2008年12月28日
2008年も終わりが近づいてきました。
先日家庭の事情によりほんの数日間日本に帰国して、その間に両親と今後について話をしたり、また人に自分のやってきたことや今やっていることをお話させて頂いたりして、改めて今の自分の現状やこの2008年を振り返って考えていました。
今年の初めはまだペルージャの育成部で勉強させてもらっており、あの時はまさか今いるチームで働くことは予想していませんでした。
カテゴリーも育成からトップへと変わり、今いる場所はセミプロとは言えども正に勝負の世界であってそれは育成とはまったく違う状況にあります。
また、少なからずも給料を頂くことにより「仕事」として携わることも自分の中で今まで以上の「責任感」を持つきっかけとなりました。
見習いから仕事へ、つまり与えてもらう(学ぶ)立場から与える(指導する)立場となり、知識のインプットの部分よりアウトプットの割合が増えてきたことが今までとの一番の違いでした。
今いるチームの監督はフィジカルトレーニングを私に任せきりというよりかは一緒に考え行うといった考えの人なので彼のやり方からイタリア式のトレーニングを学んでいるのでインプットの部分も多いのですが、それでもアウトプットの作業をしていくと、自分の知識の乏しさに改めて気づかされることが多く、もっと学んでいかなければいけないことを思い知らされます。
まだシーズン半ばですが、今回の帰国の際に来シーズンのこと、そして今後のイタリア生活のことについてもいろいろと考えました。
ようやく仕事としてイタリアで第一歩を踏み出したことも大事にするべきだし、もっと先に進むためにはより高いレベルへ行くべきだとも思います。そのためには今の実力では仕事というよりまた見習いに戻るべきなのか現在悩んでいます。
イタリア留学の最大の目標であるイタリアサッカー協会公認のフィジカルコーチのコースへ通うことについては正直壁にぶつかっています。
選手経験、指導者経験を各カテゴリーごとにポイント分けされ、そのポイントの多い人を優先的にコースに通わせる形式を取っているイタリアの指導者養成制度は外国人の私(しかも選手経験もない)にとってはこの1~2年でどうにかなるような問題ではありません。
実際にイタリア人でも選手の実績のない指導者はコースにすら通えない人も多く、運よく繋がりを手に入れた人が「推薦」という形でようやくコースに通えているといったことが現状です。悪い響きに聞こえるかもしれませんがイタリア社会というは本当にコネクションの世界であるということを痛感されます。
そうであるならその資格だけに固執する必要もないのかと切り替えて考えている自分もいます。
もちろんライセンスという手に残るものを持って帰ることもわかりやすく大きな実績のひとつではありますがそれが全てではありません。
指導者としての経験・実績もまた重要なことであり、今自分にできることはこの経験を積んで増やしていくことと考えています(もちろんコースに通うことを諦めたわけではありませんが)。
そういったことも含めて、残りのシーズンを過ごしつつも先のことを考えていっている次第であります。
選択肢としては一度日本に帰って、日本のサッカーの現状をもう一度見て、数年後また外に出ることもありかなとも思っています。
その間にまた他に何か自分の武器になるものを身に着けることができればそれを活かして海外で働きやすくなる可能性もありますから。
と、この1年を振り返りながら自分のこれからの道を考えてみました。
どういった形がベストなのかはやってみなければわかりませんし、残りの半シーズンでまた違った選択肢も出てくるかもしれません(去年もそうでしたから)。
ただ大切なのは今の仕事を全力でやることだとも思っています。それが今後の自分に繋がるということを忘れずに2009年も頑張っていこうと思います。
posted by idalia_calcio |07:45 |
私事 |
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2008年12月14日
今日の試合でリーグ戦の前半戦が終了しました。
アウェイでAngelanaという今年からこのリーグに昇格したチーム相手に2-1と競り勝ち4試合ぶりの勝利となりました。
18チームで行われているリーグ戦も今日の試合で前半戦が終了。
我がSemonteは7勝6分4敗の勝ち点27で前半を折り返します。
なんといってもアウェイでの試合で負けなしという外での強さが目立ちます(逆にホームでなかなか勝てない・・・)
ここ何試合かは内容的に勝っていても勝ちきれない試合が続き、今日はなんとしても勝ち点3が欲しかったので無事に勝利することができてよかったです。
来週からは後半戦が始まり、一度対戦した相手とまた試合をするのでお互いにある程度相手を知った常態で戦うことになります。
ただ移籍のメルカートが開かれているので、選手を新たに獲得したチームも多いのでそう簡単には攻略できないのが難しいとこです。
ただ前半戦を振り返って、内容的に圧倒された試合はほぼなく、どちらかというと自らのミスを突かれてという部分のほうが大きかったので、後半戦はそのミスをいかに減らすかということと、あとはいいコンディショニングを維持して怪我人を出さないことが重要になってくると思います。
私は私情によって来週はいないのですが、年明けのリーグ再開から再び自分にできる仕事をしてチームに貢献できればと思います。
posted by idalia_calcio |05:14 |
