2008年05月16日
姿勢改善のために有効なエクササイズ part2
さて、前回書いたことはサッカー選手の肉体・コンディショニング管理について普段私が考えていることと、今回の日本での滞在中に出会った「ピラティス」というエクササイズについてでした。 正直前回書いてからまた自分の頭で整理してみましたが思った以上にまとめ切れませんでした・・・。 なんとなく自分の中では少しずつ掴んだものがあったのですが、それを文章で説明しようとするとうまくできなくて、自分のアウトプットの能力のなさに嫌気がさします。 わかりにくい部分もあるでしょうが書き始めたことなので一応最後まで書いていきます。 今回の日本滞在中、日本での大学時代に知り合った、元ホワイトソックスルーキーリーグヘッドアスレティックトレーナー(現メディカルフィットネスクラブKフィット中之島ウェスト)の桑原匠司さんが日本人で初めてピラティスの国際指導者ライセンスを取得され、それを用いて一般人からアスリートまでの運動指導、コンディショニング管理を行っていると聞き、ピラティスを用いてどういったトレーニング指導をされているのか興味を持ち、桑原さんの指導現場を見学させて頂きました。 ピラティスというものに対して全く無知であった私ですが実際にそれを見て体験したところ、特別なトレーニングというよりはむしろ普段行っているストレッチや体幹の補強運動を正しい姿勢・呼吸方法を意識して行うとても身近なエクササイズだといった印象を受けました。 桑原さんは指導を行う前に相手の姿勢・歩き方などの特徴を見て筋肉のどの部分が弱いか、アライメントに異常がないかをチェックしそれに関わる部位にアプローチしたエクササイズを指導します。 つまり特別変わったエクササイズというよりは、本当に一般的なストレッチのようなもので、ただきちん狙った部位を刺激するための姿勢を意識したものでありました。 これを体験するといかに普段自分が行っているストレッチや補強運動が曖昧なものだったかを痛感させられます。 例えば一般的な「シットアップ」にしても単に座って身体を上げ下げするのでなく、どういった角度で体を起こすか、骨盤の位置はどうしなければいけないのか、それを正しい姿勢で行うことによって狙い通りの部位を刺激する。 また、ストレッチにしても単に間接を曲げるのでなく、どういった姿勢からどの方向に曲げていき筋肉を伸ばしていくのか、それによって刺激される部分がまったく変わってきます。 身体の表面にあり大きな筋肉であれば比較的簡単に行えますが、身体の内側の方の筋肉や小さな筋肉へのアプローチは本当に細かいとこまで気をつけないと効果がありません。 なので普段行っているような運動でもその姿勢とやりかたに注意して正しく行うことでかなりしんどい運動でした。(それだけ普段使われていないということ) 今回の体験、また桑原さんとした話の中から感じたのは、まず人間は日常生活のあらゆる原因から身体のあちこちに負担がかかりアンバランスな状態となっていて、その状態でさらにスポーツ選手は日常生活以上の大きな負荷をかける、それによって引き起こされる障害に苦しむ選手が多く、そういった障害を未然に防ぐための人間本来の姿勢を取り戻すことが重要なのでは?となりそのための手段としてピラティス等のエクササイズが有効であるといったことです。 姿勢が悪くても競技レベルの高い選手は多くいます。私もそのことから「姿勢を正すことが必ずしもいいことではないのでは?姿勢の悪いトッププレーヤーはたくさんいるじゃないか」といった考えを持っていました。 しかしおそらくそういった選手たちは姿勢やバランスが悪いなりにも技術(ここでは身体を動かす技術を指します)や筋力でそれを補っているのではと思うようになりました。 つまりセンスのある選手はバランスの悪い状態から強引にバランスを保つ状態にはもっていけるのですが、その分身体に負担がかかり故障しやすい。 そのために怪我で早期に引退する選手や、長年怪我に苦しむ選手が多いのではと。 逆に姿勢が悪くても寿命の長い選手は元々そういった強靭な身体に生まれたのか、もしくはその姿勢の悪さからくる身体への負担の管理が徹底できてるのではないかと思うのです(自分のどこが弱いか自分で把握しそれを管理できている)。 「よい姿勢」といってもスポーツによっても競技によってどういった姿勢が一番「よい姿勢」か一概には言えません。それぞれ異なると思います。 ならばゆがんだ状態からその種のスポーツに適した姿勢にもっていくのでなく、一度ニュートラルな状態に戻すことによって余計な負担を軽減しスポーツ障害の予防になると思うのです。 今まで述べてきたことはパフォーマンスの向上のためというより、「障害の予防」のための部分が大きいです。 このことによって各競技のパフォーマンスが向上するかどうかはわかりませんが、「怪我をして競技を続けられなかったら意味がない」というのが僕と桑原さんが最後に一致した意見でした。 そのための手段の一つとして、ピラティス等のエクササイズが存在しており(別にピラティスでなくても他の手段があるのならそれでもいい)、それを有効活用することでスポーツ選手のコンディショニング管理をうまく進めていけるのではと今回の経験から感じました。 しかしそのためにはもっと身体の構造(解剖の知識、筋・骨格・神経の働き等)について知らなければ正しい指導はできないというある意味当たり前のことを痛感させられました。 うまくまとめ切れずに自己満足のような形になってしまいましたが、自分の中では「姿勢改善」ということに関して今まで自分が考えてきたことに+αの考えがつきました。 最後にこの場をお借りしまして、お忙しい中お時間を作って頂きました桑原匠司さん、また突然の訪問にも関わらず見学させて頂いた「Kフィット中之島ウェスト」のスタッフの方にお礼を言わせて頂きます。
posted by イダリア |00:30 |
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姿勢改善のために有効なエクササイズ part2
どうも。イングランドでフィジカルコーチになるために大学で勉強しているものです。ピラティスとゆうものがあることを知らなかったので、興味深く読ませて頂きました。これからも定期的に読ませていただきます。
posted by Kazu | 2008-06-02 12:20
姿勢改善のために有効なエクササイズ part2
Kazuさん>
はじめまして。イングランドでフィジコの勉強されているんですね。是非いろいろと意見交換させて頂ければうれしいです。
ピラティスっていうのは一つの手段であって、ヨガだとかコアトレーニングだとか目的が似たようなものはいろいろとあると思います。今回はたまたまピラティスを体験することができてこれはうまく使えたら面白いと思いました。
イングランドでも何か面白いもの発見したら是非教えてください。
posted by イダリア | 2008-06-03 19:03
姿勢改善のために有効なエクササイズ part2
井田くん
わたしこそ、わざわざ大阪まできてくれてうれしかったですよ。
kazuさん。サッカー日本代表アスレチックトレーナーの山崎先生から、ドイツのワールドカップの際にイングランド代表がウォーミングアップとしてピラティスがつかわれていたようですよ。
またなにかありましたら、ご連絡ください。
井田くん。
お互いにまたがんばっていきましょう^^
posted by くわばらしょうじ | 2008-06-08 19:26
姿勢改善のために有効なエクササイズ part2
くわばらさん>
コメントありがとうございます。
とても興味深いお話本当にありがとうございました。
新しい発見もいっぱいあり非常に勉強になりました。
感じたことをうまくこの文章に表せきれてないのが悔しいです・・・。
また日本に帰国する際はお邪魔させていただきます。
お互いに頑張っていきましょう。
posted by イダリア | 2008-06-09 05:01


