2008年01月14日
トッププレーヤーのもつメンタリティーとは?
前回書いたことに対するコメントの中に「メンタリティー」という言葉がよくでてきました。 海外で通用するためにはメンタルが強くなければいけない。トッププレーヤーのメンタルはすごいということをよく聞きますが、いったいトッププレーヤーがもつメンタリティーってどういうものがあるのでしょうか? 今回は僕があるスポーツ選手から聞いた話から、トッププレーヤーのメンタリティについての一考えをを書きたいと思います。 イタリア・フットサル代表キャプテン、ナンド・グラーナの話 昨年の5月半ば、私はある日本人フットサル選手の友人と共に、イタリア・フットサル・セリエAのプレーオフ準決勝の試合を観に行きました。 フットサルはサッカーに似ているようで実は全く違うスポーツだそうです。 私自身、生でのフットサル観戦は初めてで、知識もほとんどありませんが、サッカーとは違うスポーツといえども何か学べるものがあると思い観に行っきました。 対戦カードはその年のセリエAリーグチャンピオンのLuparenzeとセリエA2優勝枠からプレーオフ参加でこの準決勝まで勝ちあがってきたTrevigianaの対戦。 試合は前半はLuparenseが押し気味に進め2-0とリードするも、後半にTrevigianaが同点に追いつく。Luparenseは1点追加し突き放すもまたも追いつかれるというシーソーゲーム。最後にはまた突き放して見事勝利し決勝進出を決めたが、1部のリーグ優勝チームにアウェイでここまで苦しめたTrevigianaも友人曰くかなりいいチームだったとのことです。 Luparenseの中心選手でイタリア代表のキャプテンであるナンド・グラーナという選手はその友人の知り合いで、帰りに私たちをホテル近くまで車で送ってくれました。 車の中での会話は全てポルトガル語(セリエAでプレーする選手のほとんどがブラジル人かもしくはブラジルから帰化した選手だそうだ)で話の内容はわかりませんでしたが、後でその会話について友人が説明してくれたことの中で一つ気になる発言がありました。 それは、友人がナンドに「今日の試合後半に巻き返されてかなりきつい試合だったね」といった時にナンドが言った言葉のひとつの単語「responsabilidade(ポルトガル語)」である。 日本語で訳すと「責任感」という言葉が一番近いでしょう。 ナンドは、「後半追い上げられたけど俺たちは勝った。セリエAのリーグで首位を走り続けた責任感が俺たちの勝利につながった」といったようなことを言ったそうです。 最初はそれを聞いて友人も「んっ?」と思ったそうです。 「responsabilidade」がここでどういうことを意味するのかわからなかったと。 ちなみにブラジルの選手や指導者は「responsabilidade」という言葉を頻発するそうです。 私もそれの話を聞いたときは、Luparenseは最高峰のリーグで1位になった自信が、後半に追いつかれても絶対に勝てるんだという気持ちに繋がったのかなと思いました。 しかしその「responsabilidade」が日本語訳そのままの「責任感」という意味であるとすると少し違うかもという疑問もでてきました。 トップリーグの1位のチームが、2部のチーム相手に追いつかれることはすごいプレッシャーだったのではないのか? Luparenseは1部のチャンピオンとしての責任感を感じていたのなら、それが余計にプレッシャーとなって自分達を追い込んでしまうのではと思ったのです。 一般的にチャレンジャーの方がプレッシャーは少なく、逆に実力的に上のチームの方が大きなプレッシャーを受けてプレーに精細を欠くことが起こりうるのではと思ったのです。 しかしナンドはこの「responsabilidade」が勝利につながったと言いました。 このことについて友人ともいろいろ話をしました、ナンド本人に聞いてないのでその真相は謎です。 ただ私たちの仮説としては、トップレベルの選手として、試合の流れを読む(試合展開・時間帯・相手の動き)責任感をLuparenseの選手の方が勝っていたのではということでした。 ボールの動きが速く、試合の展開も速いフットサルでは、常にどのように試合が動いていて、選手はそれに合わせてどう動かないといけないのか考えれないといけないそうです。 選手交代が自由であるフットサルだけど、ナンドなんかは自分がベンチにいる時も常に流れを読んで仲間に指示をだしていました。 そういったトップ選手としてプレーするプレーヤーの役割の責任感を持ち続けてプレーしたから勝てたのではないかと思ったのです。 先にも書いたように、この試合のような展開の場合追いつかれ続けたLuparenseは精神的にかなりきつい試合だったでしょう。 しかしこうやって勝ちきることのできるこのチームの選手達の精神力と、その中で自分たちのやるべきことを全うする責任感はかなり強いものだと思います。 それは何回もこういった経験をしてきた選手達だからできたことではないかと思うのです。 大舞台や大事な試合を多く経験してきたLuparenseの選手達はそれによって養われているんだと思います。 だから重圧という意味のプレッシャーの中でも、または敵が迫ってくるプレッシャーを受けながらも自分たちの実力を発揮できるのでしょう。 経験が選手に与える自信、それは経験したものだけが得ることができ、持つことができるものなんでしょう。
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posted by イダリア |04:17 |
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トッププレーヤーのもつメンタリティーとは?
