2008年11月24日
リーグ戦も前半戦の終盤に入り、ここ数試合は勝ち点差の並ぶチームとの戦いが続いています。
今週の相手は同じ勝ち点21のTorgianoというチームで、実は水曜日にカップ戦の試合で同じチームと対戦していました。
カップ戦では5-1と完勝。しかし相手は既に99%近くカップ戦敗退が決まっておりメンバーも数人のレギュラーを外しての試合でした。
「水曜日の試合とは全く別のものとなる」監督は口をすっぱくして言っていました。こういう時のイタリア人の表現の面白いとこは、「水曜日の試合は全く他の競技で俺らはカルチョをしていたけど相手はゴルフをしていた。でも今回は相手もカルチョをしてくるぞ」と言ったように大袈裟とも言える例えや表現をよく使います。
ただ相手もつい先日フルメンバーでないとはいえ、大敗したことで前回よりも数段気持ちが入ってくることが予想されました。
ただ私自身は金曜日の練習でのうちのチームのコンディションの良さと集中した練習内容から「今日はいける」といった強かったのですが。。。(決して相手をあなどってのことではなく)
さて試合は開始早々から立て続けにチャンスを作ったのは我がチームでした。しかし相手GKの好セーブによってなかなかゴールが割れない。こういう試合展開になると私の経験上では難しい試合になる場合が多いです。逆に一発やられるということもよくあります。
そして前半20分過ぎに相手DFがスルーパスに抜け出したこちらのFWを倒し1発レッドカードの退場。これで数的優位にもなり誰もがうちの試合になると思っていたでしょう。
しかし同点の状態でこの数的優位の状態の試合こそ難しいことが今日新たにわかりました。
相手はまず失点しない事を一番に考えディフェンスから中盤までしっかりとセットして守ってきます。そして1人少ないことから精神的にも走らなければといった気持ちで11人の時以上に走ってきます。
こうやってセットされた状態を打破していくことは非常に難しく、なかなかこじ開けることができません。
残り時間が少なくなるにつれて人数の多いチーム側は「1人多いのに引き分けるわけにはいかない」と自らプレッシャーをかけてしまい、そのプレッシャーからかミスを誘発してしまいます。
そして一番恐いのは前掛りになった状態でミスをしてカウンターをくらうことです。
試合終了間際にはまさにそういった場面があり危うく失点してしまうところでした。
どうにか1点でも決めれていれば相手は点を取りに来ざるをえなくなり、前に来たところを突いてさらにチャンスを作ることができたのでしょうが、残念ながら今日の我がチームはそれができずに、逆に相手にしっかりと守られ、先ほど書いたように自分達でプレッシャーをかけてしまい自分達のミスから危ない場面を作ってしまっていました。
チャンスの時ほどピンチの恐れがある、そんな時こそ落ち着いてプレーすることが大事だとそう感じた今日の一戦でした。
結果はご存知の通り0-0の引き分け。首位に追いつくにはまだまだ道のりは長そうです。
posted by idalia_calcio |02:24 |
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2008年11月18日
この日曜日に勝ち点差で並ぶGrifo Ponte Nuovoというチームとの直接対決がありましたが、数多くのチャンスを作るものの決めきれず、逆に1発のカウンターを見事に決められて5試合ぶりの敗戦を喫してしまいました。
ただ幸運なことにこの週は上位チームが立て続けに引き分けたり負けたりして首位との勝ち点差は未だに3のままです。
来週からも上位陣との直接対決があるためにしっかりと戦いたいと思います。
さて、今回はイタリアにおけるサッカーの報道についてで、特に今回は新聞報道について書きたいと思います。
イタリアでは、3大スポーツ誌と呼ばれる全国紙「La Gazetta dello sport」「Corriere dello sport」「Tutto sport」においてその80%以上がカルチョ(サッカー)の内容で占められています。
それくらいイタリアにおいてのカルチョの注目度・重要性は高いと言えるでしょう。
ただ全国紙だけでなく地方紙においてもそれは同じなのです。
私の住むペルージャのあるUmbria(ウンブリア)州の新聞である「Corriere dell`Umbria」や「il Giornale dell`Umbria」には週明けの月曜日にはスポーツ欄を別紙にて織り込んでおり、週末に行われたセリエAから一番下のカテゴリー(10部)までの試合の結果を全て掲載しています。
また、現在Umbria州のサッカーチームの最高のカテゴリーがPerugiaがいるLiga Pro 1divisione(元セリエC1)のために、地方紙ではそのリーグの結果や試合内容が一番大きく書かれ、そして引き続きセリエD(アマチュア1部)、そして私のチームがいるEccelenzaと上位のリーグから順番に大きく記事として取り上げられています。
