2009年02月27日
コッパ・イタリア・ウンブリアの決勝戦がペルージャのホームスタジアム「レナート・クーリ」にて行われました。
決勝戦のカードは我がSemonte対、現在リーグを首位で走るCastel Rigone。
Semonteとして初のタイトルを目指して、また私個人的にも今までサッカーにおいてタイトルというものに縁がなかったため(大学時代にインカレ2連覇、関東リーグ優勝を経験していますが私自身は1軍の選手でもスタッフでもありませんでした)私のサッカーキャリアとしても初タイトルを賭けた戦いでした。
リーグ戦でも首位を走る相手ということで総合力では相手のほうが1枚上手でしたが、今日の試合の内容的には我がチームも負けていませんでした。
相手は攻撃的な3トップに対してこちらは安定した守備をみせチャンスというチャンスをほぼ作らせず、逆に縦に早いパスでカウンターを狙い相手がたまらずファールをしてフリーキックを稼ぎチャンスを作るものの、この日は7本近くゴールに近い位置からのフリーキックを得たものの、その全てが壁にあたるか枠を外れ得点に至らず・・・。
前半途中にペナルティーエリア内で相手が倒れそれがPKの判定。
それを決められて1点のビハインド。
しかしその後も勢いを止めることもなく後半へ。
ハーフタイムのロッカールームでは決して怯むことなく1点を取り返しに行こうと気合を入れなおしました。
後半も均衡した試合でしたが30分過ぎに交代で入った選手が早速絶妙なクロスを入れ、それをエースのセンターフォワードが胸でトラップし相手を一人交わして左足を振きゴール。
この得点で完全に勢いはこちらに傾きましたが、その後の追加点を奪えずむかえた後半ロスタイム直前、今度はペナルティーエリア手前で相手選手が倒れ直接FK。
それを見事に決められ1-2。
前後半を通して相手に枠内のシュートを1本も打たれないままの2失点。
逆に多くのFKのチャンスを決めきれなかったSemonte。
内容的に決して劣ってなかったために非常に悔しい敗戦となりました。
ただ初タイトルは逃したものの、自分達の試合を行えたことに監督も選手達に感謝していました。
3日後には再びリーグ戦の試合が控えています。
ここで落胆せずに気持ちを切り替えて、残りのリーグ戦をしっかりと戦っていきたいと思います。
posted by idalia_calcio |08:32 |
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2009年02月24日
カップ戦の決勝を目前として監督が今日の練習時に「ショウ、ある悩みが俺を苦しめてる」といったようなことを言ってきました。
木曜日の決勝戦、舞台はペルージャのホームスタジアム「レナート・クーリ」。(例年は違うスタジアムで決勝戦を行っていたのですが今年は決勝に進んだ両チームの会長の力でレナート・クーリでの開催になりました。)
チームとして初タイトルのかかる試合であり、しかもペルージャにいるサッカー選手なら一度は憧れるであろう舞台での試合。
監督はその中で試合に出るメンバーを11人選ばなければいけません。逆を言えば誰かをメンバーから外さないといけないのです。
怪我人も出場停止選手もおらずにみんな出場可能ということはチームとしてはうれしいことですが、この特別な舞台に出す選手を選ばなければいけない立場である監督は頭を悩ませているようです。
ここまでたどり着くのにはそうそう簡単に来れるものではないのも当たり前ですが、特にベテラン選手にとっては是が非でも立ちたい舞台だということは監督も重々承知しているからです。
もちろん個人的感情だけでなくチームとしてどの選手を使うかを決めるとは言ってました。
そこで私は監督に「確かにこのことは監督を悩ましていることかもしれないけど、その悩みもここまでたどり着いた人(決勝に駒を進めた人)しか味わえない苦しみじゃない。」と伝えました。
いつもどんな時でもポジティブ思考である監督に、その悩みを持てれる舞台に立つことができる監督(つまり決勝まで来られたという)の決断に自信を持って欲しいと思ったからです。
私の言いたかったことがどれだけ伝わっているかわかりませんが、彼なりに考えた決断を木曜日に下すでしょう。
残り2日の準備期間。しっかりと戦いに備えたいと思います。
posted by idalia_calcio |02:37 |
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2009年02月22日
今日から我がチームSemonteの今シーズンを左右する怒涛の2週間がスタートしました。
この15日間にリーグ戦4試合とカップ戦(コッパ・イタリア・ウンブリア)の決勝戦を合わせて計5試合が行われます。
今日はその初日のリーグ戦が行われ(本来は日曜日開催ですが来週のカップ戦のために土曜日に繰り上げられて行われました)、1-0で勝利し何とか木曜日のカップ戦決勝に向けてよい弾みがつけられました。
