2009年07月01日

育成のヒントがここに隠されている?①

この中に育成指導のための大きなヒントが隠されているのではないか?
そう思わせるような動画を見つけたので、今回はそれについて思ったことを書きたいと思います。
日本の番組ですので見た方もいらっしゃるのではないかと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=K2tiz0hLRf0&feature=related

これを見て私はすごい衝撃を受けました。
もちろんここに登場する園児達の能力も驚くべきことですが、このヨコミネ式の指導法の中にサッカーの指導者としても使える多くのヒントが隠されていると感じました。

番組内で横峰氏は指導のポイントを大きく4つに絞って(「4つのスイッチ」として)紹介しています。

その1、「子どもは競争したがる」

日本では個性を大事にするあまり順位や優劣をつけないようになっている傾向にあります(番組内でも横峰氏は指摘しています)。

少し話しはそれますが、数年前SMAPの「世界に一つだけの花」という歌が大ヒットし、日本中で「ナンバーワン」より「オンリーワン」という考えが一気に広まりました。
もちろん私も「オンリーワン」の重要性はわかっているつもりです。
ただ少し疑問に感じているのは「個性」を重視するあまり「方向性」が見失われがちな気がしているのです。
「勝利」を目指したり「1番(ナンバーワン)」を目指すことがあたかも「オンリーワン」と逆を意味しているとでも言わんばかりに(大げさに言ってますがそのくらいに捉えられてるんじゃないかと私は感じています)先にも述べた「順位」や「優劣」をつけることを悪いことのような考えを持っている人が多くなったのではないかと感じています。
(別に歌の批判をしているわけではないのであしからず・・・)

特に競技スポーツなどでは「勝利」というものは一番の喜びであり、そこを目指してプレーしています。
問題なのは「勝利」に固執しすぎるあまりに手段を選ばずに勝つためだけのプレーをすることで選手の「個性」を無視したり消したしまったりするところにあると思うのです。

そこを勘違いして捉えてしまった大人が「勝利など二の次だ」と言って「勝つ」ことに対してネガティブなイメージを植えつけてしまったのではないかと思います。

「ナンバーワンにならなくてもいい」ではなく「ナンバーワンになれなかったとしてもいい(目的を持って頑張ったことでできたその人の個性がオンリーワンに繋がるのではないだろうか)」という解釈が自分はしっくりきます。

話がそれましたが、横峰氏が言うように「子どもは競争したがる」ということは本当だと私も思います。しかしそれをやらせないのは大人が勝手に決めたことであり、ある意味子どもの可能性を制限してしまっているのではないでしょうか?
もちろんできない子は劣等感を感じることもあるでしょうが、それが新たに自分を成長させるための糧になることも確かです。
「悔しさ」や「向上心」、また自分もできるようになろうといってできる子を見る「観察力」といったものが養われることは非常に重要なことだと思います。しかもそれが自発的に子ども達のほうから芽生えてくるのであればなお更です。

大人の役割は、できない子に対してどういったサポートができるか(大人が手を出しすぎてもいけないし、何もしないとできないままの子もでてくる)、そこが指導者としての重要な役割なんだと思います。(非常に難しいことですが)

「自分が成長したい」という子ども達の本能を、大人が制限してしまうことこそが子どもの成長の一番の妨げになっているのかもしれません。


その2、「子どもは真似したがる」

私も小さい頃はいろんなことの真似をしていたのでこの気持ちはわかります。
また小学生の指導をしていた時もコーチの真似をしたがる子どもは沢山いました。
そういった意味でデモンストレーションができるということは指導者にとって非常に有効な手段であると思います。
ただそれがうまくできない指導者もいると思いますが、そういった場合は映像などを使っていい選手のプレーを見せることも子ども達にとっては大きな刺激になるでしょう。
トップレベルの試合を毎週観ているヨーロッパの子ども達がそこから得るものは非常に大きいと思います。
また試合の翌日にグラウンドでプロ選手のドリブルやキックの真似をする子ども達もよくみかけます。
今や日本でも海外のトップレベルの試合を見ることは可能だと思います。
子ども達の「真似したがる」特性をうまく活かすことも指導の大きな手助けとなるでしょう。

少し長くなったので残りの2つは次回に書くことにします。

posted by idalia_calcio |14:28 | 指導者 | コメント(0) | トラックバック(0)
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