかります。

本来ならレセプションの成功率が高ければ高いほど、
多彩な攻撃が展開できるはずなのですが、JTの場合は、
その「守備力というチームの長所」を生かしきれなかったと言えるかもしれません。

以前、リーグ期間中はどのチームも同じ条件の中で練習をし、
課題を修正していかなければならないと書きました。

故障者に関しては致し方ないにしろ、JTがどの程度、
自分たちの敗因を把握していたのか、
前半戦から終盤にかけての戦いに
あまり変化が見られなかったことを考えると、少々気にかかります。

最近ではデータによる自己分析を練習に取り入れるチームが増えています。
各ローテーションごとの決定率、効果率などを分析し、
それを参考に練習方法を考えているそうです。
優勝経験こそありませんが、一昨年までのJTは相手が最も嫌がる、
ミスの少ない堅実なバレーをするチームでした。
ディフェンス力の高さはリーグ随一だと思いますので、
攻撃面の課題と向き合い、それを克服すれば
悲願の優勝も叶うはずだとわたしは考えています。

ここで言うまでもなく、すでに課題は分析済みで
来季に向けて動き出していることでしょうが。

自己分析といえば、2007年度の全日本男子は、
山本隆弘選手がレフト、石島雄介選手がライトにいるローテーションでの
サイドアウト率が低く、連続失点が多いというデータを受けて、
そのローテでのスパイク決定率のアップを目指して練習していました。
山本選手がレフトからセンターに切り込んで時間差を打ったり、
石島選手は個人練習でライトからスパイクを打つときのフォームを改造し、
決定率を上げるといった方法で、弱点の克服に努めていました。

結果、昨年度の試合を見る限り、
2名ともスパイクの幅は広がったとわたしは感じています。
単純に、選手のプレーの幅が広がるというのは、
見ていて楽しいものだと思いますし、
克服しようという「意思」はこうしてプレーに現れてくると考えます。

わたしは記者という立場から、数字も含めて試合内容を分析し、
上記のような意見にたどり着きましたが、
試合を見ていたJTファンのかたは2年連続で予選敗退した原因を
どうとらえているのでしょうか。

posted by 市川忍 |00:19 | コメント(0) | トラックバック(0)
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