2010年02月27日

チーム分析 ~オリックス・ロッテ~

※文章、表中の数字はすべて2009年シーズン終了現在


【オリックス】

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 昨季のオリックス投手陣において、先発陣では左腕投手、救援陣では右腕投手の不振が目立った。金子、岸田、近藤ら右腕の台頭が目を引く先発陣だが、左腕投手の層が極端に薄い。一年を通してローテーションを守った左腕は山本ただ一人。先発左腕投手の勝率がリーグで唯一3割台となっていることもあり、右腕偏重の感は否めない。
 救援陣では一昨年の守護神・加藤が不振に陥るなど、右腕投手の成績が芳しくない。防御率は4点台後半に沈み、被打率もワースト2位。さらに、IR%が他球団を大きく上回る36.0%に達した事実も重い。登板に際して背負った走者を約3人に1人の割合で生還させた計算となり、“救援”の体をなしていなかった。
 チームは昨年のドラフト会議で左腕の古川(日本文理大)、右腕の比嘉(日立製作所)ら先発、中継ぎで即戦力として見込める投手を獲得。首脳陣の意図がはっきりと出た指名で、いずれも1年目からの活躍が期待される。

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 オリックス打線の年間得点585は昨季のリーグワースト。ローズやカブレラら主力のケガや不振が相次ぎ、大砲をそろえた強力打線は機能不全に陥った。だが不振を極める中軸を尻目に、1・2番打者の打率・出塁率はリーグNo.1の好成績を残している。打率.317を記録した坂口や伸び盛りの大引を中心に、上位打線はしっかり好機を作っていたのだ。
 打線の再構築を図る今季、ローズの退団を受けてカブレラの4番起用が濃厚。計算できる1・2番打者、長打力に秀でた4番打者は確立できた。問題は彼らの間をつなぐ“3番打者”だ。岡田新監督の構想に名前が挙がり、現時点で最有力候補となるのがパンチ力に加えチャンスメーク能力も高い後藤。さらに実績のある北川、大村、ラロッカらも控えており、駒はそろっている。この中で誰が3番打者を担うのか。今季のオリックス打線が機能するかどうかは、この点にかかっている。


【ロッテ】

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 試合を作ったという観点から、昨季最も優秀な数字を残したのがロッテ先発陣だ。チーム合計のQSはリーグトップの85を記録。2ケタ勝利経験者を5人そろえ、年間を通じてわずか7人でローテーションを回した。他球団がいずれも11人以上を起用している事実と対照的に、ロッテ先発陣の安定感をうかがえる数字だ。
 しかしその先発陣も今季から大きく顔ぶれが変わる。エース格の清水がトレードで横浜へ移籍し、小林宏は今季からストッパーへ転向。二人合わせて42試合分、イニングにして270回強の“スペース”がぽっかりと空くことになる。コーリー、マーフィーといった新外国人をはじめとして、2年目の木村ら若手投手がどれだけこの大きな穴を埋められるか注目だ。

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 昨季のロッテ打線における不安要素として、DH出場選手の貢献度の低さが挙げられる。成績を他球団と比較すると、打点・本塁打・長打率の三部門でリーグ最下位。純粋な打撃力の高さを求められるこのポジションで、他球団に大きく劣っていたのだ。
 そして昨オフ、主にDHを務めた4選手のうち3選手がチームを退団。唯一残った井口は負傷期間中の暫定DHであり、ベニーら“DH屋”は姿を消したことになる。今季DHでの出場が予想されるのは新外国人の金泰均、若手のホープ神戸ら主に一塁を主戦場とする選手たち。対戦投手の左右や個々の状態などにより弾力的な起用が予想されるが、いずれも打撃面に期待できる選手ばかり。打線の弱点となっていたDHの“打撃力向上”に期待したい。



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posted by 佐々木 浩哉 |10:28 | 日本プロ野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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