2008年03月07日

芝のクロフネの賞味期限

芝のクロフネの賞味期限……って、要は、ポルトフィーノやオディールやブラックシェルの話をしたいわけなんですが、まずは以下の表を見てください。

芝オープンにおけるクロフネ産駒の成績
2歳    【5・1・1・22】勝率17.2% 連対率20.7%
3歳1~6月【1・3・1・29】勝率 2.9% 連対率11.8%
3歳7月以降【1・2・0・15】勝率 5.6% 連対率16.7%

2歳時に比べ、3歳以降ではガクンと成績が下がっています。
3歳1~6月には、これまで19頭が計34走していますが、勝ったのは、実にこの間のエルフィンSのポルトフィーノが初めて。勝率はわずか2.9%しかありません。
(2着3回はフサイチリシャールの共同通信杯とスプリングS、シェルズレイのチューリップ賞)
2歳戦はフサイチリシャールのGI朝日杯FS勝ちなど重賞3勝、勝率も17.2%ですから、わずか数ヶ月の間に“ここまで落ちるか”という感じです。

(ちなみに3歳夏以降に芝オープンに出走したのは、フサイチリシャールとシェルズレイの2頭だけ。勝つ以前に出走することも難しくなっています)

クロフネ産駒の前向きな気性とか、パワーとスピードを兼ね備えた四輪駆動的な走法は、2歳戦では大きなアドバンテージとなっているのですが、サンデー系など本当に芝向きの産駒が伸びてくると、適性の差で敵わなくなってしまうのではないか、そして、その逆転が起こるのが3歳冬なのではないか、と個人的には考えています。
また、ダートでもまだ大物が出てないように、本当の底力が問われると頑張れない、という精神的な弱さもあるのかもしれません。

今年の3歳勢は、ポルトフィーノ、ブラックシェルなどクラシック戦線の主役を張れそうなクロフネ産駒が登場したので、このデータも破られるのではないかと注目していました。(そして、実際、ポルトフィーノはエルフィンSに勝ったのですが)、ブラックシェルはきさらぎ賞で、ポルトフィーノはアーリントンCで着外に敗れてしまいました。ポルトフィーノなどは父クロフネの“前向き”さと母エアグルーヴの“闘争心”の組み合わせによって生まれる相乗効果を、アーリントンでは悪い方向に働かせてしまった感じ。素材は一級品なのですが、競馬って難しいですね(を

芝全レースに対象を広げても、クロフネ産駒の2歳戦優位の傾向は変わりません。クラシック戦線が進めば進むほど、クロフネ産駒は“眉に唾を厚く塗って”見守った方がよさそうというのが今回のまとめ。実践の場は早速、明日のチューリップ賞。オディールは押さえるとしても少額にしておきます。明後日、弥生賞のブラックシェルも同様……ですが、オディールが勝ったら、気持ちがグラグラ揺れるかもしれません(笑
(でも、アタマにはしないつもり)。

芝全レースにおけるクロフネ産駒の成績
2歳    【27・18・25・179】勝率10.8% 連対率18.1%
3歳1~6月【10・9・12・137】勝率 6.0% 連対率11.3%
3歳7月以降【5・11・6・140】勝率 3.1% 連対率 9.9%

posted by indigo_n |20:49 | 種牡馬 | トラックバック(0)
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