2008年03月04日

タイミングと巡り合わせ

あっという間に3月に突入しました。
私がPerugia Calcioでお世話になり始めてもう半年近くが過ぎました。

イタリア3年目とはいえこのクラブにやってきたのは初めてで、クラブ側からしてみれば「なんだこいつ?」といった感じだったでしょうが、今はクラブの関係者、選手、そして選手の親御さん達にも顔を覚えられてとても居心地よく勉強させて頂いてます。

クラブに来た当初は「日本からわざわざイタリアサッカーを学びに来た青年」という感じで「偉いね」なんて言われてたものの、いくら体育系の大学を卒業したと言っても単なる研修生というか練習見学者のようなものであったのですが、あることがきっかけで自分のことを少しずつ認められていくことができました。

私は大学時代にサッカー部のトレーナーを務めていたこともあり、練習前に毎日クラブのトレーナールームを見学させてもらっていました。
このトレーナールームの責任者のトゥーフォは27年間Perugiaのトップチームのトレーナーとして働いており、中田選手のことももちろん知っています。

3年前から育成のトレーナー責任者となりここにいるのですが、彼の仕事を毎日見学させてもらっていたある日、トゥーフォが急用でトレーナールームを離れていた際に1人の選手がバンテージを巻いてもらうためにトレーナールームにやってきました。
「トゥーフォは今出てるよ」と言ったらとても困った様子でいたので「俺がやってあげるよ」といって私が代わりに選手にバンテージを巻いてあげました。

選手も喜んでくれて私も満足していたのですが、その次の日にはその噂がクラブに伝わり、トゥーフォから「今日から俺の仕事手伝ってくれ」と言われました。
ほんの些細なことですが、これが初めてイタリアのサッカー現場で自分のことを認められた時でした。そしてまた今まで日本で学んだことが活きた時でもありました。
今では毎日の練習前の選手のケアだけでなく、試合時にトレーナーの人数が足りない時はベンチ入りもさせてくれるようになり、トゥーフォからは「来年も俺の仕事を手伝ってくれ」と言ってもらえるようにもなりました。

以前ACミランの日本人トレーナーの方と話をさせていただいた際にその方も言っていたのですが、仕事を得たりするにはタイミングと巡り合わせが必要で、そのトレーナーの方も日本でイタリア人選手と知り合いイタリアに渡り、ちょうどいいタイミングでミランの医療スタッフのが変わりそこに入ることができ、それからトップチームのスタッフに欠員が出たところでヘルプとして行ってた際に鍼灸の治療が何人かの選手に認められてそのままトップで働いているということでした。

そういったタイミングや巡り合わせっていつ来るかわからないものです。
しかしそれがいつ来てもいいようにしっかりと今出来ることを学んでおき、その時が来た時にそれを発揮できるようにしておかなければいけません。

これからまたどんなタイミングでどんな巡り会わせがやってくるかもしれません。
その時のためにもしっかりと準備をしておきたいと思います。
tufo


posted by イダリア |19:37 | その他 | コメント(2) | トラックバック(0)
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タイミングと巡り合わせ

>これからまたどんなタイミングでどんな巡り会わせがやってくるかもしれません。
>その時のためにもしっかりと準備をしておきたいと思います。

本当にその通りだと思います。
人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)という言葉があるように、何がどう未来に作用するかわかりませんから、その時その時のベストを尽くすしかありませんよね。

私も、現在指導している子供たちが、私との出会いが良い巡りあわせだったと思えるような指導者になれるよう頑張りたいと思います。

posted by hao80 | 2008-03-04 21:36

タイミングと巡り合わせ

hao80さん>

指導者として最高の喜びの一つとして、指導した選手達が自分の指導から何かを得て、自分と出会えてよかったと思ってもらえることでしょうね。
私もそんな指導者になれるように頑張りたいと思います。

posted by イダリア | 2008-03-08 01:56

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