2007年03月25日
Jリーグが開幕した。
早速中断期間ではあるが。
J2からJ1に昇格したチームが、例年そこそこの成績を収める。
成功する理由としては、そうしたチームがJ2の頃からビジョンのあるサッカーをしていたから、という例もあるかもしれない。
しかしどちらかというと、J1の残留チームがJ2スタイルにとまどってしまって、勝ち点を失うケースが多いようだ。同じ論法で、J1からJ2に降格したチームが、面食らって勝ち点を伸ばせないケースも例年見られる。
昨年も、東京VはJ2に最後までなじめず一年での昇格を逃してしまった。
J1の残留に必要な勝ち点は、40前後、J2からの昇格に必要な勝ち点は90前後であるが、J2の試合数の多さも含めて、シーズン開始直後の重要性について考えると、J1からの降格組が一年で復帰するため、よりも、J2からの昇格組がJ1に残留するため、の方がより重要そうである。シーズンはじめのどさくさの時期に、いかに勝ち点をもぎ取っていくか、が重要である。
たとえば柏は、勝ち点7を、横浜FCは勝ち点3を積み上げている。柏は、攻撃プランのないプレスで相手の攻撃の芽を詰み続け、横浜FCは自陣のスペースを埋めるだけ埋めて、ボールと人の行き場を無くす。それが面白いのか、というのはともかく、J1昇格という目的を達成するためにはもっとも確実な戦術であることは、すでに証明済みである。チームにとってもサポーターにとっても、J2で面白いサッカーをやるよりも、まずは昇格、というのが目標に上がっているならば、それでよいと思う。逆に、J2で十分魅力的なサッカーを展開しているチームもある。ただ、柏も横浜FCもそうしたチームを跳ね返してきたのだ。
横浜FCは第三節で川崎に滅多打ちにされてしまったが、しかたない。彼らの戦術プランを上回るチームがJ1には存在するということで、それは横浜FCのプランが間違っているということではない。むしろ、横浜FMレベルを抑えたことで、自信を持って良かろう。少なくとも何試合かは勝ち点1以上を積み上げていくことができるという見込みが持てよう。
残留争いに巻き込まれるであろうが、ぶっちぎりの降格決定ということにはならなかろう。
柏はもう少し見通しが良さそうだ。すでに勝ち点を7得ていることが大きなアドバンテージとなるだろう。ボールを奪う位置が横浜FCよりは高い分だけ、得点をとり、勝ち点を1でも3でも稼ぐ可能性は高いだろう。戦術を徹底できれば、J1の下位チームよりは上に行くだろう。ただし、警告の増える守備なので、退場者の出た試合を持ちこたえたり、出場停止の選手への対応をやりくりしながら戦う必要があるだろう。あとは、J2のようにすんなり勝ち続けられないことで、今のチームプランに対して選手から疑問があがってくることがあるだろう。サポーターもいつまで我慢してくれるか分からない。浦和のように、優勝するまでなら面白味に欠けても我慢してもらえる、というならサポーターの支持をバックに戦術を継続することができよう。
神戸は、「普通」に戦っている。サッカーとして、ファンでもないのに見られるゲームは展開してくれる。三浦、大久保、レアンドロなどを駆使して、点を取りに行く事はできるだろう。しかし、正攻法すぎて、おそらくほとんどのJ1チームには跳ね返されてしまうのではないか、という危惧がある。そういう意味では、相手に退場者の出た第三節(vs横浜FM)をきっちり勝ったのは重要だ。つけ込むべきところを、うっかり取りこぼす余裕は神戸にはない。
また、開幕当初こそ、神戸に守備的布陣を敷いてくるチームは少ないだろうが(同じ昇格組はさておき)、終盤、降格争いを繰り広げるチームとの直接対決になったら、がっちり引いてくるだろう。そして、それを突破するだけの攻撃力は、三浦のセットプレーしか望めない。正攻法でなんとか残留してもらいたいが、華々しく玉砕してしまいそうな気配が・・・
J2からの昇格は、正直良くわからない。
東京Vが派手に行き過ぎているが、2クール以降各チームが守備的な対策をとってくることを考えると、あまり開幕から派手に行かない方が得策なのではないか。ただ、あれだけタレント揃えれば面白いゲームができるポテンシャルは高い。
京都ぐらい地味に入った方が(連続引き分け)、良いのではないか。まあ、いくら内容が良くても、勝利が伴わないと、焦りが出てくるだろうが・・・
しかし、第三節のの湘南-C大阪の試合は酷かった。
TVで見ながら、「何かをやろうとしなければ何も起こらない」という代表監督の苦言がひたすら頭の中を回っていた。
お互いがらがらの中盤で、すかすかのプレッシャー。しかし双方それにつけ込む様子もなく、得点の匂いを全く感じない。蹴鞠大会?
湘南の方は、まだ相手のスペースを見つけては、ボールを出してチャレンジしようとしていた。
C大阪はなんでしょう。「なんでプレーせにゃならんのだ」的なふてくされたプレー。自分が動いて、連携してボールを動かして、ボールを奪おう、ゴールを目指そうという、何だかの戦略も気持ちもない。
せめて、失点しないように、ボールをバイタルエリアに入れられないように、という意識でだけでもあれば、守備的な戦術、と捉えられるのだが、セレッソの意図はいったい・・・
特に、ボランチの外国人の怠慢ぶりは酷かった。FWなのかと思うくらいの、中盤でのダラダラぶり。セットプレーでの得点を補ってなお余りあるダメダメぶりだった。
まあ、オフの間に補強がなくて流出ばかりだったのだから、昨年より良くなるはずはないのだが、それにしてもJ1相手よりももっと好き放題やられている。
J1もそうだがJ2もピンキリなのだが、とにかく長丁場なので、最初から最後まで絶好調では行かないだろう。選手の入れ替わりもあるだろう。だからこそ、チームの芯としての方向性は一致していないと、J1昇格までの勝ち点は積み上げられないと思う。
一貫したチームという意味では、鳥栖あたりが、今年は、入れ替え戦でJ1チームを泣かすのかな?
