2008年05月22日
ボール奪取は激しく強く
「ショウ、もっとカッティーヴォにいけ!!」 ペルージャで子供の練習に混じってゲームなんかをしているとよくそう言われます。 「カッティーヴォ」とはイタリア語で「悪い、乱暴な」という意味がありますが、相手とのボール争いをしている際によく言われます。つまり、「もっと激しく当たれ!!」ということです。 僕自身、子供相手ということもあって(この年代になるともう子供のほうが身体が大きいこともざらなのですが・・・苦笑)練習でもあるし怪我をさせてはいけないとそこまで激しく当たりに行かないことが多かったのですが、そういったことをしているとコーチだけでなく子供にまでしきりに言われます。 日本から買ってきた「サッカークリニック」の今月号の特集がちょうど「ボールを奪いにいく」というものであり、そこに書かれてあったヴィッセル神戸のキム・ナミル選手のインタビュー、またヨーロッパ各国の守備的MFについての記事を読んでそのことを考えていました。 激しいコンタクトでボールを奪う職人としてミランのガットゥーゾやチェルシーのマケレレなんかが有名だと思います。 ポジション的には中盤の底で相手の芽を摘みそこから素早く攻撃に切り替えるための重要な役割として現代サッカーにはかなり重要視されたポジションです。 上にも書いたようにこちらの指導、また子供達まで練習中から激しいプレーを行います。 その理由としては、「そういった激しさが無いと戦えない」ということもあるでしょが、単に「目の前の相手に負けたくない」といったことが大きいのだと思います。 日本人はよく「世界との差は1対1の弱さ」とか言ったり、またイタリアでプレーする日本人選手について新聞などでは「leggero(軽い)」と表現されることもよくあり、ボールを奪取すること、もっと言えばフィジカルコンタクトについて劣っていると言われることが多々あります。 また、練習中からガツガツ激しくプレーする選手に対して「練習なのに何熱くなってんの?」といった冷ややかな目で見られる傾向も日本には少なからずあると思います。 もちろん練習中からガンガンぶつかって相手に怪我をさせること(試合中でも)は決して良いことではありません。 イタリア人でもそこのコントロールができなくて味方同士で削り合うというイタイ場面にもたまに遭遇しますがそこを指導者がある程度コントロールしなければならないことでしょう。(またコンタクトスポーツをしている以上仕方が無い部分もあると思います) 私自身もそうでしたが、日ごろの練習から「強く激しく」といったことをやっていないと、いざ試合でそれをやれと言われてもできないのはこのことも同じでしょう。 みなさんの指導されているチームではどのような感じですか?
posted by イダリア |23:47 |
イタリアサッカー |
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