2008年06月01日

戻るべき場所は見つけた…かな?

かなり久しぶりになってしまいましたが、漸く書けます。
色々と書きたい事はあるのですが、とりあえず最近の相太とFC東京について。

相太は一時期の状態から考えると持ち直してきてはいると思います。
ただ、まだまだ義務感や悲壮感というような硬い感情に囚われているという印象です。
力強さは出てきてるのですが柔らかさや勢いが足りないといったところでしょうか。
それでもウェルディ戦そして昨日の清水戦を通じてピッチ上での自分が戻る場所を見つけつつあるのは大きいかなと思います。
きっかけがあれば…というところまでは来ていると思うので、外からの声に惑わされず粘り強く今の仕事の質を維持して風が吹くのを待つ事が必要でしょう。
もちろんシュート意識やヘディングで競った後の動き、中盤で持った時の判断など課題は多いのですが、まずは勢いが必要な状況ですのでそれを掴むには運や外的な要因も必要になってくるのだと思います
今みたいな状態で焦っても大宮戦のようになるだけですしね。

開幕からずっと見てきて今年のFC東京について思うのは攻撃の質自体は高いものの攻撃時に虚実が無いという事です。
例えるならばメインディッシュばかり出てくるコース料理、サビしかない歌、1コマ1コマを丁寧に書き過ぎてどれが大事な場面なのか分からなくなってしまった漫画といったところです。
一言でいえばバカ正直な攻撃が多いんです。
昨日の試合に関していえばクアドロス選手の得点を含め決定機の質自体は高いと思うんです。
でも相手の視線をそれからそらす為の布石が無い。
個人のマークを外す動きやフェイントで決定機になってはいますが、チームとして相手DFがついていけない程に振り回せてはいないのです。
例えば相太に前を向いた状態でのヘッドで何度も競っていけば必然的に他の選手は空き易くなります。
そこから高く緩いクロスから急に鋭く速いクロスへ切り替えてそれに相太自身やカボレ選手やボランチ、サイドの選手が飛び込むという形があっても良かったかなと思うのです。
相太は妙なアイディアが降りてくる時以外はシンプルな攻撃でこそ活きる選手だと思うので、相手にそれを読まれやすい事を逆手にとってもっと囮になり易くする工夫が欲しかったというところでしょうか。
昨日は途中でカボレ選手が交代した訳ですが本来であれば相太と赤嶺選手が交代するのが定石だと思います。
しかし相太が前を向いてクロスに競る場面が少なくてカボレ選手よりも相太の方が体力的に余力が残ってしまったというのがあの交代に繋がったのだと思います。
昨日の試合展開ならば後半15分~20分くらいまでに相太をヘトヘトになるまで使い切って、そこから赤嶺選手と代えてリズムを変えるのが効果的だったと思います。
相太自身もですし相太を使う側(主に徳永)の意識も試合全体を考えた上でのものではなかったなと感じました。
チーム全体の事を考えれば昨日の相太の仕事はポストと得点はもちろんなのですが、それ以上に相手DFを肉体、精神の両方のスタミナを削る事にあったと思います。
個人的には点が取れなかった事以上にそれが足りなかった事の方が残念でした。
得点には運の要素も絡みますがこちらにはそれが無いだけに出場機会を掴む上でとても大事な仕事だったと思うのですが…。

相太はおそらく次はベンチに入るかどうかだと思います。
途中出場であれば昨日のようにポストや潰れ役よりもゴール前に何も考えずに突っ込む事を重視した方が良いでしょう。
とにかく今足りないのは勢いだと思うので実際は無くてもあるかのように自分にも思い込ませるプレーが必要かなと思います。

posted by imoan |06:23 | 素人観戦記 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年03月09日

開幕戦を終えて

いよいよJリーグが開幕です。
東京の開幕戦の相手はヴィッセル神戸でした。
神戸は大久保を怪我で欠き、ボッティ選手も万全とは言えない状況。
一方東京もけが人こそ少ないのですが代表に主力を取られ連携面に難ありという前評判でした。

