2007年07月11日

メディアの矜持

「情熱大陸 7/8放送 国枝慎吾」演出:新井さま

前略
プロの仕事を見させて頂きました。
車いすテニスに関わる者、取材現場に立ち会った者、障害を持ち車いすに乗っている者、という3者の視点で拝見しました。
いや、むしろ、あまりにも身近な素材のため、その視点でしか捉えることができませんでした。

あの短い時間の中にこの要素がいずれも盛り込まれ、しかも驚愕なのが、一番果たさなければいけない要素、「一般の視聴者にリーチする」という最も難しいであろう課題を難なくクリアしている点でした。

その反応は慎吾ブログのコメント欄や、埼玉会長ブログなどで伺い知ることができますし、私が申し上げるまでもなくそちらの方が世の中の多数の人の感想を表していると思います。

唯一、私から申し上げるとすれば、あの夜、朝まで寝付けませんでした。
まさにあのヨーロッパでの興奮が頭の中に甦り、スウェーデンの白夜の日々やその後のツアーなど、次々と思い出されてしまいました。

それほど、現場の温度感をそのままに届けていただいたのだと思います。

そして「そのままに」というのが大変難しい作業であったろうとも思われます。(もちろん国枝選手そのものの魅力があっての話ですが)
過度な演出など無く、密着した取材テープを元に再構成し、伝えたい言葉をナレーションにのせる。文字にしたら1行か2行ですむ行程なんでしょうが、素人が想像しただけでも、気が遠くなる時間が費やされたんだろうと思います。しかしそのおかげでその場にいた当事者すら感嘆するほどに、空気感までもがモニタに再現されていました。

かつて当ブログに下記のような記事を書いたことがあります。

メジャーとマイナーを分かつもの

ここではメジャーとマイナーを隔てる壁を作るのはメディアであると、書きました。いまでもその考えに違いはありませんが、いまではこうも思います。

感動を伝えることができるのもまた、メディアである。

その大事な役割を失いつつ、また模索するメディアが多い中、しっかりと自らの立ち位置を認識されている皆様にメディアの矜持を感じることができました。カメラ高橋さんにもよろしくお伝えくださいませ。

どうもありがとうございました。

敬具

追伸:出演カットありがとうございました。良い思い出になりました(笑)

posted by implayer |23:03 | 日々のこと | コメント(1) | トラックバック(0)
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2007年07月07日

「情熱大陸」で放送!

スウェーデンでのワールドチームカップでは「情熱大陸」のカメラがまわっていました。

camera
国枝慎吾選手を数ヶ月追いかけて、前週のローランギャロスとこのワールドチームカップを撮るためにヨーロッパまで密着とのことでした。 よくテレビでスポーツ選手のドキュメンタリーを目にすることがありますが、密着ってこうやるんだ、というのを目の当たりにしてみて感じたのが、取材も大変だけど編集も大変だろうなー、ということでした。 そこのところを正直に聞いてみたところ、やはり連日徹夜とのことで、「イヤ本当に大変です」とおっしゃってました。 それだけに一視聴者としては、数ヶ月に渡る取材の一番おいしいところをお茶の間にいながら「ホー」とかなんとか言いながら楽しめる訳で、なんともゼイタクな30分が過ごせるので、「情熱大陸」は大好きな番組のひとつです。 その「情熱大陸」で今週、国枝慎吾選手がフォーカスされ、車いすテニスの魅力も(きっと)伝えられます。 国枝選手と斎田選手は今週末のウィンブルドンでの試合があり、まだイギリスにいますが、彼らも楽しみにしているはずです。 お時間ある方、無い方も録画して、ぜひご覧ください! 7/8(日)情熱大陸 TBS系列 23:00- 下の写真は、ワールドチームカップ開会式後の日本チーム
syugou


posted by implayer |21:30 | お知らせ | コメント(6) | トラックバック(0)
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2007年07月03日

