2009年02月16日

インテリスタがマルディーニに掲げた横断幕「あなたはライバルだったが・・・」

インテルのカピターノ(キャプテン)、ハヴィエル・サネッティは、
ミラノ・デルビーでのミランの戦いを称賛し、
またパオロ・マルディーニに対して賛辞を送りました。

 「非常に重要なデルビーでした。
 この試合により、ミランを遠ざけることができたのです。
 お互いが素晴らしい試合をしました。
 試合開始直後はミランの方が優勢でしたが、
 私たちは根気良く待ち、そして勝利を手に入れたのです。」

このDerby della Madonnina(=ミラノ・デルビーの別称)は、
マルディーニ最後のミラノ・デルビーでもありました。
そんな彼に対し、インテリスタは次のような横断幕を掲げています。

 「この20年間、あなたはオレたちのライバルだった。
 しかし、あなたは常にフェア人間だった。」

サネッティは言います。
「試合前と終了後、私はパオロと話しました。
私がイタリアに来て以来、
彼は選手としても男としても尊敬できる人でしたよ。
今まで勝ち取った全ての成功に値する人間です。」

ミラニスタにとって残念な結果に終わったかもしれませんが、
いろんな意味で記憶に残る試合になったと思います。

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2008年07月16日

アマンティーノ・マンシーニ「インテルと共に勝ちたい」

Amantino Mancini: "Inter, vinciamo insieme" (Inter.it)



インテルと4年間契約を結んだアマンティーノ・マンシーニは、
15日の午後に調印を行い、
アンジェロ・モラッティ・スポーツセンター内での記者会見に出席しました。
以下はブラジル人選手のインタヴューの内容になります。 
  
― あなたはモウリーニョ体制下のインテルに初めて参加する選手です。
新監督に対する印象は?
「ポジティブなものです。まだ会ったばかりですが、
非常に穏やかな印象を受けました。
私たちが一緒に重要なタイトルを勝ち取れることを願っています。」 

― ローマの選手だったあなたは、
いつも外からインテルを見ていました。
ネラッズーリは強いチームですか?
「この数年間で、インテルは自分たちの強さを証明してきました。
連続してスクデットを獲得しているし、
どこよりも恐れられていますよ。
最高のクオリティを備えた選手たちが所属しています。
また、偉大な監督もいます。」 

― あなたとローマの関係は、いつ壊れてしまったのでしょうか?
「正直なところ、それは私にもわかりません。
その件に関しては、代理人に任せたいと思います。
ただ、インテルが私に興味を示してくれたとき、
とても嬉しかったとだけ言いましょう。
その他の質問については、全て代理人にお願いします。」 

― ヴェネツィアに到着した時のあなたは、
フルバックとしてプレーしていました。
ローマに移籍してからは、
ウイングやストライカーとして活躍しましたね。
「ヴェネツィアで起こった全ての出来事がポジティブでした。
セリエBでのプレーで、私はいろいろなことを学びましたよ。
ブラジルから到着した時も、何の未練も感じませんでしたね。
ただ、少し寒かったかな(笑)。
40度のブラジルからマイナス6度の北イタリアに来たんですから。
でも、ハッピーでした。
フルバックというポジションは、監督が決定したものです。
私は監督に対して常に敬意を払っていたし、
アスリートとしてだけでなく、人間としても成長したと思います。」 
  
― モウリーニョはインテルでウイングを重要視すると思います。
これについて責任を感じますか?
「ええ。自分とチームメイトの両方に対して。
しかし、私自身、サイドでのプレーは大好きなんで、
監督がウイングを重用するという事実は好都合です。
もちろん他のポジションでもプレーできるし、チームに貢献したいと思います。」 

― インテルには、アドリアーノ、ジュリオ・セーザル、
マイコン、マクスウェルというブラジル人選手たちがいます。
彼らもイタリア人っぽくなるでしょうか?
「どうでしょう。この数年間で、多くのブラジル人がイタリアにきました。
インテルで同胞と一緒になることは、とても嬉しいことです。
ネラッズーリには、他にも多くの南米人選手がいます。
私はもう5年もイタリアにいるので、生活は楽ですよ。」 

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2008年07月01日

モウリーニョのインテルはファンタスティックかファンタジーか?