最初にチャンスを掴んだのは神戸。
新加入の松橋とエースのレアンドロ選手のスピードを活かし東京のDFラインの裏を突いてきました。
塩田選手の好セーブにも助けられ、なんとか凌ぐと徐々に流れが東京に傾きはじめます。
そして前半39分に相太が得たFKからトリックプレーで抜け出した今野選手が東京の2008年初ゴールを奪います。
他にも相太や石川選手、茂庭選手に得点機が訪れたのですが決めきれず1-0で前半終了となりました。
後半になると神戸は須藤選手とボッティ選手を投入。
須藤選手の高さとポストプレーを機転に再び神戸を流れ引き寄せます。
そして後半8分にセットプレーのこぼれを栗原選手に押し込まれ同点に追いつかれてしまいました。
これを受けて準備していたカボレ選手が即座に投入されます。
カボレ選手はまだコンディションや連携面で今ひとつというような報道もあったのですが、それでも随所にその片鱗を見せてくれました。
特に相太のとのワンツーで抜け出してからのボレーや下がり目の位置でロングフィードを拾った後のドリブル突破はKリーグの得点王は伊達じゃない事を証明してくれました。
残念だったの神戸のセットプレーが続き相太がゴール前へ戻ることが増えてこの二人が近い距離でプレーする事が少なかったことです。
柔の相太と剛のカボレ選手という2トップの関係性は悪く無いと感じさせてくれただけにその点が残念でした。
神戸の速いカウンターや古賀選手のFKに何度かゴールを脅かされたものの、塩田選手や中盤から下がってきた選手の守備面での頑張りもありなんとか勝ち点1を確保することが出来ました。

試合を通して見ると全体的には神戸が優勢だったと思います。
この辺はチームの熟成度の違いだとも思うのですが、前半の途中から終盤に欠けて東京のDFラインが下がり過ぎてしまった事も大きな要因だったかなと思います。
前半は神戸の快速2トップに対し効果的ではあったのですが、後半に須藤選手が入ってきたことで彼のポストプレーを起点に中盤に空いたスペースを上手く使われてしまったという印象でした。
その為空いたスペースを埋める為に中盤の選手が守備に追われる場面が増え、後手に回ったことで神戸のセットプレーが増えて相太も守備の為にゴール前まで戻ることがしばしば見られました。
レアンドロ選手のスピードを考えるとDFラインを上げるのは怖いとは思うのですが、その結果として神戸に厚みのある攻撃をさせてしまったのは反省点ではあると思います。
両チームとも決定機を決め切れないシーンが結構有ったのですが、それはそれぞれのGKが良い反応を見せていたこともあったかなという印象です。
東京の攻撃は連動を意識していると感じさせるものが多かったのですが、まだまだ熟成が必要ですね。
中盤の選手だと石川選手や羽生選手、途中出場の大竹選手が良かったと思います。

相太はファンの贔屓目もあるとは思うのですが、まずまずの出来だったと思います。
決定機を決め切れなかったのは頂けませんがそれでもポストプレーやサイドに流れてからのキープで十分攻撃の起点になっていたと思います。
ただ空中戦で少し突っ込み過ぎる場面もチラホラあったのでその点は修正点でしょう
また自分で仕掛けてシュートまで持っていく場面が欲しかったというのもあります。
この点はチームバランスとの兼ね合いあるので一概には言えないのですがチームの置かれた状況を感じ取って判断を下せるようにならないと、これから先のFW争いに勝つのは厳しいかもしれません。
ただカボレ選手との相性はかなり良いと思うので連携面やポジショニングの分担などをしっかり煮詰められたら面白いかもと感じました。
個人的には近藤選手がなかなか良い動きを見せていたと思うので、
彼になかなかボールが渡らなかったのが残念です。
終盤には相太がトップ下気味のポジションに入ったのですが相太のパスからカボレ、近藤両選手の突破というのも見てみたかったです。
またカボレ選手が入った後にはここに赤嶺選手が入れば…と思ったシーンもいくつかありました。
FWに関してはカボレ選手を軸に調子や対戦相手との相性を考慮しつつ使い分けていく事になるのではと思います。

神戸はボッティ選手がいるのといないので、かなり違った印象を受けました。
彼が本調子になり大久保が帰ってくれば神戸の攻撃にもより厚みがでて破壊力を増してくると思います。
気になったのは松橋でしょうか。
彼のスピードはJの中にあっても屈指だと思うのですがスペースの無い状況ではあまり活きない所があります。
昨日は東京のDFラインが引き気味になったことでスペースが消され持ち味を消されてしまっていました。
ただ裏を返せばDFラインを釣り出してスペースを作ってあげれば彼の良さが存分に発揮されるとも言えます。
神戸は次節、川崎との対戦になる訳ですが川崎のDF陣は高さや粘りはあるもののスピードで撹乱されるのが若干苦手だと思います。
また3-4-3のフォーメーションを取る事でサイドがどうしても手薄になる場面が出てくるはずです。
サイドでタメを作り川崎のDFラインを釣り出して裏へ放り込み松橋とレアンドロ選手のスピードを活かせば勝機も見えてくるのでは?と思います。
昨年は川崎にボコボコにされました(今年に入ってからの練習試合でも…)し、今年はあの攻撃陣にフッキ選手まで帰ってきて恐ろしくてたまりません。
ぜひとも神戸にはあの川崎にも上手く立ち回れば勝てるんだ!と勇気を与えてもらえればと思います(笑)。

posted by imoan |10:41 | 素人観戦記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年01月27日