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非常に興味深いお話だと思います。
僕の私見になってしまいますが、僕はメンタリティーの一番重要な部分は、試合に望む心構えだと思います。それはその試合の重要性の理解度であり、管理人さんの書いてある責任感であり、絶対に勝つ、結果を出すという強い意思だと思います。それで勝ち続け、結果を出し続けて初めて一流選手、メンタリティーの強い選手と評価されると思います。しかし結果至上主義のあまり、結果を出せない選手のプレーばかりか選手を精神的に追い詰めるような報道がされることがあります。僕はスポーツを見ていてそれが一番悲しく思えるのですが。
posted by RYU | 2008-01-14 11:15
トッププレーヤーのもつメンタリティーとは?
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私見ですが常に前向きな姿勢と何よりも負けず嫌いという気持ちが大切だと思います。日本人は基本的に外国人にコンプレックスがありますからね。例えばブラジル相手だと試合前から勝ちを諦める雰囲気すらある。そう言う意味では今の岡田監督はフランスW杯の時、1勝1分け1敗でグループ突破と盛んに言っていましたが何故そこに1敗という前提があるんだ? と、当時は疑問に思ったほどです。力関係、過去の実績で言えばおかしくはない発想ですが最初から負けを前提にするのはおかしい。マスコミの報道も結果を残せない選手、ツッコミどころ満載の選手がいるとプレー以外の部分を批判したりする。プレーの部分での批判なら選手も甘んじて受け入れるでしょうがそれ以外の部分を言われてもね。例を挙げるとサッカー界では平山でしょう。言葉は汚いですがハナクソ王子と言われたり。プレーと結果には厳しく、プライベートは大らかに報道して欲しいものです。
posted by KYボーイ | 2008-01-14 12:47
トッププレーヤーのもつメンタリティーとは?
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報道に関して2件レスがついているので私見を述べさせてもらいます。
スポーツに関する報道はほぼビジネスです。なので報道が社会に受け入れられなければ報道として成立しない(報道する動機と手段を失う)わけですから、彼らは受け入れられる報道を行っているわけです。
ということは上のお二方が残念に思う報道を受け入れる土壌が残念ながら我々にあると言うことなんですね。我々にも反省する余地があるんですね。
posted by ma | 2008-01-14 15:02
トッププレーヤーのもつメンタリティーとは?
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初めまして
考えさせられる内容でした。私は、まず「戦う気持ち」を重視します。
欧州の強い気持ちで~と言う、昔から言われている言葉や自分の経験則(自分に負けたら勝ちは無い)もありますが、私の好きなバイクレースの話です。
モトGPになる前のWGPの頃、5連覇したミック=ドゥーハンと言うライダーがいました。彼が、日本の雑誌のインタビューで記者より、勝ち続けるには、モチベーション維持が大変ではないかと質問された事があります。ドゥーハンは、モチベーションと言う言葉が気に入らなかったようです。モチベーションを否定し、私は常にdeterminationを持って戦ってきたと言いました。
意識的な維持さえ許さない断固たる決意が、彼の安定した強さ(当時は絶対的な強さでした。)をもたらしていたと感銘を受けました。真のプロフェッショナルとはこうだと思い、私はこの言葉を肝に銘じています。長文失礼致しました。
posted by 傍観者 | 2008-01-14 21:49
トッププレーヤーのもつメンタリティーとは?
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RYUさん>
一流選手と呼ばれる選手達の勝ちに対するこだわりや負けん気はほんとうにすごいものだと思います。
日本人が全てそれが劣ってるなんてことは言いませんが、イタリア人やブラジル人のその気持ちの強さと今回書いたナンド・グラナ選手のような人の自分達がやってきたことに対する自信なんかは本当に強いものだということが感じられます。
>しかし結果至上主義のあまり、結果を出せない選手のプレーばかりか選手を精神的に追い詰めるような報道がされることがあります。僕はスポーツを見ていてそれが一番悲しく思えるのですが。
確かにそうですよね。
目の前の結果ばかりを求めていては特に育成年代の選手にはそれでいいのかという疑問もあるかと思います。
ただ、結果を求めること、勝ちにこだわることを教えていくことも必要なことです。
今回の高校選手権で優勝した流通経済大柏の本田監督もインタビューで「この年代は勝つことを教えていかなければいけない」と言ってたみたいですが、だからといって決して勝ちだけにこだわる指導をしてるんじゃないと思います。
その辺のバランスをうまく考えながら指導していくことが大事なんでしょうね。
KYボーイさん>
当時の岡田監督の発言なんか外国人監督じゃまず出てこないような発言でしょうね。
別に岡田監督もはなから負けに行くと思って、言った発言ではないでしょうが、もともとの根本的な考え方は外国人のものとは全く違うでしょうね。
大口をたたくことがいいことだとは言えませんが、自分達の準備したことに対して自信を持てることも重要だと思います。
maさん>
どの国においてもゴシップを好む人がいて、それがあるからそういった記事を書く人がいるんですよね。
ただ欧州の国々はそういった報道だけでなく、メディアが鋭い目を持って厳しい指摘(批判だけでなく)するマスコミもいます。
その報道を見て、一般の人もどんどん見る目が養われてるということもあると。
オシム前監督が日本のマスコミにも成長してほしいと言っていたのはそれに関係してるんだと思います。
傍観者さん>
そういった真のプロフェッショナルと言われるような人達の気持ちや考えはその人の今までの努力なんかから作り出されたものであって、それをしたことの無い人には想像のつかないものって多いんじゃないかと思います。
ドゥーハンのことにしても、モチベーションとdeterminationの違いも彼の感覚であって、それがあるから真のプロフェッショナルってわけではないんだと思います。
その人その人が経験を基に感じているものであり、成功した彼が言った言葉だから私達もなるほどと思うんだと思います。
posted by イダリア | 2008-01-15 03:42
トッププレーヤーのもつメンタリティーとは?