Calcio Debate: Mourinho At Inter - Fantastic Or Fantasy? 
(GOAL.com)

20080701-00.jpg

ジョゼ・モウリーニョのインテル監督就任はサプライズでもあった。
前任者のロベルト・マンチーニは、
スクデット3連覇という偉業を達したばかりだったからである。
しかし、マッシモ・モラッティはモウリーニョを優先。
モラッティは、モウリーニョがインテルにヨーロッパでの成功をもたらすと
信じてやまない・・・。 

The Special One 

マッシモ・モラッティは、ジョゼ・モウリーニョを雇用する動機について、
Gazzetta dello Sport紙に次のようにコメントしている。
「インテルにはモウリーニョさんが適していると思いました。
彼は非常に精力的な男性ですからね。」 

モラッティは、この戦術家の"人間管理能力"と
"細かい部分まで注意する性格"を非常に評価している。
かつてインテルでスクデット3回、コッパ・イタリア1回、
チャンピオンズ2回、インターコンチネンタルカップ2回獲得した名将、
エレニオ・エレーラの名前を挙げて比較するほどだ。 

モウリーニョの監督就任に関するクエスチョンは、
以下のとおりである。
モウリーニョは果たしてインテルにチャンピオンズリーグでの栄光を
掴める監督なのだろうか?
ロベルト・マンチーニの解雇は必要だったのか?
戦術家(=モウリーニョ)は、どれだけの選手を獲得するだろうか?
そして最後に、
彼の戦術は、来シーズンのピッチでどのような形で表れるだろうか? 

モウリーニョの履歴書は次のように語っている。
まず、監督としてのキャリア。
彼がベンフィカで監督業をスタートさせて8年になる。
この短い監督生活で、インテルは彼が率いる5番目のクラブだ。
ミラノの青い方での仕事を始めるまでに獲得したタイトルは、
2ヶ国で4度達成したリーグ優勝。
ポルトではチャンピオンズリーグとUEFAカップを獲得。
その他、FAカップやポルトガル・カップなどの国内タイトルも多数獲得している。 

しかし、タイトル数で言えば、
前任者のロベルト・マンチーニも負けてはいない。
彼はスクデット3回、コッパ・イタリア4回
(フィオレンティーナとラツィオで1回ずつ)、
スーペル・コッパ2回を獲得している。  
インテルにおいては、
先ほども登場した伝説的監督エレニオ・エレーラに次ぐ戦績を残したマンチーニ。
しかし、モラッティはなぜ論争が起こることを覚悟してまで、
マンチーニとモウリーニョを取り換えたのだろうか? 

モラッティは、このエレニオ・エレーラの名前を挙げることにより、
ジョゼ・モウリーニョに対するインテリスタのイメージをアップさせようとした。
しかし、インテルにおけるマンチーニの印象はもはや絶大であった。
というよりも、インテリスタにとって、
他の誰よりもマンチーニこそが"次のエレーラ"だったのだ。
もしモラッティが"次のエレーラ"をベンチに置きたかったのだけならば、
この元チェルシーの戦術家を雇う必要はなかった。 

A New Nerazzurri 

モウリーニョのインテル監督としてのインストールにあたり、
その戦術や新加入選手など、新たな関心が生み出された。
インテルは多くの才能を抱え、さらに毎シーズン補強を行うクラブである。
しかし、ミラノにおける最初の記者会見の席で、
この"Special One(モウリーニョ)"は次のようにコメントした。
「新聞には、私がヨーロッパ中の選手を買い取りたがってると
書いてありましたが、競争力を上げるためには2~3人の選手を獲得すれば
十分でしょう。これが私の選手たちに対するメッセージです。
私はこのチームが好きです。彼らのメンタリティはとても素晴らしい。
だから私は彼らを信じます。」 

Window Shopping 

モウリーニョがポルトやチェルシーにおける戦術を採用すると仮定すると、
インテルは4-3-3を起用することになる。
そう考えれば、彼はチームの現有戦力に満足しているはずだ。
マンチーニが作り上げたゴールキーパーを含む守備陣、
ミッドフィルダーからストライカーにかけても、
それぞれの役割が用意されているだろう。 

