2008年09月08日
セリエE開幕
9月6日土曜日、私のチームのリーグ(SerieE)の開幕戦が行われ、我がSEMONTE CALCIOはホームにCANNARAというチームを迎えました。 7月23日から今シーズンの練習が開始され、その時から監督は常に「9月6日のCANNARA戦に標準を合わして心と身体を準備していく」と言っていました。 SEMONTEという人口800人程度の小さな町にあるクラブ。 他の大都市のチームと比べると、資金力にも環境にも決して恵まれたチームではありません。 ほぼプロ選手といっても過言でない選手を集め、優勝を狙っているチームもありますが、私のチームは常に毎試合1試合1試合が勝負であり、最低降格しないことが第一の目標であります。 「リーグの初戦は特別な気持ちが入る」と監督は言っていましたが、今週1週間は特にその試合に賭ける思いと緊張感が監督の隣にいてひしひしと感じられました。 そして迎えた開幕戦。 まだ夏の暑さが残り、この日は珍しく湿度が高く蒸し暑い日でした。 アップ最中の選手の顔つきもいつもとは違い、闘いに望む顔になっていたのが非常に印象的でした。 イタリア人はこのONとOFFの切り替えが非常にうまいと個人的には感じています。 そして試合は3-2で見事初戦を勝利で飾りました。 しかし後半最後の20分は完全に押し込まれ、あと5分あったらおそらく追いつかれ下手をすれば逆転を許してたであろう内容に、試合後の監督は珍しく興奮して怒り狂っていました。 残り30分のとこまでは3-0でほぼ試合を決めてたのですが、クリアミスでのオウンゴールにより1点を失ってから完全に流れが相手ペースに。 3-0で出た気持ちの緩みと、試合の流れを読んだプレーができずに、若くて走る選手の多かった相手チームの最後まで走りきるプレーに完全に呑まれていました。 いくらリードしていてもいつ流れが変わり試合がひっくり返るかわからない、本当にサッカーのそういった部分が見れた試合だったと思います。 監督は「技術や戦術の差もあるけれど、最終的には頭(メンタル)の差が試合を決める」と言っていました。 如何にメンタル的な部分を90分間高い状態で保てるか、ユーロ2008でもそうですし、W杯にしても最近はいろいろなサッカーの試合を見ていてそれがすごい重要だと感じています。 勝利というものが一番認められるイタリアですが、指導者としてはそれだけで満足していては成長はないと思います。 今回出た課題をどう修正していくのか、来週からの練習がまた楽しみです。
posted by idalia_calcio |02:18 |
イタリアサッカー |
コメント(1) |
トラックバック(0)

9月6日土曜日、私のチームのリーグ(SerieE)の開幕戦が行われ、我がSEMONTE CALCIOはホームにCANNARAというチームを迎えました。
7月23日から今シーズンの練習が開始され、その時から監督は常に「9月6日のCANNARA戦に標準を合わして心と身体を準備していく」と言っていました。
SEMONTEという人口800人程度の小さな町にあるクラブ。
他の大都市のチームと比べると、資金力にも環境にも決して恵まれたチームではありません。
ほぼプロ選手といっても過言でない選手を集め、優勝を狙っているチームもありますが、私のチームは常に毎試合1試合1試合が勝負であり、最低降格しないことが第一の目標であります。
「リーグの初戦は特別な気持ちが入る」と監督は言っていましたが、今週1週間は特にその試合に賭ける思いと緊張感が監督の隣にいてひしひしと感じられました。
そして迎えた開幕戦。
まだ夏の暑さが残り、この日は珍しく湿度が高く蒸し暑い日でした。
アップ最中の選手の顔つきもいつもとは違い、闘いに望む顔になっていたのが非常に印象的でした。
イタリア人はこのONとOFFの切り替えが非常にうまいと個人的には感じています。
そして試合は3-2で見事初戦を勝利で飾りました。
しかし後半最後の20分は完全に押し込まれ、あと5分あったらおそらく追いつかれ下手をすれば逆転を許してたであろう内容に、試合後の監督は珍しく興奮して怒り狂っていました。
残り30分のとこまでは3-0でほぼ試合を決めてたのですが、クリアミスでのオウンゴールにより1点を失ってから完全に流れが相手ペースに。
3-0で出た気持ちの緩みと、試合の流れを読んだプレーができずに、若くて走る選手の多かった相手チームの最後まで走りきるプレーに完全に呑まれていました。
いくらリードしていてもいつ流れが変わり試合がひっくり返るかわからない、本当にサッカーのそういった部分が見れた試合だったと思います。
監督は「技術や戦術の差もあるけれど、最終的には頭(メンタル)の差が試合を決める」と言っていました。
如何にメンタル的な部分を90分間高い状態で保てるか、ユーロ2008でもそうですし、W杯にしても最近はいろいろなサッカーの試合を見ていてそれがすごい重要だと感じています。
勝利というものが一番認められるイタリアですが、指導者としてはそれだけで満足していては成長はないと思います。
今回出た課題をどう修正していくのか、来週からの練習がまた楽しみです。
シーズン開幕を2週間前に控え(アマチュアリーグは9月の1週目からリーグ戦開始)私の所属するSEMONTEの練習も準備期の後半戦に突入しています。
さて今回は、イタリアサッカーリーグの中にある若手育成のための制度を少し紹介します。
イタリアサッカーにはセリエAを筆頭にアマチュアリーグを含めて10部まで存在します(その内プロリーグは4部まで)
各カテゴリーによって外国人登録人数制限だとかいろいろと決まりがあり(毎年ころころ変わっているため全てを把握しきれていませんが)
その中で私のチームが所属すセリエE(6部)では若手選手育成のためにフオーリ・クヲーター制度(若手選手枠)のようなものが存在します。
この制度は試合時に各チームフィールド上に2人以上の若手選手(19歳・18歳以下の選手)をプレーさせなければいけないという規則です。
(他のカテゴリーにも存在し、カテゴリーごとに選手枠の数が異なります)
アマチュアリーグと言えども上の方のカテゴリーではほぼセミプロで、選手たちはお金を貰いながらプレーをし、元セリエAやBでプレーしていた選手もプレーしており、リーグ戦も真剣勝負で行われております。そのため若手選手にとってはなかなかプレーする機会が少なくなってしまいがちです。
しかしこの制度によってどのチームも若手選手を起用しなければいけなくなり、逆に若手選手にとってはプレーをする絶好の機会を得るわけです。
プロクラブの育成上がりの選手がレンタルで下のリーグのこの制度を利用してプレー機会を与えることも頻繁にあります。
どのチームもリーグ戦を勝ち抜くためにはこの制度をどううまく利用するかが一つの鍵になってきます。
どのチームも若手のプレーするポジションを突いてきますし、逆に若手のいい選手を持つチームは安定したチームを作り上げることが可能です。
そのためにアマチュアリーグでもこの年代のスカウト活動が活発に行われています。
こういったことで上のリーグで試合に出れない若手よりも下部リーグで下積みをして成長し、上のリーグに帰ってくる選手も沢山います。
その中からセリエAで活躍する選手や、代表入りまでする選手達も出てくることがあるのです。
よい選手が出てくる国には、そのためにいろいろな工夫がされていて、この制度もその一つだと思います。