チリ戦を終えて

もう2月に入ろうとしていますが明けましておめでとうございます。
高校サッカーの事やらなんやら書こうとは思っているのですがなかなか筆が進まずにいるところに先日のチリ戦が行われました。
選手個々のコンディションにばらつきがあり監督交代から日が浅いこともあって難しい試合だったと思うのですが何とか負けずにすんで良かったと思います。
個々の選手で見ると高原選手や山岸選手といった昨年から今年にかけて移籍した選手は、やはりコンディションが上がっていないんsという印象を受けました。
大久保は動きはまずまず、決定機まではもっていっていたので後はフィニッシュですね。
最初の決定機などは少し舞い上がってしまったかなという感じでしたが、まあ大久保は元々ああいうところがありますしそれがハマった時の爆発力につながっている部分もあるのでああいう選手なんだと考えていた方が精神衛生上いいのではないかなと思います。
DF陣もまずまずだったかなといったところでしょうか。
チリにシュートまで持っていける選手がいなかった事に助けられた面もあると思いますが、時期を考えればまずまずでしょう。
内田選手は悪くはなかったですがちょっと遠慮してプレーしていたような感じでしたね。
もう少し積極的に上がってチリを押し込む意図が欲しかったかなと思いました。

さて今回のチリ戦を受けて早くも岡田監督の解任を求める声がちらほら出ているようです。
言い分としては「せっかくオシムさんが作り上げて来たものがまた無に帰してしまう、このまま岡田さんが監督では今までの積み重ねがリセットされてしまう」などといった内容が多いようです。
しかし監督交代の時点でそれまでの積み重ねがリセットされるのは仕方が無いことではないでしょうか?
例えばこれが3年目の終わりに監督が交代したというのならば単純にサッカーの内容や結果の良し悪しだけで評価しても出来るでしょう。
でも今回のケースは今の代表がまだ作りかけの状態での交代となりました。
そして岡田監督はオシムさんとは同一人物でない以上、それをそのまま継承するというのは不可能です。
岡田監督はオシムさんが作ってきたものを活かしながらも、ある程度はそれを壊して自分なりに再構築していく必要があると思います
それを評価していく時に私達は岡田監督を、オシムさんの代用品として捉えないように気をつける必要があると思うのです。
それを踏まえると時間がないとはいえ2,3ヶ月で解任だなんだと声をあげてしまうのは少々狭量なのではないかなと思うのですがいかがでしょうか。

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posted by imoan |23:31 | 日本代表関連 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年12月24日

とりあえず2007年は終了

12月23日、天皇杯の準々決勝が行われました。
FC東京はサンフレッチェ広島に2-0で敗れ今シーズンの日程を終えました。
この試合は熊本で行われるということもあって当初は見に行く予定だったのですが、用事が出来て見に行けず…今年はこんなのばっかりです。

さて試合内容についてですが率直にいって完敗、開幕戦を思わせる内容だったと思います。
広島は8月の暮れに対戦した時とは比べ物にならない程に守備が安定していました。
またチームの不調時には周りと噛み合っていない様に見えた柏木選手がキチンとチームの中心に据えられたことで攻撃にも確信を持って行えていたように思います。
対する東京はというと前半はプレスで相手のミスを誘う事を、後半は相太を入れることで単純な攻撃で相手守備陣を砕くという狙いだったと思います。
しかし前半は柏木選手を捕まえきれず、後半はチーム内での意思統一が甘かったのか、押し込みはしても意図の合っていないプレーが見られ強引な確率の低いプレーから攻撃が目立ちました。
広島は3バックの中央にストヤノフ選手を置いたことで彼の持ち味が発揮され、とても粘りのある守備をしていました。
それを崩すには余りに真正面から行き過ぎた、もう少し相手の嫌がる事をすべきだったかなと思いました。
例えば相太の場合は二アやファーのスペースに走って相手を引き付け味方の走り込むスペースを作ったり、引いた位置で起点になることで自分のマーカーを釣り出すなどの工夫が欲しかったところでしょうか。
おそらく前線に張って起点になるようにという指示が出ていたのだと思うのですが、必要以上にそれに固執してしまったのかなと思いました。
状況的にはホームでのベトナム戦に近いかもしれません。
サイドからの攻撃もどうも広島守備陣が意図的にあけたスペースに走らされているような感じで崩れた体勢や遠めからのクロスが多くて精度を欠いてしまい決定機を演出するというのには程遠かったと思います。
それでも個々の能力でチャンスは作るのですが…広島の守備陣の集中力は最後まで途切れませんでした。
せめて赤嶺選手や馬場選手がいたらとも思ったのですが、そのことからも個々の能力が高い選手が揃っているのに本当の意味での選手層は薄いという東京の現状を再認識させられた気分になりました。