最後の最後に。

今日午前、帰ってきました。
コメントありがとうございます。
やっとゆっくりネットができ、確認できました。

海外遠征ではテニス用車いすのパッキングにどの選手も注意を払い、ズボラなボクですら緩衝材を車いすのフレームに巻き付けたりしています。
mie-san
今回の欧州遠征では、ストックホルム到着時に川野選手のリアキャスター軸が曲がってしまっていました。川野選手は現地の車いす業者に応急処置をしてもらいストックホルムの1週間を終え、日本に帰る藤本選手の車いすが同型のリアキャスターだったため、部品を譲り受けその後の2週間を戦いました。 海外の空港では貨物の取り扱いが非常に雑で、多くの選手が同様の車いす破損の経験を持っているようです。かつて斎田選手は日本への帰国時に車いすがペシャンコに、(やおさ)選手は出発時の取り扱いでメインフレームがグニャっと曲げられてしまったことがあるそうです。 幸いボクはいままで破損の被害は無かったのですが、とうとう今日、やられちゃいました。
broken
どういう風に取り扱ったらこんなになってしまうんだろう、というくらいグチャグチャになっていて、アルミのフレームは破断、摩耗し、もう使い物にならない状態になっていました。さすがにこれを見たバゲッジクレームの係員は申し訳なさそうに謝罪してきましたが、完全に弁償はしてくれないそうです。 競技用車いすはモロモロ合わせますと40-50万円程する非常に高価な代物で、これを壊されてしまうとかなり凹みます。スポンサーがついていたり、高額賞金を獲得できるわけでもないので、全部自腹です。 金を払って飛行機のって、それ以上の損害を与えられるのはなんとも腑に落ちないので、今後は航空会社と任意加入の保険会社と話して最小の損害にしていかなくてはいけません。カバー金額の範囲があるそうですが、航空会社は誠意をどこまで見せてくれるでしょうか。 競技車を乗り換えるとなると問題になるのはお金だけでなく、その納期、セッティングも大きなハードルとなってきます。 輸入品だと3-4週間、完全オーダー品だと図面制作に1-2週間さらに4-8週間といった製作期間があったりして、手元に届くまでかなり時間がかかります。それまで全く練習できないとなるとこれは大問題なのですので、なんとか練習するためには自分のサイズにあったデモ車や中古車を探すことになります。 午前帰国し、午後~夜にかけてずっと知り合いを当たってました。 フレームのサイズがだいたいあっても、今度問題になるのがセッティングです。極端な話、1センチいや5ミリ違っても違和感を感じます。なので本当に自分のセッティングにするには数ヶ月かかる場合もあります。 来月8月第1週に仙台オープンがあり、それに参加予定ですので、なんとかしたいものです。


posted by implayer |21:59 | 大会・遠征について | コメント(5) | トラックバック(0)
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2007年07月01日

欧州遠征全日程終了しました

報告が1日空いてしまいました。
フランス人との2回戦は7-5、6-3で勝ちました。

そして今日、準決勝の相手は日本人若手の期待の星、川野選手でした。
1セット目は6-4で取れたものの、2セット目はタイブレークを取られ6-7、3セット目は0-6で負けてしまいました。

川野選手の障害は決して軽いものではなく、むしろ重い部類に入るのですが、抜群の反射神経とセンスでシードを破ってきていました。対戦していても「あー、ボクとは比べものにならないくらい練習してるなー」と感じてしまうほどで、3時間かかった試合の間はただひたすら「もっと練習しなきゃなー」と自分の至らなさを呪っていました。

というわけで3週間の欧州遠征は終了しました。
明日の最終日は男子シングルスで国枝選手、ダブルスの決勝で斎田・国枝組、そしてクアードセカンドの川野選手の決勝の応援にいきます。

国枝選手といえば情熱大陸の放送が7月8日(日)23時になったそうです。彼の人となりにフォーカスした内容で車いすテニスツアーの雰囲気なんかも扱われているんじゃないかなーと思います。車いすテニスの魅力やスウェーデンのワールドチームカップの様子も映っているかもしれません。是非ご覧くださいね!

posted by implayer |05:40 | 大会・遠征について | コメント(2) | トラックバック(0)
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