2007年05月16日
F1ポイント制度の比較
先日のブログについて、footさるさんからコメントを頂きました。どうもありがとうございます。そのコメントから今回のお題を頂きました。 さて、今回は6位入賞制と8位入賞制についてのポイント比較をしながらフェラーリ、マクラーレンの4選手の特徴をつかみたいと思います。 現在のF1では8位入賞制が採用されています。順位による獲得ポイントは以下のとおりです。 1位 10pts 2位 8pts 3位 6pts 4位 5pts 5位 4pts 6位 3pts 7位 2pts 8位 1pt スペインGP終了後、現在の順位はこうなっています。 1位 L・ハミルトン(マクラーレン) 30pts (優勝なし 2位/3回 3位/1回) 2位 F・アロンソ(マクラーレン) 28pts (優勝/1回 2位/1回 3位/1回 5位/1回) 3位 F・マッサ(フェラーリ) 27pts (優勝/2回 5位/1回 6位/1回) 4位 K・ライコネン(フェラーリ) 22pts (優勝/1回 3位/2回 圏外/1回) 5位 N・ハイドフェルド(BMWザウバー)15pts (4位/3回 圏外/1回) 6位 R・クビサ(BMWザウバー) 8pts (4位/1回 6位/1回 圏外/2回) 7位 G・フィジケラ(ルノー) 8pts (5位/1回 6位/1回 8位/1回 圏外/1回) 8位 N・ロスベルグ(ウィリアムズ) 5pts (6位/1回 7位/1回 圏外/2回) 9位 D・クルサード(レッドブル) 4pts (5位/1回 圏外/3回) 10位 J・トゥルーリ(トヨタ) 4pts (7位/2回 圏外/2回) 11位 H・コヴァライネン(ルノー) 3pts (7位/1回 8位/1回 圏外/2回) 12位 佐藤琢磨(スーパーアグリ) 1pt (8位/1回 圏外/3回) 13位 R・シューマッハ(トヨタ) 1pt (8位/1回 圏外/3回) 自分で書いていてアレなんですけど、今年の勢力図がよく分かりますね。 表彰台3位以内はフェラーリとマクラーレン。他のチームを寄せ付けません。 3番手確定なのがBMW。隙あらば2強を食えるポジションをしっかり確保しています。 その下で来季のシングルナンバーをかけて争うのが、ルノー&ウィリアムズ&トヨタ。 ここまでがこれからも入賞圏内の常連になるでしょう。これ以外のチームは運次第というしかありません。 話題がすこしそれてしまいましたが、次にこの結果を6位入賞制にはめてみたいと思います。6位入賞制は2002年シーズンまで採用されていたポイント制度です。2003年から8位入賞制が採用されています。以下のようにポイントが与えられます。 1位 10pts 2位 6pts 3位 4pts 4位 3pts 5位 2pts 6位 1pt 1位 F・マッサ(フェラーリ) 23pts (優勝/2回 5位/1回 6位/1回) 2位 F・アロンソ(マクラーレン) 22pts (優勝/1回 2位/1回 3位/1回 5位/1回) 3位 L・ハミルトン(マクラーレン) 22pts (優勝なし 2位/3回 3位/1回) 4位 K・ライコネン(フェラーリ) 18pts (優勝/1回 3位/2回 圏外/1回) 5位 N・ハイドフェルド(BMWザウバー) 9pts (4位/3回 圏外/1回) 6位 R・クビサ(BMWザウバー) 4pts (4位/1回 6位/1回 圏外/2回) 7位 G・フィジケラ(ルノー) 3pts (5位/1回 6位/1回 圏外/2回) 8位 D・クルサード(レッドブル) 2pts (5位/1回 圏外/3回) 9位 N・ロスベルグ(ウィリアムズ) 1pt (6位/1回 圏外/3回) ごらんのように上位の順位が入れ替わってしまいました。そして13人いたドライバーも9人になりました。スーパーアグリはもちろん、トヨタもそれ以外のチームに消えてしまいました。 6位入賞制では優勝ドライバー=強いドライバーという構図になりやすかったと思います。F・マッサは6位入賞制では僅差ですがポイントリーダーです。しかし、8位入賞制では4戦中2戦で優勝している彼が3位に甘んじています。ここがこのポイント制度の面白さだと思います。 F1での強さの基準はなんといっても“速さ”です。しかし、一概に速さといっても予選1ラップでの一発の速さと決勝での安定性といったロングランの速さがありますが、フェラーリとマクラーレンの4選手で比較してみましょう。 一発が速いのはフェラーリのF・マッサでしょう。マシンが決まったときは手がつけられません。3戦連続PPというもの彼の速さを証明しています。しかし、彼はブラジリアンらしく好不調の波があります。 チームメイトのライコネンは一発は少ないですが彼よりも高いレベルで安定して走り続けることが出来ます。なので2005年鈴鹿のような後方から追い上げるレース運びは見ていて非常に魅力的です。 一方、マクラーレンのアロンソはライコネンと同じように高いレベルでバランスが取れていますが、一発の速さではライコネンを超えていると思います。 最後にルーキー、ハミルトンですが、彼はロングランの安定した速さが光ります。後方から追いかけられてもそれをいなし続ける度胸も強いようですし、それが4戦終了時のポイントリーダーといった結果に表れていると思います。おそらく他の3選手に比べてコースの習熟度が低いのが一発が出ない理由のひとつなのではないでしょうか。 8位入賞制で、今までの一発の速さよりも、安定してどれだけ速く走れるかが重要になってきています。言い換えれば、F1で求められる速さが安定性を嗜好する方向に傾いているといえるかもしれません。 これからの4選手の活躍、ひいては接戦となるであろうチャンピオンシップにに目が離せなくなりそうですね。
posted by imuzoh |14:08 |
formula 1 |
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この記事に対するコメント一覧
Re:F1ポイント制度の比較
私もfootさるさんと同じ意見で、このポイント配分は嫌いなんです。面白くないです。
ルール改正された頃にシューマッハが「これだけ勝っているのに、まだチャンピオンが決まらないのは異常だ」といった発言をしてました。あの時、シューマッハが圧倒的に強くて、優勝回数でも圧倒的だったのに終盤までチャンピオンが確定しなかったはずです。
一人のドライバーが圧倒的な強さで勝ち続けるのは確かに面白くないでしょうが、それをルールで変えよう、という発想は間違ってないでしょうか? そこは各ワークスやドライバーなどの研究や試行錯誤の末の結果であるべきだと思うんです。
こうやってポイントの重みを下げるような変更は、勝負の重みも薄めているような気がします。勝ちを狙うからこそ、その熱気がファンにも伝わるんじゃないでしょうか。その熱気は、昔に比べて確実に下がっているような気がします。
長々と失礼しました。
posted by ぐっさん | 2007-05-18 19:08