相太は気合は入っていたようで守備時の出足などは比較的マシな方だったと思います。
競り合いなどを見た限り特に体調面での問題も無かったように思います。
ただどうにも自分の役割を細かく定義しすぎているというか、優先順位のつけ方を間違っているように見えました。
与えられた役割をキッチリこなすことも大事ですが、それが上手くいかない時に対する備えが出来ていないという印象を受けたのです。
より効果的な方法は何なのか、相手にとって嫌なことは何なのかを考えてプレー出来るようにならないとスタメンは厳しいなと感じさせる内容でした。
ルーカス選手が入った後に動きが被ってしまった場面を見ると、うーんとなってしまったのが正直なところです。
まあこの課題の解消にはとにかく試合数(レベルは問わず)をこなすのが手っ取り早いとは思うんですけどね。

この試合では柏木選手の出来が非常に良かったと思います。
やはり彼は中心に据えてこその選手なんだなと再認識させられました。
どうかすると彼のような俗にいう王様タイプの選手は運動量に乏しくてプレスのターゲットになりがちなのですが、彼は動きまわることでフリーでボールを受け決定的な仕事ができますし守備でも頑張れる選手でもあります。
ただ頑張れる選手でもあるが故に誤解されて黒子役にされてしまうと輝きは失われて評価を下げてしまうのだなと感じました。
今後、広島に残るのかそれとも移籍するのかは分かりませんが、いずれにせよ彼の特性をキチンと分かった上で起用できるチームでプレーして欲しいと思います。
しかし、やはり何故これだけやれる広島が…という風に考えてしまいますね。
もしも優勝を狙うつもりで補強していたならと思ってしまいます。
人材豊富な広島ユースの事も考えると短期間でJ1への復帰を果たせると思います。
その際にはキチンと優勝を意識した補強を行う様に今からフロントは準備にかかっておかなくてはならないでしょうね。

posted by imoan |21:08 | 素人観戦記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年10月16日

文章を書くって難しいなぁ…。

自らの意図を文章にするのは本当に難しいですね。
全くもって自分の文章力の無さに反省しきりです。
以下は前回前々回の記事のあとがきみたいなものです

繰り返し申し上げさせて頂くと、前回と前々回の記事は相太を主題とした話ではありません。
もっとちゃんと断っておくべきだったなと反省しているのですが、相太はただの例なんです。
相太の場合は極端なので例として良いかなと思ったのですが、かえってそれが誤解を招いたようで…本当に申し訳ありません。
相太が今のままでA代表に呼ばれるなんてこれっぽっちも思ってませんし、U-22やFC東京でサブに回っているのも仕方ない事だと考えています。
現状でスタメンを勝ち取ろうと思うのなら赤嶺選手や森島選手以上にチームに貢献出来ないといけない訳ですが、意識や根性だけで相太が二人のように動けるようになる訳では無いですからね。
色々とやり方はあると思うのですが、それはそれで時間や経験(成功体験)が必要になってきそうだし…。
今は筋力アップなどのハード面での改善と動き方や周りとの連携などのソフト面での改善を平行してコツコツとやっていく必要があるのかなと考えています。
今試合の映像を見直したりしているので相太に関する記事は後日書こうと考えています。
ですので、この記事では相太に関するコメントなどは出来れば避けて頂けるとありがたいです。