ポルトガル人戦術家が核とするミッドフィルダーは、
パトリック・ヴィエラ、エステバン・カンビアッソ、
デヤン・スタンコヴィッチ、ルイス・フィーゴ、ルイス・ヒメネス。
このポジションにはその他、サンティアゴ・ソラーリ、
オリビエ・ダクール、セーザル、ペレなどもいる。
また、マクスウェルやハヴィエル・サネッティ等、
中盤で起用できるウイングバックの存在も重要だ。 

しかしこの層の厚さは、
それイコールでクオリティを意味するものではない。
ソラーリ、ダクール、セーザル、ペレといったメンバーたちは、
来シーズンも出場機会が少ないのは否めず、
今後の移籍も十分にありうる。
そして、心配なのは負傷がちなパトリック・ヴィエラの存在。
昨シーズンのパフォーマンスは、
彼がアーセナルやユヴェントスで見せていたそれとはかけ離れている。
以上の理由からも、
最も修正が必要なポジションが、このミッドフィルダーである。 

フランク・ランパードの名前は、
この夏のインテルの移籍市場に最も関連するものだ。
ユーロ2008の期間中に休暇を過ごした同選手は、
モウリーニョとチェルシーの三者で交渉を開始している。
事実、モウリーニョは最初の記者会見で、
同選手の獲得をほのめかした。
ランパードはインテルの中盤で必要不可欠な存在になるだろう。
4-3-3が使われる場合、現在のメンバーのままでは、
中盤はスタンコヴィッチ、ヴィエラ、カンビアッソの並びが予想される。 

ヴィエラの負傷やスタンコヴィッチの移籍のウワサ
(ユヴェントスやマンチェスター・シティにリンクされている)
を考慮すると、ランパード獲得の重要性は増す。
彼が30ヤード先の前線に供給する正確なロングボールは、
来シーズンのインテルの驚異的な武器になるだろう。
2003年以降のデータを見ても、彼がブルーズ
(=チェルシーの愛称)で作りだしたチャンスの数は計り知れない。
西ロンドン(チェルシー)時代のモウリーニョにとって、
なくてはならない存在だった。
3人の中盤はランパードとカンビアッソを軸とし、
これにパトリック・ヴィエラ、ハヴィエル・サネッティ、
ルイス・ヒメネス、そしてルイス・フィーゴがオプションとして加わる。
チャンピオンズリーグ獲得を目指すチームとして、これは十分すぎる戦力だ。 

Flanking The Opposition 

次は、インテルの獰猛(どうもう)な攻撃最前線に注目してみよう。
昨シーズンの彼らは、69ゴールを記録している。
セリエA全体で見れば、
これは72得点で並んだローマとユヴェントスに次ぐ3位の成績だ。
中心選手はズラタン・イブラヒモヴィッチ、エルナン・クレスポ、
そしてフリオ・クルスの3人。
これにマリオ・バロテッリやアドリアーノといった名前が加わる。 

インテルが4-3-3を形成する場合、
典型的なセンターフォワードであるクレスポとクルスが外れる可能性がある。
彼らはウイングとしてはプレーできないからだ。
しかし、イブラヒモヴィッチやアドリアーノは、
十分なテクニックと創造性を持ち合わせており、
バロテッリに関しても、
その年齢から、ウイングとして成長する可能性を秘めている。
それでもこの3人が、
伝統的な意味でのウイングとして活躍するとは考えにくい。
彼らの仕事は、1トップのアシスト的な役割が求められることになると思う。
ということで、クレスポとクルスのどちらかが1トップを張り、
イブラヒモヴィッチとバロテッリが、
少し引いた位置からのサポートをするのではないだろうか? 

