2008年04月30日

注目したい意外な新種牡馬

もう、一昨日になりますが、JRAのブリーズアップ・セールに取材(青本の)に行ってきました。私が行ったということは、ただのレポートだけで終わらせるつもりはありませんので(笑、青本を楽しみにお待ちいただければと思います。

さて、ブリーズアップ・セールには、毎年、何頭か新種牡馬の仔もいるのですが、今年、その中で最も好印象を持ったのはサニングデール産駒でした。総じてどの産駒も、体全体を大きく使ったフォームで、いかにもスピードがありそう。細身でやや小柄な馬体も、仕上がり早に感じました。わずか数頭とはいえ、どの産駒も、あれだけ似た特徴を持っているということは、サニングデールは自身の特徴を良く伝える種牡馬なのでしょうね。さすがに距離の壁はあるでしょうが、POG戦線でもかなり面白い存在になりそうです。社台繋養の種牡馬に比べると、どうしても地味なイメージのサニングデールですが、特に早期入厩した馬には注目したいと思っています。

毎年のことですが、GWは青本に掛かりきりで全く休みがありません。まだまだ仕事は山積みですが、このところ、アトピーは持ち直してきたのが救いです。このまま校了まで、何とか落ち着いてくれればと思っています。

posted by indigo_n |17:07 | 種牡馬 | トラックバック(4)
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2008年04月20日

POG戦略を揺るがしかねない皐月賞

皐月賞について、もう一言。これは、すでに気づいている方も結構いるのでは? と思うのですが、牝馬限定戦を除くと、今期の東の2・3歳重賞(新潟・中山・東京)は、全て関東馬が勝っています。

新潟2歳S       エフティマイア
京王杯2歳S    アポロドルチェ
東スポ杯2歳S フサイチアソート
朝日杯FS       ゴスホークケン
京成杯           マイネルチャールズ
共同通信杯     ショウナンアルバ
弥生賞           マイネルチャールズ
スプリングS    スマイルジャック

これは近年、ちょっと記憶にありません。1996年まで遡って調べましたが、東が全敗という年はあっても、全勝という年はありませんでした。

皐月賞までの東の重賞における、
関東・関西馬の勝ち鞍数と、皐月賞の結果
年度	東	西	地方	皐月賞
1996	6	2		西→西
1997	2	6		東→東
1998	6	2		東→西
1999	2	6		西→西
2000	4	4		西→西
2001	1	7		西→西
2002	3	5		西→東
2003	0	8		西→東
2004	3	4	1	東→地方
2005	6	2		西→西
2006	2	6		西→西
2007	3	5		西→東
2008	8	0		?→?
※東スポ杯の前身、府中3歳S(OP)も含む

今期は、東の重賞だけでなく、西の重賞でもデイリー杯2歳Sでタケミカヅチが2着、きさらぎ賞でもスマイルジャックが2着と、関東馬の活躍が目立っています。果たして、皐月賞でも関東馬の連勝は続くのでしょうか?
ちなみに皐月賞で関東馬がワン・ツーを決めれば、1997年のサニーブライアン→シルクライトニング以来、11年ぶり、ワン・ツー・スリーならば、1989年のドクタースパート→ウィナーズサークル→アンシストリー以来、なんと19年ぶりとなります。ちなみにこの年の優勝馬ドクタースパートは道営から転入した○地馬だったので、純粋な関東馬によるワン・ツー・スリーは1985年(優勝馬はミホシンザン)まで遡ることになります。この年は、ワン・ツー・スリー・フォー・ファイブ・シックス・セブン……イレブンと、1~11着までを関東馬が独占しました。ああ、懐かしき東高西低時代……。

関西馬が断然有利なはずの桜花賞でも、関東馬が2~4着に来ましたし、これで皐月賞も関東馬が上位に来るようなことがあれば、POG戦略も当然、大きな方針転換を検討しなければなりません。どこまで青本の中身を、変える必要があるのか? ということも含めて、制作チームの一員としては、ドキドキの皐月賞だったりもします。

posted by indigo_n |06:32 | 2・3歳馬 | トラックバック(5)
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2008年04月19日

要注目の秋デビュー組とは?