二つ前の記事でもし相太が完璧なFWならばボランチで使うと書いたのですが、ここも完璧な選手と書いた方が良かったかもしれません。
個人的にではありますが完璧になんでもこなせる選手をFWで使うのは勿体無いと思うのです。
何故かというとFWはその役割上どうしても何かに特化すること、つまり"傾く"必要があると思うからです。
FWは相手の守備を崩し得点することを求められるのですが、その場合は完璧な選手であっても自分の持つ能力から一つか二つに特化せざるを得ないと思うのです。
例えば相手のDFが高さに劣るなら高さを、速さに劣るなら速さを、チームとして守備的に入りたいなら前線からの守備にそれぞれ比重を置くことになると思います。
確かに色んなケースに対応できるのですが、どうしても能力の一部分しか発揮できないケースが多くなると思うのです。
稀有な存在である完璧な選手の能力が一部分しか発揮されないとしたら、勿体無いですよね。
それで完璧ならばボランチで使うという風に考えているわけです。
ただし一つ例外があります。
それはゼロトップやトップレスと言われるFW(CF)を廃したシステムを取る場合です。
あの場合はチームとして"傾き"を作り出すことも可能ですからFWであっても個人で"傾く"必要は無くなるからです。
むしろ流動的なシステムをコントロールする為には特にフォーメーションでならべた時に1トップの位置に入る選手に非常に高い能力が求められます。
ただあの役割をFWと呼ぶかどうかは難しいところではありますね。
ゼロトップについてはこの記事を参考に色々考えてはみているのですが、なかなか考えがまとまらずにいるというの現状です
ただ突き詰めると完璧な選手を11人並べて~というものになるんでしょうけど…何か人間味がなくなりそうだなという気がしないでもないです。

オシム監督が今やろうとしているサッカーは多分ゼロトップに近いものだと思うのですが、それが最終段階とは思えないというのが私の考えです。
現状は選手が一緒に過ごす期間が短い代表チームでゼロトップのような流動的なシステムを取る国は少ないと思います。
ですからそれが出来るようになれば世界の強豪相手でも十分戦えるようになるでしょう。
でも、いずれ同じ様な戦い方を強豪国もしてくるようになるでしょうし、すでにそういった戦い方をしている国もあります。
さらには戦い方そのものは変わらなくても有効な対策を立ててくる場合もあるでしょう。
またゼロトップのような流動的なシステムの場合チームの、個の力の総和がもろに出るという面もあります。
そのため流動的なシステムを完成させれば日本は勝てるようになるという程、簡単にはいかないでしょう。
おそらく今やっていることはベースを作る段階をちょっと過ぎたくらいで、これからが本格的なこのチームのスタートなんだと思います。
曖昧な表現になってしまうのですが、組織の中に溶け合いながら吹き出すように現れる個性をチームの力になるように持っていくこと…それがオシム監督が目指しているものかなと考えています。
本当に漠然としたイメージしか浮かばなくて言葉にするとこんな感じになってしまうのが申し訳ないです。
とりあえずオシム監督はチームの為に個性を犠牲にしろとは言ってはいないはずです。
むしろチームの為に個性を活かすというのが、これからのの日本代表のテーマだと思います。
難しいことではあるんですけど、日本のサッカーが上の段階へ進むには組織と個性を両立させることがどうしても必要不可欠です。
その為には見る側の評価の仕方も変えていかなくてはいけないのではないでしょうか。
どちらか一方に偏ることのない適正な評価軸を一人一人が模索する必要があるのだと思うのですが、いかがでしょうか。
まあ私自身、全然ダメではあるんですけどね。

…あとがきのつもりが本編より長くなったような…ぬはー。

posted by imoan |01:51 | 素人なりに思うこと | コメント(4) | トラックバック(0)
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2007年10月11日

線を引きましょう

 前回の記事…相太を例に出したのはまずかったかもしれませんね。
後半部分の方がメインだったのですが、文章力と構成力の無さが出てしまいました、反省。
相太に関しては書きかけの記事があるので、そちらで書こうと思います。

個人的にオシム監督就任後からFWに色んなものを求める傾向が強まったように感じています。
今のサッカーにおける主流を意識するならば仕方ない面があるとはいえ、現状はちょっと行き過ぎじゃないかなと思うんです。
もし長所を活かせていないとしたら、(選手自身の)その使い方について批判する事は必要でしょう。
しかし長所をそのままに欠点を無くせ、というのはかなり乱暴な意見だと思います。
例えば巻選手は足元の技術で劣ると言われていますが、もし足元が上手い選手だったらあれ程の献身的な守備やヘディングでの落としの技術は身に付かなかったでしょう。
欠点を無くすという事は場合によっては長所の礎となっている部分を否定することに繋がるのではないでしょうか?