posted by ironmouse |13:22 |
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2007年03月22日
2007シーズンの阪神タイガース、野手の陣容には、ほとんど変化がない。片岡の引退、スペンサーの退団などに加えて、新人選手の獲得はあるが、大勢に影響はない。チームに何かが足りないから優勝できなかったのだ、という視点から考えると、これは由々しき事態だと考えるがどうだろうか。
実は、この記事自体は、キャンプ開始前にほぼできていたのだが、あまりに暗いので、キャンプで若手選手の成長を踏まえて明るい記事にできないかと、待っていた。
しかし、キャンプを通じて(スポーツ新聞は紙面作りのため無理矢理でも若手注目株をクローズアップするが)、何の気配も感じさせない。岡田監督も我慢して起用するので、オープン戦に入ればもしかして、と待ってもやはり変わりなし。離脱した赤星が復帰する、あるいは不調で送り返された濱中が復調する、とかかろうじて現状維持ができるばかり。
もっとも、昨年よりの上積みを見込むとすれば、まずは昨年故障などで活躍できなかった選手たちの復活。それは、今岡であり、赤星である。ただ、同じことは別の選手にも起こりうることであり、すべての選手が怪我もスランプもなく一年を通じて活躍できるわけではないのだから、やはり不確定要素の一つの範疇から出ない。金本が鉄人であることも、とりあえずここでは除外して考えないと。あと十年も連続フルイニング出場やるわけではないのだから
問題は、すべての選手が歳を一つとること。それは、若い選手にとっては何でもないことだが、金本、矢野、桧山などにとっては、動体視力、怪我のしやすさ、体力的な面でマイナス材料といえる。桧山はさておき、金本と矢野は現時点では「代わりの利かない」選手であり、万が一長期離脱することがあれば、相当の苦戦を強いられることになるだろう。
金本が欠けた場合の外野布陣については、緊急的には赤星をセンター固定で、林、浜中、桧山を回すことが可能である。だが、将来的なことも考えると、そこにもう一人若手が入ってこない状況は、厳しい。桜井の長打力が一軍レベルに到達するか否か、がポイントだが、どうもキャンプの状況からは、実力で勝ち取りそうな気配はない。喜田は外野に挑戦しないようだし。
もう一つの選択肢として、足のある赤松がもう少しでも出塁率を上げられるようになれば、赤松・赤星を併用することも考えられる。赤星の離脱もない話ではない。阪神の「チーム」としての機動力は壊滅的で、実際には点(赤星・鳥谷・金本などの個人)で持っているようなもの。その最大の点が抜けた場合にチームとして、打力・守備力はカバーできても機動力がカバーできない。その場合には、赤松の重要性はその他の選手よりも抜きんでていると思う。
矢野が抜けた場合にどうするか?緊急的にはリード面で野口だろうが、これも打力では大きく見劣ってしまう。浅井の成長が必要なのだが、リード面の成長は結局試合に出ないとといけない。昨年も、故障でも、休養でも、矢野が欠場する際に、浅井にマスクを任せる勇気が、首脳陣に出なかったのだから、きっと今年も出ないだろう。岡田監督以下ベンチの将来構想ひとつなのだが・・・狩野や清水
は現状では無論論外なのだが、数年後(矢野引退後)には、浅井と競争できるように力をつけておかなければならない。というか、抜けるようにしないと。狩野は第二の浅井というか、打力はウェスタンで首位打者とるくらいだから、問題ないとして・・・捕手は何人も伸ばせなかった前例があるから厳しいなあ・・・
内野手は、これまた難解だが、シーツが一塁にいる以上は、今年も喜田のポジションはない。シーツがやめるまで待つつもりか。鳥谷の遊撃も固定、今岡の三塁はケガ次第、であるから、もっとも流動的なのは二塁。藤本か関本か、でいくと
昨年度の実績からは関本だと思うのだが、そうすると藤本の居場所がない。何でもできるようではあるが、スタメンでないとなかなか試合の流れの中では使いどころがない。しかしどんな形でも関本を眠らせるよりは打線のつながりは良くなるはず。守備負担の問題はあるが、シーツは二塁できるんだから回ってもらって、一塁を喜田と関本で争うのが、関本を使いつつ喜田に一軍経験を積ませるという点で良い形だと思いますが・・・。シーツじゃ代えらんないから。しかしそういう様子は皆無ので、結局フリースペースは(皆無事であれば)二塁手。誰か喜田君にそれを教えてあげてください。
打線のラインナップですが、これも昨年と大きく代えようがない。一二番が赤星・関本なのか鳥谷・赤星なのかはそれほど大きな問題ではなくて、赤星が一二番
のどっちか、シーツ、金本、今岡がクリーンアップに固定してしまえば、六番に浜中(林)が入って、あとは関本か鳥谷が上位を打つか下位を打つかの違いでしかない。故障者が出なくても、劇的に変化したオーダーは望めないなー。鳥谷・赤星・関本で並んで、相手チームが驚異だと感じるようになってくれるといいんだが・・・そしたら、その後を今岡・シーツ・金本とか、数年かけて若返りを図
れそうな感じじゃないですか。
先々のことはともかく、とりあえず今年、昨年からの上積みを、どこに求めるか。やっぱり明るい材料が少ない打撃陣でした・・・
posted by ironmouse |18:10 |
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