2007年04月14日

クルマはカラダの一部です

クルマを乗り換えました。

ここ2年、車いすテニスの練習量が増えるとともに、愛車のトリップメーターはあっという間に5万キロ追加で、トータル15万キロとなってしまいました。
旧型のボルボに乗っていて、後部の荷室が広く、テニス用の車いすもゆったり積めるのがとてもお気に入りで、20万キロは乗るつもりでいましたが、今夏の車検を前に、部品交換コストを考えると維持するにはかなりの負担になることが判明したので、乗り換えを決意したという次第です。

ボクたち車いすテニスプレーヤーは、プレーする場所が限られてしまいます。コートへのアクセシビリティだったり、練習相手・コーチのもとへ駆けつけるためだったり、いろいろな理由がありますが、ボクの場合で片道50キロ離れたテニスクラブへ週4回通っています。あとは年に数回の遠征。東京から仙台や神戸くらいはクルマで移動します。4-5年で10万キロという人もザラにいて、ホントにクルマはボクたちの足代わりです。

仕事を終えて練習に向かう車内で晩メシ食べたり、トレーニングウェアに着替えたり。練習に疲れ果てて自宅に帰る前に仮眠したりと、クルマで生活の一部を過ごしていました。そんないろいろな思い出のあるポンコツボルボに乗って、本日次に乗るクルマの納車のために、ディーラーへと向かいました。そこでボルボとはお別れで、新しいクルマに乗り換えます。

感傷にひたったコメントは割愛しますが、新しいクルマへの期待よりも、乗りつぶしたボルボへの執着が勝っていました。

新しいクルマに乗り、ディーラーを後にするためにちょっとハンドルを切ったときの違和感、アクセルを開いたときの緊張感といった、いままでの乗り馴れていたクルマの感覚とのズレを感じた時に、「あ、クルマはカラダの一部だったんだ」と初めて気づきました。ボクの場合、腹筋・背筋が麻痺していて、体幹バランスが極めて悪いため、クルマを運転するときはコーナーリング時の左右のロールや加減速時の前後の振れをあらかじめ予測してカラダの荷重移動をしていたようなのです。そのクルマ特有のパフォーマンスがドライバーの挙動にあらかじめ織り込まれている、というまさしく人馬一体といった感じなのです。

だから、新しいクルマはまだ怖いです。しばらくはノロノロオロオロ走るしかないようです。

たまたま今日、コーチと話した中で、車いす操作もそうなんだ、という話題になりました。カラダの一部のように使えないと高い次元でのプレーは出来ないよね、と。無意識に足を踏み出すように、ターンをしているといったことが自在にできるプレーヤーは数えるほどしかいないよね、とも。これは障害が重い軽いに関わらず、自分も極めることができることだなー、と感じたことでした。

人馬一体。クルマも車いすも目指します。


posted by implayer |22:51 | 日々のこと | コメント(0) | トラックバック(0)
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