2009年11月26日
千葉から横浜へ
※データは2009年シーズン終了時点 清水直行。ロッテでは背番号18を背負い、5年連続二桁勝利を挙げるなど、エースとして投手陣を10年間支える実績を残した。しかし今季は不調から勝ち星は6にとどまり、ご存知の通り横浜へトレードとなった。近年、Bクラスを抜け出せない横浜にとって、清水はまさに救世主である。ここ数年、投手陣を支える三浦クラスの先発投手が増えることは、チーム建て直しにおいて大きな起爆剤となる。しかも、清水はセ・リーグとの対戦に実績があるのだ。ロッテ時代の交流戦において、好結果を残している。交流戦が始まった2005年から見ると、2008年を除く全ての年で防御率、被打率は、ともに対パ・リーグよりも優秀である。
また通常、新たなチームへ飛び込むことで、環境の変化による成績不振が懸念されるものだが、その心配も少ない。清水のトレードに続いて、橋本将の横浜入りが決まったのである。投球をする上で最も重要なパートナーが、古巣の選手であるのは実に頼もしい。 ここで、清水-里崎、清水-橋本のバッテリーを比較したい。全体的に、里崎の方が清水をうまくリードしていることが見てとれる。しかし、得点圏被打率が示すように、清水-橋本バッテリーは「はまる」と手が付けられないのだ。2006年、2009年には1割台の得点圏被打率を誇る。
それに加え、清水は橋本と相性が良い。被打率や、被長打率では里崎に劣る橋本であるが、勝率では里崎を上回る。先ほどの得点圏被打率が物語る勝負強さも影響しているだろうが、勝ち運のようなものがあるのかもしれない。 勝ちが計算できる清水を獲得した横浜。来季はローテーションの軸として大いに期待していいだろう。横浜の投手王国再建は清水にかかっていると言っても過言ではない。 ■データスタジアム株式会社アルバイト募集
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posted by 伊藤 順平 |19:58 |
日本プロ野球 |
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近年、Bクラスを抜け出せない横浜にとって、清水はまさに救世主である。ここ数年、投手陣を支える三浦クラスの先発投手が増えることは、チーム建て直しにおいて大きな起爆剤となる。しかも、清水はセ・リーグとの対戦に実績があるのだ。ロッテ時代の交流戦において、好結果を残している。交流戦が始まった2005年から見ると、2008年を除く全ての年で防御率、被打率は、ともに対パ・リーグよりも優秀である。
また通常、新たなチームへ飛び込むことで、環境の変化による成績不振が懸念されるものだが、その心配も少ない。清水のトレードに続いて、橋本将の横浜入りが決まったのである。投球をする上で最も重要なパートナーが、古巣の選手であるのは実に頼もしい。
ここで、清水-里崎、清水-橋本のバッテリーを比較したい。全体的に、里崎の方が清水をうまくリードしていることが見てとれる。しかし、得点圏被打率が示すように、清水-橋本バッテリーは「はまる」と手が付けられないのだ。2006年、2009年には1割台の得点圏被打率を誇る。
それに加え、清水は橋本と相性が良い。被打率や、被長打率では里崎に劣る橋本であるが、勝率では里崎を上回る。先ほどの得点圏被打率が物語る勝負強さも影響しているだろうが、勝ち運のようなものがあるのかもしれない。
勝ちが計算できる清水を獲得した横浜。来季はローテーションの軸として大いに期待していいだろう。横浜の投手王国再建は清水にかかっていると言っても過言ではない。
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2000年以降でみると21名もの選手がFAにより他球団へ移籍している。名前を見る限り一時代を築いた名前がそろう。では、この選手たちがFA前後でどれだけの成績を残しているのかを移籍前後3年間の成績で比べてみよう。(移籍後が3年に満たない選手は移籍前も同年数で比較)
まずは投手から。移籍前と同程度の成績を残した(つまりは期待に応えた)と言えるのは前田幸長、石井一久くらいだろう。豊田清も今でこそ磐石リリーフ陣の一角を担っているが、当初の目的としてはストッパーの役割を期待されていたので移籍が成功したとは言い難い。先発投手は各チームのエース、ローテーション級の投手であるし、当然新チームでもその役割を計算して迎え入れているはずである。ところがまともにローテーションすら守ることが出来ていない。加えて、上記表の注釈を見てもらえばわかるが、FA後3年間一軍に居続けることすらできない場合が多いのである。おもしろいのは、それぞれ前所属チームで完投なり完封を毎年のように記録してきた選手が、移籍後は1試合も完封はおろか完投することもできておらず石井一久が一試合だけ完投しているにすぎないところだ。裏返せば、全盛期を過ぎた投手を獲得しているということだろう。投手、特に先発タイプの選手に関しては、FA での国内移籍はかなりのリスクを伴うと見える。
一方の野手は全体的にあまり変わりが無い。稲葉篤紀や金本知憲など、移籍後にチームの顔となっているような選手は、移籍してからの方がむしろ良い成績を残している。小笠原道大、和田一浩などは移籍後も変わらぬレベルを維持している。一年目の野口寿浩、相川亮二、中村紀洋はまだ評価しづらいが、FAで明らかに成績が下がってしまったのは片岡篤史くらいだと思う。こうしてみると、投手に比べ野手の方がチームとしては戦力として計算しやすいと言えそうだ。
今年のFAではどのような選手が移籍をするのか。またその移籍は吉と出るのか凶と出るのか。動向に注目していきたいところである。
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2年目のジンクスという言葉がある。今年この言葉を最も痛感した男はオリックスの小松だろう。実質1年目となった2008年は15勝3敗、防御率2.51と抜群の安定感を誇り、チームの2位に貢献しただけでなく、新人王を受賞するなど輝かしい成績を収めた。オフにはWBC日本代表にも選出され、オリックスの顔と言える存在にまでなった。しかし、期待されて迎えた今季は開幕投手を任されるもいきなり5回7失点とつまづき、開幕からの3試合で合計24失点と大乱調だった。その後も調子は上がらず、2009年は1勝で終了し惨憺たる結果で終わった。なぜ小松は不調に陥ったのだろうか?
1つ目の不調の要因は、どうやらストレートの威力やキレにありそうだ。単純に球速表示を見ると、最高球速と平均球速がそれぞれ2km/h落ちているのがわかる。それだけでも球威が落ちているのはわかるのだが、その下の表を見て頂くと、ストレートの被打率は2008年と比べ悪化しており、打ち込まれていることがわかる。直球に威力がなければ変化球も効果を発揮しない。直球に付随するように他の球種も被打率が悪化し、まさに投げる球がない状態と言える。ストレート被打率.378は今シーズンの小松を物語る数値なのだ。
2つ目の不調の要因と言えるのが制球力だ。与四死球率が2008年ではかなり優秀な成績を収めており、無駄なランナーを出さない投手だった。しかし、2009年は与四死球率が約2倍にも膨れ上がり、走者を簡単に許している。被打率が上がり、与四死球率も上がればこの結果は当然の結果だ。
3つ目の不調の原因は「粘り」だ。去年は、走者を出しても後続を抑える粘りがあった。そのことは走者有無別の被打率を見るとわかる。走者を置いた場面での粘りが小松の武器のひとつであったが、今年に限っては、走者を置いた状況ほど打たれる確率が高く、粘れていなかったのだ。
来期から元阪神の岡田監督が就任する。その岡田監督が、再起を期待しチーム復活のキーマンとしたのが小松だ。それだけ監督の期待は大きい。15勝を挙げた昨季のような輝きを取り戻すために、「直球」「制球」「粘り」この3つの課題を解決してジンクスから抜け出したいところだ。
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