ここ数週間天候上の都合もあってなかなか思うような練習を行えなかったために今日の試合はフィジカルコンディションに問題があったのですが、それとまた他にここ数日の選手の精神的なもののコントロールが難しくなってきています。
というのも来週に控えるコッパ・イタリア・ウンブリアの決勝戦。
リーグ戦とは別にこのカテゴリーでのナンバーワンを決める大会の決勝に駒を進め、Semonteとしての初タイトルを目指す試合で、また会場もA.Cペルージャのホームスタジアムのレナート・クーリで行われることもあって選手達の気持ちはそちらに大きく向いていることは明らかでした。
しかし毎週戦うリーグ戦も後半に差し掛かり、現在中位に位置している我がチームはプレーオフもまだ狙える一方で逆にプレーアウト(降格を決める試合)の危険性もある微妙な位置にいます。
監督は常に今日の試合が終わるまではカップ戦の決勝のことは考えずに目の前のリーグ戦の試合に集中するように言っていました。
しかし特にベテラン選手の中にはどうしてもカップ戦決勝の舞台でプレーしたいという気持ちからか、目の前の練習や試合で怪我をすることを恐れているような選手が数人いました。ここで怪我をして決勝戦を棒に振りたくないと。
監督はそんな選手達に対して(全員の前で)「決勝に出られないのが恐くてリーグ戦の試合に手を抜くような選手は決勝でも使わない。もちろんリーグの試合でチームのために行ったプレーで怪我をすることがあるかもしれない。それは非常に気の毒なことだが、俺たちは決勝戦のためにこのチームで戦っているわけでなく、この1年全ての試合を戦うためにいるのだから、それを踏まえてプレーするように。」と言っていました。
今日の試合では手を抜くような選手がいなかったこともあってか何とか非常に貴重なリーグ戦での勝ち点3を得ることができ、良い気持ちでカップ戦の決勝に望む準備ができるようになりましたが、指導者として様々な試合を戦っていく上での選手の気持ちやモチベーションのコントロールの難しさをすごく感じました。
明日1日休みを挟んで木曜日までの3日間、いかに精神的にも肉体的にもよい状態に持っていくのか重要になってきます。
そしてもちろんその後に続く連戦もありますが、今は次に控える決勝戦に向けて少しでも良い状態に持っていけるように頑張っていきたいと思います。
posted by idalia_calcio |02:35 |
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2009年02月07日
セリエAは22節を終え首位のインテルを筆頭に2位にミラン、3位にユーヴェとここまで毎年と変わらない顔ぶれ。
しかし4位につけているのがジェノアというのはおそらく誰も予想していなかったでしょう。
今年のセリエAの試合の傾向として、後半残り15分以降における得点率の割合が大幅に増えています。(昨年と比べて20%)
その中でもジェノアは22節までの前ゴール数22のうち、後半の得点率は26(88%)、残り15分以降の得点においては12(40%)とそれが顕著なチームであります。
しかし例え後半に得点が多いからといって前半をゆるめて戦っているのではなく、今年のジェノアはとてもアグレッシブに高いプレッシャーをかけながらプレーしていると言われています。
ジェノアのプレパラトーレ・アトレティコ(フィジカルコーチ)はこう語っています。
「後半のゴール数と選手のフィジカルコンディションに対する相関関係はあるとは言えない。しかし私達(ジェノア)のオフェンシブな戦い方は自分達も疲れるが相手はそれ以上に疲れるはずだ。サッカーにおいて相手が疲れて体力や集中力を欠き守備力が落ちたときに点が入りやすいことは一般的であるがそれができるかどうかは別の話。ジェノアは今までそれができている。いわゆるコロンブスの卵というものだ。」
そういったプレーを行うためどういったトレーニングを普段行っているか?という質問に対しては、
「1週間の間にパワー系のトレーニングを非常に多く行っている。また練習中からアグレッシブでスピーディーな練習になるようにしている。監督のガスペリーニがいつも要求していることは、相手に負担をかけさせ相手の体力を奪うこと、もちろんそれを行う方も体力が必要だがそれを成功させるにはフィジカルコンディションを上げる必要がある。そのためにアグレッシブなプレーに耐えるためのパワー系のトレーニングを多く行っているのだ。普段からそういったリズムや激しさに慣れていると試合中での体力の消費量が少なくなる。おそらく現在の結果(4位)というのも相手よりそれがうまく行えているからと言えるだろう」
今年のジェノアの象徴的とも言えるプレーヤーが現在得点ランキング2位のディエゴ・ミリートです。
彼の全得点14点は全て後半に入れられたものであり、そのうちの9点は残り15分以降の得点です。
ミリートはエネルギーの節約がとても上手い選手だとプレパラトーレは言っています。
過去のサッカーに比べてゲームのリズムも早くなり、強度や1試合あたりの移動距離も増え、その分エネルギーの消費量も増えてくることによって反応や注意力、忍耐力を鈍らせゴール数自体も増えています。
