2010年01月22日

選手分析 ~日本ハム #2 高橋 信二~

※文章、表中の数字はすべて2009年シーズン終了現在

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 2009年は高橋信二にとってまさに転機の年となった。ひざを痛めたこともあり本職のキャッチャーではなくファーストとして多くの試合に出場。また、確定した4番打者がおらず、そのポジションを高橋が任されたのである。出場試合は自己最多の134を記録し、打率を3割の大台に乗せた。

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 高橋のようなタイプの4番打者は非常に珍しい。本塁打は一桁だが、三振が少なく、高打率を残せる4番打者なのだ。一般的にチームの長距離砲が座るこの打順で高橋はどんなバッティングをしていたのだろうか?

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 まず、年度別打撃成績からわかるように年々打率が向上している高橋だが、それと比例するように伸びているのがファーストスイング打率だ。2007年と比べると08年のファーストスイング打率は上がっており、昨季はさらにその数字を伸ばした。一振りで仕留める力が向上したことが、成績を上げる要因となったと考えられる。

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 さらに、見送り割合を見てほしい。2007年に比べ08、09年はストライクゾーンに来た球を見送る割合が増えているのだ。これはただ見送りが増えただけではない。前述したファーストスイング打率からもわかるように一振りで仕留められるようになった結果、余計な球に手を出さず狙い球を絞る打撃を実践できたのだ。

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 そして昨季の決定的な変化は安打の内容である。ファーストスイングでとらえる能力に長けた高橋であるが、その打撃は一昨年までと全く異なる。これまでは“長打狙い”だったのに対し昨季は“安打のための狙い待ち”にモデルチェンジを果たした。日本ハムは年間30本を打つような長距離砲がいないため次の打者につなぐ、より確実なバッティングが求められる。そのため確実性を重視し、これまでの魅力でもあった長打を封印した。だがこの決断が高橋にとって“転機”となり、異色の4番打者として地位を固める要因となった。

ドラフト最下位指名の男が打線の大黒柱を任され、13年目にして1億円プレーヤーの仲間入り。ゴールデングラブ賞、ベストナインを受賞とまさに今が成熟期と言えよう。4番打者という重圧を感じずに、これからも高橋信二のスタイルを突き通してもらいたい。


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posted by 伊藤 順平 |19:43 | 日本プロ野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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