2008年05月27日
イタリアジュニアユース世代最高峰の戦い(Perugia vs Inter)
イタリア・ジュニアユース世代で最高峰の戦いであるPlay offトーナメント戦が現在行われています。 我らがペルージャのGiovanissimi(U-14)も年間通して行われたリーグ戦を2位で通過しこの大会に参加しています。 先日行われたトーナメントの1回戦(ホーム&アウェイ方式)ではセリエB所属のトレヴィソ相手に逆転勝利し、この2回戦は優勝候補筆頭であるインテルと対戦しました。 ユース世代ともなるとレベルの高い選手達はトップチームやサテライトなどと一緒に練習や試合を行っているために全国大会といえども出ないことが多いのですが、この年代ではまだそういったことはほとんどないために、おそらくこの年代のトップレベルの大会と言えるでしょう。 この日曜日はホーム&アウェイ1戦目のホームにてインテルを迎え撃ったペルージャですが、インテルの選手のメンバー表を見てみると、トップチーム張りに外国人選手の名前がずらり。その中でもスタメン中3人は黒人選手(センターフォワード、サイドハーフ、センターバック)でした。 ペルージャの関係者は皮肉も込めて「外人はたった3人だけか?」(インテルのトップチームのスタメンは9割が外国人)なんて言ってましたが、こういったお金のあるトップクラブは選手をイタリア全土から集めているというのが現実のようです(黒人選手はおそらくイタリアに移民してきてイタリアで育った子がほとんどだと思われます) さて試合のほうですが、身体つきもひとまわり大きいだけでなくスピードも一段階違うインテルの選手。ペルージャの選手も決して上手くないわけではないのですが、今までのリーグ戦の相手とは一味違うインテルの選手達のプレーにどうしても受身受身となってしまっていました。 何よりもペルージャの選手達がボールを保持したときのインテルのプレッシャーのスピードが速い印象を受けました。 スピードもさながら、あの中盤からの激しいく速いプレスは中学生ながらに強烈な印象を与えてました。 技術的な差はおそらくそこまで大きく差はないように見られましたが、プレッシャーをかけるスピードが明らかに違うために、このスピードに慣れていないペルージャの選手達はうまくボールを繋ぐことができていませんでした。 プレッシャーのある中での正確なプレーを保つための(早い判断を伴った)練習はやはりイタリア人にとっても課題なんだと思います。 ただ、インテルの選手もまだ安易にプレスをかけてかわされる場面もあり、そういった場合には逆にチャンスになることもありましたがそれも数回で、ペルージャの選手もその後に繋がる動き(ボールを持ってない選手の動き)ができてなかったのはもったいなかったです。 これくらいの年代ではまだ身体能力の差が大きく試合に影響する頃だと思います。 現に前半の最初は相手CFの黒人の選手が前を向いた際には一人でぶっちぎられる場面もありましたが、GKのファインセーブもありなんとか失点を食い止めてました。 ただペルージャの選手の身体をはったディフェンス、またセンターバックの選手は相手の脅威である黒人選手CFにフリーで前を向かせないディフェンスで思うようにプレーさせませんでした。 この年代で試合中にそういったとこを修正できるということには驚きを感じました。 最終的には1回戦を両試合とも3~4点取って勝っているインテルを失点なしで完封して初戦のホーム戦を0-0の引き分けに持ち込みました。 相手のほうが能力も高く力もあるチームだけれども、それだけでは勝てないのがサッカーだということが感じられた試合でした。 そして60分間身体を張って猛攻をしのいだペルージャの選手はやはりチャンピオンクラスのチーム相手に相当気合も入ってたのだと思います。 今週末のアウェイでの戦い、見に行くことはできませんが彼らの健闘を祈りたいものです。
posted by イダリア |18:27 |
イタリアサッカー |
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