Eccelenzaでも毎週4ページ程度は記事として取り上げられているために、地方紙でもどれだけカルチョが注目されているかわかるかと思います。
さて、題名にも書いた「メディアの報道の恐さ」ということですが、イタリアではカルチョの注目度が高い分、大きな話題から時にはとんでもない噂話までが記事になったりします。
特にこの11月はEccelenzaでは移籍市場が開かれているために、どの選手がどこに行く、どのチームがどの選手を狙ってるなどの噂が絶えません。
先日は私のチームがセリエDから大物選手を補強し、ある選手を他のチームに放出するといった記事が書かれていました。
しかしこの記事は根も葉もない嘘であり、チームの会長も監督も役員も全くそのような話もしたことがないと言っていました。
正直言ってイタリアの新聞の書くことは(特に移籍話など)嘘や噂が大半だと言われています。
しかし先日はあまりにも勝手に書かれた記事に対し監督が怒り、その記事を書いた記者に電話で抗議をしていました。
実際にその記事を書いた記者は過去にも何回かこのチームのありもしない噂を記事にしていたためにいい加減にしろということと、あとはそういった真実とは違う記事により、それを読んだ選手が不安になったりチーム内の雰囲気を壊すことに繋がりかねないからと言いった理由からです。
もちろん選手達も新聞がデタラメを書くことを知ってはいますが、チームを管理する者としてはそういった度が過ぎるマイナスの要素を取り払うための抗議でした。
どこの国でもそうですが、新聞などのメディアというものは、書いたものは面白半分や話題性のために書いたとしても、書かれた側やそれを見た人に与える影響が非常に大きいものです。
メディアの報道一つで大きな問題に発展しかねない可能性もあると思います。
注目度が高ければ高いほどその影響もまた強いものになるでしょう。
サッカークラブや選手にとって活躍を報道されることは名誉なことかもしれませんが、逆に恐い存在でもあるということです。
私も自主的とはいえ、このブログというある種のメディアを通していろいろな方に情報を発している身分として、いい加減なことは書けないなと思いました・・・・苦笑
写真:先週の新聞で左の記事は私のチームについて書かれてあるものです。
左上はうちのチームのエース(この週3試合で5得点)
左下はうちの監督です

posted by idalia_calcio |03:55 |
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2008年11月13日
先日行われたアウェイでの試合を3-0と完勝し、ここ5試合で4勝1分(3連勝中)と先月の悪い波から一気に良い波に変わった我がチームです。
順位も首位と勝ち点3差の4位タイといい位置につけています。
今回はその日の試合でトリプレッタ(ハットトリック)を決めた我がチームのエースが新聞のインタビューで興味深いことを言っていたのでそのことについて書きたいと思います。
「私がグラウンドを去る際(後半途中で交代)にUmbertide(相手チーム)サポーターまでもが私に拍手を送ってくれたことに対して感謝したい。彼らもまた真のスポーツマンだ。」と言っていました。
そういえば試合中はものすごく汚い言葉や野次を飛ばしていた相手方サポーターが(この日は特に女性サポーターの野次がすごかったです)彼がグラウンドを去る際に皆彼のプレーに対して拍手を送っていました。
欧州のサッカーを見ていると良く感じるのがこのサポーターの声援?(良いものも悪いものもあります)です。
イングランドは少し雰囲気が違うと聞きますが、特にイタリアやスペインなんかでは味方のチームであろうと相手チームであろうと、また審判に対しても悪いプレー(または納得いかないジャッジ)にものすごい野次を飛ばします。それがサポーターとしてあるべき姿かどうかは別として、それだけ厳しい目で試合を観ているとも言えます。たまに行き過ぎた野次が問題になることもありますが・・・。
逆に素晴らしいプレーには相手チームの選手に対しても称賛の意味を込めた拍手が送られます。
先日のCLでのレアルマドリッドvsユヴェントスにて2ゴールを決め、後半最後に交代するデルピエロに拍手を送っていたレアルサポーターの姿なんか正にそうですよね。
こういうのを見ているとサポーターもまた、いちスポーツマン(ウーマン)としての姿がサッカーを単なるスポーツとしてだけでなく、エンターテインメントとしての重要な一部としてあるのだなと感じました。
posted by idalia_calcio |07:09 |
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2008年11月06日
みなさんは試合前の食事にはどんなものを食べていますか?
