2008年03月11日

日本人が西洋人に勝るもの

先週末はいつものチームとは違い、二つ下の年代の試合にトレーナーがいないということでそちらに派遣されて行って来ました。
いつも一緒にいるチームだけでなく他のチームの仕事も任せられるようになり、クラブに認められてきたうれしさと少しの自信がついていっています。

さて、この試合の行く途中に車で送ってもらっていたマネージャーの人との会話でで面白い話があったので紹介したいと思います。
彼は日本の文化や技術にとても興味があり、そして日本のそれらをとても関心していました。

アメリカなんかは機械が壊れるとその機械を捨てて新しいものを作る。一方で日本はその機械の故障の原因をさぐり、直して再び使う。ダメだったらはい終わりでなく、何でダメだったかを考えそれをより良くしようとする考え方がとても素晴らしいと彼は言っていました。

そこで私はある話を彼にしました。
それは以前ACミランの日本人トレーナーの方から聞いた話で、イタリア人のトレーナーやフィジオセラピスタは、例えば膝を怪我した選手がいたら膝しか見ようとしない。そこでその日本人トレーナーが足の裏や大腿部、腰なんかを見ていると「おい、こいつは膝が悪いんだぞ、わかってるのか?」って言われたそうです。
その方は膝を怪我するなら他の部位にも原因があるのではと思い(もちろん怪我をしている膝は見たうえで)他の部分からのアプローチをして見事にその選手の痛みを緩和させたそうで、それを見たイタリア人は大そう驚いてたそうです。

その話を聞いたイタリア人のマネージャーは、「それもさっきの話に当てはまるね。日本人は広い視野をもっている。悪いとこだけでなく、その原因がどこにあるのか見れる能力を持っている」って言ってました。

一つのことに専門的に強いことって素晴らしいことだと思います(実際にイタリア人のドクターはそれぞれの部位の専門化が多いそうです)が、広く見渡せる能力というのもとても重要なことだと思います。
なぜなら身体にしろ機械にしろ、それらは全て繋がっているからです。

広い視野や考え方を持ち全体を見渡せることは、日本人が西洋人に勝るとても素晴らしい能力だと思います。

posted by イダリア |05:08 | その他 | コメント(7) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
日本人が西洋人に勝るもの

突然の書き込み失礼いたします。
たまたま通りがかったブログで興味深い内容が書かれていたので。
自分は今22才で、アメリカの田舎町で生活をしているんですが、日々の生活の中で無意識に日本という文化を自分自身の中に感じられる事が多々あります。

広い視野や考え方を持ち全体を見渡せること

まさにその通りだと思います。
日常の中に転がっているほんのささいなことから奥深く考えられるという事は、日本人の特徴の一つかもしれませんね。色々な人種が集まっているこの町ですが、奥深さという点では日本人は秀でているかもしれません。やはりアメリカという文化が、ファーストフードや、ゴミの不分別等に代表されるように、どこか表面的なものの考え方をしがちだと思うので。だからこそ、よけい日本人の奥深さというものが際立って見えるのかもしれませんね。

当然の書き込み失礼いたしました。
大変興味深いトピックだったので、つい。

posted by rrrrr | 2008-03-11 06:33

日本人が西洋人に勝るもの

非常に興味深く拝読しました。日本人は歴史上の経験から管理人さんの仰るような広い視野と考え方(rrrrさんの「奥深さ」も付け加えさせていただきます)を身につけてきたと推測されます。そこでサッカーに関してですが、日本人の上記の能力はサッカー(のプレー)において十分生かされていないかもしれません。理由はいろいろあるのだと思いますが、一つにはこの能力がどちらかというと「沈思黙考」といいますか、じっくり時間をかけて判断するタイプのものだからということです。これに対してサッカーのプレーではスピードが要求されます。時間をかけた判断は役に立ちません。しかし日本人のこの能力はスピーディに行うことも可能なものだと私は考えます。ただしそのためには「思考の瞬発力」のようなものが必要になると思います。それは優れたサッカー選手ならば例外なく持ち合わせているものではないでしょうか。広く、深く、速く判断する。日本人は日本的にこれにアプローチし磨いていくべきではないでしょうか。具体性を欠いたコメントですいません。

posted by みつまめ | 2008-03-11 06:59

日本人が西洋人に勝るもの

木を見る西洋人、森を見る東洋人

posted by rara | 2008-03-11 09:01

日本人が西洋人に勝るもの

おひさしぶりです。
すっごくいいコメントがあってひさびさに驚かされました。勉強になりました。
わたしもまだ地域でサッカーを続けてる身分なので参考にさせていただきたいとおもいます。
ひとつのジャパンスタイルとなりえる
コメントだと思います。
まだまだ井の中の蛙だと自分自身感じるものが
ありました。機会があれば外にいってみたいですね。

posted by さっかー好き | 2008-03-11 17:05

日本人が西洋人に勝るもの

鎖国による東洋医学の発展、ツボ、指圧文化、西洋医学とは違う物ですよね、身体には連続的な連動性が全体に常にある、外科手術が無かったからこその独自の進歩ですね。
蹴鞠の文化を世界に見せてやりましょう(笑)

posted by 按摩さん | 2008-03-13 05:46

日本人が西洋人に勝るもの

rrrrrさん>

コメントありがとうございます。
同じく海外で生活している方の意見であり、やっぱり外に出てみてこうやって気づけることもあるんだなって思いました。
しかも自分がいる国のことだけでなく、自分が育った日本のことについてもいろいろ気づくことができるって面白いことですよね。

みつまめさん>

確かにサッカーのプレーにこの能力を置き換えると、みつまめさんの言うとおりかもしれませんね。
外国人と会話しててよく感じるのが、本当に展開が速いんですよね。
あれっと思ったらもう他の話題になってたり。
そういうところで私はやっぱ日本人なんだなとつくづく感じます。
じゃあサッカーに必要な速い判断(みつまめさんの言葉をお借りして「思考の瞬発力」)というものが劣っている(と思われる)日本人はそのためのトレーニングをしなければいけないですね。

raraさん>

上手い言葉ですね。
でも森を見れる東洋人はそれに満足するのでなく、1本1本の木を見ることも大切なことを忘れてはいけませんね。

posted by イダリア | 2008-03-13 20:56

日本人が西洋人に勝るもの

さっかー好きさん>

↑にも書きましたが、海外で感じることができるのはその国のことだけでなく、自分が育った国のことも改めて考えることができる、それがまたいいことだと思います。
短期間でももし機会があるのであれば是非外に出てみることをお勧めしますよ。

按摩さん>

特に鍼灸マッサージや柔道整復師などのような東洋医学を学んだ人は特にそういった全体的な見方(全ては繋がっているといった見方)ができると思います。
そしてそれは世界的にも認められるすばらしいものでもあります。
それをもっと世界に披露していけるようにできればいいですね。

posted by イダリア | 2008-03-13 21:01

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