青本がいい感じにテンパっているのと、アトピーの状態が思わしくなく、すっかり更新が遅くなってしまいました。

それにしても、桜花賞は、いきなり夏の福島デビュー組のエフティマイアが2着に突っ込んで、3連単は700万馬券の大波乱! 私はもちろん…………獲れませんでした(笑 このブログをヒントに獲った方はいらっしゃるのでしょうか? いたらとても嬉しいんですが。まあ、去年のピンクカメオ(17番人気)、ムラマサノヨートー(18番人気)を考えれば、15番人気のエフティマイアなんて、まだ人気のある方なんですから(笑、これからも夏の福島デビュー組は強気に狙っていくべきでしょう。

また桜花賞では、以前ブログで「嫌っていくつもり」と書いたクロフネ産駒も来ませんでした……が「buy」と書いたウォーエンブレム産駒も来ませんでした。結局、クロフネもウォーエンブレムも消しが正解だったと(笑 では、皐月賞はどうするつもりかと言うと、クロフネ産駒のブラックシェルは引き続き「消し」、ウォーエンブレム産駒のショウナンアルバは「buy」で行く予定です。なんてったってショウナンアルバは、あの夏の福島デビュー組。15番人気のエフティマイアが来るんですから、3番人気のショウナンアルバはもう鉄板に近いかと(笑 ってまあ、それは冗談ですが、18番枠は皐月賞と相性が良いですし(と言いつつ、蛯名騎手と皐月賞の18番枠は相性があまり良くありませんが)、ここは初志貫徹で行きたいと思います。

さて、前回ちらっと書いた「馬インフルエンザ後の個人的に注目している開催」ですが、どの開催かというと、それは「10月開催」。より正確に書くならば、

「9月に入厩し、10月開催にデビューした馬」

に個人的には注目しています。
というのは、馬インフルエンザのため、8月16日から9月3日までは、トレセンへの入厩は一切、禁止され、9月4日以降もしばらく、入厩頭数が厳しく制限されました。そのため、トレセンに入厩させたい馬は(移動禁止処置のため)膨れ上がっていたにも関わらず、各厩舎はそれらの馬を少しずつしか入厩させられませんでした。その中には、秋のGI戦線を狙っている馬もいれば、待ったなしの状況に追い込まれていた3歳未勝利馬もいたわけで、当然、そうした馬達が優先的に帰厩したわけです。つまり、2歳新馬を含む、その他のカテゴリーの馬は、少ない入厩枠がさらに少なくなっていたことになります。そんな状況下で、あえて入厩させた2歳新馬というのは、育成場にいた2歳馬のうちでも、とりわけ厩舎の期待が高かった馬だったと推察できます。さらに、9月に入厩し、その約1ヶ月後の10月にデビューできたと言う事は、入厩から出走までほぼトラブルなく過ごせたわけで、それだけ心身共にしっかりしている証左にもなります。要は「9月入厩、10月開催デビュー」の馬は、

「厩舎の期待馬で、かつ、肉体、精神面ともしっかりしている馬」

が多いと推察できるわけです。具体的な馬名を挙げると、

ゴスホークケン
マイネルチャールズ
フサイチアソート
エーシンフォワード
ディープスカイ
サトノプログレス
レーヴダムール
ホッカイカンティ

と言った辺りが、9月入厩、10月デビュー組になります。ちょっと毛色の変わったパターンとしては、スマートファルコンが5月入厩→9月再入厩→10月デビューでした。実際、これらの馬に注目していたおかげで、東スポ杯のフサイチアソート、朝日杯FSのゴスホークケンではいい思いが出来ましたし、阪神JFも馬単を当てることができました。(ここで名前の挙がっている、エーシンフォワードとディープスカイは違う理由でも注目しているのですが、別の機会に譲ります)。

明日の皐月賞で言うと、マイネルチャールズ、フサイチアソート、スマートファルコンがこのグループということになりますね。1番人気のマイネルチャールズはもちろん、要注ですが、配当妙味も含めると、フサイチアソートに特に注目しています。鞍上は、今春の中山開催の重賞で、好騎乗の目立つ横山典騎手。3番枠なら、好位のインで上手く立ち回れそうです。

馬インフルエンザがあったからこそ狙いの立つ「9月入厩、10月デビュー組」。個人的には、早期入厩組とこの組とで、春の3歳GIは心中するつもりです。

posted by indigo_n |19:23 | 2・3歳馬 | トラックバック(1)
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2008年04月09日

春のクラシックで穴をあける馬とは?

