2008年04月22日
イタリアの指導者講習会に参加
先日、ボローニャという都市にあるトレーニング・リハビリ施設「ISOKINETIC」という場所にて行われた「Nuovo Calcio」という指導者向けのサッカー雑誌(日本で言う「サッカークリニック」のような雑誌)が主催した指導者講習会に参加してきました。 ちなみにこの「ISOKINETIC」という施設、イタリアでも屈指のリハビリ施設で、過去にはロベルト・バッジョが膝の怪我を負った際にここでリハビリを行い驚異的な回復をして、復帰戦出場後2分でゴールを決めたことは有名な話です。 中村俊輔選手もレッジーナ時代に怪我のリハビリをこの施設で行ったこともあるそうです。 中にはリハビリ用のジムが3つ、プール、天然芝サッカーグラウンド、屋根付き人工芝ミニグラウンドと、とても充実した施設です。 さて、今回の講習会では医者、プロチームの指導者(シエナの監督とフィジカルコーチ)、育成クラブの指導者(ボローニャの育成部監督とフィジカルコーチ)による講義と実技のデモンストレーションが行われました。 その中で何回も耳にした言葉が「コーディネーション」という言葉でした。 PERUGIAでの練習でも多くの指導者が口にする言葉で、ある意味イタリアでは一種のブームなのかなという印象も受けました。 具体的には「自分の身体をコントロールする」ためのトレーニングの必要性を言っていました。 動きのある中での技術練習、道具(バランスボール・バランスディスク等)を使っての技術練習、ステップワーク、これらをセリエAのトップチームでもウォーミングアップの中に取り入れたり、育成年代においては毎日の練習の中にそういった要素を取り入れて行われている(ボローニャの育成では毎回の練習前に30分行うそうです)と言っていました。 実は私は日本での学生時代にこういった類の講習会に何回か参加したことがあるのですがそこで見たもの、あとは実際に大学時代に選手をつかまえてやっていた自主トレーニングで行っていたものとさほど違いはありませんでした。(むしろコンセプトは同じ) そう考えてみると、イタリアだから最先端のトレーニング方法があるだとか、何か特別なものがあるといったことはないのかなとも最近感じています。 日本の方がもっと前から情報を得て取り組んでいるとも思えます。(それがどれだけ広まっているかは知りませんが) ただ講義の中でもみんな言ってましたが、「有名なチームがやってるから」とか「誰かがやっているから」という理由だけでそれを真似して行うことはしてはいけないということです。 自分のチームの選手に「何が足りないか?」「何を伸ばしてくのか?」を考え、それにあったトレーニングを行うことが大事だと。 最新の器具を買って使う必要もない、あるものを活かしてどうトレーニングするかが大事だと講師の方は言っていました。 正にその通りだと思います。 そういったことを再認識できた今回の参加は有意義なものでありました。
posted by イダリア |17:22 |
イタリアサッカー |
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