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度々失礼致します。
残念ながら、抜粋した事もあり、私の言いたい事は伝わらなかったようですね。
私は、それを持ち続けたから成功したと考えているのです。(ドゥーハンも似たようなニュアンスで話してました)
感覚や経験の話ではなく、成功する人間は皆、始めから普通の人より自分に厳しいものだと思いますし、別にそれは特別な事ではなく、夢や目標を持つ人間は、そうしなければ、それを叶える事さえ出来ない事がほとんどでしょう。スポーツに限らず、日々の仕事だとて、それを持って行う事が重要で、どんな仕事であれ普遍的なものだと思っているのですが。自分の哲学を持って人生を生きている人もいるとご理解ください。
イタリアに渡ったイダリアさんならご理解頂けるかと思いましたが・・・。
posted by 傍観者 | 2008-01-15 10:14
トッププレーヤーのもつメンタリティーとは?
コメント投稿者ID :
付け加え忘れました。
成功してもなお、ドゥーハンの言う所のdeterminationを持ち続けられる所に、彼の真のプロフェッショナルを見たのです。
夢や目標を持ち続け、それを叶える為、妥協の無い生活をする人間は、例えそれが叶わなくても、トッププレーヤー並みのメンタリティーを持つとは思いませんか?夢や目標を叶えられなかった人間には、想像さえ出来ないのでしょうか?
posted by 傍観者 | 2008-01-15 10:44
トッププレーヤーのもつメンタリティーとは?
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傍観者さん>
こちらこそ言葉足らずで誤解をまねいてしまったことをお詫びします。
傍観者さんの仰りたいこと自分なりによくわかってるつもりです。
私が言いたいのは、努力したり自分の哲学を持ってるひとが必ず成功するわけじゃないけど、成功した人は必ず努力をして、自分の哲学を持っているんじゃないかということです。
そういった自分の哲学を持ってたり、自分に厳しく努力し続けることは成功のためには必要不可欠なんだと思います。
ただ成功した人は、それだけじゃない、成功した彼らにしかわからない+αがあるから成功できたんじゃないかと思うのです。
それはそこに到達した彼らにしかわからないことで成功して初めてわかることなんじゃないかなと思うのです。
文章で表現することはとても難しいですね。
誤解をあたえてしまっていたのなら申し訳ありません。
posted by イダリア | 2008-01-15 17:21
トッププレーヤーのもつメンタリティーとは?
コメント投稿者ID :
お返事、ありがとうございました。
成功したから分かる事や、成功するのに+αが必要な事。それは、実体験した人の財産だと思います。それと同時に、失敗したからこそ知る事(例えば何が足りなかったのか等)もあり、それを財産にするのか、ただの失敗にするのかは、その人次第だと思います。
是非、広い視野でイダリヤさんの目標を達成して欲しいと思います。
私の意見は、イダリヤさんの意見を考慮しつつ、こう言う考えもあるのでは?と言う積りで書かせて頂きましたので、気になさらないで下さい。失礼致しました。
posted by 傍観者 | 2008-01-15 20:36
トッププレーヤーのもつメンタリティーとは?
コメント投稿者ID :
傍観者さん>
こちらこそ傍観者さんの考えを聞くことができて、こういう考え方もあるんだということに気づくことができました。
こういったちょっとした文章では伝わりきらないこともありますけど、お互いに今もっている意見の違いも(こういった違いはあって当たり前のものだと思います)、今の私と傍観者さんの経験の違いからうまれてくるものだろうと思いますし、それを意見交換することによって新たな知識や考え方が広がりそれがまた財産になると思います。
今回こういうやり取りができたこともまたいいきっかけだったと思ってます。
ありがとうございました。
posted by イダリア | 2008-01-15 21:20
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