このことからもサッカーがどんどんフィジカル重視のものになってきているということが見られます。
日本のサッカーも「連動性」や「運動量」といったことを重要視して行っていると聞きます。
ではそのために必要な体力をつけるために必要なトレーニングはどういったものか?フィジカルコーチを目指すものとしてはそういったことをしっかりと考えていきたいと思っています。(もちろんフィジカルだけで解決できる問題でないことも明らかですが)
posted by idalia_calcio |21:50 |
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2009年02月06日
来る2月25日水曜日午後20時30分より、コッパイタリア・ウンブリアの決勝戦が行われます。
対戦カードは私の所属するSemonte Calcioと現在リーグ戦で首位を走るCastel Rigoneの対戦です。
そして会場に選ばれたのはなんと、かつて中田英寿氏もペルージャ時代にプレーしていたPerugia Calcio(当時A.C Perugia)のホームスタジアムであるレナト・クーリになったのです。
古いプレハブの様なスタジアムですが、ペルージャの歴史あるスタジアムにて自分のチームが試合を行えることになり少々興奮しています。
我がチームにとっては設立以来はじめてのタイトル戦です。
Semonteの歴史に残る戦いに立ち会えることを幸せに思います。
是非みなさんも応援してください。
posted by idalia_calcio |08:12 |
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2009年02月03日
サッカーにおいて「切り替え」という言葉は一つの重要な言葉であると思います。
単に「切り替え」という言葉を聞くと「攻守の切り替え」なんかが一番浮かびやすいことだと思いますが、今回は「精神的な切り替え」について自分の経験を元に書きたいと思います。
私はイタリアのサッカーチームにてフィジカルコーチをさせてもらっている傍ら、草サッカーチームに参加してプレーヤーとしても活動しています。
もちろんプレーしている選手達は趣味の一環としてやっているのですが、ただ草サッカーと言ってもホーム&アウェイのきちんとしたリーグ戦が行われ選手は皆優勝を目指してプレーしています。
ちなみに私自身プレーヤーとしては高いレベルでのプレー経験も無く、お世辞にも上手いとは言えません。
そして負けず嫌いなイタリア人の性格もあり?草サッカーと言えどもミスをすれば味方からもかなり強い言葉を言われます。正直最初の方はそれにビックリして怖気づいてしまうくらいに激しく言われることもしょっちゅうあります。
昨日行われた試合で私は右サイドバックとして先発出場しました。
しかし前半の内に3失点、しかも全て自分のサイドからの失点で、3点目は正に自分のトラップミスからの失点でした。
そして前半で私は交代、後半巻き返して4-3でなんとか勝利したものの、全失点が自分の責任でということもあり正直かなり凹みました。
試合後選手達は「Tranquillo(落ち着けよ、気にするな)」といった言葉をかけてくれましたが、プレーした当の本人としては悔しさと恥ずかしさで全く気にしないなんてことはできませんでした。
そう思いながらこれがプロの選手だったら、草サッカーでなくて本当に勝負のかかったリーグ戦を戦う選手だったら?と考えていました。
いくら名プレーヤーでも全ての試合を100点満点でプレーすることは不可能です。どの選手にも多少の波はあるものであり、また草サッカーとは比べ物にならないくらいのプレッシャーの中で戦わなければなりません。
そしてリーグ戦という長期に渡る戦いにおいては直ぐまた次の試合がやってきます。
そういった時に「精神的な気持ちの切り替え」というものが非常に重要になってくると思います。
失敗を反省することは重要ですが、悪かったことは切り替えて次を見る、イタリア人なんかはそういった切り替えの部分が非常に上手いと思います(正直な話、失敗を全く気にしてないかもしくはそれを自分のせいだと認めないような感じも受けますが・・・)。
ただ私がコーチを務めるチームの監督がいつも言っている「常に前向きに、自分達を信じて」ということがイタリア人皆がそうではないにしろ、彼らの中の多くにはあるんだろうなと感じました。
自分に無い物、足りない物を持ってる人と接してると、その中から自分を成長させられる部分、必要だと思わせるような部分を取り入れていければなと思います。
変な例えだったかもしれませんが、これはサッカーだけでなく人生においても大事なことなのかもなと私は思ってます。
posted by idalia_calcio |08:37 |
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