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2008年04月08日

バロテッリとその他セリエA最年少ゴール記録

Statistiche: Balotelli e il gol 'minorenne' 
(inter.it)

20080408-00.jpg

インテルが100周年を迎えた今シーズン、
マリオ・バロテッリはセリエA初ゴールを記録し、
その名前をクラブの歴史に刻みました。
先日のアタランタ戦でゴールを決めたバロテッリは、
1990年8月12日生まれの17歳。
1929-30シーズンに選手権が今のスタイルになってから、
2番目に若い得点者となりました。 

インテルの歴史を振り返ると、
最も若くしてゴールを決めたのはマリオ・コルソ
(1941年8月25日生まれ)です。
1958年11月30日のボローニャ戦、
2-2の引き分けに終わった試合。
17歳と3ヶ月プラス5日の時でした。 

3番目はアルド・カンペテッリ(1919年4月7日生まれ)。
2-0で勝利したアンブロシアーナ対ユヴェントス戦において、
17歳と10ヶ月プラス14日でゴールを決めています。 

バロテッリの場合、2007-08シーズンここまでで、
最も若い得点者でもあります。
同じく17歳でゴールを決めていた
フォレスティエリ(シエナ)とパロスキ(ミラン)は、
共に1990年1月生まれです。 

ロベルト・マンチーニ(1964年11月27日生まれ)が
セリエA初ゴールを決めたのは、
1981年10月4日のコモ対ボローニャ戦。
この時のマンチョは16歳と10ヶ月プラス7日という若さでした。
セリエAの最年少得点記録は、アマデオ・アマデイ(1921年7月26日生まれ)。
1937年5月9日に15歳と9ヶ月プラス14日でゴールを決めました。
その時の所属クラブはローマでしたが、
彼は1948年にインテルに移籍し、2シーズンで70試合に出場、
58ゴールを記録しています。 

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2008年03月12日

インテルは舞台から去る。リヴァプールがベスト8へ進出。

Inter, fine della corsa. Il Liverpool va ai quarti.
(Gazzetta dello Sport)

20080312-00.jpg

2008年3月11日 
インテルの夢は儚く散った。
リヴァプールと8強を争ったサン・シーロでの2ndレグを0-1で落とし、
1stレグ0-2のスコアを逆転できなかった。
インテルのチャンピオンズリーグ敗退が決まった。
このゲームの決勝点は後半18分、
フェルナンド・トーレスが叩き込んだゴール。
1stレグでのマテラッツィの退場に続き、
この試合でもブルディッソにレッドカードが提示され、
マンチーニはまたしても大舞台で10人のチームを指揮せざるをえなかった。
試合後、
マンチーニが今季終了後の辞任の意向を固めたという
衝撃のニュースも届いた。 

20080312-01.jpg

策略 
ベニテスは第1戦と同じく、
DFラインの前に「潰し屋」のマスケラーノとルーカスを配置した。
2トップの下で動きまわるスタンコヴィッチに苦労させながらも、
この2人の潰し屋は懸命にリヴァプールの守備網を形成した。
欠場のフィナンに代わり、
カラガー(カップ戦100試合目)が右サイドディフェンスにずれて先発し、
中央をシュクルテルとヒーピアが守り、
イブラとクルスに対峙する形となった。
インテルの先発メンバーに驚きはなかったが、
肩の怪我の具合が心配されていたキヴはセンターバックで起用されなかった。
その采配にともなってフィーゴが哀愁を漂わせながら、
ベンチに居座ることになった。

20080312-02.jpg

クルスと3度の好機 
舞台は整い、スタジアムのボルテージは最高潮に達していた。
インテルは開始直後の先制点を必要としていたため、
チームの責任を背負ったキャプテン・サネッティは積極的に前へと仕掛けた。
しかし、リヴァプールの組織化されたディフェンスを前に、
インテルのチーム全体の動きは小さくまとまっていた。
前半8分、クルスの放ったミドルシュートは、
レイナが反応しゴールラインにはじき出された。
リヴァプールにとってこの日もっとも危険な存在であったクルスは、
続けさまにイブラへのラストパス(ゴールへ向かっていく斜めのパス)
を試みるも、これは少し長かった。
前半終了間際にも右サイドのマイコンからのクロスをヒールで合わせたが、
レイナの左手はこのシュートを奇跡的に防いだ。 

