2007年12月28日
海外のサッカー好きの人なら、それぞれお気に入りの国やリーグがあるだろう。
その中でも最近ではスペインサッカーが日本人には人気なのではないだろうか。
ここ数年のバルセロナや数年前のレアル・マドリードを筆頭に、パス主体でつなぐ攻撃的なサッカーは見る人を魅了し、スペインリーグが好きだという日本人を多く聞く。
そういった理由や、またパスサッカーが日本人に向いているだろうということから、指導者の勉強にスペイン行く人も多いようだ。
他にも育成の定評のあるオランダ、日本サッカー協会も手本てしているフランスなどにもいろんな日本人指導者が留学しているようだ。
一方で私のいるイタリアはどうであろうか?
イタリアに渡って2年半、実はこの国に指導者の勉強をしに来たという人を私は2人しかしらない。
イタリア中に聞いてまわったわけではないのでもしかしたら知らない都市にそういった人がいるかもしれないが、スペインのように、日本人指導者が溢れているということは決してない。
イタリアもW杯で4度の優勝を誇るサッカー強豪国。
しかしイタリアサッカーに魅力を感じる人、ここに来て勉強しようと思う人は意外に少ないようだ。
それは何故だろう?
一般的にイタリアサッカーは中盤をとばした縦パスのサッカー、もしくは守備をガチガチにした守りのサッカーというイメージが強いと思う。
それは間違いではない。
イタリアはあくまで「勝利」を第一の目標とした「地味でも勝つ」ためのサッカーをしているため、スペインなんかのサッカーと比べて、派手で見ている人にもわかりやすいプレーで観客を魅了するようなイメージがないのかもしれない。
昨年、イタリアに遠征に来たチームのコーチがセリエAの試合を見ていて、「サッカーをしているのはカカーだけだな」
ってことを言っていた。
彼の中でのサッカー哲学とイタリアサッカーは違うものだったからそういう言葉が出てきたのかもしれない。
しかしイタリアサッカーがサッカーじゃないなんてことは決してない。
派手さは少なくても、よく見れば数々の魅力的な要素がたくさんあるものだと私は思う。
また、イタリア的なサッカーは日本人のプレースタイルとあまり合わないようなイメージがあるからなのかもしれない。
そういったことから、イタリアサッカーはどちらかといえば玄人好みのサッカーのようだ。
サッカーが単なるスポーツとしてだけでなく、いちエンターテイントともなった現代において、観客を魅了させるようなプレーは大事なのかもしれない。
しかしその前に、いち競技スポーツとして「勝利」を目指すための手段、そのためのトレーニングというものは非常に重要なものであり、日本のサッカーには足りない要素だと思う。
イタリアで学んだサッカーを日本にそのまま活かそうとは思ってはいない。
だが、この国で学ぶべきことはいろいろあるはずだと確信している。
そういったものを日本に持ち帰るとともに、この国のサッカーの魅力を日本人に伝えることもしていければと思っている。
posted by イダリア |01:38 |
イタリアサッカー |
コメント(9) |
トラックバック(0)
2007年12月27日
ここ10年で海外に挑戦する日本人プレーヤーが少しずつ出てきているが(無名の選手も含めればかなりの数だろう)、指導者として海外へ挑戦する人もそれ以上に増えている。
自分もまたその一人である。
多くの選手が挑戦し無名のまま消えていくことが多い中、指導者としても海外に出たからといっていい指導者になれるというわけではないし、有名クラブで指導できるとも限らない。
もちろん有名クラブで指導することだけが指導者としての成功と言っているわけではないが、ただ海外に挑戦する指導者は皆少なからずいつかは「ビッグクラブで!!」という気持ちを持っているだろう。
住み慣れた自分の国を飛び出して、中には仕事を辞めてまで、言葉も文化も違う海外に挑戦するということは決して簡単なことではない。
それでも海外に挑戦するということは、それだけ自分を惹きつける何かが、夢を諦めきれない気持ちがそれらの人を日本から飛び出させるのだろう。
私はといえば大学を卒業後、社会に出ることもなく親の理解と協力によってこうやってイタリアで夢に挑戦する機会を与えてもらっている。
海外に出てみたくてもできない人は本当に沢山いる。
海外で本当にしっかりと指導者としてのスキルや能力を身につけるには長期の留学が必要なため、それに挑戦できることができる自分の立場を本当に恵まれていると感じる。
実は先日バルセロナに行ったのだが、そこでも日本人で指導者の勉強をするためにスペインに来たという人と出会った。(スペインには本当に多くの日本人指導者が来るようだ)
数年働いた仕事を辞めての海外挑戦だという。
今までにもそういった人に多く出会ったし、今やヨーロッパのサッカー強豪国と言われる国には大抵日本人が指導を学びに来ている。
海外で活躍する日本人選手だけでなく、海外で活躍する日本人指導者が出てきて、注目される日がくるようになればなと思ってます。
そして自分もそういった指導者の仲間入りができるように努力していきたいと思います。
posted by イダリア |20:26 |
指導者 |
コメント(4) |
トラックバック(0)
2007年12月26日
2008年を期に、Sports Naviブログにて、イタリアサッカーを伝えるためのイダリア通信を開始することにしました。
2006年W杯優勝国、そして2007年FIFAクラブ世界選手権優勝チームのA.C MILANがあるイタリアを現地から紹介し、日本サッカーの発展に少しでも貢献できればと思っています。
最初に少し自己紹介をさせて頂きます。
2005年3月に大学(体育学部)を卒業し、同年6月にフィジカルコーチになることを目指してイタリアのペルージャに留学。
2007年9月より、PERUGIA CALCIO(中田選手も所属していた元A.C PERUGIA)の育成部にて見習いをしています。
大学時代のトレーナーの経験から、ペルージャではトレーナーの仕事の手伝いもさせてもらっています。
でもあくまで目標はフィジカルコーチになること。
フィジカルに定評のあるイタリアサッカーを分析し、どう日本のサッカーに活かせるかを研究していきたいと思っています。
それではこれからどうぞよろしくお願いします。

posted by イダリア |23:51 |
一般 |
コメント(9) |
トラックバック(0)