2008年04月27日
Jリーグの外国人枠についての考察 第1章 どんな選手がいるのか
各所、修正しています。 シリーズもの連載 第2回 今回はJリーグ外国人選手の実情についてデータをベースに紹介します。今回のデータ作成にはランダムハウス講談社刊、Jリーグ選手名鑑2008を参考にしています。お目当ての選手名鑑ではなかったのですが、なかなか使いやすいです。 今回はリザーブ、サテライト、ユースを考えたらキリが無いので、“主力(スタメン候補)として”という概念で話をしたいと思います。 まずは人数確認したいと思います 今季J1にいる外国人選手は46人。そのうちブラジル人は実に41人です。ブラジル占有率89%です。 当然、世界的に見てもブラジルは最大のタレント輩出国なので不可思議なことでは無いのですが、多いですね。これにはその才能もさることながら、人件費というのも当然あるように思います。それ以外の外国人選手はオーストラリア、韓国、ノルウェー、セルビアの出身でした。欧州系外国人選手を獲得しているクラブは、監督が欧州の人です。ちょっと意外でしたが、ブラジル以外の南米国出身選手はいないんですね。意識したことがありませんでした。 外国人選手が全員ブラジル人のクラブは14クラブです。やはり、貢献度高いですね。 さて、お気づきかと思いますが、J1の18クラブがスタメンに3人きっちり使うために登録すると54人なので、外国人枠にゆとりがあるチームがあります。特に、川崎、磐田は1枠しか使っていません。 ヨーロッパ市場が開く6月以降を視野に入れて枠を空けていることも考えられますし、現状で戦術が機能するはずだから今は使わないとか、お金かかるから要らないとか理由は様々でしょう。必ずしも現在の3枠をフルに使って勝負するのが普通というわけではないことが分かりました。それでも、12クラブが3枠をつかっており、0人というクラブはありませんでした。 次に、ポジション別に見ていきましょう FW登録されている選手23人、MF登録は17人、DF登録は6人。 46人中、実半数がFWですね。MF登録でトップ下やセカンドトップ、アウトサイドのような攻撃的なポジションの選手を加えると33人。外国人選手の70%以上が得点力や攻撃力を期待されて加入しています。 あとのMF登録の7人の内訳は展開力やバランスをとるレジスタの選手が6人、DFラインの前でアンカーとなる選手が1人でした。 DF登録の選手は6人。全員がCBの選手です。スピードよりもフィジカルの選手が多いように思います。 ポジション別に見ると、外国人選手の加入に関しては主に前目の能力を期待して獲得するということが裏付けられました。全てのCBを獲得しているクラブはFWも獲得しています。 最後に、3枠をフルに使クラブの獲得バランスを紹介します 「FW2人&MF1人」もしくは「FW1人&MF2人」が6クラブ 「FW2人&DF1人」が2クラブ 「FW、MF、CB各1人」が4クラブ FWとMFの境界線や攻撃的MF、守備的MF、セントラルMFは境界線が曖昧なのですが、半数以上のクラブが攻撃的なポジションで外国人を使っているということが分かってもらえるのではないかと思います。 「FW2人&DF1人」の2クラブのうちでは、特にG大阪が特徴的です。このクラブは中盤の制圧力が凄まじいので、最後にボールを預けるFWに外国人を多く配置するのは非常に効果的です。G大阪のFW獲得に関しては日本で実績を残して、馴染んだ選手を他クラブから獲るということでリスクを減らしている面もまた、特徴的です。 各ポジションに一人ずつ外国人選手を補強しているクラブも多いですが、守備的な選手ばかりを補強したクラブが無いことから、外国人選手の補強=攻撃力upの手段ということが裏付けられました。 今回の分析で分かったこと ①外国人選手は必ずしも常に3人登録しているわけではない ②圧倒的にブラジル人選手が多い ③攻撃的ポジションに偏って獲得する傾向があり、チームによっては外国人選手だけで攻撃陣を構成できる。 今回は以上です。次回はチームの選手のバランスについて紹介していきます。補強選手、ユース出身、外国人選手、生え抜き・・・いろんな選手を抱えるチームですが、理想のバランスはどうなのかということを主に考えていく予定です。 よろしくお願いします。
posted by imuzoh |19:38 |
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