20080312-03.jpg

オブレボ 
1stレグにおける審判の判定は、
インテル敗北の大きな要因であった。
逆にあの試合の笛は、リヴァプールのプレーに対しておそろしく緩かった。
インテルはシュクルテルとカラガーの壁を打ち砕こうと、
より前向きに攻撃を試みたが、
中盤でそれぞれの選手が重なってしまって溺れ死んでいく。
ヴィエラとスタンコヴィッチ共に、
この壁を崩すことはできなかった。
そしてある時間帯から、平凡なミスが目立つようになる。
カンビアッソとキヴが危険なエリアで足を滑らし、
これが相手にチャンスボールを与えてしまう。
前半43分、クルスのヒールシュートの前に、
右サイドのカイトが機敏な動きで2度の決定的なチャンスを迎えたが、
いずれも正確性を欠いた。
ここまではインテルが思い描いていたような試合展開でなく、
言わば勝ち抜け危機のブザーが鳴り響いていた。

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2008年02月28日

トッティがローマに幻を見させ、サネッティがインテルを救う。

Totti illude la Roma. Zanetti salva l'Inter. 
(Gazzetta dello Sport)

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2008年2月27日 
トッティのボレーシュートで先制したローマに対し、
インテルはカピターノ、ハビエル・サネッティの終了間際のゴールより、
勝ち点差をキープすることに成功した。
マンチーニがすでに3枚の交代枠を使いきってしまっていたため、
マクスウェルの負傷退場後、インテルは10人で戦う時間帯が続いていた。 

危機から一歩抜け出す 
ネラッズーリは、敗色濃厚な試合をどうにか引き分けに持ち込んだ。
サンプ戦での引き分け、リヴァプール戦での敗北と、
最近のチームの状態は決して良くない。
またメアッツアでのローマ戦は、
スーペル・コッパと10カ月前の試合共に黒星を喫しており、
相性も悪かった。
そして今シーズンのローマは、
インテルを首位から引きずり落とせる力を備えている
唯一のチームでもあった。 

20080228-02.jpg

奇抜 
マンチーニはクリスマス・ツリー(4-3-2-1)システムを採用する。
サンプ戦でゴールを決めた1トップのクレスポの背後に、
フィーゴとスタンコヴィッチを並べた。
ローマは出場機会が減っていたヴチニッチを先発させる。
彼らの意識はすでに、
6日後にマドリードで行われる大一番に向いていたかもしれない。
序盤はインテルが主導権を握る。
フィジカルコンディション万全ではなかったが、
スタンコヴィッチが奮闘していた。
フィーゴも前節からの好調を維持していた。
そしてクレスポの動きは切れまくっていた。
それは、彼が今後FWのポジション争いの第一候補にもなり得るほどであった。 

20080228-03.jpg

トッティ201 
前半18分、クレスポは、
ヴィエラの低い弾道のクロスボールにオーバーヘッドでゴールを狙い、
マッシモ・モラッティを含む観客全員を総立ちさせた。
対するローマは、カウンターからの素早い展開を仕掛ける。
が、なかなかゴールまで結びつかない状況が続く。
そう、先制ゴールが生まれるまで続いた。
トッティがローマのユニフォームを着て戦う387試合目であった。
(Losiを抜いて歴代1位の記録)
コンディションは100パーセントでないものの、
献身的な守備を行い、
チャンスが来たときは決して見逃すことはなかった。
38分、トネットからのクロスに対してキヴに走り勝ち、
通算201点目をニアポストに叩き込む。 

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2008年02月25日

カッサーノはサンプの宝。クレスポはインテルを何とか救った。

Cassano, l'oro della Samp. Crespo tiene a galla l'Inter.
(Gazzetta dello Sport)

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2008年2月24日ジェノヴァ 
インテルはセリエAにおいて、
2007年4月18日のローマ戦(サン・シーロでの1-3)から負けていない。
しかもアウェーでは、
何と2006年4月30日エンポリ戦(0-1エンポリ)以来負けていないのだ。
しかし、その記録もこの日のサンプドリア戦で途切れるように思われた。
が、クレスポが起死回生のゴールを決め、
カッサーノの活躍を帳消しにすると共に、
3日後にローマとの直接対決を控えるチームを救う。 

