2010年02月20日

チーム戦力分析 ~広島・横浜~

※文章、表中の数字はすべて2009年シーズン終了現在

【広島】

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 ルイス退団の一報は、ファンのみならずチームにとっても想像以上に痛手となっている。2年間で通算26勝を挙げ、高い安定感を誇った球団史に残る助っ投の抜けた穴を埋めるのは容易ではない。
 しかしながら、悲観的になる必要はない。新戦力として外国人投手のアルバラード、国内復帰の高橋建が加入。さらに昨季プロ初勝利をマークした今井や左腕でチームトップの9勝をマークした斉藤など、若手の突き上げも活発だ。二軍では大島や長谷川ら再起を目指す中堅・ベテラン投手の存在もあり、選択肢は豊富にそろう。ルイス離脱のもたらすマイナス要素は大きいが、競争意識の活性化というメリットもまた、無視できないポイントだ。

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 昨季リーグ最下位の101本塁打と破壊力を欠いた広島打線だが、本拠地移転による影響が大きすぎた。旧本拠地である広島市民球場で敵味方問わず記録された本塁打が117本であるのに対し、新本拠地・マツダスタジアムのそれは90本。1試合平均に換算すると、1.77本から1.34本へ減少した。さらにフライ打球が柵を越える確率も2ポイント低下していたのだ。
 チームは昨オフ、フィリップス、マクレーンら一発が売りの打者と契約を更新せず。代わりに獲得したのが昨季まで主に3Aで活躍したヒューバー、フィオレンティーノの2名だ。両名とも目立った本塁打数ではない代わりにある程度打率を残しており、また出塁率が高い。あえて確実性の高い打者を獲得することで、現実に即した補強を優先したのだ。2人の中距離打者が得点力向上のカギを握ることになりそうだ。


【横浜】

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 2年連続で最下位となった横浜。最大の敗因は先発陣の層の薄さにあった。先発投手の使命ともいえる試合を組み立てられた否かを評価するQSを見てみると、昨季の先発陣のなかで2ケタを超えたのは三浦だけ。後半戦から加わったランドルフが7試合中5試合でQSを記録して唯一エースの負担を和らげたものの、シーズンを通してゲームをつくれず先発投手の最低限の使命をまっとうできなかったといえよう。
 抜本的な改革を迫られたチームは今オフ、ロッテから清水直を獲得。通算93勝のベテラン右腕は直近5年で毎年2ケタのQSを記録しており、横浜先発陣に足りなかったゲームをつくれる投手を獲得。さらに成長株の山口も再度先発に配置転換される予定だ。寺原や小林太ら若手・中堅投手の競争も激化の様相を呈しており、投手陣の改革は確実に進んでいる。

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 野手ではロッテから橋本、日本ハムからスレッジを獲得。特にスレッジは内川、村田とともにクリーンアップの一角を担うことが期待されており、順調に機能すればリーグ屈指の中軸が完成する。その一方で課題となるのが、中軸の前を打つ1・2番打者だ。昨季のチーム1・2番打者の成績は他球団と比較すると見劣りし、得点効率の悪さがどうしても目立ってしまった。とにかく中軸の前に走者を置くことが先決で、出塁能力にたけた選手の起用がカギを握りそうだ。若手では梶谷(昨季二軍で出塁率.351、20盗塁)が成長著しく、昨季主に1・2番を務めた石川、藤田らと激しい競争を繰り広げそうだ。




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posted by 佐々木 浩哉 |17:21 | 日本プロ野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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