2008年05月08日
おらが町のチーム
イタリアにはイタリアサッカー協会のリーグ戦がセリエAを頂点として10のカテゴリーが存在します。 その中でプロリーグとしてあるのはセリエA・B・C1・C2の4カテゴリーで、それ以下のリーグはアマチュアリーグとなります。 トップリーグのチームなんかはご存知のようにオーナー企業がチームを所有し経営していっているのですが、アマチュアチームはもちろんチームを所有する会長がいるもののチームを支えているのは各々の町の人々だったりします。 町のパン屋さん、お肉屋さん、不動産屋さん、それぞれの町の人々が少しずつお金を出し合いチームの運営を金銭的に支えたり、レストラン経営者なんかは選手の試合時の食事の提供、八百屋さんなんかは選手へ練習後にフルーツを差し入れしたりといろんな形で自分達の町のチームを支援しています。 正に「おらが町のチーム」がイタリアにはたくさん存在するのです。 これはイタリアにカルチョという文化が根付いており、カルチョにお金を投資する人がということを表しています。 また、自分達の町をこよなく愛するイタリア人の性格も関係していることでしょう。 最近は日本でもJチームだけでなく、各地域でJクラブを作ろうとするところが増えてきていると聞きます。 私の地元である岡山もそのひとつです。 実は今日本に一時帰国していて地元に帰って来ているために、地元のチームである「ファジアーノ岡山」の練習を見学に行きました。 4年前にJクラブを目指して作られたこのチームは昨年地域社会人リーグを勝ちぬき今年からJFLに参入、今年JFLで4位以内に入ればJ2への昇格が認められることになっています。 そして現在10節を終えて首位に立つという高調を維持しています。 正直私は岡山というお国柄、スポーツで成功する事は難しいとずっと思っていました。(こんな事言ったら怒られるかもしれませんが・・・) 昔から目立って盛んなスポーツもなく、野球でもサッカーでも身近にある広島や神戸などに比べて盛り上がる事もありませんでした。 しかしそんな岡山からこうしてJを目指し盛り上がっているクラブがあるということは地元の人間としてうれしく感じています。 偶然にも大学時代の後輩がこのファジアーノ岡山でプレーしている事もあり、彼と食事をしながらチームのことを聞いてみましたが、選手の10人以上はプロ契約選手(金銭的には恵まれたチームではないものの)、スポンサーは全て岡山県内の企業のみとしているらしく、また以前からJFLに所属している三菱水島よりも今や知名度も人気もあるそうです。(三菱水島は企業チームということもあるでしょうが) 自分の生まれ育った町、住んでいる町にこういった「おらが町のチーム」ができ地域を活性化させ、様々な地域にこういったクラブができていけば日本にもサッカーの文化がもっと根付くきっかけのひとつだと思います。 私は正直郷土愛というものがほとんどない人間だったのですが(苦笑)、少し地元のことを意識した今回の帰国でした。
posted by イダリア |01:50 |
日本サッカー |
コメント(1) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/idalia_calcio/tb_ping/46
この記事に対するコメント一覧
おらが町のチーム
私は2年前からファジアーノのファンクラブの会員になってます。昔は福田緑地公園(分かるかな?)のサッカー場で地べたに座って150人程度が応援してました。
今は桃太郎スタジアムで3000人は入るようになりました。年々一歩一歩着実に県内に浸透してきています。
うちの小2の息子もファジの影響でサッカーを始めてます。
posted by 天高OB | 2008-05-13 12:27