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危険信号 
前半6分、中盤でヴィエラがボールを失うと、
カッサーノが加速しながらゴール前まで一気に詰め寄る。
CLの戦いから4日が経過していたが、
まだアンフィールドにいるような感覚があった。
現在セリエAの中でも絶好調を維持しているマッジョとベルッチ、
そしてカッサーノによる攻撃を、インテルはもろに受けてしまう。
前半戦のインテルの唯一の見せ所は、
カッサーノの果敢にゴールを狙ったシュートを、
ジュリオ・セーザルが辛うじて防いだシーンだけであった。
ともかく、ネラッズーリにとって苦しい展開が続いた。 

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息切れ 
ヴィエラはカッサーノの動きに苦労する。
11分にイエローカードをもらうと、
その後は慎重に対応しなければならなくなった。
マンチーニは、
トップ下に置いていたスタンコヴィッチを右サイドに持っていき、
どうにかして混乱を治めようとした。
クレスポとスアソの2トップに関しては、
とくに大きな戦術変更はなかった。
スアソはアッカルディにプレッシャーを掛けボールを奪い、
なんとか得点チャンスを作りだすも、
主審のロッキはスアソのファールを取った。
29分、カッサーノが、フワリと浮かせたボールに対し、
自らオーバーヘッドを試みる。
これは惜しくも外れてしまうが、
この試合で一番美しいシーンであっただろう。
バリ出身のカッサーノがボールを持つと、
スタジアム中がどよめいていた。
そこには偉大な選手達だけに起こりうる、
次のプレーを期待しながら観客が息を呑むという瞬間があった。
そして、カッサーノはその期待に応えることになる。 

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2008年02月20日

カイトとジェラードがインテルを陥落させる。

Kuyt-Gerrard: tonfo Inter. A san siro serve l'impresa.
(Gazzetta dello sport)

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2008年2月19日 リヴァプール(イングランド) 
インテルのチャンピオンズリーグの冒険は、
出足からつまずいてしまう結果となった。
イングランド代表監督のカペッロも見守るなか、
ベスト8をかけたリヴァプールとの1stレグを2-0で敗れてしまう。
マテラッツィ退場後に10人で約1時間我慢し続けたものの、
カイトとジェラードに壁を破られてしまう。
コルドバの怪我もとても気がかりである。
マテラッツィに加え、次はコルドバも戦えない可能性がでてきた。 

震え 
ヴィエラはベンチからのスタートとなり、
フォーメーションは試合前に予想した通りとなった。
キヴのポジションを1つ下げ、
スタンコヴィッチとカンビアッソが中盤の底に入り、
マクスウェルとサネッティはサイドに位置した。
チャンピオンズのアンセムが流れ始めたが、
ここで聞き入るものは誰一人いなかった。
レッズファンにとっての魂の歌声がスタジアムに溢れ、
そして震えさせる。
ネラッズーリの前に大きな山が存在した。
彼らが次に進むためには、
それを乗り越えなければならないことを示していた。 

20080225-04.jpg

 
ベニテスは中盤に壁を形成する。
ルーカスとマスチェラーノを中央に置き、
その2人の前にジェラード、カイト、バベルを並べた。
この3人が動きまわり、レッズは試合を動かしていった。
トーレスの1トップではあったが、
攻撃に移るときは全員がゴールに向ってきた。
前半3分、ギャラガーがあがってコルドバのハンドを要求したシーン。
それが彼らの姿勢を表していた。
前半15分までは、インテルにとって息が詰まる展開が続いた。
左サイドのカイト、逆サイドのバベルに攻め込まれ、
シュートが次々と飛んできたがセーザルのところまでは届かなかった。 

赤の23番 
劣勢にあるチームから、
"気持ちの強さや厳しさ"を見出すのは難しい。
主審のデ・ブレッケーレは、
マスチェラーノのクルスに対しての激しいチェックを見逃したが、
30分までにマテラッツィが犯したファールに対しては
2度ともイエローカードを提示した。
ここが、試合の分岐点になったのは確かだろう。
キヴがコルドバの隣に移り、
マクスウェルが一つポジションを下げた。
そして、スタンコヴィッチが中央からサイド寄りでプレーした。
2トップはそのまま残し選択は、勇気ある決断であった。