勿論、欠点を克服する為の努力は必要です。
例えば相太の場合は改善点は山のようにありますし、同世代のFWではバランスがとれている李選手であってもバランスが取れているが故にその力を発揮するにはより高度な戦術眼が必要になってきます。
でもそれは即座に克服できるものばかりではありません。
一見簡単に改善できるように見えるものでも選手にとっては難しい課題である場合もあります。
そういう時に私達は批判の勢いを強めてしまうことがあります。
当然、私達が批判をしたりすることが必要な場合もあるでしょう。
しかし、勢いに任せて的外れな批判をしてしまったのでは意味がありません。
また選手の個性を形作っている領域に数にまかせて土足で踏み込むような真似は絶対に避けるべきです。
選手の個性はプレーの根幹に位置する部分ですから尊重されて然るべきです。
私達は批判や叱咤する事にある程度のところで線を引く必要があるのだと思います。
そして、それは法律のようなもので規制するのではなく私達一人一人が自ら行う必要があるのです。
選手に自らを律せよという意見が時折見られます。
ならば私達もまた自らを律する必要があるのではないでしょうか。

2007/10/12.16:06にちょっと修正しました。

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posted by imoan |22:21 | 素人なりに思うこと | コメント(13) | トラックバック(0)
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2007年10月10日

完璧なFW…欲しいですか?

たびたび、書いていますが私は平山相太選手のファンです。
彼は批判の多い選手です。
私は、たまに相太に対する批判を検索してみて、収集したりしています。
別に批判に反論してやろうとか、批判している人に嫌がらせをしてやろうなどと考えている訳ではありません。
批判的な記事を読むことで、出来るだけ相太の評価を客観的なものに近づけておきたいと思っているからです。
私は彼のプレー(特に胸トラップからのシュート)が好きですから、彼のプレーに対し甘い評価をしてしまいがちです。
彼に批判的な意見に目を通すことで、バランスを取っておきたいという思惑があるのです。

そうしていて、ふと気づいたことがあります。
彼への批判を読んでいくと、その批判がなくなるには完璧なFWになること以外にはなさそうだということです。
つまり高い得点力を持ち、ドリブル等で個人で局面を打開(もしくは破壊)でき、囲まれてもボールを失わないキープ力があり、豊富な運動量を誇り、高度な守備ができ、ボールのないところの動きも良く、味方を活かせるパスセンスと広い視野をもち、空中戦や競り合いにも強く、キック精度も申し分なく、強靭なメンタリティをもち、エゴと献身性を両立させられた選手・・・実現はまず不可能です。
第一、相太がそこまでの万能選手なれるのだとしたらボランチで起用すべきでしょう。
そしてこういった事は少なからず相太以外のFWにも同じ様な事が言えると思うのです。

私はFWはアンバランスな特性を持った選手を活かせる唯一のポジションという側面があるのだと考えています。
もちろん俗に現代サッカーと言われる現在の主流となっているサッカーのスタイルにおいてはFWも守備やゲームメイクに無関係とはいえません。
ですが、その本質はサッカーが上手いことより点を奪うことが上手いことが求められるポジションと言えると思います。
そう考えると短所を補うより長所を最大限活かすことが重要なポジションなのではないでしょうか。
当然ながら欠点を克服する為に努力したり、欠点が試合の中で出ないように動きや味方との連携などを工夫したりということは必要でしょう。
しかし欠点が無いという事を求め過ぎて選手から長所を奪うような事になったら本末転倒だと思うのです。
万能と汎用は違いますし、万能とは得てして脆いものです。
またFWに限らず各選手の長所は欠点によって支えられているものだと思います。
私達が勝手に思い描いた理想像を押し付けるのではなく、まず彼らの自身をしっかりと見守っていく必要があるのではと思います。

posted by imoan |17:58 | 素人なりに思うこと | コメント(25) | トラックバック(1)
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2007年09月12日

日本対カタール、本当に勝てて良かった。

終盤の15分位で寿命が何年か縮んだかに思える程、心臓に悪い試合でした。
本当厳しい試合でしたが何とか勝ち点3を得ることができて良かったと心底思います。
前半は先制後はチャンスを決めきれないシーンが目立ったものの日本が優勢に進め、これは後半の交代枠の使い方を含めて楽しみだなぁと思っていました。
ただ前半の終盤にカタールが攻勢に出たことと接触プレーに対するジャッジが不安定に見えたのが少し気になっていたのですが、まあ大丈夫だろうと楽観的に考えていました。
そして後半が始まりましたが…。
後半も立ち上がりはU-20組の選手を中心にスピーディな攻撃がありましたが11分に梶山選手が負傷し23分に本田(拓)選手が退場となったことで、反町監督の当初のゲームプランは崩壊したと見て間違いないでしょう。
ここからは肝を冷やすシーンが増えていき最後の方は見ているこっちの方も手が変な汗でびっしょりになるくらい危ないシーンが続きました。
それだけにこの勝利は大きいです。
運の要素もありましたがチーム全員で勝ち取った勝利といえるでしょう。
苦しい状況に耐えて無失点で切り抜けた選手達に拍手を送りたいと思います。
本当に良く頑張ってくれました。