イタリアサッカー |
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2008年12月07日
イタリアの指導者向けサッカー雑誌(日本のサッカークリニックのような雑誌)にロナウジーニョのバルサ時代とミランでのプレーのデータの比較が掲載されていたので紹介したいと思います。
・ドリブル
バルサ時代のロナウジーニョのドリブル回数の1試合平均は2.04回(同ポジションの他のリーがの選手の平均は1.19回)であり、ミランでは1試合平均1.19回(同ポジションの他のセリエの選手の平均0.46回)。
これを見ればイタリアサッカーがドリブルの少ないサッカーをしており、ロナウジーニョもそれに伴ってドリブルの回数が減っていることがわかります。
(記事にはそれがイタリアサッカーに馴染むために必要なこととも書かれています)
・シュート
バルサ時代に比べてミランでの方が16m以内(おそらくペナルティーエリア内)でのシュート数は増えているそうです。
これにはチームのフォーメーションとそれによる彼のポジションの影響もあり、ミラン(4-3-2-1)ではバルサ(4-3-3)の時よりゴールに近い位置でプレーしているからだと思われると書かれてあります。
・プレー範囲
バルサ時代よりはより広範囲に渡ってプレーしており、特にグラウンド中央付近でのプレーが多いということ。
また彼のプレーはシステムのゾーンにこだわらないのが特徴だとも書かれてます。
・ディフェンス
ボール奪取の平均回数は他の同ポジションの選手が2.21回に対しロナウジーニョは2.38回と他のFW選手より多く守備に貢献しているようです。
またインターセプト回数もミランの他の選手の平均回数が0.36回に対しロナウジーニョは0.38回だそうです。
しかし接触場面でのボール奪取率はたったの20%だとも書かれています。
・縦への展開
縦への展開をするプレーについて、スペイン時代では他の同ポジション選手の平均が3.99回に対し、ロナウジーニョは7.71回。
一方イタリアでは他のFW選手が3.95回に対しロナウジーニョは11.75回。
これにはおそらく2つの理由が考えられ、ひとつはボールを受ける位置がスペイン時代よりもやや中央から外れたところ(より前を見やすくするため)ということと、ミランのFWのインザーギやボッリエッロのタイプが相手DFラインのギリギリで縦パスを要求するタイプのFWだからということが考えられると書かれています。
・ポストプレー
ロナウジーニョのプレースタイルとしてはポストプレーヤーといったタイプではないと言えますが、彼のフィジカルの強さは彼がゴールに背を向けてボールを受けた時にポストプレーという選択肢も可能とします。
ミランでは他のFW選手の倍以上の1試合平均6.5回(他のFW選手は3.45回)となっています。
ちなみにバルサでは1試合平均2.46回だそうですが、この違いはイタリアとスペインのFWの選手のプレースタイルの違い(スペインの選手はドリブルをより好む)と書かれています。
・ポジション
バルサ時代は3トップの左としてそのゾーンを自由に動くタイプでしたが、ミランでは1トップの下の2人のうちの1人でバルサ時代と同じ感じか、もしくはカカーがいない場合は2トップの下で(いわゆるトップ下)中央よりでプレーしています。
・その他
ロナウジーニョの個人技術の高さは群を抜いており、彼自身もスペクタクルなプレーを表現することを好みますが、スペインとイタリアの文化の違いもあり、スペインサポーターは結果よりもプレーの質をこだわるがイタリアはその逆であり、そのスペクタクルなプレーが結果に繋がらなかった時にイタリアサッカーとミランサポーターの現実を知ることになるだろうと書かれています。
こうやってデータで比較するだけでも国によるプレースタイルの違いや、それが実際にどう選手のプレーに現れているのかがわかってきて面白い記事でした。
またある国で成功したからといって他の国でも成功するかと言えばそう簡単にはいかないということもこれを見て感じました。
またこのような記事があれば紹介していきたいと思います。
posted by idalia_calcio |06:16 |
イタリアサッカー |
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2008年12月05日
今日でSEMONTEで指導を始めて100回目の練習になります。
7月23日にシーズンが始まり週4日練習+日曜試合というサイクルで活動しています。
その初日から毎日練習内容をノートに書いて記録しています。
中村俊輔選手が高校時代から毎日サッカーノートをつけているという話は有名ですが、私は大学時代の恩師が「行ったトレーニングを記録しておくことによって後から見直し、どこが良くてどこが良くなかったか確認することができたり、どんな時期にどんな練習をしていたかを見直すこともできる」と言っていたことから、学生時代からトレーニング内容をノートなどに記録していくようにしています。
日々の練習を単にこなすだけでなく、後から見直したりして今後のために活かすようにして、更なる改善ができていけばいいなと思います。
これが今の自分の活動を後に残す財産になるんだと思います。
posted by idalia_calcio |19:43 |
指導者 |
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