このところ、アトピー性皮膚炎が悪化してしまい、臥せっていることが多く、ブログを更新できずに失礼しました。今は最悪期は脱して、小康状態といったところです。
さて、そんなことをしているうちに、世は4月。青本の作業も佳境に入りつつあります。今週は桜花賞、来週は皐月賞が行われるわけですが、こちらは来年の桜花賞、皐月賞候補を追う方に必死なわけで、とても今年の桜花賞、皐月賞にうつつを抜かしているヒマなどありません。まあ、春のGI戦線を楽しむのは、青本が校了するまでおあずけですかね(……といいつつ、どうやったら競馬場に行く時間を作れるか、画策する自分もいるわけですが)。

桜花賞、皐月賞のクラシック2戦は、去年の青本の格好の検証の機会になりますし、今年の青本を作る際の最後の参考の機会にもなります。そんなわけで、予想をする時間はロクにないのですが、結果には毎年、大変注目しています。

さて、去年の青本で、私が最も強調して書いたことは、

「早期入厩馬を狙え!」

というものでした。
実際、去年の春のクラシック(+NHKマイルC)は早期入厩馬が大活躍しています。

桜花賞
初時計:06/22 デビュー:10/29・京都 ウオッカ      1番人気 2着

皐月賞
初時計:06/11 デビュー:06/24・福島 サンツェッペリン  15番人気 2着

NHKマイルC
初時計:05/24 デビュー:07/01・福島 ピンクカメオ    17番人気 1着
初時計:06/01 デビュー:06/17・函館 ローレルゲレイロ  1番人気 2着
初時計:05/25 デビュー:07/01・福島 ムラマサノヨートー 18番人気 3着

オークス
初時計:06/18 デビュー:07/23・函館 ローブデコルテ   5番人気 1着
初時計:06/14 デビュー:07/08・函館 ラブカーナ     8番人気 3着

ダービー
初時計:06/22 デビュー:10/29・京都 ウオッカ      3番人気 1着
初時計:05/19 デビュー:10/15・東京 アサクサキングス  14番人気 2着

秋デビュー組のウオッカ、アサクサキングスも、入厩自体は5~6月と非常に早いものでした。そして、何より、穴馬のほとんどは早期入厩馬が占めています。特に6~7月福島デビュー馬は、サンツェッペリン、ピンクカメオ、ムラマサノヨートーと超人気薄で穴をあけまくり! NHKマイルCではブービー、シンガリ人気で飛び込んで、973万馬券の大波乱を引き起こしました。
要は、サンデーサイレンス亡き今、飛び抜けた素質を持つ馬は出現しにくくなって、「キャリアと完成度の高さ」がモノを言う時代になっていると! なのに、ホースプレイヤー側の意識は、未だに素質優先のサンデー時代を引きずってしまっていると! 特に夏の福島デビュー組なんて、何度も走って見飽きちゃってるし、関東馬だしで全然眼中にないと! だけど彼奴らはキャリアを積んで密かに実力を磨いていたと! そんなわけで人気と結果が大きく乖離することになってしまっとると! そんな風に昨今のクラシック戦線はなっとるんではないかな、と思うわけです。

特に今年の3歳馬は、馬インフルエンザの影響がとかく言われ、デビューが遅れた馬の中に真打が潜んでいるのでは、という論調が多く見られました。しかし、案外、馬インフルエンザが発生する前に、真打も二ツ目もあらかた入門 or デビューしてしまっているのではないか、そう私は思っているのですが、どうでしょうか?

(と言いつつ、実は、馬インフルエンザ後にも個人的に注目している開催があるのですが、それは、また別の機会に譲ります)

ただ、上の表を見ると桜花賞は、昨年、最も「早期入厩馬が活躍できなかった」レースですね。そんなレースの前に「早期入厩馬を狙え!」なんて書くと、なんかまたいきなり外れそうですが(笑、まあ、桜花賞が外れても、春の3歳GIは後、4レースありますから。どこかで超大穴馬券を引っ掛けられればいいぐらいの気持ちで、早期入厩馬には注目していきたいと思います。

posted by indigo_n |17:17 | 2・3歳馬 | トラックバック(11)
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