さて、このゲームにおいても活躍を見せたU-20組の選手達、特に森島選手は非常に良い出来だったとは思います。
前線からの守備と少ないタッチ数でのテンポの良いポスト、前線でのファールゲットとチームの為に体を張って味方を大いに助けてくれました。
シュート精度の低さや雑なプレーが目立つシーンもあったのですが、チームへの貢献度を考えるとFWの一番手に踊り出たといったところでしょうか。
内田選手も縦へのスピードのある動きと落ち着いた守備を見せてくれましたし、柏木選手は周りとの連携がとれ始めてきたこともあって良いパスを見せてくれました。
ただ彼らの課題が見えた試合でもありました。
それは彼らの良さである早いテンポでの攻撃が悪い方へ転んでしまったシーンが見られたことです。
後半に日本が10人になった時点で残り時間は23分+ロスタイムでした。
それにも関わらずU-20組の選手達は速攻にこだわり早いテンポでの崩しを仕掛け様と試みました。
結果的に一人少ない日本はボールを奪われカウンターを喰らった上に余分な体力を消費しました。
ああいった状況の場合サイドに展開したりCKを取りにいき前線でキープして時間を使うことを心掛けるべきだったと思います。
これは彼らの反省点として考えておく必要があるでしょう。
よくU-22の選手はペースアップが苦手で特に相太などは「前線の蓋」などと揶揄されたりします。
それに対しU-20組の選手達はペースアップということに関してはある意味A代表以上のものがあるといるでしょう。
しかし彼らにもペースダウンが苦手であるという弱点があるのかもと思った試合でした。

相太は出番が無かった訳ですが今日のような展開では仕方ないですね。
個人的には終盤にアジア大会のシリア戦のようにサイドでキープさせても良かったのではと思ったのですが、反町監督は森島選手とタイプが似ている李選手を入れてバランスを維持したかったといった考えだったのでしょう。
サウジ戦でも動きは悪くありませんでした(オフサイドになったシーンは放り込むのがもう少し早ければ得点機やCKになったかもしれなかったので勿体無かったです)し、東京での使われ方のように時間を限定してその分攻撃に集中させようというプランだったのかなと思っていたのですが今日の様な試合展開では確かめられず仕舞いでした。
まあ、この悔しさをバネに次も召集されるようにまずはクラブで頑張るしかなさそうです。

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posted by imoan |22:11 | 素人観戦記 | コメント(3) | トラックバック(0)
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2007年09月12日

自分の為に、みんなの為に。

今日はカタール戦です。
おそらく最終予選を通じて最も重要性の高い試合といえるでしょう。
今日の勝敗によってほぼ予選の結果が決まるといっても過言ではないかもしれません。
カタールにとって今日はアウェイでの試合ですから、しっかりと守備を固めてカウンターというのが基本になってくると思われます。
強敵であり、尚且つカウンターを得意とする中東勢とあれば苦戦は必死です。
勝つ為にはチームが一つになること、そして各選手がそれぞれの持ち味を発揮することが必要です。
その為には彼らの意識を変えなくてはならない。
U-20組を除くU-22の選手をここまで突き動かしてきたのは、予選突破への義務感であったりバッシングに対する恐怖心といった後ろ向きの感情でだった節があります。
それを得点や勝利によって喜びを感じることへの欲求、自らの将来を切り開くことへの野心といった前へ進もうという気持ちに変えることが出来るかが鍵になると思います。
チームの為に自分の考えや気持ちを犠牲にするのでは無く、それがチームの為にもなるよう視点や捉え方を変えることで刷り合わせる必要があると思うのです。

例えば相太の場合、自分が点を取ろうとすることと守備やゲームの組み立てに参加することを分けて捉えているところがあるように感じます。
しかし実際には前線で守備をしてボールを奪えれば得点機会が増え、中盤の組み立てがスムーズにいけば良質のボールを貰いやすくなるのです。
そうなれば必然的に自分の得点機会も増えベトナム戦のように悪循環に陥らずに済むはずです。
U-22の選手達は自分勝手であるという評価が見られます。
一方で個性や自己表現が足りないという意見もあります。
私は各選手が「自分の為」と「チームの為」という二つの気持ちを噛み合わせられていない事が、このチーム全体の歯車が噛み合っていない最大の原因だと思います。
「自分の為」と「チームの為」必ずしも相反するものではありません。
どちらか一方では無く自分の為にもチームそして召集されなかった選手や応援してくれるファンやサポーターの為にも勝って欲しい。
「自分とみんなの為」に勝って欲しいと、そう思うのです。