消化吸収のよくてエネルギーになるものがいいと一般的には言われていますが具体的にどんなものをいつ摂取しているか気になっている人も多いと思います。
今日はイタリアで一般的に試合前に食べられている物を紹介したいと思います。
私のチームではリーグ戦が毎週日曜日の午後15時前後に開始します。(季節によって時間が変わります)
そのため試合開始の3時間半前に集合しチームのみんな一緒に昼食をとります。
メニューは、パスタビアンカと言われる塩茹でされたパスタにオリーブオイルとパルミッジャーノチーズをかけたごくシンプルなパスタか、もしくは具の入っていないトマトソースのパスタ、その後に生ハムと固形のパルミッジャーノチーズと茹でたジャガイモ、そして最後にクロスタータというジャムの乗った甘いケーキのようなものです。
これらが一般的なイタリアでの試合前の食事であり、おそらくこれらのメニューはイタリアのどこのチームでも大した差は無いと思います。
時間帯は試合開始の3時間前に食事が終わるくらい(よって3時間15分~20分前くらい)に開始し、食後にエスプレッソコーヒーを飲むのがイタリア流と言えるでしょうか。(イタリア人は本当にコーヒーが大好きです)
余談ですが、A.Cミランのマルディーニは毎試合前にいつも全く同じ物を食べており、逆に一つでもそのメニューが変わると人が変わったように激怒するといったことが新聞に書かれていたことがあります。逆に朝食は毎日一切とらないと言う事も書かれていました。
朝食を抜くだなんて日本人からしてみれば食事に気を使ってるのだかどうだかわからないですよね・・・苦笑
日本ではありえないことと思われるかもしれませんが、イタリア人は普段から朝食はほんの少ししか食べません。例えばクロワッサンとエスプレッソコーヒー一杯など。
栄養もスポーツ選手にとってとても大事な要素な一つであると思いますが、選手個人でそれぞれの食事法があると思います。
みなさんもプロ選手や教科書を参考にすることも大事ですが、自分自身で試してこれだと思う方法をとっていってみてください。
ちなみに私も試合前に選手と一緒に食事をするのですが(プレーしないのに・・・笑)、最近は縁かつぎのため?かパスタは毎試合パスタビアンカにしてます。
それにした試合は未だに負け無しです(笑)
先日延期になった試合が昨日行われ、その時も昼はパスタビアンカにして勝利!!
一時は監督交代説まで出ていた我がチームですが、ここ4試合で勝ち点10獲得(3勝1分)と好調です。
このままいい流れを保っていけるように頑張りたいものです。
連戦による選手の疲労が心配ですが・・・。
posted by idalia_calcio |17:54 |
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2008年11月03日
ここ最近更新ができなく、尚且つ今回も自分のチームの結果報告になってしまい申し訳ありませんが、試合結果を気にしてくださる方もいて下さるために報告させていただきます。
先週はアウェイで強豪チームの一つであるTrestinaというチームと対戦し0-0の引き分けに終わりました。
こちらはPKを外してしまったために勝つ機会を逃してしまったために残念でしたが、選手達は試合中終止すばらしい集中力をみせてくれました。
そして本日行われたホームでの試合も相手はこのリーグで2強と呼ばれる内の一つであるGruppo Castelloというチームと対戦しました。
日本のJリーグで例えるなら先週の相手がガンバ大阪で今週の相手が浦和レッズのようなものでしょうか。(私のチームはしいて言うならばジェフ千葉でしょうか??)
相手チームは控え選手もほぼ全員レギュラークラスの選手を揃えるビッグクラブです。
鬼門となってしまっているホームでの試合でしたが、今日も選手達は素晴らしい集中力とパフォーマンスを見せてくれて2-0という最高の結果を出してくれました。
ここ最近怪我人も復帰してきてようやくレギュラーメンバーを揃えて戦えていることもあり調子も上向きです。
特に3試合前まで毎試合失点していたのがここ3試合無失点ということが何よりも大きいでしょう。
今日の結果でリーグの流れを変えるきっかけを掴めたと思います。
あと以前書いたことですが(「経験の差」http://www.plus-blog.sportsnavi.com/idalia_calcio/tb_ping/66)、このリーグ初体験である新人選手達がこのカテゴリーでの試合の速さに慣れて来たこともあってか、この数試合いいパフォーマンスを見せてくれています。
やはり選手を育てる一番の要素は公式戦の試合経験なんだと改めて感じました。
来週は先日延期された試合が水曜日にあるので今日の試合を含めて8日間で3試合の連戦です。
また再び怪我人が出ないようにしっかりとコンディションを管理して水曜日の試合に備えたいと思います。
今日も試合後のロッカールームでの歓喜の雄叫びは最高でした。
posted by idalia_calcio |03:56 |
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