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posted by inter18 |20:01 | Gazzetta紙 |
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2007年11月26日

スアソ-クルス急行、インテルは列車のように突き進む

Espresso Suazo-Cruz L'Inter va come un treno
(Gazzetta dello Sport)

ハヴィエル・サネッティがセリエA400試合出場を達成し、
負傷明けのマルコ・マテラッツィが95日ぶりの復帰を果たした夜、
インテルはアタランタ相手に2-1で勝利を収め、
2位ローマとの勝ち点差をキープした。

スアソ、クルス、フロッカリ(アタランタFW)があげた3ゴールが、
全て前半のうちに決まったこの試合。
インテルが終始ボールを支配して進んでいった。
もしアタランタにザンパーニャがいたら、
状況が少しは変化していたかもしれないが・・・
(ザンパーニャは監督と確執などの問題を抱えていて、
この試合ベンチ入りすらしていない) 

セルジオ・フロッカリ(アタランタのアッタンカンテ)の背中に、
おおきな責任が掛かっていたのは事実である。
エースのザンパーニャが監督との確執により
チームから離れている現在、
初めてのプレー機会がインテル相手ではあるが、
首脳陣にとってザンパーニャの後釜を探しだすかどうかは、
フロッカリの活躍次第(ゴール次第)であった。

開始直後、アタランタの出足がよく、
6分には良い形でシュートを放つ。
しかしこれは力がなく、
ジュリオ・セーザルに簡単に止められてしまう。

しかしハーフタイムに入る直前、
フロッカリは傑作ゴールを残すことになる。

コルドバを背に抱えながら、
ディフェンスラインでボールをうまくコントロールし、
右足で見事なゴールを叩き込んだ。
完全にネラッズーリが試合を支配していたなかでの、
唯一の付け加えの部分(カギカッコ)となるシーンであった。 

>続く http://inter1908.fc2web.com/

posted by inter18 |13:24 | Gazzetta紙 |
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2007年11月12日

インテルのプルチーニAの快進撃は続く

イタリアのクラブは全てではありませんが、
それぞれ年代別にアカデミーを保有しています。
インテルには全カテゴリでしょうか?
以下の通りに分かれているようです。

U-9  プルチーニC
U-10 プルチーニB
U-11 プルチーニA
U-12 エゾルディエンティB
U-13 エゾルディエンティA
U-14 ジオヴァニッシミ・レジオナリ
U-15 ジオヴァニッシミ・ナツィオナリ
U-16 アッリエヴィ・レジオナリ
U-17 アッリエヴィ・ナツィオナリ
U-20 プリマヴェーラ

以前、自分のサイトでも書いた気がするんですが、
今シーズンのインテルのアカデミーで、
飛びぬけて強い世代があります。

それがプルチーニAです。

07-08シーズンは第1節のモントヴァ戦に19-3、
第2節モンティチアリ戦を23-1、
第3節クレモネーゼ戦を22-0という、
フットボールではありえないくらいの数字で勝利しています。 

そして第4節のペルゴクレマ戦では40-0という
イタリアのアカデミーにおける大差勝利記録を樹立。

その後も第5節ブレッシア戦を18-2、
第7節プロ・セスト戦を19-2、
第8節ピッツィゲットーネ戦を32-3、
第9節モントキアリ戦を16-3で勝利。

折り返しとなる第10節のモントヴァ戦も16-2で勝ち、
開幕から10試合連続で2桁ゴール継続中です。

昨シーズンのプルチーニAもインテルが優勝したそうですが、
得失点差のペースは比較になりません。

もちろん、プルチーニのルールは
通常のフットボールとは違います。
各チーム7人制で、
12分のクオーター4本で決着をつけます。

それでも、ここまで差がつくってことは、
同年代の中でもかなり優秀な子たちが揃っているんでしょう。

インテルのトップチームで活躍する選手が出て欲しいけど、
10年後にはみんな他に行っちゃうんだろうなぁ・・・。

posted by inter18 |19:38 | その他インテル関連 |
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