2009年09月19日
夢舞台を近づけるベテランの力
※文章、表中の数字は2009年9月13日終了現在 今年で41歳を迎える楽天・山崎武司。チーム創設以来初のクライマックスシリーズ(以下CS)進出に向けて、チームを牽引するベテランに今回は注目したい。山崎武の特徴は、やはり41歳という年齢を感じさせない長打力の高さであろう。打率こそ規定打席到達者の中ではリーグ最下位だが、長打率に関してはリーグ平均を1割以上も上回る高い率を残し、本塁打、打点、長打率でそれぞれ西武・中村に次ぐ2位の数字をマークしている。 年齢を積み重ねていくと同時に体の衰えを感じさせるのが世の常ではあるが、山崎武には一向にその気配が感じられない。先日も門田博光(元オリックス)が持っていた満41歳シーズンでの本塁打記録33本を更新したばかりである。
山崎武の長打はファーストスイング時に多く出ていることが分かる。リーグ平均よりも2割以上高く、ベテランの味ともいえる配球の読みで長打を放っているのだ。
山崎武と同年代の選手として、阪神の金本(41歳)が挙げられる。上のデータは、山崎武と金本の過去3年間の打撃成績、特に長打率を中心に比較したものである。 2008年を除けば、山崎武の方が高い数字を記録しており、3年間の通算成績でも本塁打は30本差、長打率も4分近く離している。 金本も連続フルイニング出場試合数、連続出場イニング数の世界記録を更新中で “鉄人”の異名をとってはいるが、長打力に関しては山崎武に軍配が上がっている。 楽天は現在3位とCS進出に向けて4位・西武を一歩リードしている。しかし、楽天のスタメンには若い選手が多く名を連ねており、今後は山崎武のように経験豊富なベテランが若手を引っ張っていかなければならないだろう。野村監督の契約最終年、ベテランと若手の融合でCS出場、リーグ優勝、そして最終的には日本一と有終の美で締めたいものである。 ■データスタジアム株式会社アルバイト募集
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posted by 渡辺 佑希 |14:07 |
日本プロ野球 |
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山崎武の特徴は、やはり41歳という年齢を感じさせない長打力の高さであろう。打率こそ規定打席到達者の中ではリーグ最下位だが、長打率に関してはリーグ平均を1割以上も上回る高い率を残し、本塁打、打点、長打率でそれぞれ西武・中村に次ぐ2位の数字をマークしている。
年齢を積み重ねていくと同時に体の衰えを感じさせるのが世の常ではあるが、山崎武には一向にその気配が感じられない。先日も門田博光(元オリックス)が持っていた満41歳シーズンでの本塁打記録33本を更新したばかりである。
山崎武の長打はファーストスイング時に多く出ていることが分かる。リーグ平均よりも2割以上高く、ベテランの味ともいえる配球の読みで長打を放っているのだ。
山崎武と同年代の選手として、阪神の金本(41歳)が挙げられる。上のデータは、山崎武と金本の過去3年間の打撃成績、特に長打率を中心に比較したものである。
2008年を除けば、山崎武の方が高い数字を記録しており、3年間の通算成績でも本塁打は30本差、長打率も4分近く離している。
金本も連続フルイニング出場試合数、連続出場イニング数の世界記録を更新中で “鉄人”の異名をとってはいるが、長打力に関しては山崎武に軍配が上がっている。
楽天は現在3位とCS進出に向けて4位・西武を一歩リードしている。しかし、楽天のスタメンには若い選手が多く名を連ねており、今後は山崎武のように経験豊富なベテランが若手を引っ張っていかなければならないだろう。野村監督の契約最終年、ベテランと若手の融合でCS出場、リーグ優勝、そして最終的には日本一と有終の美で締めたいものである。
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パ・リーグの首位を走る日本ハムにおいて4番を任されている高橋信二。一軍に定着した2003年以降で3割を越えたことがない高橋だが、今季は打率ランキングでもトップ5に入る好成績を残している。その好調の要因を昨年の成績と比較しながら探ってみた。
まず、どのコースの打率がいいのか、コース別の打撃成績を見てみた。ヨコ方向は、真ん中の打率が大幅に上がったことからもわかるように苦手なコースが減っている。タテ方向では、高めの打率が落ちたものの、低めの打率が約3割まで上昇し真ん中から低めの強さを増しているのだ。
では、低めの打率が上昇したのはなぜか、打球方向を分析してみた。安打のみの打球方向を見ると、昨年に比べ、センターへの打球方向が増えている。低めの投球に対しても同様で、センター方向への打球が約4割も増えている。これまでは引っ張る傾向が強かったがセンター方向へ打てていることが打率向上のポイントになったと考えられる。
以上のことから、高橋の高打率の要因として、苦手なコースが減り、低めの投球に対して成績が上がったことが挙げられる。その裏には、センター方向への打撃が関連していると考えられる。2004年シーズンには26本塁打を記録し長打力を発揮している高橋だが、今季は本塁打こそ7本ながらもつなぎの4番としてチームに貢献している。リーグ制覇、そして日本一へとチームを導くためには高橋の活躍が欠かせない。
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まず、どのようなカウントで使われているのか。上記の表からカウント別に見てみると、初球、打者有利、均衡カウントでの割合が高いことがわかる。これは、詰まらせて凡打を狙うことと同時に、ファウルを打たせるなどカウントを稼ぐための手段として使われているということだ。
次に、左右の投手別にどのコースへ投げているかを分析した。右投手が右打者への内角シュートを80%使っているように、打者の内角に食い込んでいくシュートが多いのは一般的である。一方で右投手が左打者の外角シュートを83%使っていることからわかるように、打者の外角へ逃げていくシュートが多くなっている。これはストレートを狙っている打者のバットの芯をはずすなど、タイミングをずらすことを目的としているのであろう。左投手についても同様の傾向が出ている。
打者の外角へ逃げていくシュートを使う投手として、オリックスの香月がいる。香月はリーグ2位の登板数を誇り、オリックスには欠かせないセットアッパーの一人だ。右投手の香月は左打者への投球割合のうち、シュートが48%と約半分である。左打者へのシュートはほぼ外角。外角に逃げるシュートを意識づけることで、内角へのボールで詰まらせやすくさせる意図もあるだろう。そしてそれは2番目に投球割合の高い、内角に食い込む変化のカットボールにも生きてくる。このように外角へ逃げるシュートを使う香月のような投手が現在の球界には他にも多数いる。
以上のことから、シュートを使う目的として、打者のタイミングをずらし詰まらせることやゴロを打たせることは変わらずとも、打者の内角を突くためだけのボールではないことがわかった。シュートに限ったことではないが、変化球の使い方として投手の意図が変われば様々な使い方が考えられる。今後も変化球の使い方に注目していきたい。
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