残念ながら私は国立に行くことは出来ないし、テレビ観戦もギリギリになってしまいそうです。
そんな奴が偉そうなことを言うなと言われるかもしれませんが、それでもこの文章を書かずにはいられませんでした。
そして彼らの勝利を信じずにはいられない。
もし今日敗れることになれば落ちこんで愚痴をこぼして、もしかしたら涙を流して…でもまた彼らの勝利を信じると思います。
彼らは私達の代表なんです。
私達が信じなくて誰が彼らを信じるのでしょうか?
信頼はプレッシャーにもなるけれど、大きな力にもなります。
彼らは必ずやその信頼を力に変えてくれます。
国立に行けなくてもテレビも見れなくても90分間だけでも構いません。
彼らの勝利を信じてください。

posted by imoan |00:00 | 素人なりに思うこと | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年09月09日

最終予選らしくなってきた。

サウジ戦はスコアレスドローに終わりました。
相手に退場者も出たこともあって勝ちきれなかったという見方もあるでしょうが、あれだけ危ない場面があったことを考えると勝ち点1を得られたのは良かったと言って良いのではないかと思います。
選手達の表情や汗をかき具合を見ると相当に暑そうでした。
その上かなりスリッピーなピッチコンディションも相まって動きまわったりパスで崩すというのは難しかったかなといった印象です。
勝ちきれなかった事に関しては余った小銭で買ったス○ラッチが当たらなかったくらいに考えた方が良いと思います。
往々にして変に欲を出すと痛い目をみるのがサッカーというものですしね。

今回は相太を外し森島選手を1トップに据えてきました。
個人的には1トップだと李選手が良いかなという気がしないでもなかったのですが、空中戦を考慮して森島選手を起用することになったかもしれません。
相太を外したのは前線での守備というのが一番の理由で、次いで一旦タメてパスを出すタイプのポスト主体の相太よりワンタッチで捌く森島選手の方が良いという判断だったんでしょう。
で、その森島選手ですが初先発としてはまずまずだったのではないでしょうか。
いくつかの決定機で枠にシュートが飛んでいないのは頂けませんが、後半に柏木選手が入ってからは連携も良くなり良いポストもあったと思います。
それだけにサウジに退場者が出た時点で相太を投入しても良かったかもしれません。
やや相太が引き気味の2トップにして相太のシュートのこぼれに森島選手が突っ込むというのが効果的だったんではないかなと思います。
空中戦の迫力も増すでしょうしね。
反町監督のカードの切り方がちょっと消極的だったかなという印象が残った試合でした。
勿論、現場にいなければ分からない部分というのも多々あるんだろうとは思いますけどね。
相太と森島選手の関係性はFC東京における相太と赤嶺選手の関係性に近いのかもしれません。

守備陣はよく頑張っていたと思います。
あれだけスピードのあるサウジの攻撃をしっかり守りきりました。
特にGKの山本選手は良かったと思います。
キャッチとパンチングの判断に迷いが無く、難しいシュートにもしっかりと反応していました。
多少サウジの拙攻に助けられた面もあったとはいえ守備的に入るという当初の目的は果たせたのではないかと思います。
ただ両サイドが守備に追われる場面が多く攻撃の際に人数が掛けられなかったの少々残念でした。

カタールもアウェイでベトナムと引き分けました。
やはり最終予選に楽な戦いなど無いということでしょう。
特にアウェイでの戦いは気候との戦いでもあります。
ベトナムやカタールでの試合も今回のサウジ戦と同じく厳しいものになるでしょう。
そして、だからこそホームでの試合は落とせない。
個々の頑張りだけでは無くそれをチームの力にできるかどうかが、今後の鍵になると思います。
今回のUAEでの合宿なども含めてそのベースの部分は作れたのと言えるのではないでしょうか(無論まだまだ物足りない部分はありますが)。
後はそれを昇華させることが出来るかどうか…次のカタール戦では結果だけでなく、そういった点に注目してみたいと思います。

posted by imoan |07:50 | 素人観戦記 | コメント(2) | トラックバック(1)
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